【所 在 地】 長野県飯田市
【宿 泊 日】 平成24年08月11日(土)
【オフィシャルサイト】 http://www.kyousen.com/
【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/11206/11206.html
【じ ゃ ら ん】 http://www.jalan.net/yad326769/
【交 通】
車 : 三遠南信道・天龍峡ICより3分
鉄道 : JR飯田線・天龍峡駅より徒歩5分
【地 図】
アクセスマップ
詳 細 図
中央道にいつのまにやら飯田山本ICなどという地味なインターが出来たと思ったら、いつのまにやら三遠南信道などという地味な自動車専用道路が開通してたんですな。 と言っても、平成24年現在、上からと下から、それぞれ10キロ未満の超部分開通だったりするんですけど。 将来的には愛知県の東三河を経由して遠州と南信濃をつなぐルートになるみたいですが、真ん中付近は 「当面は着工しない」 という方針らしく、一体いつになることやら。。。 とりあえず天龍峡まで伸びたおかげで、この宿はインターから車で5分という、すごく便利な立地になったりしたんですが、公共交通機関を利用する場合も最寄駅から歩いて5分なので、ぜんぜん大丈夫。 もっとも、飯田線なんて超ローカル鉄道は1〜2時間に1本あればいいところなので、実質的には無いものと思っておいたほうが賢明なんですけど。 とりあえず僕は車だし、ナビもあるから、楽勝だねっ♪ …と思っていたんですが、インターから降りた先の道が分かりにくくて、ちょっぴり迷いました。 詳細図の宿推奨ルート (黄色) ではなく、ナビの指示に従ったら青色のルートに誘導されたんですが、駅のところまでは何とか辿り着けたものの、そこからどっちに行くん?…みたいな。 とりあえず観光案内所の駐車場に車を止めて、歩いて周辺の様子を窺ったところ、どうやら 「遊歩道」 と書いてある狭い道を上っていくらしい事が判明しました。写真で言うと、これ (↓) 。
【駐 車 場】 10台・無料 (部屋数:8室 )
【あらすじ】
詳しくは、ま、 ここ を見て貰うとして。
【料 金】 31,650円 (消費税・入湯税込) 《お一人様》 峡泉贅沢堪能 『椿』 プラン
こうなったらもう、意味もなく無駄に贅沢してやるぅ! …ということで、このお値段です。 高っ! 自分で銭を出して泊まった中では最高級ではなかろうかと思われますが、でも、しょうがないよねー。 自棄 (ヤケ) 気味だったわけだしー。
【フロント】
【部屋・設備】
このお宿は全部で10室しかなくて、そのうち2部屋は飯食い専用ルームとなっている模様で、で、残る8室のうちの2部屋が特別室となっております。 普通、上層階に行くほど眺めがよくなって、お値段も高くなるのが一般的なんですが、ここの場合、渓谷に面した崖のようなところに建っているので、下にいくほど川面に近くて眺めがよくて、お値段も高い。 そういうシステムになっている模様です。 今回、僕がお泊りすることになっている 「椿の間」 は特別室なので、地下1階に位置しておりました。 特別室だから特別に広いのかと思ったら、むしろ一般人が泊まる素人部屋より2畳分ほど狭いっぽいです。 眺め以外に調度品とかでも特別感を演出してくれてなければ納得がいかないんですが、とりあえず地下に降りていくという時点で 「隠れ宿」 っぽい特別さを感じることは出来ました。 で、部屋の入口のところに自分ち専用の玄関があったりするのも、一戸建て風味で、いいっすな。
【夕 食】
宿に到着した時間が遅かったので、風呂より前に飯ということになりました。ここの夕食は本格京風の月替わり懐石だそうで、今年の8月のメニューは こんな感じ 。 ぶっちゃけ、肉感に欠けるような気がしてなりません。 予約を入れた時点ではメインとなる筈の 「焼物」 のところが “季節の野菜” とかになっていて、マジかよ? これはきっと、何かの間違いだよね? …とか思っていたら、やっぱりそれは何かの間違いで、ある日、こっそりと訂正されておりました。 「焼物」 のところが 「箸休め」 になってました。 中身のほうは “野菜” のままです。 本来なら “和牛の陶板焼き” とかが出てきて、コースの中でいちばん懸命に箸を動かさなければならない場面である筈の 「焼物」 が、よりによって 「箸休め」 。 箸も休め休め…、いや、馬鹿も休め休め言えと言った感じですな。 安めにするにも程があります。 保土ヶ谷にも程があります。 いや、何となく安っぽい料理が出てきそうなイメージがありますよね、保土ヶ谷。 とまあ、料理に関してはあまり多くのものは期待していなかったんですが、とまあそんなこんなで、やってきました、 「先付」 と 「前菜」 。
【風 呂】
食うものを食ったし、ワインも飲んだし、後は風呂に入って寝るだけでありますな。 前述の通り、部屋にある温泉浴室は利用せず、あまり大きくはない大浴場を利用することにしました。 露天風呂は無いし、大浴場も中の下クラスの大きさだし、味気のない部屋風呂に浸かっているよりはマシという程度の設備なんですが、客室数の少ない宿なので混雑することはなく、さほど問題はありません。 中の下浴場から見える景色も、まあまあ? 湯治場っぽい鄙びた雰囲気は、これはこれで、ありかも? で、一方、泉質のほうはというと、わりと最近になって掘られた温泉のわりには本格的で立派なものです。 ラドン泉らしいっすからね。 放射線なんてのは本当にカラダにいいのか、あるいは直ちに影響はないのか、被爆しても何だかよく分からなかったりするんですが、アルカリ性っぽくて、湯に浸かるとお肌がつるつる、すべすべ。 いわゆる 「美人の湯」 って奴ですな。 美肌になりそうなのはともかくとして、美人というのはまた、ちょっと違うんじゃないか? …という気がしないでもないんですが、とりあえず、お肌のほうは美しくなれること、請け合い。 ま、要は皮膚がちょっぴり溶けちゃっているんだと思うんですが、一緒に毒素も溶けてくれると思うので、いいじゃないっすかね? とまあそんなことで、風呂もほうも、まずまずでありました。
【朝 食】
で、寝て起きたら、朝でした。 寝て起きたら、アサド政権。 そういうこともなくて、日本という国は平和で何よりだと思いますが、中の下浴場は24時間戦える体制になっているので、とりあえず朝風呂〜。 朝っぱらからアルカリ・ラドン三昧とは、贅沢な気分っすなー。 で、部屋に戻って、冷蔵庫の中から無料の三ツ矢サイダー (小瓶) を取り出し、ベランダに座って外の景色を眺めながら、ぐびぐび。 昨日の夜の時点でウーロン茶 (小瓶) もクリアしていたので、この勢いでコカコーラ (小瓶) もいっちゃおうかと思ったんですが、さすがにちょっと浅まし過ぎるような気がしないでもないので、自粛。 車の運転さえ無ければ、朝から赤ワインのハーフボトルをいっちゃってたかも知れませんが、人間の欲望というのは限がありませんなー。 とまあそんなこんなで、朝食タイム。 朝食も部屋食で和食なんですが、こんな感じ (↓) でした。
【出 発 時】
ということで、いよいよ出発の時間がやってきました。部屋を出る前にとりあえずもう一度ベランダに出て外を眺めて元を取って、でもって、チェックアウト。 出発前にロビーで珈琲、紅茶、うめジュース、りんごジュースのうち、希望の一品が飲めるというサービスがあったりします。 ついでに、小腹が空いた用として、小さな俵おにぎりが2個入ったプチお弁当のようなものも手渡してくれます。本当に小腹が空いた用で、中腹が空いてしまうと物足りないような小物ではあるんですが、こういうサービスは珍しいので、嬉しいっすな。 帰りはちゃんと玄関の外までオッサンとオネーサンが見送りに出てくれたし、予報がいいほうに外れてくれて、お天気もまずまずよさそうだし、終わりよければ、すべてよし。 気持ちよく宿を出ることが出来て、何よりでありました。
【総合評価】
大人の隠れ家。 そういった感じでありました。 蛾は隠れずに飛び回っていましたけどー。 ここ に他人様のレポがあるので参考にして頂きたいんですが、えー、ウェルカムドリンクのサービスもあったん? 僕にはそんなの、なかったのにぃ。。。 到着が遅かったからっすかね? 調べてみたら、りんごジュースまたは昆布茶 (季節により異なります) がロビーで飲めるシステムのようなんですが、りんごジュースなら羨ましいし、昆布茶ならどうでもいいしー。 今の季節はりんごジュースに違いなくて、何だか悔しいっす。 あ、でもこの人、2階の素人客室にお泊りなんですなー。 そのせいか、お茶菓子は手作りではなくて、市販品ぽいっす。 勝ったぜ! いや、 「白桃きらら」 というのも何だか美味しそうなんですけど。 で、面倒なので敢えて書かなかったんですが、夕食後の花豆と水引のサービスは僕の時にもありました。 飯田の伝統工芸らしいっすな、水引。 僕の時は鶴ではなくて、リボンっぽい形状のやつだったんですが、なかなかしっかりとしていて、ちょっとしたお土産に最適。 翌朝は玄関に新聞が届いていた。 あ、これもありましたな。 こんな地べたに放置ではなく、ちゃんと台のところに置いてあったので、特別室ならではの心遣いであると判断していいでしょう。 あ、 「信州黒和牛すき焼風」 なんてのを食ってやがるぅ! 2階の素人客室の癖に生意気だぞっ! 「箸休め」 ではなくて、ちゃんと 「焼物」 も食ってやがるし、何だか悔しいっすなぁ。。。 ま、今回の僕の夕食も美味しかったので、別にいいんですけど。 いずれにしろ、他人と比べてあれこれ言うのは大人のすることではないので、一喜一憂するのはこれでやめにしたいと思いますが、座布団の分厚さに関する記述がないところを見ると、おそらく普通の薄さだったものと思われるし、冷蔵庫の中の飲み物は有料だったものと思われるし、総合的に評価すれば、やっぱり僕の勝ちっ♪ …ということで、今回のお宿は、以上っす。