真奈邸箱根

【所 在 地】 神奈川県・足柄下郡箱根町

【宿 泊 日】 平成31年06月21日(金)

【オフィシャルサイト】 https://hakone.club-manatee.co.jp/

【楽天トラベル】 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/137346/

【じ ゃ ら ん】 https://www.jalan.net/yad345256/

【一 休.com】 https://www.ikyu.com/00001987/

【るるぶトラベル】 https://rurubu.travel/A04/14/1406/140605/1438205/4309011/top.html

【近畿日本ツーリスト】 -----

【交  通】

    : 東名高速より小田原厚木道路〜箱根口IC〜国道1号線・箱根湯元経由〜宮ノ下
  鉄道 : 箱根登山鉄道・小涌谷駅より徒歩8分 / “箱根登山バス” または “伊豆箱根バス” で 「蛇骨野」 まで → 徒歩1分
  送迎 : 箱根登山鉄道・小涌谷駅から送迎あり (要連絡)

 一言で箱根と言っても範囲は広いんっすが、この宿があるのは宮ノ下と小涌園の中間くらい。 最寄り駅は箱根登山鉄道・の小涌谷駅となります。 そこから歩いて8分くらいということなんっすが、駅から宿は下り坂なのでまだいいとして、反対方向はちょっと大変そう。 が、大丈夫。 送迎サービスがあります。 「小涌谷駅」 にご到着後、お電話いただきましたらお迎えに参ります…だそうです。 が、そんなものに頼らなくても、普通に路線バスを利用したほうが便利かと。 蛇骨野(じゃこつの?)というバス停から、徒歩1分。 ほぼ、目の前っす。 なんとなく邪悪そうな名前のバス停で、実際、周囲には店なども見当たらない陰険そうな地でありますが、小田原駅もしくは箱根湯本駅から1本で行けるので、とっても便利。 そのまま元箱根方面にもバス1本で行けるので、とっても便利。 箱根登山バス (小田急系のほう) でも、伊豆箱根バス(ジャングル大帝レオのほう) でも、どちらでも大丈夫っす。 車の場合でも、国道1号線沿いっぽいので、楽勝っぽい? が、この付近の1号線というのは道がクソ狭くて陰険そうな雰囲気が漂っていたりするので、個人的にはあまり近寄りたくはありませんな。 が、駐車場には普通にクルマがたくさん止まっていたので、大丈夫なんじゃyね? そんな気がしないでもありません。

【地  図】  アクセス

 地図に関しては、オフシャルサイトを参照。

【駐 車 場】 15台くらい・無料 (部屋数:19室 )

 で、その駐車場なんっすが、ざっと見た感じ、15台くらいは大丈夫そう? 部屋数と比較して、微妙に不足しているような気がしないでもないんっすが、周囲に広い平地を確保出来そうにもない蛇骨な地なので、ま、しょうがないよね。 そんな気がしないでもありません。

【あらすじ】

 詳しくは ここ 参照。 どこに行きたいか、というより、どの宿に泊まりたいか。 そっちの観点で検討した結果、1年前に行ったばかりで新鮮味は無いけど、ま、箱根でいっかぁ…と。 で、とりあえず押さえてみた宿も、今ひとつ決め手に欠ける感があって、僕の心の中で、今ひとつ盛り上がりに欠けていたんっすが、直前になって、安くて、よさげな宿 = ここが空いているのを発見して、気分が高まって、うぉぉぉぉぉ!

【料  金】 20,300円 (消費税・サービス料込) 【直前割!最大30%OFF/最大@9150円OFF】「祝令和プラン」 源泉掛け流し 半露天または内風呂付スイート (ツイン) 1泊・2食付

 源泉掛け流しの半露天風呂が付いたスイートで、2食付き 20,300円って、めっちゃ安いやん! スイートといっても、ただ甘いだけで、アリが集 (たか) っているような部屋かも知れないし、場合によっては半露天風呂ではなく、内風呂が付いてるだけかも知れませんが、予約なしで無料で使える貸し切り露天風呂も3箇所あるみたいだし、よさ気なところが見つかって、気分が高まって、うぉぉぉぉぉ!

【フロント】

 とまあそんなこんなで、到着〜。 崖のようなところに建っているので、道路から見ると平屋の建物っぽいんっすが、実はそこが5階であるという、そういう構造になっております。 入口から入って、フロントのほうに歩いていくと、ロビーの椅子に座るように促されて、そこでチェックインの手続きが行われます。 ウェルカムお茶も出ます。 が、お茶菓子は出ません。 その辺り、ま、値段相応かな…と。 その後、係のお姉さんが部屋まで案内してくれるんっすが、荷物は自力で運搬するシステムのようで、その辺り、ま、値段相応かな…と。 係のお姉さんが部屋の中まで来て、それなりの案内をしてくれるんっすが、お茶を入れてくれるサービスはなくて、ま、それはウェルカムのほうで済ませているし。 サービスとしては値段相応だし、個人的にはこれくらいのほうが気が楽で、いいかな? …と。

【部屋・設備】

 案内された部屋は5階、すなわち、フロントからは上がりも下がりもせず、まっすぐ平行に移動するだけのフロアの突き当たりでありました。 この宿の部屋には箱根の地名にちなんだ名前が付けられているんっすが、僕に割り当てられたのは 「宮ノ下」 。 ま、無難っすな。 この宿に関するブログを探して読んでいたら、案内された部屋が 「姥子」 という名前で、微妙…。 そんなことを書いてるギャルがおりましたが、宮ノ下なら、バレーボールの宮下遥っぽくて、エエやん♪ 桑名出身なので応援しているんっすが、最近、あまり名前を聞かないような気がして、残念。 もしかしたら瀬古利彦以来かもしれない、地元出身のオリンピック選手として、活躍を期待したいところなんっすが、で、 「宮ノ下」 のお部屋はというと、

寝室♪ 小上がり♪

 ベッドルームと畳の小上がりという編成。 この2つが揃っているので、一応はスイートだよね? そういう宿側の判断なんっすかね? 僕としては特に不満はないんっすが、ちなみにスイートにも、いくつか種類があるみたいで、えーと、 ここ 参照。 源泉掛け流し 御影石内風呂または檜内風呂または檜半露天風呂・デイベッドまたは畳の小上がり。 この区分だと、 「デイベッドまたは畳の小上がり」 の、デイベッドではないほうでありますな。 ま、この部分に関しては、別にどっちでもいいかぁ。 そんなふうに思っていたんっすが、で、その畳の小上がりから見える景色はというと、

窓から見える絶景♪

 うーん、まあまあ? 綺麗な渓流 = 蛇骨川のせせらぎが見えるんじゃね? そんなふうに期待していたんっすが、基本、山の景色が目の前に広がっている感じで、見下ろすと、遥か下のほうにプチ公園のようなものがあるな…と。 でもまあ、この 「遥か下のほう」 というのが、ちょっぴり宮下遥っぽくて、いいかな? …と。 で、 “水回り&風呂の部” のほうはというと、

水回り♪ 檜半露天/丸♪


 うぉぉぉぉぉ! これは恐らく、 (源泉掛け流し 御影石内風呂または檜内風呂または檜半露天風呂) の区分のうち、檜半露天風呂というヤツっすよね? 当りやん♪ 露天風呂付き客室に付いている露天風呂が、ベランダに小さな瓶 (かめ) みたいなのを置いてみただけ。 そういうタイプだったりすると、ちょっとガッカリなんっすが、今回のお部屋の場合、半露天とは言え、ちゃんとした風呂場に、立派な檜風呂が備えられているな…と。 しかも、源泉掛け流し。 自分で蛇口を捻って湯を貯めるタイプだったりすると、面倒臭くて、かなりガッカリなんっすが、今回の風呂は、いつでも適度な温度のお湯で満たされていて、エエやん♪ 去年、どうせ会社が金を出してくれるんだし、無駄に贅沢してやるぅ! …というので泊まった ここ は、部屋の露天風呂に関して言えば、値段の割に、ちょっと今ひとつだったんっすよね。 もうひとつの こっちのほう の部屋の露天風呂は、なかなかよかったんっすが、今回は、去年の2つの宿の中間くらいの出来っすかね? 2万円という料金からすれば、出来杉くんだよね? そのように評価していいのではなかろうかと。 ちなみに、ここの温泉は宮ノ下温泉ではなく、底倉温泉のナトリウム塩化物泉というものなんだそうっす。 無色透明で、素人目には、ただの湯なんじゃね? そんなふうにしか思えなかったりするんっすが、湯口にはちゃんと析出物らしきものが固着していたし、湧出口泉温は51℃とのことで、ちゃんとした “温かい泉” であるな…と。 で、この部屋、途中で気が付いたんっすが、

小上がりスペースのこっちにも窓があることが発覚♪ 張り出して宙に浮いてる気分♪

 畳の小上がりのスペースのこっち側のほうもガラスになっていたんっすな。 ロールカーテンを開けると、開放感抜群! というか、この部分だけ建物から出っ張っていて、宙に浮いちゃってるような感じがして、超高所恐怖症な僕としては、何か、落ち着かねぇ…。 ま、寝転んでいれば下は見えなくて大丈夫なので、起きている間、ほとんどの時間はここでゴロゴロして過ごしていたんっすけどね。 で、もうひとつ、半露天風呂のあるテラスみたいなところのブラインドを開けてやると、

半露天風呂と小上がりスペースの間のブラインドを開放♪

 畳の小上がりのスペースから風呂場が丸見えになっちゃうことが判明。 露出趣味と覗き趣味、どちらの趣向にも応えることが出来る、素晴らしい構造でありますな。 で、この写真、風呂のところに誰か立っているのが、写ってるんじゃ? そんなふうに見えちゃうかも知れませんが、畳の小上がりのスペースでカメラを構えているサバくんがガラスに映り込んでいるだけっす。 安心して下さい、 (パンツは) はいてますよ!

【風  呂】

 で、先述の通り、自室の風呂以外に、無料の貸切露天風呂が3つ。 んーと、 ここ 参照。 チェックイン後、早速、そのうちの1箇所に浸かってみることにしました。 一番手前の “牡丹” というタイプ。 お客様のプライベートをお守りするため、正面には国道1号線からの視線避けのブラインドを設置、開放斜め天井には正面上部施設からの視線避けの目隠しボードを設置しております。 開放斜め天井の目隠しボートは横方向にスライドできます。ご自身の居場所に合わせてご調整ください。 そういう造りになっていて、開放感が今ひとつな “半露天” な状況ではあるんっすが、国道1号線からの視線避けというか、山の上のほうに白い建物があって、そこから覗かれたい放題になっちゃうような? いちいちご自身の居場所に合わせて目隠しボートは横方向にスライドさせるのも面倒だし、視線が気になるギャルは暗くなってからの利用が賢明かも知れません。 が、ぜんぜん気にならない僕はブラインドも全開にして、露天気分を満喫。 浴槽の広さは、4m2(一般的なユニットバスの浴槽の3.1倍)で、広々としているし、湯加減も適温で、超気持ちいい〜♪ ここが自由に使えるなら、半露天風呂や内風呂が付いてない普通の部屋でも、ぜんぜん大丈夫かも知れません。 ま、あっちのほうは湯に浸 (つ) かるのと同時に、優越感に浸 (ひた) るという、そんな一面もあったりするんっすけど。 で、貸切露天風呂の他に、男女別の普通の浴場もあったりします。 ギャルもしくはオバサンのほうが優遇されるようで、

 中浴場 大風呂(男湯) / 大浴場 大風呂(女湯)

そういった差別がされていたり。 必要性は感じられなかったんっすが、せっかくなので、中浴場 大風呂 (男湯) のほうを覗いてみたところ、他に誰もいなくて、貸切状態。 ラッキー♪ 確かに中浴場という規模なんっすが、中風呂ではないくらいの広さはあるし、サウナがあるというのも、貸切露天風呂にはないアドバンテージではなかろうかと。 ただ、サウナはあっても水風呂がないので、それを不満に思う人がいるかも知れませんが、とりあえず、風呂の部門に関しては、なかなか充実した宿であるな…と。 そのように評価していいのではなかろうかと。

【夕  食】

 で、続いては、夕食の部です。 18時開始もしくは20時開始の2択制。 18時は早過ぎる気がするし、20時はちょっと遅すぎる気がするし、個人的には19時か、19時半開始というのがベターなんっすが、ま、しょうがないっすな。 で、遅いほうの部を選んでおきました。 メニューのほうは、オフィシャルサイトによると、

(春のお献立)

〜前菜〜 旬菜の盛り合わせ バーニャ風味噌、デイップソース、藻塩
〜前菜〜 旬菜の盛り合わせ 北寄貝と浅月の辛子味噌、イカ蕨焼き、独活梅煮、こごみ胡麻和え、蚫やわらか煮 天豆艶煮 蕗の薹田楽
〜お椀〜 蛤の山吹寄せ うぐいす仕立て片栗菜、蕨、花弁百合根
〜造り〜 お造り三種盛り桜鯛 鮎魚女、メジ鮪、芽物一式、春爛漫盛
〜台の物〜 春野菜と白魚の玉〆
〜強肴〜 特選黒毛和牛と筍の挟み焼きもろ味噌、針野菜、葉生姜、あしらい
〜食事〜 桜海老と春野菜の炊き込み御飯、赤出汁、香の物
〜水菓子〜 箱根豆乳のムース、季節のフルーツ添え

こんな感じ。 個人的には、北寄貝と、蚫やわらか煮と、桜海老の炊き込み御飯が、いらんなぁ…と。 魚貝類の類、中でも貝類があまり好きじゃないんっすよね。 じゃ、 「蛤の山吹寄せ」 もアカンやんけ。 そう思われるかも知れませんが、ハマグリは桑名の名物なので、郷土愛が勝って、大丈夫。 で、貝類ではないんっすが、桜海老。 これも曲者。 身だけならいいんっすが、殻の部分が嫌なんっすよね。 そんなものを御飯に炊き込むとか、嫌がらせか? そう思わずにはいられませんが、オフィシャルサイトを見る限り、アレルギーならまだしも、好き嫌いに関しては、ワガママを聞き入れて貰えそうにない空気が感じられたので、ま、我慢して食うか、最悪、御飯だけは残しちゃうか。 食べ物を残すことに関して、罪悪感が半端なかったりするんっすが、エビの殻なんか炊き込んじゃうからアカンのや! まったく、余計なことをしやがって…。 こと点だけがちょっと気がかりだったんっすが、いざ、蓋を開けてみたら、

お献立♪

 メニューが更新されてるやん♪ ちょっと見にくいかと思うんっすが、新生姜御飯に変わってるやん。 ラッキー♪ が、その替わり、 「蛤の山吹寄せ」 が 「すっぽん仕立て」 というのになってもーとる…。 僕は魚貝類がアカンのっすが、スッポンというのも、ちょっと…。 食べたことはないんっすが、亀とか、食う気がしねぇ…。 まったく、余計なものをお椀にしてくれましたなぁ。 ま、嫌なものが早めに出てくるのは不幸中の幸いなんっすが、スッポンさえさっさと片付けてしまえば、後はもう、パラダイスっすからね。 んなことで、まずは “座附き” と “前菜” 。 懐石料理で “座附き” などというカテゴリーは、初めて目にしたような気がするんっすが、この宿の飯のウリは新鮮なお野菜なんだそうっすが、それがここで登場することになります。

座附き&前菜♪

 〜座附き〜 料理長こだわり野菜の自家製バーニャカウダ (味噌仕立て)

 〜前菜〜 旬菜の盛り合わせ 野菜のパフェ、青梅ワイン煮、穴子笹寿司、独活田楽、もろこし真丈、甘長唐辛子煮浸し

 奥に見えている山盛りの生野菜が、それ。 塩か、ドレッシングか、もしくは自家製バーニャカウダ (味噌仕立て) とやらを付けて食え。 そういった趣旨のようでありますが、はにゃ〜、バーニャカウダ って、な〜に? 最近、わりとよく目にする食べ方であるように思えるんっすが、んーと、バーニャ・カウダはイタリア・ピエモンテ州を代表する冬の鍋料理である。  ピエモンテ語で 「バーニャ」 は 「ソース」 、 「カウダ」 は 「熱い」 を意味する…と。 なるほど、要は熱いソースなんっすな。 実際、ソースらしきものが固形燃料で地味に加熱されているんっすが、 (味噌仕立て) という事は、名古屋ではお馴染みの 「つけてみそ、かけてみそ」 みたいなもん? で、何気なく、野菜に “つけてみそ” して食ってみたところ、え、何これ? めっちゃ美味いやん! 個人的に野菜など、あまり好きではなかったりするんっすが、これならいくらでも食べられそうな気がしますな。 中には、これを生でカジらせるのって、何か間違ってるんじゃね? そう言いたくなるような、めっちゃ堅くて無駄にデカい、謎の食材もあったりしたんっすが、こりゃ、当たりであるな…と。 食器を下げにきた係のお姉さんに 「美味しかったですかぁ?」 と聞かれたんっすが、素直な心で 「美味しかったっす!」 と、即答するに値する出来であったな…と。 「特に、コレっ♪」  バーニャカウダ、指差し。  「美味しいですよね! あちらのお客様も、美味しいって言ってましたぁ♪」  僕と、お姉さんと、あちらのお客様の心がひとつになった瞬間でありますが、で、前菜のほうにも “野菜のパフェ” なんてのが。 個人的には、あまり得意でない珍味の類を出されるより、よっぽどマシかと。 珍しい味とか、誰も求めてないんや! 普通の味でエエんや!

 ちなみに、お食事は 「レストラン早川」 というところで食べることになります。 目の前に流れているのは早川ではなく、その支流の蛇骨川だったりするんっすが、さすがに「レストラン蛇骨」 という名前にするのは躊躇した模様。 その名前だと、すがきやのラーメンみたいに、蛇でスープの出汁を取ってるんか? …とか、あらぬ疑いを掛けられそうっすもんね。 基本は4人掛けのテーブルなんっすが、隣の席とは半透明のカーテンみたいなので隔離されていて、半個室…とまでは言えないまでも、三割三分個室みたいな感じ。 僕は遅いほうの部を選んだので、両隣とも空いていたのでよかったんっすが、誰かいると透けて見えたりするので、ちょっと気になるかも知れません。 席に着いた時、お飲み物はいかがなされるかの問い掛けがなくて、どうやら、自力で呼び出しベルを押して、係の人をお呼び出しして注文するシステムのようっす。 ディナータイムは誰もが一度は耳にしたことがあるスタンダードジャズ、ブレックファーストタイムは小鳥が囀り朝の爽やかな軽音楽。 そのような事が書かれていたんっすが、確かに夜の部では、僕でも知ってるようなスタンダード・ナンバーが聞こえておりました。 ただし、オスカー・ピーターソンとかが流れている訳ではなく、大須賀平太さんとか、そういう謎の日本人がジャズっぽく演ってるだけなんじゃね? そういった感じのアレだったのは、ま、予想通りであるな…と。 で、続いては、

お椀♪ 造り♪

 〜お椀〜 すっぽん仕立て。 丸豆腐、姫竹、かもじ葱、しめじ

 〜造り〜 山葵葉盛り。 ふっこの洗い、生鮪、芽物一式

 僕の恐れていた 「すっぽんでございます。」  うわぁぁぁ、亀、来たぁぁぁ…。 が、蓋を開けてみても別段、スッポンの頭らしきものは見あたらず、食べてみても別段、カメ臭さは感じられないし、警戒していたわりにはちょっと拍子抜け。 どの辺りが “すっぽん仕立て” だったんすかね? もしかしたら具材ではなく、お椀そのものが、便所が詰まった時に使う “スッポン” だったとか? やや釈然としないものがあったんすが、ま、普通に美味しかったから、いっかぁ…と。 で、続いて、造り。 御献立では “ふっこの洗い” となっておりますが、係のお姉さんは 「スズキでございます。」 と言ってたような? ふっこの不漁でメニューが変更になったのか、あるいはお姉さんの名字が鈴木で、自己紹介しただけなのか、真意は定かでないんっすが、食ってみても、ふっこなのかスズキなのか、よく分からん…。 でもまあ、ま、普通に美味しかったから、いっかぁ…と。 で、続いては、

温物♪

  〜温物〜 鰻饅頭、いんげん、パプリカ、針葱、木の芽、粉山椒、なめこ餡

 言うほど、ウナギちゃうやろ。 …と、あまり多くは期待していなかったんすが、食べてみたら思いのほか、鰻の蒲焼きの味だったりして、美味しい♪ 魚介類の中でも、ウナギはぜんぜん大丈夫なんっすよね。 子供の頃はあまり好きではなかったんすが、これは恐らく、サバ家ではもっぱら、蒲焼きではなく “煮ウナギ” という調理法だったのがアカンかったのではなかろうかと。 寺町の鰻センターで生のウナギを買ってきて、蒲焼きは難しいからという理由で煮られちゃってたんっすよね。 少し大人になった頃、店で蒲焼きを食べて、イケるやん! そう、開眼した次第でありますが、で、続いては

強肴♪

 〜強肴〜 黒毛和牛、季節野菜のサラダ仕立て、バルサミコドレッシング

 肉、おお! 牛肉、おおおお! 黒毛和牛。 うおおおおおお! …の、サラダ仕立て? ん? 調理法が何だかめっちゃ物足らなさそうで、実際、肉のボリューム感は今ひとつだったんっすが、肉そのものはめっちゃ柔らかくて、美味ぇぇぇぇ♪ かなり脂っこい感じなので、分量的にもこれくらいが適当かも? で、添えられている野菜サラダがさっぱりしていて、絶妙なバランスであるな…と。 で、

食事♪

 〜食事〜 新生姜御飯、赤出汁、香の物

 御飯も生姜でさっぱりしていて、桜海老の殻を炊き込まれるより、全然よかったな…と。 で、最後の締めは、

水菓子♪

 〜水菓子〜 南瓜プリンと旬のフルーツ添え


 The・かぼちゃプリンっすかぁ…。 個人的には、同じウリ科ならカボチャよりもメロン、同じプルンプルン系ならプリンよりもゼリーのほうが好きなんっすが、食べてみたら普通に美味しかったので、いっかぁ…と。 んなことで、夕食は以上っす。

 で、部屋に戻って、しばらくゴロゴロして、部屋の風呂に入って、畳の小上がりのところでダラダラして、もう一度、部屋の風呂に入ったりして、んなことで、箱根の夜は以上っす。

【朝 風 呂】

 で、起きて、とりあえず貸切風呂に行ってみることにしました。 3種類のうち、昨日とは違うところが空いていたので、そこに入ってみることにしたっすが、基本的な造りは同じようなものなので、ま、どちらでもダリウスやな…と。 高校の時の世界史の教師が、 「ダリウス1世、ま、ダレイオスとも言いますけど、どちらでもダリウスですね。」 と、今ひとつよくわからなあことを言っていて、以来、僕の中で 「どちらでも」 と言えばダリウスな 公式が出来てしまったんっすが、で、続いては、

【朝の散歩】

 オフィシャルサイトに 「散策路・箱庭への出入口」 お履き物と傘をご用意しております。 ご自由にご利用ください。 そのように書かれていたので、お履き物 = 安っぽい外履き用スリッパと、小雨が降っていたので傘もご利用させて貰って、散策路とやらを散策させて頂くことにしたんっすが、

渓流 (その1)♪ 渓流 (その2)♪

 おお。 段々の滝になってたり、渓流っぽくなっていたりして、エエやん! 蛇骨川、イケるやん♪ が、川のすぐ近くまで降りていけるワケではなさそうで、距離も思ってたより短くて、すぐ引き返して、今度は箱庭とやらのほうに。 これ、部屋から見えていたところっすよね? 位置的には恐らく、貸切露天風呂の目の前。 そんなところをウロウロしていたら、覗き目的としか思えないに違いないので、自粛を余儀なくされて、

【朝  食】

 んなことで、朝食っす。 前の日の夜と同じ席に案内されたんっすが、右側の席に一人旅のお姉さんらしき人が透けて見えておりました。  お陰で、ちょっとだけ緊張を強いられたんっすが、で、食べ物のほうはこんな感じ。

朝食 (その1)♪ 朝食 (その2)♪

 生野菜がたくさんコップにぶち込まれている以外は、ま、標準的な旅館の朝メシやな…と。 鮭だか鱒だかの切り身がけっこう分厚くて、その点はよかったな…と。 写真右側は固形燃料を使った野菜の蒸しものなんっすが、ん? もしかして、鶏肉も入ってる? 一瞬、喜んでしまったんっすが、よく見たら、湯葉やんけ! でもまあ、よく考えたら鶏肉なんか、どこでも食えますもんね。 湯葉のほうが箱根っぽくて、よかったかも? そんな気がしないでもなくて、でもって、

デザート&お飲み物♪

 デザート & 珈琲 or 紅茶も付いて、とまあそんなことで、朝食は以上っす。 あ、開始時間は8時か9時かの選択制。 もしかしたら8時半というのもイケるかも知れません。 個人的には7時開始というのがベストなんっすが、遅めに設定しているのは、ゆっくりしていってね!! そういう、親心 (?) のようなものなのではなかろうかと。

【旅 立 ち】

 んなことで、ゆっくりして、部屋の風呂に何度も浸かって、これでもう、十分に元は取れたような気がするので、チェックアウトして、おしまい。

【総合評価】

 この値段で、この部屋 & この料理なら、文句の付けようがありません。 生野菜まるけの夕食も、この宿の個性として評価していいのではなかろうかと。 味噌仕立てのバーニャカウダは名物料理として定番化されることを、熱く希望。 至れり尽くせりのサービスは期待出来ず、むしろ放置され気味だったりするんっすが、そのほうが気楽だという人もいるだろうし、んなことで、☆☆☆オススメ☆☆☆


INDEX
BACK NEXT