旅亭 田乃倉

【所 在 地】 大分県・由布市湯布院町

【宿 泊 日】 令和 3 年04月09日(金)

【オフィシャルサイト】 https://www.yufuin-tanokura.com/

【楽天トラベル】 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/38277/

【じ ゃ ら ん】 https://www.jalan.net/yad320454/

【一 休.com】 https://www.ikyu.com/00001043/

【J T B】  https://www.jtb.co.jp/kokunai_hotel/htl/8413018/

【るるぶトラベル】 https://www.rurubu.travel/hotel/japan/yufu/ryotei-tanokura

【近畿日本ツーリスト】 https://yado.knt.co.jp/st/S440055/

【交  通】

    : 大分自動車道・湯布院ICより10分
  鉄道 : JR久大本線・由布院駅より徒歩20分。
  送迎 : あり (駅到着時に要電話)

 
 金鱗湖のすぐ手前、駅から1.5キロ、徒歩で15〜20分くらい。 片道だけなら普通に歩ける距離なんっすが、送迎もしてくれます。 サイトによっては 「事前予約が必要」 みたいなことが書いてあったりするので、メールで、 「由布院駅に16時44分到着予定ですが、送迎をお願い出来ますでしょうか?」 と、丁寧にお伺いを立てたところ、「ご到着時にお電話いただいてからのお迎えになります。 お手数おかけしますが当日お電話くださいませ。」 という返答がありました。 ま、駅から電話をすれば、5分くらいで迎えに来てくれるだろうし、何らかの都合で、駅に着くのが予定より早くなったり、遅くなったりすることもあるだろうし、時間に縛られなくて、いいかも知れませんな。 で、駅に着いて電話をしたところ、以下、 ここ 参照。 3段落目のところに、この続きが書かれております。 ちなみに、別府から由布院に向かうには、JRよりもバスのほうが便利だったりするんっすが、 “ゆふりん号” というのがあるんっすよね。  “湯+不倫” ではなく、“(湯布院+鉄輪)−(布院+鉄)” 。 別府にある鉄輪は “てつりん” ではなく “かんなわ” と読むんっすが、語呂の良さを重んじて、 “湯布輪 (ゆふりん)” になった模様。 これ っすな。 予約は不要、TOICA などの交通系ICカードも使えるので、便利っす。 で、これを利用する場合、終点の由布院駅前まで行かずに 「岳本・金鱗湖入口 (たけもと・きんりんこいりぐち)」 というところで降りると、そこから宿までは歩いて5分くらいなので、駅前に何らかの用がある人以外は、ここで降りるといいのではなかろうかと。 え? 何てバス停だっけ? …と、忘れてしまった場合は、財津一郎を思い浮かべて下さい。 もっと、もっと、タケモっト♪ で、そうそう。 送迎車はワンボックス・タイプだったんっすが、違う宿の名前が書かれていたので、ちょっと戸惑ってしまいました。 「旅亭 田乃倉」 と 「湯布院 山灯館」 が姉妹館なのは知っていたんっすが、 「寛ぎの宿 なな川」 というのもお仲間なんっすな。 送迎車にその名前が書かれていたので、一瞬 「ん?」 と、思ってしまいました。 「なな川も、お仲間」。 そのように覚えておくと、焦らなくて済むのではなかろうかと。

【地  図】  アクセス (由布院まち歩きマップ)

 地図に関しては、オフシャルサイトを参照。 「まち歩きマップ」 のほうも参考になると思います。 送迎車は恐らく、駅前・由布見通りから県道216号に入り、“由布院昭和館” の手前を右に曲がり、朝霧坂というのを下って、小さな川の手前に出て、そこを左折したのではなかろうかと。 この川沿いの道は、かなり狭くて、観光客もウロウロしているので、自分で車を運転する場合は注意が必要なんっすが、送迎車の運転手は愛想こそ皆無だったものの、運転技術は確かであるようで、特段、人を撥ねたりすることもなく、無事、宿に到着〜。 自家用車の場合は、“由布院昭和館” の手前を右…ではなく、その先で曲がって “昭和浪漫倶楽部” の前に出るルートが推奨されているみたいっすな。 名前が紛らわしいんっすが、で、駐車場は、こんな感じ。

【駐 車 場】 収容台数不明・無料 (部屋数:11室 )

駐車場っ♪

 恐らく姉妹館とも共通で、それを考えると、収容台数がやや心許ないようにも思えるんっすが、 ここ を見ると、アスファルト化、変身! すごくないですか?! いや、それほどでも…。 

【あらすじ】

 何となく、別府にでも行ってみるぅ? そんな気になったので、行ってみることにしました。 僕は通年、春夏秋冬の年4回、お泊まりでどこかに遊びに行くことにしていたんっすが、去年は新型コロナウィルスのお陰で、それも果たせず、 この時 以来、ほぼ1年ぶりでありますな。 今年の春になっても収束する気配は感じられず、むしろ、状況は悪化しているようにも思えるんっすが、4月9日の時点では、東京とか大阪でなければ、お出掛けしても、さほど問題ないと思われる空気が流れていたような気がするので、えーい、行ったれ〜!

【料  金】 44,000円 (消費税・サービス料込) 温泉露天風呂付 和室10畳 禁煙 夕食部屋食 お約束プラン 1泊・2食付

 結構、お高いっす。 が、余裕です。 会社の永年勤続表彰で、JTBの旅行券を20万円分も貰っちゃったんっすよね。 うちの会社の社長の哲くん、髪はちょっぴり不自由なんっすが、めっちゃ太っ腹。 で、これだけあれば、いわゆる 御三家 にだって泊まれちゃうんっすが、僕は東京よりも大阪、東大よりも京大。 2番手のほうが好きだったりするんっすよね。 ということで、御三家に次ぐ格式であるものと思われる、御四〜六家くらいを狙ってみることにしたんっすが、どうせなら、露天風呂付きの客室がいいなぁ…と。 で、お一人様でも泊まれて、JTBの旅行券が使える。 そんな縛りの中で候補に挙がったのが、この 「田之倉」 と、姉妹館の 「湯布院 山灯館」 。 別府も候補に加えると、もっと選択の幅が広がるんっすが、一度くらいは由布院に泊まってみたい気がするし、で、別にどっちでもよかったんっすが、田之倉のほうが宿の格としては、上? そんな気がしないでもないので、ま、こっちでいいかぁ…と。

【フロント】

 送迎車から降りて、

門だもーん♪

 こんな門をくぐって、チェックイン。 雰囲気ありますなぁ。 “旅亭” を自称しているみたいなんっすが、確かにちょっと、料亭っぽいっすよね。 料亭赤だし を出してくれそう。 んなもん、桑名の民家でも普通に出してくれそうなんっすが、で、すぐさま、係のお姉さんが部屋まで案内してくれて、そこで入館の手続きをする。 そういう流れだったのではなかろうかと。

【部屋・設備】

 で、案内されたお部屋は、こんな感じ。

和室10畳♪

 ぶっちゃけ、ごく普通の10畳の和室でありますな。 可もなく、不可もなく、カフカもなく。 ま、 「変身」 とか置いてあったとしても、そんなに読みたいとは思えないし。 で、

内風呂♪

 内風呂もありました。 そんなに大きくはなく、結局、ここは一度も使わず仕舞いだったんっすが、問題は露天風呂っすよね。 これがショボかったりすると、ちょっとガッカリなんっすが、JTBのサイトでは全貌が掴めなくて、果たしてどんなものかと思ったら、

お部屋の露天風呂♪

 おおっ! めっちゃエエやん♪ 周りは塀に囲まれているので開放感は無いんっすが、ちょっとした庭みたいになっていて、檜 (←たぶん) の湯船には、源泉 (←たぶん) がナミナミと掛け流し (←たぶん) 。 洗い場 (←たぶん) も付いていて、いや、さすがにこれに関しては、洗い場! …と、自信を持って言い切ることが出来るんっすが、これだけ露天風呂が立派なら、部屋が普通の10畳和室でも、まったく問題はありません。 で、続いては、

抹茶&お茶菓子♪


 お茶 & お茶菓子。 おお、抹茶やん。 凄ぇぇぇぇ! で、お茶菓子のほうも、その辺で買って来た 「由布院さぶれ」 みたいな適当なものでなく、手作りの羊羹。 おぉぉぉぉぉ♪ やっぱ、由布院のちょっとお高い宿ともなると、違いますなー。 これらをサーブしてくれた係のお姉さんは、オッサンから 「お姉さん」 と呼ばれたくないに違いないお年頃の若いギャルだったんっすが、だからといって 「妹」 とか呼ぶのも変だし、ま、呼び方の問題はされおいて、とっても愛想がよくて、極度のコミュ障である僕でも、それなりに会話が成立する。 そんな、有り難いキャラでありました。 「どちらから来られたんですかぁ?」 「三重県…って言っても、名古屋のすぐ近くなんやけど、桑名…。」 ま、桑名と言っても、若いギャルに通用する筈が無いんっすが、かなりベテランのお姐さんなら、 「その手は桑名の焼き蛤」 で、何とかなる可能性が皆無ではなかったりするんっすけどね。 が、この若いお姉さん…というか、お妹さん、「え?」 みたいな、ちょっと意外な反応。 「私、岐阜なんですよぉ! こちらに来て、まだあまり日が経ってなくて。」 え、そうなん? 「258号線を走ったら、すぐに桑名ですよぉ!」 え、マジで? 海津市 (旧・南濃町) とか? さすがに、そこまで近くは無かったんっすが、「大垣なんです!」 おお、マジ? 桑名と大垣は、お妹さんが言うところの国道258号線 (←通称・大桑国道。 “おおくわ” ではなく、 “だいそう” 。 大垣+桑名で、大桑 ) で繋がっているし、近鉄養老線 (←現・養老鉄道線) も走っているし、岐阜県内でもかなりシンパシーの持てる街だったりするんっすが、まさか由布院で大垣ギャルに会えるとは! 何故、遠く離れた由布院の地で働くことになったのか。 そんなプライベートな問題に踏み込むことは出来なかったんっすが、で、羊羹 (←甘くて美味しい) を囓って、抹茶 (←苦くて、オトナの味) を飲んで、一息ついたところで、さ、温泉っすな。

【風  呂】

 まずは姉妹館。 そっちのほうの風呂 にも入れるということなので、まず、そっちに行ってみることにしました。

姉妹館へ移動♪

 「山灯館」 とは、こんな感じの通路で繋がっています。 真ん中あたりに見えてる階段を右のほうに進んでいくと、風呂場があります。 真っ直ぐに進むと 「なな川」 なんっすが、そっちには大浴場がないようなので、2ヶ所の大浴場を3館で共有ということになろうかと。 となると、混むかな? そんな懸念があったんっすが、大丈夫でした。 金曜日ということもあるし、露天風呂付き客室に泊まっているペヤングは基本、自室の風呂で、あんなことやら、こんなこと。 ああん、そんなことまでぇ♪ そのような行為に耽っているものと思われ、まず最初に向かった山灯館の、んーと “妃泉の湯” のほうでしたかね? 名前だけみると、女湯に潜入したように思われるかも知れませんが、夕方〜夜と朝で男女入れ替え制になっていて、今の時間は男湯になっているほうに行ったら誰もいなくて、貸切状態でありました。 思ったより、こじんまりとした大浴場…というか、中浴場な感じだったんっすが、で、無色無臭で、癖のない泉質ではあるんっすが、いやあ、いいっすなぁ、温泉。 仕事のこととか、仕事のこととか、仕事のこととか、すべて忘れて、現実から逃避することが出来ます。 う〜、たまらんっ! んなことで、続いて、自分ちの宿のほうの風呂に移動。 大浴場のすぐ隣には、こんなものが。

敷地内の源泉♪

 おお、敷地内に源泉がぁぁぁぁ。 凄ぇぇぇぇぇ! こちらの大浴場も2ヶ所あって、時間によって男女で入替になるんっすが、んーと、 これ 。 この時間は “金鱗(きんりん)の湯” のほうでありました。 別に金鱗湖が見えたりするワケではないんっすが、山灯館のほうより、こっちのほうがちょっとだけ広くて、風情もあって、よかったっす。 で、こっちにも誰もいなくて、またしても貸切。 贅沢っすなぁ。 あっちのほうの温泉の説明に、山灯館のお湯は女性のお肌に優しく、肌がスベスベになるとお客さまよりお褒めのお言葉をよくいただいております。 そんなことが書かれているんっすが、個人的な感覚だと、田乃倉の湯のほうが、もっとスベスベするような? すぐお隣なんっすが、源泉が違うっぽい? 後から書く予定なんっすが、今回のプランは夕食が部屋食。 食事をサーブしてくれたのは、例の大垣ギャルだったんっすが、 「温泉には入られましたぁ?」 そんなふうに話を振られたので、 「入りました! 2つとも入りました! もしかして、泉質、違います?」 そんなふうに返してみたところ、「そうなんですよぉ!」 おお、やっぱり♪ 泉質の違いが分かる男、サバくん。 出来るな! そんな印象を与えることが出耒たに違いなくて、いやあ、当てずっぽうでも何でも、言ってみるものですなぁ。 「いや…、同じですけど?」 とか言われたら、そこで会話が途切れて、気まずい空気が漂うことになるので、知ったかぶりするのは諸刃の剣なんっすが、僕は自分の感覚を信じてましたからね。

 で、無論、その後、自分の部屋の露天風呂にも入りました。 何度も何度も入りました。 何度も入らないと元が取れないので、ちょっとムキになってしまうんっすが、そんな損得勘定を抜きにして、この露天風呂は最高でありました。 檜 (←たぶん) の湯船に身を沈めると、源泉 (←たぶん) がザバーっと溢れて、うー、たまらんっ♪ 湯の温度がこれまた、何とも言えずに適温だったりするんっすが、常に源泉 (←たぶん) が注がれているので、いつ入っても適温で、最高っ♪ 大浴場に貼られていた成分表によると、源泉の温度は50℃くらいみたいなんっすが、丁度、お手頃っすよね。 下手に100℃くらいあったりすると、水で薄めないとクソ熱くて入れなかったりして、本末転倒なんっすが、50℃なら、適当に掛け流してやれば、適当な温度になりそうですもんね。 エエやん♪

【夕  食】

 ということで、続いては夕食。 僕が選んだのはJTBの “夕食部屋食 お約束プラン” なので、お部屋食なのは約束されているんっすが、 ここ を見ると、JTBが約束してくれなくても、部屋食なのがデフォっぽい? で、月がわりの懐石料理として、いくつかの例が書かれているんっすが、今現在の食事内容は明記されていないので、当日のお楽しみということになりますか。 (9月の一例) を見ると “鮑ぷりんのへちまソース” などという品目があるんっすが、個人的に鮑は好きではないので、こういうのに当たらないといいな…と。 強肴は “おおいた和牛” だったり “大分特産のおおいた和牛” だったりするんっすが、大分特産ではない “おおいた和牛” が出されることもあるんっすかね? 出来れば “大分特産のおおいた和牛” のほうがいいんっすが、これも運次第ということになりますか。 で、JTBのプランは料理の内容が分かりにくくて、ここに書かれたものとは別の構成になっている可能性もあるんっすが、例えば この宿 に泊まった時は、僕に何の断りもなく、勝手に “毛ガニ” が付いて来ちゃったり。 で、この日のお品書きはというと、

お品書き♪

 こちら。 おおっ! 強肴は “おおいた和牛” でも “大分特産のおおいた和牛” でもなく、“特上おおいた和牛しゃぶしゃぶ” やん♪ 特上というだけで、大分特産とはどこにも書かれていないんっすが、ま、特上なら別に、どこ産だって、いいっすよね。 受付を担当してくれた大垣産の妹さんが順次、絶妙のタイミングで運び入れてくれたんっすが、んーと、まずは

食前酒・先付・前菜♪ 吸物・向付♪

 食前酒・先付・前菜・吸物・向付…っすかね? 食前酒は “梅酒 かち割り氷” 。 梅酒は好きなので、嬉しいっす。 かち割り氷が入っているのも嬉しいっす。 右側に見えているのは別注のレモンサワーなんっすが、レモンのスライスがブッ刺さっているのが嬉しいっすな。 で、このレモンサワー、飲みやすくて、美味ちい♪ 後からライムサワーを追加で注文したんっすが、そっちのほうも美味ちい♪ で、先付。 “蕗みそ豆腐 生雲丹 キャビア 花弁百合根” っすか。 雲丹とかキャビアとか、あまり好きではなかったんっすが、食ってみたら、意外とイケたりして、ここに関しては問題がなさそう。 で、続いて前菜。 詳細に関してはお品書きを参照して貰うとして、いくつかピックアップすると、 “子持昆布の山葵トロロ 干子” 。 ・・・ 。 あまり好きではないんっすよね、子持昆布。 ま、これが本当の親子であれば、親子揃って山葵トロロで和えられたりして、涙を禁じ得ないんっすが、 卵の正体はアレと同じ! え、ニシンの卵なん? 昆布の子供とちゃうん? それを知って、僕はますます子持昆布が嫌いになってしまったんっすが、ま、あのツブツブが昆布の実の子だったところで、別段、好きになれる要素はどこにもなかったりするんっすけど。 それはそうと、山葵トロロ。 これはまあ、分かるとして、その先に書かれている “干子” 。 これ、何なん? 桑名の名刀・ 村正 を作ったのが、何かそんな名前だった気がするんっすが、村正 (むらまさ) 、通称千子村正 (せんご むらまさ) は、伊勢国桑名 (現在の三重県桑名市) で活躍した刀工。千子派の祖。 そうそう、これ。 こんなものが子持昆布に振りかけられているとは思えないんっすが、 これ ? また、得体の知れない変な珍味を…。 これ以外にも、姫栄螺とか、桜海老とか、串打ちの (鯛真子) とか、僕があまり好きではない魚介類の類いの珍味系っぽい食材が散見されるんっすが、石野真子ならともかく、鯛真子って、絶対、変なサカナのタマゴ系のヤツっすぜ? ま、どれも量的には些少なので、食べてみて、そんなに嫌なものはなかったりしたんっすが、そもそも僕の嫌いな食べ物って、食べず嫌いだったりする場合が多いし。

 で、吸物。 “蛤の道明寺真丈” うんぬん。 ハマグリっすかぁ…。 僕は魚介類の類いがあまり好きではないので、ハマグリも桑名の名産で無ければ切り捨てちゃうところなんっすが、そこは郷土愛でカバーして。 で、道明寺。 何それ? …と思う人もいるかも知れませんが、 関西風の桜餅 をイメージして頂ければいいのではなかろうかと。 餅のような、練り物のようなものの中にハマグリの剥き身が入っていて、なかなか凝った吸物でありましたな。 「ハマグリと言えば桑名なんですが、大分のハマグリも美味しいですよぉ。」 そんな振りが大垣産のギャルの妹ちゃんから出なかったのは、ちょっと残念なんっすが、若いギャルの間では、そんなに浸透してませんからね、「その手は桑名の焼き蛤」。 で、続いて、向付。 お造りとか、御造里ではなく、そういう言い方をする場合もあるんっすな。 “旬の地魚四種盛り” 。 その中には 「関アジ」 も含まれておりました。 めっちゃ楽しみにしていたので、嬉しかったんっすが、ぶっちゃけ、普通の鰺との違いが、そんなに分からなかったり。 ま、普通に美味しかったんっすけどね。 で、海老は既に殻を剥かれた状態でありました。 海老の殻を剥くのは、手がベタベタになるし、面倒だし、何もいい事はないので、剥いてくれて有り難い限りなんっすが、で、剥かれた殻が素揚げになって添えられておりました。 バリバリ、いっちゃってください。 そういう趣旨なんでしょうが、僕は海老の殻があまり好きではないので、残してしまいました。 ま、別にバリバリ、いっちゃってもよかったんっすが、本当に食っていいものなのかどうか、今ひとつ確証が持てなかったんっすよね。 あるいは、ただの飾りのつもりなのかも知れないし、君子、危うきに近寄らず。 そう、伊藤君子 (いとう きみこ) も言ってたし。

強肴♪

 で、次。 強肴の “特上おおいた和牛しゃぶしゃぶ” 。 おおっ、これは特上。 めっちゃ惜しいそう♪ タレは事前に胡麻ダレとポン酢、好きなほうを選べるようになっていたので、胡麻ダレのほうを選んだんっすが、お肉、美味ちい♪ めっちゃ美味ちい♪ 文句なしに美味ちい♪ ただ終盤、胡麻ダレが薄まってしまって、あまり味がしなくなっちゃったので、胡麻ダレとポン酢、両方を持って来て貰えると、もっとよかったかな…と。 そのような事態に備えて、 こういうの を買って、持参するのもいいかも知れませんな。 普段の弁当にも使えそうなので、オタフクのミニウスターソースや、トマトケチャップ&マスタードの小袋と一緒に、ポチっておきました。 で、特上おおいた和牛。「こちらはA4ランクのお肉です。 A5ランクだと、脂身ばかりなので、こっちのほうが美味しいですよね。」 大垣ちゃん (仮名) がそんなことを言っておりましたが、確かに。 門司港駅のレストランのビーフカツみたいに、脂身ゼロの赤身肉というのも、ちょっとアレなんっすが、脂身ばかりというのも問題っすよね。 あと、「三重と言えば、松阪牛が有名ですよね。大分の和牛と、食べ比べてみてくださいね!」 そんなことも言っておりましたな。 そうやって、話題を振って頂けると助かるんっすが、「そうっすね!」 おお、超コミュ障の僕でも、ちゃんと会話が成り立ってるやん! 今から思えば、「岐阜だと飛騨牛が有名っすよね。 あ、大垣なら養老の焼肉街道とか?」 そんなふうに、こちらからも話題を広げたほうがよかったかも知れませんが、ま、向こうも忙しいだろうから、オッサンの戯言には、あまり付き合ってくれないかも知れませんけど。 で、続いて、

名物椀♪

 名物椀。 “粟餅菊花餡掛け 青唐” だそうです。 一見すると地味な料理なんっすが、これが意外と美味ちい♪ 地味に美味ちい♪ 名物にするだけのことは、椀やな。 そのように評価していいのではなかろうかと。 で、残りは

蓋物と旬菜♪ 食事と香の物♪

 蓋物と旬菜。 この辺りはちょっと地味っすな。 ピークは過ぎたな…と。 “鮎並春菜蒸し ずわい蟹餡” っすかぁ。 鮎かぁ。 しかも、上ではなくて、並かぁ。 …とか思っていたら、これ、鮎ではなくて、アイナメなんっすな。 ま、サカナであるには違いないんっすが、精神を逆撫でされるほど嫌いなワケではないので、ま、いっかぁ…と。 “蛍烏賊酒煮” 。 これも決して好きな食材ではないんっすが、レモンサワーとライムサワーですっかり酔っ払っていたので、ま、いっかぁ…と。 で、後はご飯とお味噌汁とお漬物。 最近、旅館の料理が食べきれなくて、残しちゃうことが多くなってしまったんっすが、今回はちょうど適量でありましたな。 で、最後の水物。

朝食(その1)♪

 果物だけだったりすると、何か物足りないんっすが、 “桃のババロア 桜アイス メロン 苺” 。 完璧っすな。 終わりよければ、すべてよし。 夕食に関しては、最高っ♪ …ということで、いいんじゃね? そのように評価していいのではなかろうかと。

 で、その後、お食事を片付けて、布団を敷いてくれました。 この業務は仲居さんとは別の、専業のオッサンであることが多いっすが、ここでは、それも大垣ちゃん (仮名) のお仕事。 料理の部屋だしだけでも大変なんっすが、布団敷きまで。 よく働きますなぁ。 現実から逃避して、仕事のことを忘れて、温泉に浸かって、美味いものを食って、ダラダラしている自分が、何だか申し訳なく思えてしまいますが、大垣に帰る機会があれば、桑名にも遊びに来てね! ハマグリとか、柿安の肉とか、安永餅とか、多度豆とか、アイス饅頭とか、食べてね! で、後は部屋でゴロゴロしたり、部屋の露天風呂に浸かったり、ゴロゴロしたり、露天風呂に浸かったり、ポットの冷たい氷水を飲んだり、露天風呂に浸かったり、冷たい氷水を飲んだり、露天風呂に浸かったり。

夜のお庭♪

 夜のお庭も、なかなか風情があるんっすが、とまあそんなことで、じゃ、お休み〜。

【朝 風 呂】

 夜中に目が覚めたので、露天風呂に浸かったり、冷たい氷水を飲んだりして、そうこうしているうちに朝になったので、朝風呂〜。 朝は5時から空いていたのではなかったかと。 山灯館と田之倉。 どちらも、昨日とは違うほうに入ることが出来ました。 またしても、どちらも貸切状態で、最高の贅沢でありますな。 朝晩、全部で4ヶ所に入ることが出来、それぞれ、趣が違ってよかったんっすが、田之倉の “源流の湯” というのがいちばん広くて、内湯には “あつ湯” と “ぬる湯” があって、よかったな…っと。

【朝  食】

 でもって、続いては朝食っす。 あ、風呂に入った後は、金鱗湖だとか、ちょっと離れた川のほうだとか、そんな辺りを1時間ほど散策してみました。 で、宿に戻って、朝も部屋食っす。 またしても、大垣ちゃん(仮名)が持って来てくれます。 1泊2日、ずーっと同じお部屋係が世話をしてくれるというシステムなんっすな。 で、持って来てくれたものは、こちら。

朝食(その1)♪ 朝食(その2)♪

 生野菜のサラダが、けっこう大量。 自家製のドレッシングが美味ちい♪ 固形燃料で加熱するヤツの中身は湯豆腐。 トロッとしていて、美味ちい♪ 後はまあ、焼き魚だとか、だし巻き卵だとか、明太子だとかの定番。 僕は魚介類のタマゴ系がアレなので、明太子はそんなに好きではなかったりするんっすが、ま、福岡からも近いし、準・地元系ということで、しっかり押さえておきたいっすよね。 その他、右側の写真のような魚肉練り製品+豆腐 (?) の餡かけ風みたいなのもあって、で、

朝食(その3)♪

 デザートのヨーグルトも美味しくて、いやあ、朝食も美味しかったな♪ …っと。

【旅 立 ち】

 チェックアウトする前に、もう一度、部屋の露天風呂に浸かって、十分に元を取ったところで、おしまい。

【総合評価】

 夜と朝、ぜんぶで4ヶ所の温泉に入れるのがいいし、部屋の露天風呂は極楽の極みだし、夕食も朝食も、ゆっくりと部屋食で楽しめるし、美味しいし、量も適正だし、ずーっとお世話をしてくれた大垣ちゃん (仮名) も、極度のコミュ障を相手に、よくコミュニケーションを取ってくれたし、総合的に見て、めっちゃよかったっす☆


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