山代温泉 瑠璃光

【所 在 地】 石川県加賀市

【宿 泊 日】 平成26年07月14日(金)

【オフィシャルサイト】 http://rurikoh.jp/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/6191/

【じ ゃ ら ん】 http://www.jalan.net/yad344540/

【交  通】

    : 北陸自動車道・加賀ICより15分
  鉄道 : 北陸本線・加賀温泉駅より路線バス(15分)・ 「山代東口」 下車・徒歩2分
  送迎加賀温泉駅より無料送迎バスあり (要事前予約)

 山代温泉なんぞ、桑名から余裕でクルマで行けるんですが、今回は2泊目が越後湯沢という変則的な行程のため、公共交通機関を利用しました。 北陸本線の加賀温泉駅からバスというのが基本なんですが、 これ っすな。 山中温泉に行くバスが途中、山代温泉にも止まる。 そういう理解でいいかと思うんですが、山代東口、山代温泉、山代西口と3つのバス亭があるうち、この宿の最寄りは 「山代東口」 となります。 そこから徒歩で2分くらい。 翌日、周囲を散策した結果、徒歩1分くらいのところに 「市の瀬神社前」 というシケた神社の前のバス亭があることを発見したんですが、この 路線図 を見る限り、こっちでも大丈夫なような気がしないでもありません。 金沢観光と組み合わせる場合は 加賀ゆのさと特急 を使うという手もありますな。 1日1便、土日は+増便1便という、頻便とはほど遠い運行状況でありますが、兼六園−(バス)−金沢駅−(JR)−加賀温泉駅−(バス)−山代温泉 or 山中温泉という、クソ面倒な乗り換えの手間を考えれば、利用価値はけっこう高いかと。 で、近隣の地味で微妙な観光地と絡めるのであれば、 キャンバス を利用するという手もあります。 山代温泉・山中温泉は 「山まわり線」 のほうでありますな。 名前からして当然のような気がするんですが、マスオさんが働いている海山商事だと海まわりと山まわり、どっちに乗ればいいのか、ちょっと迷うことになるんですけど。 益生 (ますお) 駅から近鉄という手もあり?

 で、僕の場合、普通に送迎車を利用しました。 楽天トラベルから予約する際、備考欄に「サンダーバード36号 加賀温泉駅16:43着で送迎をお願いします。」 と記載するだけで予約オーケーなので、シャイで無口で、電話するのが大の苦手なコミュ障のサバ君でも、ぜんぜん大丈夫でした。 ま、この “サンダバ36(サブロー)号” が諸般の事情により30分ほど遅れてしまって、加賀温泉駅16:43着は、無理っ! そんな状況になっちゃったので、電話で事情を説明して、送迎時間を30分ほど遅らせて貰ったんですけど。 ちなみにこの日は姉妹館の 葉渡莉 を利用客を含めて、ペヤング2組+サバくん。 そういったメンバーで宿まで送って貰ったんですが、運転手は実直そうな好青年でありました。 「特急が遅れて〜。」 「何か、普通列車の運転手が急病になったとかで。」 みんなで諸事情を申し述べたところ、 「へぇ、そんなことがあるんですねぇ。初めて聞きましたぁ。」 と、ちょっぴり感心してくれたので、好感度アップ。 他のペヤング2組が今ひとつ愛想のよくない奴らだったので、無口な僕がもっぱら運転手青年の話し相手をさせられる羽目になったんですが、15分ほどの短い時間なので、何とか間を持たせることは出来ました。

【地  図】  オフィシャルサイト提供@交通案内    詳細図

 宿の位置は、この辺 (詳細図参照) っす。 山代温泉の東の端っこといった感じで、この界隈では有名そうな ゆのくに天祥 のお隣。 比べて負けてるところがあったりすると悔しいので、あまり深くは関わらないでおこうと思うんですが、この界隈でいちばん有名だった 「ホテル百万石」 は潰れちゃいましたなぁ。 「ホテル千石イエス」 に名前を変えて再起を図って欲しかったんですが、それも果たせずに現在に至る…と。

【駐 車 場】 200台・無料 (部屋数:99室 )

 で、今回、クルマでは無かったので気にもしていなかったんですが、駐車場のキャパは十分に確保されている模様です。 そんなに広いスペースがあるようには見えなかったんですが、正面玄関へお越しください。係が駐車場へご案内いたします。 そのように書かれているので、ちょっと離れたところに空き地があったりするのかも知れません。 駐車場が遠いのはちょっとアレですな。 正露丸が糖衣のは問題なかったりするんですけど。 でもまあ、山代というところは町中のごちゃごちゃした温泉地だったりするので、ま、やむを得ないところではなかろうかと。 「ゆのくに天祥」 もかなり離れたところに第4駐車場とかがあったりしたしぃ。

【あらすじ】

 詳しくは ここ 参照。 サンダバの遅延に関しても触れられておりますな。 今回の旅はどこに行きたい、何を見たいというよりも、いい宿に泊まって美味いものを食って、温泉に浸かって、のんびりしたい。 そっちのほうに主眼が置かれていたりするので、むしろこの宿レポがメインということになろうかと。

【料  金】 36,880円 (消費税込) 露天風呂付き客室 【星の棟】 和室・専用特別ラウンジ有・2食付

 宿価格の自己記録更新の高値ぶりだったりするとか? 4万円を超えるとさすがにちょっと申し訳ないような気分になっちゃったりもするんですが、3万円台なら、ま、何とか許容の範囲内だったりしませんかね? 今回の宿選びのポイントとして 「露天風呂付き客室」 という1点だけは外せなかったんですが、平日だと、お一人様でも泊まれるところの選択肢が増えるし、お値段的にもちょっぴりお値打ちだったりするので、この機会に思いきり贅沢しちゃおうという、そんな魂胆だったりします。 あらすじリンクのところにも書いたんですが、本当は 新・星の棟・露天風呂付き客室 に泊まってみたかったんですけどね。 38,000円なら、イケるじゃん! そう思ってしまったんですが、税込だと41,040円になってしまって、ああん。。。 消費税が5%のままだったら 39,900円で大丈夫だったのに、消費税8%って、けっこう大きいですなぁ。これが10%になると、新ではない古いほうの 星の棟・露天風呂付き客室 でも 36,000円(税抜)が 39,600円(税込)になってしまって、あ、イケますか。 いずれにしろ、僕が今回泊まることにしたお部屋は総檜造り源泉露天風呂+和室12.5畳+応接コーナー、マッサージ機完備。 そういうアレだったりします。 個人的には和洋室のほうが特別っぽさが感じられて好きなんですが、予算の都合で諦めざるを得なくて、とまあそんなこんなで、チェックイン。 今回は送迎サービスを利用した関係で、好青年運転手の目を盗んでカメラを構えることが出来ず、外観の写真とかはありません。

【フロント】

 高級宿&そこそこの上客ということで、慇懃無礼な接客を予想していたんですが、割とあっさりした感じではなかったかと。 ぶっちゃけ、あまり記憶に残ってなかったりするんですが、ということは恐らく、可も無く、不可も無く、フカヒレスープのサービスとかも無く。 そういったアレだったのではなかろうかと。 で、係のお姉さんに案内されて、いよいよ自室に入室っす。

【部屋・設備】

 ロビーでウェルカム・フカヒレこそありませんでしたが、お部屋で抹茶のサービスはあったりします。 さすが高級宿&そこそこの上客♪ 京都の 西山旅館 で女将が点ててくれたような本格バージョンを期待していたら、思ったよりもあっさりした感じでスッと出されたんですが、ほれ。

抹茶&お茶菓子♪

 お茶菓子はオリジナルの 「旬彩・仁三郎」 でありますな。開封したバージョンの写真が無かったので、どういう食い物だったのか記憶が蘇って来ないんですが、季節によって素材や造りが変わるオリジナル菓子「仁三郎」。 売店で6個入945円だそうです。 税抜875円、1個あたり146円弱っすな。 お土産に買って帰ろうという気が微塵も湧かなかったことからすると、可も無く、不可も無く。 そういった出来だったのではなかろうかと思われますが、で、続いてはお部屋の様子の撮影タイム。

廊下だろうか?


 入口から入ると畳敷きの廊下のようなものがあったりします。 狭くなっている辺りに冷蔵庫があって、突き当たりが便所っす。 で、いちばん手前の襖から入ると

和室(廊下方向より)♪ 和室(窓方向より)♪


 和室っす。 ま、普通っすな。 座布団はまずまずフカフカで、肘を置く台のようなもの、えーと、名前をど忘れしちゃいましたが、何でしたっけ? 豚足? 違いますな。 それは豚の足っすな。 脇息。 多分、それで正解だと思いますが、それも完備されております。 悪くはない出来なんですが、フカフカ度では こちら に軍配が上がりますな。 ちなみに この宿 。 当時は 31,650円でも、クソ高っ! …と思ってしまったんですが、次第に金銭感覚が麻痺してきちゃっている自分にマヒマヒ〜♪ で、そのお隣の部屋が

応接コーナー♪


応接コーナー、マッサージ機完備。 そのエリアなのではなかろうかと。 個人的にこういうマッサージ機って無駄にクソ痛いだけで、ちっとも気持ちいいとは思えなかったりするんですが、タダで使えるとなると、とりあえず試してみたくなっちゃいます。 やってみたらゴリゴリと背中が打撲痛みたいになってしまって激しく後悔しちゃいましたが、ま、トータルで5回くらいは試しましたけどね。 元を取らないと勿体ないしぃ。 で、続いてはお待ちかねの部屋付き露天風呂。

洗面コーナー♪ 洗い場&露天風呂♪ 露天風呂♪


 おお、いいっすなぁ。 ぶっちゃけ、露天と呼ぶにはやや開放感に欠ける嫌いはあるんですが、総檜造り源泉露天風呂っすぜ。 掛け流してはなくて循環っぽい気がするんですが、適温のお湯がナミナミと張られていて、いつでも好きな時に、好きなだけ浸かれるというのはこの上ない贅沢でありますなぁ。 で、先ほどもチラっと見えておりましたが、外の景色はこんな感じっす。

窓から見える絶景(その1)♪ 窓から見える絶景(その2)♪

 ・・・・・。 これだから山代温泉は今ひとつ気が進まないものがあったんですが、ま、それを分かった上でここをチョイスしたんだから、文句は言えません。 が、もうちょっと何とかしろ! そう言いたくなっちゃいますよね。 どうしてこんなつまらん所に温泉を湧かせようと思い立ったのか、その真意を正したくなっちゃいますが、ま、湧いちゃったものはしょうがないしぃ。 …って、これ、前にもどこかに書いたことがあるような気もするんですが、今はその問題を追及している場合ではありません。 一刻も早く風呂に入らねばっ!

【風  呂】

 ということで、大浴場です。 が、ゆっくり浸かっている場合ではありません。 一刻も早く風呂から上がらねばっ!

【専用ラウンジ】

 ということで、速攻で “新・星の棟 専用ラウンジ” に直行。 これ っすな。 新・星の棟専用というネーミングなので、もしかして新ではない旧・星の棟の客は駄目だったりするんじゃないかと心配していたんですが、大丈夫でした。 チェックインの際に暗証番号が書かれた紙を渡されて、それを入口のところでピッピッピッと入力して中に入るという、そういうシステムになっております。 “選ばれた客”感が半端無くて、優越感に浸れること、この上なし。 で、僕が先を急いでいたのは “ハッピーアワー” の関係なんですが、湯上りのクールダウンにスパークリングワインやビールをご用意しています。お食事前のひととき、どうぞごゆっくりとお過ごしください。 【時間】 15:30〜18:30 サンダバが30分くらい遅れた関係で、これが結構ギリギリになっちゃったんですよね。 チェックインしてすぐここに直行するという選択肢もあったんでしょうが、 「湯上りのクールダウンに」 と明示されている以上、形だけでも風呂に入らなければ! そんなふうに考えてしまう、とっても律儀なサバくんに乾杯っ♪ グラス1杯のスパークリングワインを飲み干して、これで何とか元は取れましたな。 コカコーラやカルピスやコーヒーなんかも飲み放題だし、 「小学生以下のお子様は終日ご利用いただけません」 というシステムなので、糞ウザいガキ共もいないし、ま、出来れば小中学生と高校生も女児と女子生徒以外は出入り禁止にして欲しいところなんですが、入り浸りたくなっちゃうほど超快適。 この先、専用ラウンジ付きの宿でないと満足出来ないカラダになっちゃいそうで、ちょっと心配。。。

【夕  食】

 で、続いては夕食タイム。 いくつかの選択肢があるようですが、僕のプランは ダイニング仁三郎 でありました。 「テーブル席・掘りごたつ席・パーティースタイルと、浴衣姿でも足を楽にしてお食事ができるお席を、ご人数にあわせてご用意いたします」 とのことなんですが、お一人様の僕は掘りごたつ式の完全個室に案内されました。 薄暗くて、JAZZが流れていて、めっちゃ都会のアーバンな大人の雰囲気で、仁三郎クン、最高っ! とりあえず 「仁鶴」 と漢字変換して、「鶴」 を消してから 「三郎」 を付け足さなければならないネーミングはちょっと面倒だったりするんですが、「笑顔のスタッフがお迎えいたします」 とある通り、係のお姉さんは可愛くて愛想もよくて、で、本日の御献立はこちら。

初夏の候 御献立♪

 2枚の写真の合成具合にやや無理があるのは大目に見て貰うとして、で、まずは食前酒でありますか。 2つから選ぶことが出来るんですが、「女性におすすめ」 「男性におすすめ」 と明示されちゃうと、実質的に選択の余地はないような? 「オカマにおすすめなのはどちらかしら?」 などとお姉さんに聞く勇気もなく、「じゃ、柚子酒のほうで。」 とか言ってしまう無難ボーイのサバくんに、乾杯♪ で、この先、全般的に写真がボケ気味だったりするところがちょっとアレなんですが、まずは

旬菜 涼宴の彩り♪

 「旬彩 涼宴の彩り」 。 座右の銘は 「一日一笑」 でありますかぁ。 1日1回だけ笑かすことが出来ればいいって、意識が低くて、めっちゃ楽な目標設定でありますな。 ま、ここまで “0笑” なレポを書いてる僕が言うのも何なんですけど。 一日一笑、三日で三笑、三度笑わし、二度スベる〜♪ で、この前菜ちっくな奴らの出来はどうだったのかというと、枝豆豆腐がなかなか美味でありました。 “ところてん突き” みたいなので突いて、出汁につけて食べるという趣向も楽しいっす。 で、続いては

温彩♪

 「温菜」 。 ブレブレっすな。 懐石料理なのにポタージュが出るというのが、ちょっと斬新。 その他、夏大根だとか、鱧だとかもあったようですが、写真が残っていなくて、記憶にも残っておりません。 ま、それなりに大根だったり、鱧だったりしたのではなかろうかと。 で、続いてはお造りの部。

お造り♪

 クラッシュアイスの上に筏みたいなものを載せた盛り付けが涼しげで、いいっすなぁ。 で、中身のほうは無難に美味しかったっす。 で、続いては

本日のじわもん料理♪

 加賀の地の食材を使った郷土のお惣菜料理を 「じわもん料理」 といいます。 その季節のならではの素朴な味わいをお楽しみください。 そういうアレっすな。 奥のほうに吊り下げられている “イカソーメン” が、なかなかイカす味でありました。 で、次。

凌ぎ♪

 職人との会話も楽しい、握り寿司。 そういうパフォーマンスなんですが、料理長が直々に個々の席までやって来て、目の前で寿司を握ってくれるという、なかなか贅沢な試みでありますな。 ネタのほうは 「飛魚の漬けロール巻き」 という、名前だけは大層なんですが、ただの海苔巻きにしか見えない逸品&おまかせ3種盛り。 ここで 「のどぐろ炙り」 が出てこれば完璧だったんですが、マグロ×1、イカ系×2という、無難、無難アンド無難なネタばかり。 もっと心を込めて握ってくれるのかと思ったら、シャリの上にチョチョンとネタを載せるだけで、出し物としては意外とあっさりしたものでありました。 何となく、お一人様の僕を哀れむような発言もあったりして、職人との会話もさほど楽しくはなくて、うーん。。。 係のお姉さんのほうは 「最近、男の人でも女の人でも、ひとり旅の方が多いんですよぉ♪」 と、笑顔で受け入れてくれたというのに、総料理長の大丸谷幸三ってば。。。 「おおまるたに」 ではなくて、 「だいまるや」 ? 全国で50人くらいしかいないレアな苗字のようですが、君は今ひとつ接客には向いてないような気がするので、裏の方で料理に専念していて下さいね。 わざわざ表に出て来てくれなくても結構です。 ま、寿司のほうは普通に美味かったので、 「大丸谷 > かっぱ寿司」 なのは間違いないところだったりするんですけど。

 余計な料理人の攻勢を何とか凌いだところで、いよいよメインディッシュ。 3種類の中から各自で好きなものを選べるシステムになっているんですが、本日のラインアップは「オコゼのなんたら」 「鮑のどーたら」 「和牛のこーたら」 といった感じではなかったかと。 “のどぐろ” だったらどうしようかと、ちょっと悩むところでしたが、オコゼならまったくもって無問題。 晴れて 「和牛」 をチョイスすることが出来たんですが、ということで、到着〜。

和牛のこーたら(その1)♪ 和牛のこーたら(その2)♪

 おおっ、これは美味そう♪ 写真だと肉の量が少なく見えるかも知れませんが、十分でした。 5切れはあったのではなかろうかと。 オコゼでは絶対に元が取れそうにもないんですが、肉や野菜をジュージュー焼いて、特製の 「ネギ味噌」 を付けて食べると、もうたまらんっ! 食後に 「お料理のほうはいかがでしたかぁ?」 と聞かれて 「美味しかったっす!」 と答え、 「お味噌がまた美味しいですよね♪」 「美味しいっすねー♪」 と、お姉さんとの会話のほうは十分に楽しめて、何よりでありました。 もう大丸谷はクビにして、彼女にお寿司も握って貰うようにしたほうがいいのではなかろうかと。 例え、お味のほうがカッパ以下だったとしても、僕は許します。 で、最後は釜戸炊きの御飯。 「オカマのお客様におすすめなのは、お釜で炊いた御飯かと。」 そんな会話は無かったんですが、事前に 「最後のご飯は鮎の炊き込みになりますが、鮎が苦手なお客様は、普通のご飯にも出来ますが?」 そんなお伺いはありました。 僕は魚貝類の類いが今ひとつ好きではないので、 「あー、普通のご飯のほうが…。」 と答えて、お姉さんから 「かしこまりましたぁ。」 という返答を頂きました。 生姜か炊き込まれていて、なかなか美味でありました。 お一人様故、ご飯が大量に余ってしまったんですが、夜食用に 「おにぎり」 を作ってくれるサービスもあったりして、なかなか至れり尽くせり。 お姉さんがニギニギしてくれたのであれば、この上ない喜びだったりするんですが、どうせ大丸谷なんでしょうな。 いや、総料理長がわざわざニギニギするワケはありませんな。 どうせバイトの兄ちゃんに 「これ、適当に握っておいて!」 とか指示を出して、それで終わりかと。 とまあ、そんなこんなで、最後はデザートっす。 写真のほうはブレブレで、とても他人様にお見せ出来るような代物ではないので、ここはひとつ、新しい試みとして動画をアップしておこうかと。 そのほうが店の雰囲気もよく伝わると思うので、肉焼きの部なども含めて、どうぞー。

  夕食動画@モダンダイニング「仁三郎」

 左クリックして開くなり、右クリックして動画を保存するなり、どうにでも好きにして頂きたいんですが、リーモーガンの 「クリフォードの思い出」 を聞きながら食べる “茶印のモナカアイス” は至高のひとときでありました。

【風呂アゲイン】

 で、食後しばらくして、まともに浸かってはいなかった大浴場に再度チャレンジすることにしたんですが、ここの温泉は こんな感じ 。 夜と朝とで男女の入れ替えがないのはちょっと残念なんですが、周囲の景観が残念な山代温泉にあって、うまく庭をあしらってソレっぽい雰囲気を醸し出している露天風呂はなかなか。 今回は時間がなくて行けなかったですが、徒歩5分の姉妹館 「葉渡莉」 のほうの風呂にも入れるんですよね。 夕方に季節替わりの冷菓をご用意しています。冷たい麦茶と菓子で湯上りのクールダウンを。 そんなサービスもあるみたいです。 16:00〜17:45までなので、今回は駄目だったんですが、でもまあ、特権階級の僕にはスパークリングワインがあったので、ぜんぜん羨ましくなんかありません。悔しくもありません。 ワインやビールの提供が終わってもコーラとかは飲み放題だし、専用ラウンジ、万歳♪

【夜のお楽しみ】

 で、この宿には 「夜のお楽しみ」 もあったりします。 ほれ 。 泣く子も黙る迫力の当館名物・鬼面太鼓は毎夜開催。忘れられない加賀の一夜の思い出となることでしょう。 時間:毎夜21:00〜(約15分間) うん、何とも微妙な出し物でありますな。 ※夏季は庭園でかがり火を焚いた上演…とのことで、これはなかなかよさ気だったりするんですが、この日は平日だったからなのか、7月14日はまだ夏だとは認定されなかったのか、1階あいあい広場での上演でありました。 で、これがまた、なかなかなの大迫力。 泣く子も黙る…というか、黙っている子も泣きまずぜ、こりゃ。 そのご様子は動画で、どうぞ。

  加賀一向一揆太鼓動画@あいあい広場

 週末にはプチライブみたいなのもあるみたいだし、エンタメ面ではなかなか頑張っていると評価していいんじゃないか。 そのように思います。 で、部屋に戻って露天風呂に浸かって、マッサージ機にいたぶられてから眠りについて、夜中に喉が渇いて目が覚めたので、再び露天風呂に浸かって、マッサージ機…は、さすがにやめにして、こうして山代の夜は更けていったのでありました。

【朝 風 呂】

 で、目が覚めて、朝。 取りあえず部屋の露天風呂に浸かって、それから大浴場にも行きました。 前述の通り、男女の入れ替えがないのがちょっとアレなんですが、その代わり、5つある貸切露天風呂が朝6時から10時までは無料で開放されるというサービスがある模様。 早い者勝ちで空いているところがあれば、勝手に入ってもいいみたいです。 今回、僕は貸切風呂の利用は遠慮させて貰ったんですが、自分の部屋の風呂に出来る限り利用しないと、元が取れなくて勿体ないですからね。

【朝  食】

 で、続いては朝食っす。会場は昨夜と同じ 「仁鶴−鶴+三郎」 っすな。 愛想のいい係のお姉さんも引き継がれるので、嬉しい限り。 で、中身のほうはというと、和食と洋食、好きなほうを選べて、更に和食の場合だと卵料理と魚料理をそれぞれ2種類からチョイスできるというシステム。 温泉玉子 or 出汁巻き玉子、鰺の干物 or カレイの干物。 そんな選択肢だったのではなかろうかと。 僕は出汁巻き&カレイを選んだんですが、その出来映えのほどはというと、

朝食(その1)♪ 朝食(その2)♪ 朝食(その3)♪


 こんな感じ。 鍋の中身は味噌汁で、その他、湯豆腐とか、キノコ味噌みたいなのとか、海苔とか、漬物とか。 それプラス、玉子料理&魚料理っすな。 カレイの干物はこの辺りの名物のようですが、魚貝類の類いがさほど好きではない僕でも、それなりに美味しく頂くことが出来ました。 温泉かれい と言うんですな。 コラーゲンも豊富なようで、何より。 で、デザートはこちら。

デザート♪

 牛乳プリンとか、そういうアレでしたかね? プリンよりも、断然ゼリー派、ジェリーよりも、大人になってからはトム派に転じた僕でありますが、とっても美味しく頂くことが出来ました。

【旅 立 ち】

 最後に部屋付きの露天風呂に浸かって名残を惜しんで、でもって、出発。 女将さん以下、仲居さんが全員揃って、玄関でお見送り。 そういったアレはなくて、高級旅館のわりには、そういうところは意外とあっさりしているんですが、ま、それはそれ。

【総合評価】

 ということで、景色が今ひとつだった点を覗けば、部屋、温泉、料理、すべての点で満足のいく宿でありました。 ま、大丸谷クンはちょっとアレだったんですけど。 もっと早くチェックインして、姉妹館への湯巡りと、温泉に浸かった後の 「冷たい麦茶と菓子で湯上りのクールダウン」 も満喫すればよかったな…と、それだけがちょっと心残り。 露天風呂付き客室とまでは言いませんが、専用ラウンジが利用出来る 「星の棟」にお泊まりして、お食事は 「仁三郎」 で。 そんなプランが超オススメ♪


INDEX
BACK NEXT