ウェスティン都ホテル京都

【所 在 地】 京都府京都市東山区

【宿 泊 日】 平成26年04月06日(日)

【オフィシャルサイト】 http://www.miyakohotels.ne.jp/westinkyoto/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/1167/

【じ ゃ ら ん】 http://www.jalan.net/yad361088/

【近畿日本ツーリスト】 http://yado.knt.co.jp/st/S260111/

【交  通】

    : 名神高速・京都東ICより15分
  鉄道 : 地下鉄東西線・蹴上駅より徒歩3分
  送迎京都駅・八条口より無料送迎バスあり(09:00〜21:00 毎時00分・30分発)

 地下鉄東西線の蹴上駅より徒歩3分です。 け…蹴上。 ほぼ合ってますが 「けりあげ」 ではなくて 「かりあげ」 。 いや、違いますな。 「けあげ」 っすな。 地名の由来に関しては ここ を見て貰うとして、もう、義経ってば気が短か過ぎぃ。。。 そんな話をどこかに書いた気がするんですが、見つけることが出来なかったのでスルーするとして。 もうひとつ、 こんな説 もあるようですが、そんなお洒落なスポットにウェスティン都ホテルは立地しております。 「上吸っていい?」 「ん〜♪」 都、火照る。 都はるみとそのツレが一体どういう状況に置かれているのか、あまり深く考えたくはありませんが、有名な外資系火照る…じゃなくて、ホテルっすよね、ウェスティン。 詳細は Wikipedia 参照。 最高級ホテルだったんですな。知りませんでした。 で、アクセスは蹴上駅下車すぐ…となっておりますが、確かにほぼ目の前。 余裕を見ても3分あれば無事に辿り着けるでしょう。 東西線の駅なので、京都駅からだと烏丸御池駅で乗り換えなければなりませんが、 送迎バス があるから大丈夫。 サテライトコンシェルジュ (ご宿泊者専用 京都駅お荷物お預かりカウンター) なんてのもあるので、駅に荷物を預けて、手ぶらで観光出来ちゃったりもします。 さすがは最高級ホテル!

【地  図】   上記リンクをクリックして出て来た地図を参照して下さい。 桜の時期であれば、蹴上インクラインが目の前。 岡崎桜回廊十石舟の乗り場までもすぐ。 南禅寺や平安神宮も歩いて行けそうだし、悪くない立地のリッチ向けホテル。 そういう位置付けだと言えるのではないでしょうか。

【駐 車 場】 200台 1泊 ¥1,000(予約不要) (15時〜翌日13時まで それ以外は20分/¥100)

 京都の街中ってクルマでは走りにくそうで、駐車場もあまりなさそう。 あっても無駄に高そう。 そんなイメージがあったりするんですが、ここは町外れなので200台ものスペースが確保されているんですな。 翌日13時まで止めておいて大丈夫で、1泊1,000円という料金も良心的かと。 それ以外は20分/¥100。 普通、それくらいは取られちゃいますからねー。 どうしてもクルマで京都市内に法子みたい、いや、乗り込みたい。 そういう趣向の人にとっては有力な宿泊地候補となりそうです。 京都東ICから15分って、意外と近いしぃ。 で、宿の外観はこんな感じです。

外観@春(その1)♪ 外観@春(その2)♪


 こう見ると、さほど最高級っ♪ …という気もしないんですが、まあまあ、ぼちぼち。

【あらすじ】

 2泊3日で京都お花見旅に行ってきました。 1日目は 西山旅館 に泊まって、2日目はどうしようかといろいろ思い悩んだ結果、ここを選んだ次第でありますが、その結論に至った経過は、今となってはもう忘れてしまいましたなぁ。 夜に これ を申し込んでいたので、 花園会館 にお泊まりするというのがベストな選択だったんですが予約が取れなくて、こうなったらもう、どこでもいいやぁ。。。 そんな捨て鉢な気持ちであったものと思われます。

【料  金】 22,800円 (消費税込?) 本館スーペリアツインルーム・朝食付

 で、この最高級ホテル、一体、おいくら万円くらいするのかと思ったら、ん? 意外と安い? 日曜日だったし、夕食無しでこのお値段って、高いやんっ! そう思われるかも知れませんが、桜シーズン真っ盛りの京都で、地下鉄の駅から近くて、しかも最高級。 この条件ならこのお値段でも十分に有栖川有栖。

【フロント】

 フロントは高級っぽかった。 そのように記憶しております。 「空きがありましたので、広いお部屋に変更させて頂きました。」 そう、お兄さんから宣言されて、ラッキー♪

【部屋・設備】

 で、そのお部屋というのが、これ。

お部屋の様子♪ バスルームの様子♪


 スーペリアツインという、ちょっぴり高級そうな名前のお部屋だし、しかも広いお部屋に変更ということで、期待でかなりワクワクだったんですが、何か、思ってたよりも意外と普通。

  ラグジュアリースイートルーム(78m2) > ジュニアスイートルーム(52m2) > エグゼクティブクラブのデラックスツイン(38m2) > スーペリアルーム(25m2)

そういうランクなんですな。 「広いお部屋に変更」 の趣旨はスーペリアからデラックスへのランクアップではなく、スーペリアツインからスーペリアダブルへの変更だったようです。 (1台あたりのベッドの面積が) 広いお部屋だったんですな。 ま、確かにお一人様でツインだとベッドが1台余って無駄だったりするんですけど。 で、このホテルは眺めがいいという噂だったので、こちらのほうも期待でワクワクだったんですが、

窓から見える絶景(通常
版)♪ 窓から見える絶景(すごく頑張ったバージョン)♪


 きっぱりと、今ひとつっすな! ま、桜が咲いているのが唯一の救いなんですが、要はアレっすな。 もうちょっと銭を出してエグゼクティブクラブのデラックスに泊まれ! そういうことなんですな。 改めて お部屋の詳細 を調査した結果、僕が泊まったところは下から2番目であることが判明したんですが、あ、一応、28m2はあったんですな。 最下層ルームより3m2も広いっ♪ で、スーペリアでもグランドビューだと東山の雄大な自然や京都市内の街並みを望むことが出来るようなんですが、ま、もう既に済んじゃった事だしぃ。。。

【風  呂】

 大浴場とかはないので、部屋の風呂に入ったんだと思われますが、まったく記憶にありませんな。 最下層ルームと違ってスーペリアなので、お好きな水圧に調整できる 「ヘブンリーバス」 で旅の疲れを癒やしたものと思われるんですが、詳細は こちら で。 下のほうまでスクロールすると出てくるんですが、そうそう。 双頭の巨大怪蛇ゴーグみたいな感じのシャワーヘッドが確かに付いておりました。 巨大怪蛇というほどデカくは無かったんですが、下手に水圧が調整出来たりするので色々と試してみたくなって、無駄に時間を費やす結果となりました。 この程度のものがヘブンリーであるなら、別に地獄に落ちてもいっかぁ。 そんなふうに思ったりもしたんですが、ま、地獄は地獄で天国とは比べものにならないくらい嫌だったりするんでしょうけど。

【夕  食】

 夕食無しのプランで、僕の場合、前述の通り退蔵院の特別拝観でミシュラン星付の精進料理店「阿じろ」の “京の春御膳” とやらを頂きました。 詳しくは ここ で。 素晴らしかったっすぜ、ここの枝垂れ桜。 ここで頂く精進料理は雰囲気が群を抜いて抜群だったので、また期待があればリピートしたいと思っているんですが、この企画に絡めてウェスティン都ホテル京都にお泊まりするというのは、まったくお薦めしません。 蹴上駅−(地下鉄)−二条駅−(JR)−花園駅という移動は、けっこう面倒。 夜間の拝観を終えて宿に戻ると、けっこう遅い時間になっちゃいます。 夜桜を見るなら 「岡崎桜回廊十石舟めぐり」 のライトアップと絡めるのが無難ではなかろうかと。

【夜のお楽しみ】

 ということで、かなり遅い時間に宿に戻った僕でありますが、で、あとは寝るだけでありますな。 …と、普通ならそうなるところなんですが、今回はこの後にもうひとつ、お楽しみが控えておりました。 ほれ 。 「毎日ジャズライブを開催しております」 って、おお、いいじゃん♪ 詳細は こんな感じ 。 大抵がピアノのソロか、ピアノとヴォーカルのデュオで、派手なのにはまったく期待が持てないんですが、ちょっとお洒落な雰囲気を味わいたい。 そういった向きには最適かと。 オフィシャルサイトからネット予約が出来るので、席を押さえておくことにしました。 こうして自分を追い込んでおかないと、店の前まで行ったのに踏ん切りがつかなくて、10分くらい周囲をうろうろした挙げ句、やっぱり、やーめた!…っと。 そうさ、0%勇気〜、もうやらないしかないさ〜♪ そういう事態になりかねませんからね。 予約さえ入れてしまえば覚悟が決まって何とかなるので、とまあそんなことで、行ってみました。 あらかじめ席を押さえる必要がまったくないようなガラガラっぷりでありましたが、あぶない、あぶない。 あまりの人気の無さに、予約無しなら到着して3秒くらいで引き返す決断をするところでありました。 カウンター席にオッサンが約3名いるだけだったんですが、予約客の僕はいちばん奥のソファー席に案内されました。 と…とりあえず、カ…カクテルでも。 ジントニックとか、スクリュードライバーとか、モスコミュールとか、そういう定番モノでよかったんですが、僕でも名前を知ってるような飲み物がメニューに見当たらず、おまけにロングとかショートとか分類されていて、ワケが分からん。。。 とりあえずロングというのは量が多くて、アルコールに弱い僕にはとても太刀打ち出来そうにはないので、ショートの中から適当なのを選んで注文しておきました。 後から調べたら こういう意味 だったんですな。 ショートのほうがアルコール度数は高めなんすかぁ。 そんな基本知識も知らずに、量、少なっ! こんなん、間が持たんやん! …とか思いつつ、長い時間を掛けてチビチビと飲んでいたんですが、で、おつまみとしてソーセージの盛り合わせをチョイス。 精進料理はとっても風情があったんですが、ぶっちゃけ、ちょっと物足らなかったんですよね。 肉や、肉や〜、肉を腸に詰めて燻したの、持ってこーい!

 ・・・。 一刻も早く精進落とししたい気分だったんですが、いつまでたっても肉を腸に詰めて燻したのを誰も持って来てはくれません。 ソーセージの盛り合わせなんて、ソーセージを皿に盛って合わせるだけだから、すぐに出来そうなものなんですが、も…もしかして、存在を忘れ去られているとか? ただでさえ目立たないキャラだと言うのに、店の隅っこの席に追いやられちゃいましたからね。 このままずーっと肉を腸に詰めて燻したものを提供されることなく、それでもしっかりソーセージ代は取られて、気の弱い僕は文句を言うことも出来なくて、泣き寝入り路線一直線であるな。 そう、寂しく覚悟を決めたころになって、ようやく到着したんですが、焦らされた分だけ、余計に美味しく感じられましたぜ、肉棒が。 で、そうこうしているうちに、白人系のガイジン客が多数到着。 店の空気が俄然、騒がしくなってきましたが、店内にはカントリーっぽい雰囲気のBGMが流れておりました。 それが急にジャズっぽいのに変わったなと思っていたら、いつの間にやらライブが始まっていたんですが、本日の出し物はオネーサンの2人組。 まずはソロ・ピアノで数曲、軽くお客様の御機嫌を窺った後、もうひとりのオネーサンが登場して、お歌を披露する。 そういう段取りでありました。 白人系のガイジンさんにとって、こういう純日本人が歌うジャズって、どうよ? やっぱり、ジャズ(笑)って、感じ? そう、余計な心配をしたりもしたんですが、普通に盛り上がって楽しそうに聞いていたので、何よりでありました。 京都で、そして日本で、楽しい思い出をたくさん作って帰ってネ♪ 演目は超有名なスタンダードばかりなので、初心者にも安心。 ガイジンさんが 「テイク・ファイブ」 をリクエストしてましたが、あれ、あっちでも人気があるんですなー。 ソーセージの盛り合わせで肉欲も満たされたし、ショートカクテルで酔いも回ってきたし、いやあ、いいっすなぁ、こんな京都の夜も。 ということで、ライブも無事に終了。 歌のお姉さんは貴重な日本人客の僕のところに 「ありがとうございましたぁ。」 と挨拶しにきてくれて、いやいや、こちらこそ。楽しませて貰いましたぁ。 ということで、部屋に戻って、本日の予定はミッション・コンプリート。 僕はもう、寝ます。

【朝  食】

 で、朝起きて、インクラインを散歩して、ホテルに戻って、朝食タイム。 バイキング…って、いや、そんなお下劣なものではありませんな。 天下のウエスティンなので、恐らくは 「ビュッフェ」 とかいう小洒落たモノであるに違いないんですが、そういうアレと和食膳と、どちらか好きなほうを選べるようになっています。 和洋バイキングなら間違いなくウインナー、ハムハム、ソーセージ、ベーコンを搾取して、しらすおろしとか、鮭の塩焼きとかには目もくれない僕なんですが、京都まで来てウインナーとハムとベーコンというのもちょっとアレな気がするし、ウインナーは昨夜の段階で十分に盛り合わされていたし、バイキングだと糞ガキがウザいというイメージがあるし、とまあそんなこんなで、和食膳のほうに行ってみることにしました。 和食なのに何故か中華料理の店で提供されるんですが、朝イチの時間に行ったら他に誰もいなくて、のんびりゆったり貸切状態。 ま、すぐに何組かの客が入ってきたんですが、騒いだり暴れたりするガキはおらず、静謐な空気が漂っております。 で、この中華屋さんは、なかなか雰囲気&眺めがよかったりするんですよね。

朝食会場@中華屋(その1)♪ 朝食会場@中華屋(その2)♪


 お洒落〜♪ 中国料理 「四川」 。 名前はベタっすな。 中華三昧のおかげで、広東風は醤油味、北京風は塩味、四川風は味噌味。 そんなイメージが出来上がっているんですが、この 「四川」 の朝食はこんな感じ。

純和風朝食@中華屋♪ 純和風朝食@中華屋のデザート♪


 そんなに味噌味ではなかったっすな。 強いていえば味噌汁がちょっと味噌味っぽいかな? そんな程度。 定番の湯豆腐もあるし、これは 「ちりめん山椒」 ざんしょ? …で、東京の山の手のマダムも納得。 中華屋なのに京都っぽさ満載で、こちらをチョイスして大正解でありました。 前の日の夜にソーセージの盛り合わせが出て来ないまま終わっていたりしたら、ムキになってバイキングでソーセージを食いまくることになっていたと思いますけど。

【旅 立 ち】

 朝食から戻ってくると部屋のドアの下の隙間に何やらカードのようなものが1枚。 お客様に置かれましては料金のご精算は不要なので、フロントに立ち寄る必要はない。 電話1本でチェックアウトの手続きが出来る。 そのような趣旨の記載が書かれておりました。 前泊の西山旅館ではチェックアウトの際、女将さんがお茶を点ててもてなしてくれたんですが、それとは対極の超合理的なサービスでありますな。 さすがは外資系!

【総合評価】

 悪くはなくて、よかったっす。 「広いお部屋に変更させて頂きました。」 とか、余計な期待を持たされなければ、もっとよかったと思います。 ジャズ・ライブはいい雰囲気だし、ソーセージも美味しいっす。 異常にガイジンさんが多かったりするので、京都でお手軽に海外旅行気分を味わいたい人には超オススメ♪


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