仙石原温泉 きたの風茶寮

【所 在 地】  神奈川・県足柄下郡箱根町

【宿 泊 日】 平成30年06月15日(金)

【オフィシャルサイト】 http://www.kitanokaze-saryou.com/

【楽天トラベル】 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/137410/

【じ ゃ ら ん】 https://www.jalan.net/yad362555/

【一 休.com】 https://www.ikyu.com/00001768/

【るるぶトラベル】 https://rurubu.travel/A04/14/1406/140607/1438211/4313024/

【近畿日本ツーリスト】 -----

【交  通】

    : 東名高速・御殿場ICより20分
  鉄道 : “箱根登山バス” で 「仙郷楼前」 まで → 徒歩1分
  送迎 : なし

 一口に箱根と言っても、その範囲はクソ広く、いくつかのエリアがあったりするんっすが、この宿は仙石原というところにあります。 何となく千石イエスっぽくて、あまりソソられるものがなかったりするんっすが、あと、昔、うちの会社にいた仙石さんとか。 電話を掛ける時に、 「仙石でぇーす。」 と名乗るんっすよね。 ま、名字が仙石だから当然なんっすが、何か、めっちゃ言い方が独特だったので、妙に記憶に残っております。 で、この仙石原というエリア、高速道路を利用する場合、御殿場インターから20分くらいなんっすな。 意外と近いやん♪ で、御殿場、いいっすよね。 御殿場、いたずら、大好き、かけっこ、スキップ、大好き♪ そう、キャンディ・キャンディも歌っておりましたが、お転婆、御殿場、五反田。 あと、小学校の同じ学年に、三反田 (みたんだ) という名前のヤツもいましたな。 僕は三反田を見たんだ。 …とか、よく言われてましたが、で、僕はバスを利用することに紫檀っす蛾、その場合、 “仙郷楼前” というバス停が最寄りとなります。 小田原と芦ノ湖の桃源台を結ぶメインの路線だとか、新宿から来る高速バスだとか、観光施設めぐりバスなんかも停まるので、とっても便利。 ガラスの森美術館だとか、ラリック美術館だとか、星の王子さまミュージアムだとか、湿性花園だとか、ポーラ美術館だとか、そこら辺を回る際の拠点としては、絶好のポジショニングであるな。 そのように評価していいかも知れません。

【地  図】  アクセス

 地図に関しては、オフシャルサイトを参照。 後はえーと…、特に書くことはありません。

【駐 車 場】 13台・無料 (部屋数:10室 )

 部屋数10室の、いわゆる “スモール・ラグジュアリー” ってヤツ? 何となくイメージは掴めるんっすが、正確な意味はよく知らなかったりするんっすけどね、ラグジュアリーって。 “スモール・ランジェリー” なら、小さなパンツとかやな。 それで概ね、正解だと思うんっすけど。 ということで、せっかくなので、ちょっと調べてみました。 luxury = 豪華さ、快適な状態、ぜいたくさ。 あ、なるほど。 で、部屋数が10であるのに対して、駐車場が13台分。 快適な状態であるものと思われ、何よりっす。

【あらすじ】

 詳しくは ここ 参照。 ま、要するに、勤続25年記念のリフレッシュ休暇で、会社が20万円まで旅行代金を出してくれることになったので、めっちゃ高いところに泊まったれ! …と、そういう魂胆だったりする次第でありますな。 …という企画の、 ここ に続く、第2弾。 で、その結果、

【料  金】 67,500円 (消費税・サービス料込) 温泉露天風呂付和室 (和室ベッド) 8畳+次の間8畳お約束プラン 1泊・2食付

 お値段のほうは、こうなりました。 1泊目が68,040円だったので、それに比べれば、ずいぶんとお値打ちでありますな。 和室ベッドというのは、畳敷きの部屋にローベッドを配したもので、最近、わりとよく見られますよね。 和室のほうが落ち着くんだけど、オッサンが布団を敷きに来たりするのは、どうも落ち着かん…。 そんなジレンマを解消する最適解でありまして、モダン和室というか、和モダンというか。 和モダン、ラマダン、段田男。 …と、この項目に関して、僕の言いたい事は、以上っす。

【フロント】

 んなことで、チェックイン。 実を言うと、朝の時点で一度、顔を出していたんっすけどね。 「あのぉ…、今日、予約している、さば (仮名) なんっすけど…。」 めっちゃ不審そうな顔をされました。 え、もう来たん? …みたいな。 「あのぉ…、荷物を預かって貰っていいっすかぁ?」 「あ、はいっ♪」 快く受け付けて頂けました。 で、何となく、勝手知ったる気持ちになっていたんっすが、そんなこんなで、チェックイン。 担当者はお兄さんだったんっすが、にこやか、爽やか、ステファン・マヤカ。 昔、そんな名前の駅伝の選手がいましたよね。 山梨学院大学でしたか。 今では、麻也加ステファンという名前を名乗っている模様でありますが、で、入館の手続きのほうは、ラウンジのソファーに座った状態で行われるというシステムになっております。 ジャズ・ピアノっぽい音楽が流れていて、めっちゃお洒落で、いい雰囲気。  おしぼりには北見のハッカ油が、どうのこうの。 そういうアレだったりして、スースーして、めっちゃ気持ちええやんけ♪ で、お茶は、とうきび茶。 確かにトウモロコシの味がしたりするんっすが、これが意外と美味しい♪ それはそうと、北見のハッカ油に、とうもろこし。 宿の名前も 『きたの風茶寮』 だし、何で、そんなに北海道やねん? …というと、実はここ、北海道でホテルや旅館を展開している野口観光というところが手掛けていると、そういうアレだったりするんっすが、それはそうと、このチェックインの手続きの際に、衝撃的な新事実が明らかになりました。 夕食の説明の際、唐突に言われたんっすよね。 「はい、こちらは今回、ご夕食の際に、毛ガニ一杯が付くプランとなっておりまして。」 え、そうなん? ネットで申し込んだ時、そんな話はどこにも書かれていなかったような気がするんっすが、毛ガニかぁ…。 好きな人なら、小躍りして喜ぶレベルのサプライズなんでしょうが、基本、カニって、そんなに好きではないんっすよねぇ…。 ま、カニの足4本くらいの酢の物なら、大勢に影響は無いんっすが、毛ガニ一杯ということは、胴体の部分も出てくるんっすよね? え、甲羅をカパッと開けると、中にはカニ味噌がいっぱい詰まっていたりするんっすよね? 僕は今まで、毛ガニは一度も食べたことが無いんっすが、噂によると、カニ味噌を食べるためのカニだという話があったりして、うーん…。 珍味が嫌いな僕としては、あんな得体の知れないもん、食いたくねぇ…。 この時点で、ちょっぴりテンションが下がってしまいましたが、旅館の人も、まさか毛ガニを出してガッカリされるとは、思ってもみなかったでしょう。 で、書き忘れましたが、ウェルカムお茶菓子は、地元の和菓子屋のお上品な逸品。 えーと、 これ っすな。 金時かのこ。 毛ガニの憂鬱を一時だけ忘れさせてくれる、そういったアレでありました。

【部屋・設備】

 で、その後、お兄さんに部屋まで案内されたんでしたっけね? その辺り、あまり記憶には残っていなかったりするんっすが、とりあえず朝の時点で預けた荷物のほうは、すでに部屋まで運び込まれておりました。 で、確約された8畳+次の間8畳は、どういうアレだったのかというと、

お部屋の様子 (その1)♪ お部屋の様子 (その2)♪

 居間と寝室。 そんな感じでありますな。 居間の向こうには縁側みたいなのがあって、椅子とテーブルは窓の向こうに設置されておりました。 で、寝室には2つのローベッドが。 和モダンやん♪ いやあ、二間もあると広々としていて、思わずニマニマしちゃいますな。 ところで、二間って、 “にま” なのか “ふたま”なのか、どちらの読み方が正解なんっすかね? もし “ふたま”のほうが正しいなら、ニマニマしている場合ではなく、フタマフタマしなければならなくなっちゃうんっすが、で、部屋付きの露天風呂のほうはというと、

客室の露天風呂っ♪

 おお、めっちゃいい感じ♪ お部屋はちょっとした庭に面しているんっすが、その庭の一角に、半透明のガラス(?)で、3方を囲った感じで設置されておりました。 湯船は2人でも入れそうな大きさで、洗い場も併設されております。 前の日に泊まった 『箱根小涌園 天悠』 の客室露天風呂は、とりあえずベランダに陶器っぽいのを置いてみました的な造りで、お湯のほうも、スイッチを 「ピッ!」 と押して、自分でお湯を張らなければならなかったんっすが、しかも、張ったら張ったで、めっちゃクソ熱くて、水をザーザーと追加してやらないと、とてもじゃないけど入れなくて、ぶっちゃけ、めんどい…。 そういうアレだったりしたんっすが、こっちのほうは恐らく、源泉掛け流し。 ほんのりと白濁しているし、本物っぽいやんけ♪ その 使い勝手に関しては、また後ほど検証するとして、で、縁側から見えるお庭はこんな感じ。

竹林のお庭♪

 いやあ、“竹林の七賢ごっこ” が捗りますな、こりゃ。 3世紀の中国・魏 (三国時代) の時代末期に、酒を飲んだり清談を行なったりと交遊した、下記の七人の称。 下記は省略しますが、そういった輩 (やから) でありますよね、竹林の七賢。 竹林に集って交遊したので、このように呼ばれるんっすが、賢いというだけで、世の中には何の役にも立たなさそうだし、一人で七賢役をこなすのは大変そうだし、実際のところ、 “ごっこ” はやらずに、ぼーっと眺めて過ごすに留めた次第でありますが、で、客室には露天風呂のほかに、普通の内風呂も完備されておりました。

客室の普通の風呂っ♪

 デカっ! 二人で余裕で入れる感じ。 七賢で入るには、さすがにかなり無理があるんっすが、七賢の人たちは賢いので、そんなアホなことはしないものと思われ、ま、無問題かな? …と。 で、こっちのほうの使い勝手に関しても、後ほど。 で、続いてはお茶菓子。 ラウンジでウェルカムお茶菓子が提供されたんっすが、それとは別に、ちゃんとお部屋菓子のほうも用意されておりました。

お茶菓子♪

 しかも、二種類。 二種類だと、七賢の間で取り合いになるやんけ! そう、懸念する人もいるかもしれませんが、七賢の人たちは賢いので、そんなアホな争いはしないものと思われ、ま、無問題かな? …と。 ていうか、七人で泊まれば二種類のお菓子が七人分用意されることになると思うので、下々の人間が余計な心配をする必要はないんっすが、で、二種類のうちのひとつめは 「ざっこくじゃがぽりん」 。 雑穀とジャガイモの、ぽりんとした食感のお菓子で、いかにも北海道っぽくて、美味ちい♪ で、もうひとつのオリジナル和菓子っぽいのは、きんつば? そういった系統のアレでありました。 ま、好きな人には嬉しいんでしょうな。 個人的にはさほど好きではなくて、「きんつば」 って、 「たんつぼ」 よりはマシというレベルだよね? そういうアレだったりするんっすが、で、チェックイン時に茶&茶菓子が振る舞われたラウンジ。 ここはアレです。 朝7時〜夜9時までご自由にお飲み物をお召し上がりいただけます。 当館オリジナルのコーヒー豆を使ったコーヒーマシン、オレンジジュース、紅茶などがございます。 そういうシステムになっていたりします。 おお、気前ええやんけ! で、おすすめは、北海道のハスカップジュースと、梅ワインでございます。 オフィシャルサイトには、そんなことが書かれていたりするんっすが、え、そんなん、あったん? 普通の葡萄のワインを1杯飲んで、それで酔っ払って、すっかり満足して、飲み損ねてしまいましたなぁ、ハスカップジュース。 美味いんっすかね? あまり、美味しそうなイメージは無かったりするんっすけどね、ハスカップ。 歯の隙間に貝柱の干したやつが、はさかった。 そんなオッサンのイメージしかなかったりするんっすが、なんか、蓮の葉っぱっぽい味がしそうだし。 どうせ、大して美味くないよね? 飲み損ねても、ぜんぜん悔しくなかったりするんっすが、ま、酸っぱい葡萄というか、蓮っ葉なハスカップというか。

【風  呂】

 で、続いては “風呂の部” っす。 この宿にはいわゆる 「大浴場」 というのが無くて、大きな浴場で、大いに欲情したい。 そういった向きの人にはちょっとアレなんっすが、全室が露天風呂付き客室となっているので、そっちのほうで賄え。 そういう方針でありますな。 それだけでは何か物足りない。 そういう人の為に、貸切露天風呂が無料で利用出来るようになっていたりします。 が、写真を見た感じ、部屋の露天風呂と大差は無さそうだし、予約を入れるのも面倒だし、ま、いっかぁ…と。 で、その他、有料ながら、貸切の岩盤浴もあるみたいっす。 個人的に岩盤浴って、さほど好きではなく、岩盤、乾パン、短パンの “世界3大・○○バン、もしくは、○○パン” の中でも、2番目くらいのソソられ具合だったりします。 ま、さすがに乾パンよりはマシやけど。 みたいな。 短パン姿のJCやJKと一緒なら、岩盤も大いに欲情しちゃいそうなんっすが、一人で熱い岩の上に寝っ転がってもなぁ…。 ということで、風呂に関しては、客室に用意されたものだけを利用することにしました。 写真に関しては、上記の 「部屋・設備」 のところを参照。 で、まずは露天風呂。 おそらく、厳選された源泉が惜しげもなく掛け流されているものと思われ、特に何もしなくても、いつでも “ややぬるめ” な湯で満たされていて、素晴らしいっ♪ その一言でありますな。 適温じゃなく、ややぬるめなのかと言われると、人によってはジャスト適温であると言えるかも知れず、で、もうちょっと熱くしたいとか、反対に、もっとぬるくしたい。 そんなニーズに応えられるシステムになっているので、まったく問題ありません。 最初が熱すぎると、熱くて入れんやんけ! …と、不満が募ることになるんっすが、ちょっとぬるいくらいなら普通に入れるし、で、入っているうちに熱くしてやれば、そのうちに適温になるし、いずれにしろ、客室露天風呂が “自分で湯を張らなくてもいいシステム” なのは、大きなアドバンテージであるな…と。 で、泉質とかに関しては、マニアではないので、あまり詳しくは分からないんっすが、微白濁・微硫化水素臭な感じで、ま、かなり “微” ではありますが、いかにも本物っぽいな! …という気がする、とってもいい湯でありました。

 で、一方の内風呂のほうはというと、確か、温泉では無かったと思うし、 “自分で湯を張らなければならんシステム” だし、ま、湯船がかなり大きいのはいいんっすが、その分、一杯になるまで、かなり時間が掛かっちゃうし、中に熱がこもって、蒸しサウナみたいになっていて、あまり長居が出来ないし、ま、あるのに使わないのは勿体ないし、せっかくだし。 そんな消極的な理由で、1回だけ入っておけば十分かと。 寒い冬とかの場合、こっちのほうで頭と体を洗うという用途には重宝するかも知れませんな。 その後で露天風呂のほうに入ろうとすると、全裸で部屋の真ん中を疾走しなければならなかったりするのは、ちょっとアレなんっすが、とまあそんなこんなで、風呂の部に関しては、以上っす。

【夕  食】

 で、続いては “夕食の部” っす。 今回のお料理のテーマは「夏に見る時々」でございます。お献立一つひとつに題名をつけており、お料理全体で夏折々の風景を表現しております。 北海道と箱根近隣の夏をお料理でご堪能くださいませ。 ということで、ジャンルとしては、和洋折衷な創作料理? で、月替わりではなく、季節ごとに中身が変わるみたいなんっすが、僕が予約を入れた時点では、オフィシャルサイトに掲載された献立は 「春バージョン」 でありました。 が、実際に出されるのは 「夏に見る時々」 のようで、何を食べさせて貰えるのか、実際に行ってみるまで分からなくて、ちょっとドキドキ。 で、毛ガニが付いてくるとか、そんな話、聞いてないしぃ…。 で、メインは 「白老牛サーロインのローストビーフと小田原地鶏のグリル」 若しくは 「北海道噴火湾本鮪のオイル焼きをパイ包み焼きと駿河湾産カマスのグリル」 よりお選び頂けます。 そういうシステムだったりするんっすが、肉か魚、どちらか好きなほうを選べるというのはいいすなぁ。 で、これ、チェックインの際に聞かれることになるので、予め心構えを決めておかないと、ちょっと焦ってしまうんっすが、ま、僕の場合、中身が何であれ、肉料理の一択なので、悩む必要は無いんっすけど。 ただ、アレっすな。 春バージョンは牛サーロインのステーキだったのに、ローストビーフになっちゃいましたかぁ。 個人的には肉料理の中では、もっともソソられない調理法だったりするんっすよね。 グリル料理もあるみたいなんっすが、今回は地鶏。 無論、特に不満はないんっすが、お値段的には 牛>豚>鶏 で、2ランクほど格下な気が…。 それなら、北海道噴火湾本鮪のほうが、遙かに高級そうな? あ、でも、魚料理のほうは、もう一品がカマスだしぃ…。 一瞬、鮪のカマ焼きかと思ってしまったんっすが、鮪、アンド、カマスなんっすな。 ま、やっぱ、肉やなぁ…と。 んなことで、夕食のコース、開始っ♪ 部屋食ではなく、食堂食でもなく、専用の個室で。 そういうアレなんっすが、最初から最後まで、専用のお姉さんがずーっとお世話をしてくれるシステムになっております。 で、まずは、

食前酒♪

 食前酒。 何かのカクテルっすかね? 二層に分かれていて、めっちゃオシャンティーなんっすが、お洒落を解しない三重県人のオッサンに出したりすると、「何か、とごっとるやん…」 と思われて、おしまい。 そんな事態になっちゃうかも知れない、 “諸刃の剣” な一品でありますな。 何かが沈殿する = とごる。 トゴール温泉とか、めっちゃ何かがとごっとる温泉としか思えなかったりするんっすが、幸い、僕はとってもお洒落に関心の高い三重県人のヤングな若者なので、 「あー、これはエエなぁ。」 と。 で、続いては、

前菜(アクション前)♪ 前菜(アクション後)♪

 前菜。 ここの料理、 “遊び心” があるというか、いちいち変なところに無駄に凝っているというか。 係のお姉さんがポエムのようなものを添えて、料理の説明をしてくれるんっすが、例えばこの前菜の場合、ガラスの容器の上に、大きな葉っぱが載っかっていて、その葉っぱの中にはジュレのようなものが入っていると。 「この葉っぱを、さっと抜き取ってください。」 で、言われた通りに、さっと抜き取ってみると、 “なんとかのジュレ掛け” みたいな料理が完成するという。 カップル、アベック、ペヤング、もしくは女子旅なんかだと、 「わぁ〜♪」 と歓声が上がり、オッサン同士の二人連れだったりすると、「・・・。」 一人旅の僕としても、ちょっとリアクションに困ってしまいますが、ま、料理そのものは、とっても美味しかったっす。 で、続いて、

旬菜♪


 写真のお料理は『朝靄』と題した旬菜でドライアイスで靄を表現しております。 奥のほうに見えている四角いガラスの容器が朝靄の演出用でありまして、ぶっちゃけ、一人旅の僕としても、思わず 「おぉ〜。」 と。 で、料理そのものは、普通に美味しかったっす。 で、続いて、

お吸い物♪

 お吸い物。 あるいは、スープと言ったほうがいい、洋風の汁物だったかも知れませんが、詳細に関しては、忘れてしまいました。 で、これ、見た目は普通の汁物でありますな。 お味のほうは、普通に美味したっかものと思われます。 で、次。

御造り(その1)♪ 御造り(その2)♪ お醤油♪

 御造り。 海老と、魚と、で、向こうのほうに見えているのは、ウニっすな。 個人的にウニって、あまり好きではなくて、というか、どうせ珍味やろ? 珍しい味というだけの話で、美味とは一言も言ってないし、見た目からして、とても食う気になれん。 そういうアレだったりしたんっすが、ある日、何かの拍子に食べてみたら、意外とイケるやん♪ …と。 僕の場合、苦手 = ほとんどが食べず嫌い。 そういう図式だったりしますからね。 で、今回のウニたんも、めっちゃ美味しい♪ で、そのウニの向こうにある青い綺麗なグラス。 これ、何や? …と思ったら、これも中身は普通に刺身なんっすな。 右側には白いホイップクリームみたいなのもあって、「ん? でざーと? ぱふぇ?」 期待に目を輝かせた幼女が、その正体を知ったら、ギャン泣きするに違いありませんが、甘いと思って嘗めた白いクリームが、実は塩味だったりするし。 通は刺身に醤油を付けない。 塩で食う。 そんな話を耳にしても、 「うるせぇ!」 としか思えなくて、醤油にどっぷりと浸して食う。 そんな反抗心が芽生えたりするんっすが、こんな塩ホイップを見せられたら、試してみるしかありませんよね。 で、食ってみたら、意外と美味ちい。 刺身に塩、イケるやん! で、普通に醤油もあるので、あくまでも塩を拒絶する硬骨漢も安心なんっすが、ただ、容器が無駄に凝っていたりします。 いちばん右の写真を参照。 これが醤油入れ。 上のほうがガラスのスポイトになっていたりします。 穴を指で塞いで持ち上げると、中の醤油を落とさずに持ち上げることが出来て、所定の場所に移動して、指を離して、醤油を投下。 おお、凄ぇぇぇ! 凄いけど、使い勝手は、今ひとつかな…と。 「やりたい、やりたい!」 目を輝かせた幼女に試させたりしたら、失敗してそこら辺を醤油まみれにしちゃうこと必至。 今ひとつ、幼女に優しくない宿でありますなぁ。 …と思ったら、小学生以下のお子様のご宿泊はご遠慮いただいているみたいで、あ、なるほど。 ということで、次。

毛がに♪

 毛ガニ。 ・・・。 好きな人ならめっちゃ嬉しいんでしょうが、個人的には、ありがた迷惑だとしか思えなかったりして、うーん・・・。 しかも、こんなめっちゃ立派なヤツが、まるまる一匹。 ま、出されてしまった以上、食べますけどね。 毛ガニを食べるのは初めてなんっすが、ただでさえカニの殻を剥くのは面倒なのに、毛ガニの場合、毛…というか、トゲトゲみたいなのが手に刺さって、痛ぇぇぇ…。 ま、食えば食ったで、それなりに美味しかったりはするんっすが、とまあそんなこんなで、次。

謎の料理(その1)♪

 謎の料理。 味のほうは、普通に美味しかったと思います。 ということで、本日のメイン料理、いよいよ登場〜。 係のお姉さんがテーブルの向こうのほう、こちらからは手が届かないところに、固形燃料式の陶板焼き(?)のアレ。 あれをセットしてくれました。 お題のほうは 「真夏の花火」 とか、そういう感じのアレだったと思います。 お姉さんが例のごとく、ポエムのようなものを披露してくれます。 「…でございまして、どうのこうので、どこからか、花火の音が聞こえてくるかも知れません。」 ここまで真顔で言った後、急に素に戻って、「…って、ちょっと恥ずかしいんですけどぉ///。」 ま、確かに。 お仕事とはいえ、いろいろ大変でありますなぁ。 お姉さんが姿を消して、しばらくぼーっとしていると、ん? 何か、マジで花火のような音が聞こえてきたような? その音は次第に大きくなって来て、おお、これはまさしく、花火のような音。 おおお、凄ぇぇぇぇ! で、そこにお姉さんが登場。 そして、ずーっと気になっていた固形燃料式の陶板焼き(?)の蓋をパカッと開けて、「花火の音の正体は、○○○○○○でございました。」 で、その容器を持って、どこかへ去ってしまいました。 それ、メインの料理と違ったんかーい! で、再び、お皿を持って、登場〜。

メイン♪

 白老牛サーロインのローストビーフと小田原地鶏のグリル。 おおっ♪ 少なっ!! カニは沢ガニ1匹でいいので、こっちのほうのボリュームをもうちょっと頑張ってくれたほうが…。 でもまあ、お姉さんの恥辱とセットでメインだと考えれば、そんなに悪くはないかも? そんな気がしないでもありません。 ローストビーフ、けっこう美味しかったし。 この写真では分かりづらいっすが、地鶏のローストも悪くは無かったし。 ということで、次。

謎の料理(その2)♪ 謎の料理(その3)♪

 謎の料理が2品ほど。 ボリュームはともかく、見た目のほうは、可愛いな♪ …と。 で、お味のほうも、美味しいな♪ …と。 で、続いては、

デザート盛り合わせ?

 「あ、今度こそ、でざーとぉ♪」 期待に目を輝かせた幼女 (←想像上の生き物) は、その正体を知って、またしてもギャン泣きを余儀なくされます。 よく見たら、お漬物とか、ご飯のお供みたいな奴やんけ! 無駄に可愛く盛り付け過ぎぃ…。 が、どん底に突き落とされた “でざーと大好き幼女” は、この後、V字回復で、至極の瞬間を迎えることになります。 ということで、今度こそ、本当にデザートぉ♪ まず最初に、お姉さんから、こんなものを見せられます。

デザートのお品書き♪

 斜めになっていて、見にくいかとは思いますが、デザートの1品目として、まずはアイスクリーム。 トッピングを7種類の中から3つ、ソースは5種類の中から1つ。 それぞれチョイスして、オリジナルなものを作れるというシステム。 で、それ以外のデザートとして、6種類の中から3つ。 これも好きなものを選べるという。 「デザートは、お部屋で食べることも出来ますよぉ。」 とのことなので、そうして貰うことにしました。 メインの肉料理のボリュームがちょっとアレだったとはいえ、トータルではかなり満腹な状況でしたからね。 特に毛ガニがキツかったっすなぁ…。 とまあそういうことで、お部屋に運ばれてきたデザートが、こちら。

デザート(その1)♪ デザート(その2)♪

 プチサイズのものが可愛く出てくるのかと思ったら、どれもフル企画かいっ! アイスクリームのトッピングは、コーンフレーク、ナッツのキャラメリーゼ、ロールチョコ。 それに、小田原産苺ソースを掛けて貰って、で、その他として、ラズベリーを使ったガトーショコラ、北海道産夕張メロンのゼリー、山梨県一宮産桃のヨーグルトゼリー。 今まで泊まったことがある旅館の中で、いちばん豪華なデザートでありましたなぁ。 女子旅とかだったら、大盛り上がりは必至。 僕も基本、酒よりも甘いもの派だったりするので、内心、気分は大きく盛り上がって、おぉぉぉぉぉぉぉ♪ とまあそんなこんなで、夕食に関しては、大満足♪ …でありました。

【夜の庭&露天風呂】

 で、後は竹林の庭を愛でたり、露天風呂に浸かったり。 夜はお庭がライトアップされていて、より一層、ロマンチックなムードが高まっていたのでありました。

縁側から見た夜のお庭♪ 露天風呂から見た夜のお庭♪

 で、寝て、起きて、次の日の朝であります。

【朝 風 呂】

 朝風呂も、部屋の露天風呂に入りました。 近隣で何か催し物でもあるのか、スピーカーで話しをしている声が聞こえたりして、非日常的な空気をちょっぴり阻害されたりもしましたが、近隣は普通の住宅街みたいな立地っすからね。 そこを上手く竹林とかで隠しているんっすが、 “音” ばかりはしょうがないな…と。

【朝  食】

 でもって、朝食っす。 こちらも豪華でありました。

お目覚めのお飲み物♪

 まずは “お目覚めのお飲み物” 。 北海道自社農園のぐち北湯沢ファーム産 「トマトジュース」 、  北海道十勝鹿追町 「飲むヨーグルト」 、函南産 「丹那牛乳」 。 この3つの中から選んで、事前に申告しておきます。 僕は飲むヨーグルトを飲む。 そんなアレを選んでみました。 で、食べ物のほうはというと、

朝食(その1)♪ 朝食(その2)♪

まずは、焼き物。 これもチョイスメニューで、小田原大半アジの干物、利尻産真ホッケ醤油漬け、噴火湾産トキシラズ塩焼き。 この3つの中から選んで、事前に申告しておきます。 予約を入れた “春メニュー” の時点では、鯵の干物、ほっけの干物、あぶら坊主の柚庵焼き。 そんなラインナップだったりして、こりゃ、あぶら坊主の一択やろ。 そう、心に決めていたんっすが、残念ながら、その部分がトキシラズというのに変わっちゃってました。 何かと思ったら、鮭。 それの塩焼き。 めっちゃ普通っすな。 ま、美味しかったから、いいんっすけど。 で、その他、サツマイモのレモン煮、青海苔真じょう、ナス揚げ煮、スナップエンドウなど。 で、もう一品、

フライパン料理♪

  “フライパン料理” として、 「ホタテのバター焼き」 が。 朝からご馳走やんけ! ただ、予約を入れた “春メニュー” の時点では、地鶏の親子煮か何かだったんっすよね。 で、それをめっちゃ楽しみにしていたんっすが、ホタテに変わっちゃいましたかぁ。 毛ガニとホタテで落胆されては、宿としてもやりきれないものがあるに違いありませんが、で、その他、朝っぱらから酒の肴かよ? …みたいな珍味系のものも多くて、個人的には、豪華さが別ベクトルにいっちゃってるな…と。 そんな気がしないでもないんっすが、で、最後に、

季節の水菓子♪

 季節の水菓子。 ゴマ豆腐静岡産北限の黒糖黒蜜がけ、神奈川県産キウイムース、季節のフルーツ〜スイカ・メロン〜。 夜ほどではないんっすが、朝のデザートもなかなか。 終わりよければ、すべてよし。 …ということで、朝食のほうも、よかったな♪ …と、そんな結果となりました。

【旅 立 ち】

 んなことで、チェックアウトして、おしまい。

【総合評価】

 「箱根小涌園 天悠」 と、 「きたの風茶寮」 。 まったくタイプの違う宿に続けて泊まったんっすが、どちらにもよいところがあったな…と。 大浴場は 「天悠」 の圧勝なんっすが、というか、「きたの風茶寮」 には大浴場そのものがないし。 その分、部屋の露天風呂はこっちのほうが圧倒的によかったし、接客とかもこちらのほうが洗練されておりましたなぁ。 お姉さんの恥辱プレイも楽しめたし。 で、料理部門でいうと、夕食のメインの肉料理は「天悠」 のほうがボリュームがあったんっすが、こっちのほうはデザートで逆転勝ちだし、周囲の景観は 「天悠」 の勝ちで、こっちのほうは、そんなものには端から期待していなかったし。 つまりまあ、みんなちがって、みんないい。 そんな結果に終わった2泊3日の贅沢旅でありました。 おしまい☆


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