NASPAニューオータニ

【所 在 地】 新潟県南魚沼郡湯沢町

【宿 泊 日】 平成26年07月15日(土)

【オフィシャルサイト】 http://www.naspa.co.jp/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/6011/

【じ ゃ ら ん】 http://www.jalan.net/yad330823/

【交  通】

    : 関越自動車・湯沢ICより5分
  鉄道 : 上越新幹線・越後湯沢駅より徒歩25分
  送迎越後湯沢駅・西口より無料送迎バスあり (予約不要・運行除外日あり)

 インターから割と近くて便利みたいです。 ま、桑名からクルマで湯沢まで行く気はさらさら無いので、今回は公共交通機関を利用したんですが、越後湯沢駅って東京から新幹線で1時間くらいなので、とってもお手軽でありますな。 ま、桑名からだとちょっとお足重で、なかなか行こうという気にはなれんのですけど。 で、今回は、桑名−名古屋−東京−越後湯沢というスーパー金掛かる新幹線コースではなく、岐阜羽島まで車で行って、そこから米原−金沢−越後湯沢と回る、超越無駄な大回りコースで現地に向かったんですが、特急 「はくたか」 というのに乗ってみたかったんですよねー。 乗ってみたら天気が今ひとつだったからか、景色もあまり大したことはなかったし、車輌も 「しらさぎ」 や 「サンダーバード」 と大差なくて、結果としては失敗企画だったんですけど。 で、越後湯沢駅からナスパまでは送迎バスが出ております。 地図を見ると余裕で歩いて行けそうな距離に見えるんですが、小高い丘の上に位置しているので、帰りはともかくとして、行きは大人しくバスで送って貰うのが得策では無かろうかと。 予約不要で、まずまずの数の便数が確保されていたように思われます。 閑散期はちょっと怪しいものがあるんですけど。 オフィシャルサイトをよく探せば、どこかに時刻表があったような気がするんですが、時間をあまり気にせずに、適当に運行してるっぽいです。 バス乗り場を探していたら、目の前で茄子っぽいバスが発車してしてしまって、あああああああ! すんでのところで30分が無駄になっちゃしましたが、とか思っていたら、わりとすぐに引き返して来ました。 利用者の多い時間帯はピストン輸送してるっぽいっすな。  運転手のおっさんはアロハっぽい服を着ていて、ちょっと柄が悪そうで、見た目が怖いキャラだったんですが、根はいい人っぽかったっす。 途中、目的地方面に向かって歩いているオッサンを発見して、 「ナスパに行かれるんですかぁ?」 と声を掛けたりしてましたからね。 結局、それはナスパに行かれるオッサンでは無かったんですが、頑張って歩いて行こうとして途中でメゲちゃったりしても、救済される可能性は高そうです。 僕も30分バスを待つか、歩いて行くかで迷ったんですが、もし歩いていたら途中で声を掛けられて、嬉しいけれどクソ恥ずかしくて、 「あ、大丈夫です!」 とか言ってしまって、凄く後悔することになったに違いありません。  危ないところでした。

【地  図】  オフィシャルサイト提供@交通案内    詳細図

 そう、この 「駅から歩いてでも行けるんじゃね?」 と思わせる距離が曲者だったりします。 1.5キロくらいみたいなんですよね。 が、実際に歩いてみたらめっちゃ上り坂で、ぜんぜん駅から歩いて行けるないじゃないか! そんな苦情が殺到したのか、オフィシャルサイトには ※ 駅からホテルまでは坂道が続いておりますので、お越しの際はタクシー又はシャトルバスのご利用をお勧めいたします。 そう書かれております。賢明だと思います。

【駐 車 場】 2000台・無料 (部屋数:238室 )

 無料駐車場完備で、収容能力はなんと2000台。 半端ねぇぇぇぇ! ま、スキー場も併設しているので、それくらいのキャパは必要なのかも知れませんが、いちばん離れたP4とかだと、それこそシャトルバスが必要になってくるのではなかろうかと。 ま、オフシーズンなら大丈夫なんでしょうけど。

【あらすじ】

 詳しくは ここ を見て下さい。 ま、あまり大したことは書いてないんですけど。 今回はですね、越後湯沢に行きたいと思い立って、いろいろと宿を調べてみた結果、ここがよさげ? そんな経緯で選んだのではなく、無駄に贅沢気分を味わえそうなところを 探した結果、たまたま候補に挙がった宿の所在地が越後湯沢だった。 そういう順序だったりするんですが、とまあ、そんな感じっす。

【料  金】 30,500円 (消費税込) 【絶品レストランディナー:エグゼクティブ】 早割21対象 ジュニアスイート(74u)・2食付

 ジュニアスイート(74u)で、メシも最上級の 【絶品レストランディナー:エグゼクティブ】 というコースで、このお値段って、スキーシーズンを外せば、意外とリーズナブルやんっ♪ そんなふうに思ってしまったんですが、冷静になって 30,500円 という数字を見ると、普通にけっこうお高いっすなぁ。 税抜きだと 28,240円くらいなので、それで騙されちゃうんですよね。 今回の旅は 前泊の宿 がもっとお高かったし、 「しらさぎ」 も 「はくたか」 も、帰りの越後湯沢〜東京の上越新幹線もグリーン車に乗っちゃったし、観光的にはまったく充実していなかったにも関わらず、無駄に贅沢し過ぎぃ。。。 ま、いいんですけどね。 あの世まで金を持って行けるワケでもないし、浪費、上等!

【フロント】

 特に記憶に残ってないことからすると、可も無く不可も無く、優・良・可・不可でいうと、良。 そういったところではなかったかと。 何でもいいけど 「可も無く不可も無く」 って、この順列だと、ずいぶん低いレベルでの争いだったりするんですなぁ。 どっちに転んでも平均以下やんっ。

【部屋・設備】

 何と言ってもジュニアスイートですからね。 お子様的に甘い。 そのような部屋であると期待させるんですが、フロントで提示された僕のお部屋は25階だか、その辺りでありました。 おおおおおおおお!! 高い階だと、めっちゃテンション上がりまくりんぐマチコ先生。 ここを選んでよかった。 ジュニアスイートにして、本当によかった。 30,500円も浪費しただけの甲斐があるぜぇ! で、お子様的に甘いお部屋の様子はどんな感じだったのかと言うと、

お子様的に甘いお部屋(その1)♪ お子様的に甘いお部屋(その2)♪

 うーん、まあまあ? 思ってたより、そんなに広くもないような? ベッドルームにリビングルームが付いているだけのような? ま、ジュニアスイートというのはそんなものなんでしょうが、でもまあ、

風呂・便所回り♪ シャワーブース♪


 風呂とか便所のあたりはさすがに立派なので、このエリアまで含めれば面積的には74uと言われても、納得のいくレベルだったりはします。 風呂とは別に独立したシャワーブースがあったりするしぃ。 ま、洗面と便所以外は使わなかったので、無駄なスペースだったとも言えるんですけどね。 で、肝心の窓から見える景観はというと、

窓から見える絶景(その1)♪ 窓から見える絶景(その2)♪


 こちらのほうも、期待していた程ではないような気も? 宿そのものが小高い丘の上に建っているので、見える景色は5階でも15階でも25階でも、さほど変化はないような? 上がったテンションも急速に下がりつつありますが、でもまあ、山代温泉の小汚い風景よりはそれなりに山里チックだし、冬に来ればきっと 「雪国」 な風情が感じられるんでしょうなぁ。 ということで、気を取り直して、お茶菓子でも食うとして。

豪華なお茶菓子@3人分♪


 テーブルの上には 「ナスパ物語」 という、頑張ってオリジナルで 「雷鳥の里」 のパチモンを作ってみました! そんな感じの菓子が置いてあって、更に冷蔵庫の中には林檎ゼリーのようなものが。 しかも、各3人分っ! こ、これ、ぜんぶ一人で食べても大丈夫なんだよね? 後で追加料金を取られたりしないよね? 特に冷蔵庫の中のヤツがちょっと怖いんですが、他に有料の飲み物が入っているワケではないので、多分、食っちゃっても大丈夫なのではなかろうかと。 が、あとあと何かあっても嫌なので、ゼリーのほうは1個だけ残しておきました。 「ナスパ物語」 は3個とも食っちゃいましたけど。 その結果、わざわざお土産として売店で買うほどのものでもねーな。 そんな結論に達したんですが、とまあ、そんなこんなで、続いては風呂タイムです。

【風  呂】

 この宿は完全にホテルタイプだったりするんですが、そこは立地が湯沢温泉だけあって、ちゃんと大浴場もありまっせ。 ほれ 。 露天風呂もあって、なかなか立派なものだと思うんですが、何故かあまり記憶には残っておりませんな。 エレベータを降りたら、浴衣姿の幼女が一人で立っていて、ちょっと得した気分になったのだけは覚えているんですけど。 大浴場は本館とタワー館の中間の位置にあって、帰りにタワー館専用のエレベータに乗る時に、ちょっぴり優越感を味わえるというのも悪くなかったと思います。 ということで、続いては夕食タイムっす。

【夕  食】

 ここの晩飯はフランス料理、和食、バイキングの3タイプがあるんですが、あ、ニューオータニのクラスだと、そんな下品な呼び方はしないんですかね? ビュッフェスタイルとか、そんな感じ? とにかくまあ、食べ放題なヤツと、そうでないヤツ (和・洋) の3つ。 こういう場合、僕の選択は 「和」 でありますな。 一人バイキング…、いや、一人ビュッフェって、かなり空しいものがあるし、 「洋」 もフランス料理だったりするとマナーとか難しそうで、二の足を踏んでしまいます。 何か気取ったキドカラー。 そんなイメージがあったりもするしぃ。 昔ありましたよね、そんな名前のテレビ。 希土類元素がどうのこうの。 で、和と洋のコースにはそれぞれ優・良・可の3つのランクがあるんですが、お値段は安いほうから順に 6,000円、10,000円、お値段不詳。 9月のメニュー にはエグゼクティブなのが見当たらなかったりするんですが、今月は豚かマグロのステーキかという選択っすか。 ちょっとショぼい? 僕が行った時はこんな感じ (↓) だったんですが、

初夏の候 御献立♪


 お値段がお高いから当然とは言え、勝った! そんな気分にさせて貰えますな。 ということで、お食事処に移動〜。 前泊の宿はジャズが流れるお洒落な個室で、愛想がよくて可愛い専属のお姉さんが付いてくれて、満足度、ここに極まり。 そんな感じだったんですが、それに比べると雰囲気としては普通。 で、お料理のほうはというと、

先付♪

 まずは 「先付」 。 皿の真ん中に見えているのが “抹茶滝川豆腐” という食い物らしいっす。 これは普通に美味かったんですが、問題はその手前の “沢蟹七宝煮” 。 メニューを見た時からこいつだけが余計そうだと懸念していたんですが、やっぱりこういう食い物なんっすかぁ。 沢蟹とか、ホタルイカとか、イイダコとか、こういうミニサイズの全身まるままな水産物って、どうも苦手なんっすよね。 嫌いなものなら、食わなければいい。 そういう考え方もあるでしょうが、僕は基本的に 「出されたものはすべて食べる主義」 を貫いているので、無理して食いました。 結果、ちょっぴり悔いました。 中の身だけほじくりだせるとも思えないので、殻ごとバリバリと食ったんですが、口の中にトゲトゲが刺さって痛いだけで、美味くもなんともねぇ。。。 ちなみに七宝煮というのは本来、筑前煮の親戚みたいなものらしいんですが、 「ラブストーリーは筑前煮」 。 アレのほうがぜんぜんマシだったりしますな。 いや、悪いには七宝煮ではなく、沢蟹のほうだったりするんですけど。

椀物♪ 造里♪


 で、続いては 「椀物」 と 「造里」 。 会席料理をよく知る者なら、汁物が最初のほうと最後のほう、計2回登場することを知ってるかと思うんですが、最初が “すまし汁” で、後のは “味噌汁” なんだそうです。 今回の椀物の主役は鱧の湯引きでありますか。 山川豊のそっくりさんの山川鱧 (やまかわ・はも) 。 そんな芸人がいても不思議ではないんですが、で、続いては 「造里」 。 安いプランだとパチモンのバチマグロとかになったりするんですが、エグゼクティブだと本物の本マグロになります。 マクロ経済的にマグロが好きな僕は大いに楽しみにしていたんですが、ぶっちゃけ、この大きさのものが2切れだけなら、別に本物でなくても大勢には影響がないような? ま、普通に美味かったので、別にいいんですけど。 で、続いては、お待ちかね!

焼物♪

 喉黒の木の芽焼きっ♪ 数年前、金沢の回転寿司で “のどぐろ炙り” を食ったらめっちゃ美味しくて、以降 「のどぐろハンター」 として日々を過ごして来た僕でありますが、再び巡り会うことが出来ず、で、今回、金沢で “のどぐろ炙り丼” を食べるという計画を立てて、勇躍、お目当てのお店に突撃したものの…。 そんな話が ここ に出てくるんですが、あの悔しさを晴らす時が、ようやくやって来ました。 なかなか、いい感じの炙られっぷりだったりして、めっちゃ楽しみ〜♪ ということで、食ってみました。 う〜ん、これはアレですな。 アブラの乗った白身の焼き魚でありますな。 ぶっちゃけ、回転寿司で食った時ほどの感動はなくて、僕の 「のどぐろ熱」 が急速に冷めていくのを感じずにはいられませんが、今日の僕って、今ひとつ食事を楽しんでいませんよね。 よくない傾向だと自分を戒めなければなりませんが、この日に限って言えば、この 「千羽鶴」 というお店は、今ひとつ雰囲気がよくありませんでした。 女男女という、 “嬲り3P” ではない組み合わせの奴らが近くの席にいたんですが、こいつらが下品でうるさくてウザくて、うーん。。。  のどぐろの付け合わせに “杏子ゼリー” というのがあったんですが、 「あんこゼリーだってぇ。きゃははは♪」 とか言ってて、今ひとつ頭のほうもよろしくはないご様子でありました。 君たちのようなお客様は、頼むからバイキングのほうのレストランに行ってくれよぉ。 そう思わずにはいられませんでしたが、ビュッフェと呼ぶのも烏滸がましいような奴らだったんですよね。 何でもいいけど 「烏滸 (おこ) がましい」 という漢字って、ちょっとだけ烏龍茶に似てますなぁ。

油物♪ 進肴♪

 とまあそんなこんなで、期待の 「のどぐろ」 は思った程の成果を挙げてはくれなかったんですが、続く “玉蜀黍と芝海老のかき揚げ” と “新潟和牛のトマトしゃぶしゃぶ” は、よかったです。 和牛のほうは量的にちょっと物足りないものがあったんですが、トマトのつけダレがさっぱりしていて、いかにも夏向け。 で、バナメイエビではない芝海老も、さすがという感じですな。 本マグロとバチマグロくらいの違いはあります。 で、最後に

食事と留椀♪

 で、最後にゴハン物と味噌汁が出て、

水菓子♪

 デザートが出て、おしまい。 食っていた当時は 「あんこゼリー女」 にムカついていたのもあって、さほどいい印象を持てずにいたりしたですが、こうして冷静に振り返ってみると冷製しゃぶしゃぶは美味かったし、バラエティに富んでいて、なかなか充実した内容であったな。 ただし沢蟹は除く。 そういう出来であったと評価していいのではなかろうかと。 そんな気がして来ました。

 とまあ、そんなこんなで部屋に戻ったんですが、ベッドルーム&リビングルームという構成は、個人的には今ひとつゆっくりと寛げないような気が。 寝るのはベッドでぜんぜん問題ないんですが、だらけてゴロゴロには、やっぱり畳の部屋のほうがいいな…と。 和洋室で露天風呂付きというのがいいな♪ そんなふうに思ったりもしたんですが、で、寝て、目が覚めて、朝〜。

【朝 風 呂】

 朝も大浴場に行ったんだと思われますが、浴衣姿の幼女はいなかったし、あまり記憶には残っておりません。 夜と朝で男女の入れ替えがあるワケでもなくて、ま、普通だったのではなかろうかと。

【朝  食】

朝食(その1)♪ 朝食(その2)♪

 ということで、朝食です。 バイキング、もしくはビュッフェ・スタイルっす。 このシステムの場合、和食系の地味な総菜やら、味噌汁やら、ゴハンやらには目もくれず、ウインナー、ハムハム、ソーセージ、もしくはベーコン。 そういった畜肉加工食品と玉子料理、それにサラダとパン。 そういったものを選ぶ傾向にある僕でありますが、ウインナーとベーコンはさすがにビジネスホテルとはちょっと違った高級なものを使用しているようで、美味しかったっす。 パンケーキは期待したほどではなかったんですが、デザート系が充実していたのはよかったっす。 フルーツとヨーグルトの他に、アイスクリームも何種類かあったりして、それだけで、元は取れた♪ そんな気分になっちゃいます。

【旅 立 ち】

 とまあそんなこんなで、チェックアウトして、駅までバスで送って貰って、おしまい。

【総合評価】

 ぜんぜん悪くはなくて、特に文句の付けようもなかったりするんですが、今回は前泊の宿の印象があまりにもよかったので、いちいち比べられてしまって、不憫でありますなぁ。 お子様向けのイベントやアクティビティは充実しているみたいだし、茄子好きの人なら “NASPA” で茄子パーティとか、いいかも?


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