ホテルプラザアネックス横手

【所 在 地】 秋田県・横手市

【宿 泊 日】 令和 5 年04月16日(日)

【オフィシャルサイト】 https://yokote.co.jp/annex/

【楽天トラベル】 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/55778/

【じ ゃ ら ん】 https://www.jalan.net/yad302794/

【一 休.com】 https://www.ikyu.com/00001299/

【yahoo!トラベル】 https://travel.yahoo.co.jp/00001299/

【J T B】 https://www.jtb.co.jp/kokunai-hotel/htl/2216A04/

【るるぶトラベル】 https://www.rurubu.travel/hotel/japan/yuzawa-shi/hotel-plaza-annex-yokote

【近畿日本ツーリスト】 −−−

【日本旅行】 −−−

【交  通】

    : 秋田自動車道・横手ICから約10分
  鉄道 : 奥羽本線・横手駅から徒歩5分
  送迎 : なし

 車の場合、秋田自動車道の横手ICから10分くらいかと。 わりと便利っすな。 どこからどんなルートを走っている高速道路なのかは知りませんが、んーと、 これ っすか。 岩手県北上市から北上してくるんっすな。 盛岡市からだと上からにしろ、下からにしろ、ぐるっと回る感じで、めっちゃ遠回り。 で、鉄道の場合、横手駅から歩いて5分なので、とっても便利。 オフシャルでは「徒歩2分」を謳っているんっすが、それもあながち間違いではないくらい、ほぼ駅前と言っていいと思います。 が、この横手駅というのが地味に不便。 奥羽本線という立派な路線の駅なんっすが、欧州と天才・丹羽君を結ぶルート? いや、違いますな。 まず、欧州というのが違います。 欧州まで電車で行けるなら、琴欧洲が里帰りするときに便利なんっすが、残念ながら奥州にしか行きません。 で、天才・丹羽君。 これも違います。 そもそも、誰や? …と思われるかも知れませんが、僕が小学生だった頃の同級生。 友達ではなかったので、クラスメイトとは呼びません。 天才・丹羽君の呼び名の通り、とっても頭のいい学童でありました。 が、性格に難があったので、友達にはなりませんでした。 で、奥羽本線。 おおう、本線〜、本線王子〜♪ 「おーい!はに丸」 の節で歌おうとすると、本線王子って、誰や? …という話になってしまうんっすが、奥羽本線 (おううほんせん) は、福島県福島市の福島駅から、東北地方の山間部を縦貫し、山形県・秋田県を経由して青森県青森市の青森駅に至る鉄道路線(幹線)である。 一部区間ではミニ新幹線として東北新幹線との直通運転が行われており、福島駅 - 新庄駅間には山形新幹線 「つばさ」 が、大曲駅 - 秋田駅間には秋田新幹線 「こまち」 が運転されている。 あ、「おおう、本線〜」 じゃなくて、 「おうう、本線〜」 なんっすな。 余計に歌いにくいじゃん!  で、問題の横手駅なんっすが、山形新幹線も、秋田新幹線も、どちらも走っていないという。 秋田新幹線の場合、大曲という “格下” の駅で乗り換えなければならなくて、横手市民は悔しい思いをしているに違いありません。 秋田新幹線の路線図 。 大曲で大きく曲がってます。 確か、進行方向も逆になるのではなかったかと。 で、大曲から横手までは20分足らず。 時間的には大したことないんっすが、便数が少ないので要注意! …っすぜ。

【地  図】 オフィシャルサイトの アクセス 参照。 駅前っす。 再開発も進んでいて、わりと都会だったりするんっすが、 JR横手駅の再開発ビル、基礎のボルト位置ずれたまま施工…営業開始3日前に発表 。 うわぁ…。 ヤベぇ、ミスった…。 どうしよう? 報告したら叱られるし、工期はめっちゃ遅れるし、うーん…。 最初の時点で言い出せないと、そのままズルズルと先延ばしになって、言うに言えなくなって、隠蔽しちゃうんっすよね。 で、直前になって、良心の呵責に耐えかねて、ゲロっちゃうと。 「何で、もっと早く言わんかったんや!」「すいません、すいません…。(言いたくても、言えんかったんや!)」 担当者は胃炎になったに違いありません。

【駐 車 場】 立体駐車場・平面駐車場あり・無料 (詳細不明)

 詳細は不明っす。 というのも、ホテルプラザアネックス横手横手駅前温泉ゆうゆうプラザホテルプラザ迎賓と同じ建物) 、それに、僕が行った時は改装中だったんっすが、横手プラザホテル。 プラザグループの3つの建物だとか、立体駐車場だとかが混在していて、何がなんだか。 とりあえず、駐車するには困らないキャバが確保されていると言っていいのではないかと。

【あらすじ】 詳しくは前の日に泊まった ここ を参照。 角館へお花見に行った。 1日目は田沢湖と乳頭温泉郷の中間のエリアに泊まった。 で、2日目はどうしよう? 秋田市のビジホに泊まる。 盛岡市のビジホに泊まる。 岩手県内、もしくは宮城県内の温泉宿に泊まる。 いくつか選択肢はあったんっすが、

【料  金】  40,700円 (消費税・サービス料込) 源泉掛け流し 個室露天風呂付客室・比内地鶏・稲庭会席 1泊・2食付

 お値段、4万円超え! ここの露天風呂付客室と、それに付随する特典に惹かれて、結局ここに決めてしまいました。 横手駅前プラザ連合のホテルの格付けは恐らく、

  ホテルプラザ迎賓 > ホテルプラザアネックス横手 > 横手プラザホテル

 なのではないかと思われますが、ホテルプラザ迎賓には、そこそこ立派な部屋はあるものの、 個室露天風呂付客室はなく、ホテルプラザアネックス横手には、それがあります。 ちなみに、リニューアルオープンした横手プラザホテルのカプセルルームなら、まだやってるかどうか分かりませんが、OPEN 記念特別価格で 3,000円。 無論、素泊まりだと思われますが、ゆうゆうプラザ天然温泉無料・館内レストラン10%引き券付きで、いいっすよね、これ。 露天風呂付き客室・2食付きとは言え、13.56カプセル相当もの大金を払うだけの価値があるのか? …と言われると、僕は十分に 「ある」 と思います。 何せ、露天風呂付き客室にお泊まりのお客様に与えられた特典が半端ありません。 ちなみに前泊地 「セルリアンリゾートAONI」 の宿泊者特典は

  ◎朝食時のビネガードリンクサービス!
  ◎隣接の姉妹館 「青荷山荘」 貸切風呂の割引入浴!
  ◎ラウンジでのフリードリンクサービス!
  ◎展望テラス利用無料!
  ◎隣接の姉妹館「青荷山荘」四季折々の景色を楽しめる中庭ライトアップ開催!

 だったんっすが、何で、ビネガー? ライバルと目される 田沢湖レイクリゾート は、なまはげショーも想像以上♪ …を売りにしているんっすが、あっちが 「悪い子はいねがぁ〜」 なら、こっちは 「うまい酢はビネガー」 や! …みたいな? ま、そこそこ、うまい酢ではあったんっすが、ラウンジでのフリードリンクサービスは時間制限があって、りんごジュース紙コップ1杯しか飲めなかったし、展望テラスは閉鎖されていたし、大雨だったので姉妹館の中庭がライトアップされていたのかどうか、よく分からなかったし。 正直、ちょっと微妙な “特典” だったんっすが、 “アネ横” の露天風呂付客室の特典は、そんな生やさしい物ではありません。

  ■ ご夕食、ご朝食は別棟ゆうゆうプラザでの個室をご用意致します。
  ■ 客室にハーフボトルワインとウェルカムフルーツをご用意致します。
  ■ ホテル7階レストランに於いて、ドリンク&ミニオードブルをサービス。
  ■ 大浴場・展望温泉も無料でご入浴頂けます。
  ■ 館内にある玉川北投石岩盤浴使い放題。

 大浴場はカプセルの 3,000円の人も無料(ただ)で入れるんっすが、岩盤浴使い放題なのは、 露天風呂付客室の人だけだから! もう、ガンガン、バンバン、岩盤浴だから! ぶっちゃけ、ワインはそんなに好きではないし、岩盤浴も別に、いっかぁ…。 そんな気がするし、飯の前にオードブルとか、そんなに食べたくないし。 あ、でも、客室に露天風呂が付いてるから! 入りたい放題だから! 別に特典がなくたって、十分に魅力的だから!

【フロント】

 ということで、チェックイン。 ホテルプラザ迎賓のほう…というか、横手駅前温泉ゆうゆうプラザで手続きを行うんっすが、まんま、スーパー銭湯の受付って感じ。 日帰り入浴客も、40,700円の人も平等に扱われ、で、鍵を貰って、自力でお部屋に移動。 連絡通路を渡ってホテルプラザアネックス横手のほうに入ると、スーパー銭湯な雰囲気は緩和されて、ま、普通の綺麗なビジホやな…と。 で、問題のお部屋はというと、

【部屋・設備】

リビングルーム♪ ベッドルーム♪


 36平米なので、そんなに無駄に広くはなかったりするんっすが、リビングとベッドルームに分かられていて、いいと思います。 テラスもあるし。 ちなみに、テレビと照明器具の間に見えている四角いのは水槽です。 は? 水素イオン? 違います。 水槽です。 小さな魚(本物) が泳いでいて、ま、水素イオンよりは、やすらぎ効果がありそうかな? …と。 水槽の魚が死んでいたというクチコミもあったんっすが、僕の部屋の さかなクン達は、元気に泳いでおりました。 で、例の “特典” はというと、

ウェルカムフルーツ&ワイン&りんごジュース♪

 デデーン♪ フルーツ、生かいっ! いや、生なのは別にいいんっすが、皮、剥いてないんかい! 切ってないんかい! いや、こういう状況で提供されるのというのは事前の調査で分かってしたんっすが、これを自分で何とかしろと? 果物ナイフが用意されているので、そういうことなんだと思いますが、しかもデコポン(?)とキウイって、また難易度が高い…。 ミカンとバナナでよかったんっすが、いや、そんな 3,000円のカプセル民が食うような下々の果物では、露天風呂付き客室の貴賓を持てなすウェルカムな気持ちを表現出来ないしぃ。 そんなホテル側のご配慮なんでしょうな。 ありがたく頂戴することにしました。 果物ナイフで指を切りそうになって、手が汁でベタベタになって、そうして苦労して自分で剥いたフルーツのお味は、また格別 …な気がしないでもないんんっすが、出来ればこういう嫌がらせは、やめてね♪ で、ワイン。 ここでは掲載しませんが、ちゃんとラベルを写真で撮っておきました。 ピエール&レミー・ゴーティエ シャルドネ 2020 (375ml) っすか。 んーと、 これ ? おお、\764じゃん! 高級品じゃん! 飲むのは後からのお楽しみということにして、で、ワインの右側に、何か平べったいものが置かれていることにお気づきでしょうか? 特典には書かれていなかったんっすが、日帰り温泉施設の中にある カフェ で使える券もくれたんっすよね。 時間制限があったので、慌てて行ってみたところ、タダ客だから軽く見られたのか、お姉さんに 「今、忙しいから、あっちで待ってて下さい」 と言われて、カウンター席に追いやられて、で、メニューを見たら 「りんごジュース (パックでテイクアウトも可能です)」 というのがあったので、じゃ、これでいいやぁ…と。 しばらくして、お姉さんに呼び出されて、 「お待たせしました。 ご注文をどうぞ!」 「あ…、じゃあ、りんごジュースを、お持ち帰りで。」 お姉さんも労力が最小限で済んで何よりだったと思いますが、パックって? …と思ったら、 これ 。 おお、1,040円もするじゃん! ワインより高級じゃん! ま、送料+900円を含んだ上での話なので、お持ち帰りすれば、それほどでもないんでしょうが、冷凍庫で凍らせてシャーベットで召し上がっても美味しい …と書いてあったので、家に持ち帰って、凍らせて、シャーベットにして食べてみました。 めっちゃ美味しい♪ で、話を客室に戻しますが、テラスから見える景色は、こんな感じ。

テラスから見える絶景♪

 ・・・・ 。 場所からして、テラ絶景なテラスを期待していたワケではないんっすが、露天風呂やテラスから横手市街が一望でき、天気が良い日には、秀峰鳥海山が稜線に沈む夕日とともに幻想的な姿を見せてくれます。 そんなふうに書かれていたので、キロ絶景か、メガ絶景か、ギガ絶景くらいは期待してたんっすけど。 天気、悪っ! お日様、出てねぇ! 鳥海山、見えねぇ! 秋田県横手市は気持ちの良いお天気! …なら、こんなふうに見える筈なんっすが、こればっかりは、何とも…。 で、一番のお楽しみである客室の露天風呂はというと、

客室露天風呂 (窓閉塞状態)♪

 んー。 窓がある普通の風呂って感じっすかね? やや、期待外れかも? そんな気がしないでもないんっすが、窓を開放してやると、

客室露天風呂 (窓開放状態)♪

 おお! 割といい感じになりました。 これなら、わりとちゃんとした半露天風呂であると言っていいかと思います。 ま、見える景色はアレなんっすけど。 浸かり具合に関しては、また後から書くとして、

【風  呂】

 まずは大浴場のほうから。 ゆうゆうプラザ が無料で利用出来るほか、隣接する別館 ホテルプラザアネックス横手7階では玉川温泉産北投石使用 岩盤浴や展望温泉、ジャグジーなどの充実した癒し空間をお楽しみいただけます…と。 とりあえず、そっちのほうへ行ってみることにしました。 岩盤浴+展望温泉1日コース 2,600円 岩盤浴セット・バスローブ付き。 ご宿泊特別価格だと、1回 1,300円。 これが露天風呂付き客室特典で、タダで入れます。 うぉぉぉぉぉ! デコポン、キウイ、ワイン、りんごジュース、岩盤浴。 この時点で、かなり 「得した感」 がありますな。 岩盤浴とか、今まで一度も経験したことがないし、そんなに経験したいとも思わなかったんっすが、無料 (ただ) なら、ちょっと無理をしてでも利用しないと! 専用の服に着替えて、下に敷く用のバスタオルを持って、大浴場の脱衣所から専用のロッカーに移動して、硬くて熱い石の上に寝っ転がって、すぐに飽きたので、外に出て、休憩所でダラけて。 こんな短時間では、元が取れない! その思いで、このループを何度か繰り返して、で、もういいかぁ…。 納得がいったところで、最後にジャグジーに入って、汗を流して、おしまい。 ま、タダなら、アリかな? …と。 で、続いては、

【ホテル7階レストランに於いて】

 ドリンク&ミニオードブルをサービス。 特典があり過ぎて、やる事が多過ぎて、忙しないっす。 せっかくのお高いお部屋なのに、部屋にいる暇がねぇ…。 で、えーと、「お飲み物は、如何なされますか?」 メニューにはアルコールもあったと思うんっすが、飯の前に飲むと、気持ち悪くなって、ご飯を食べられなくなってしまうので、 「えーと…、あ、りんごジュースを。」

りんごジュース♪

 りんごジュース、好きっすな。 あ、でも、昨日の宿のフリードリンクサービスは、紙コップ1杯しか飲めなかったし、パックのやつは家に持ち帰るし! で、続いて、

ミニオードブル♪

 ミニオードブルのカルパッチョ。 おお、めっちゃ本格的やん! この店 なんっすが、イタリア風お刺身カルパッチョ 1,210円。 え、マジっすか? タダでこんなの食べちゃって、いいんっすか? 食べちゃいますぜ? 後から、やっぱりお金払って! …と言っても、ビタ一文出しませんぜ? で、食っちゃいました。 美味ぇぇぇぇ♪

【風呂(追加分)】

 で、その後、 ゆうゆうプラザのほうにも行ったんだか、どうだったんだか、既に記憶が定かでありません。 そんなことはどうでもよくなってしまうくらい、部屋の露天風呂が素晴らしかったんっすよね。 窓を全開にしてやると思った以上に開放感があって、で、リニューアルしたばかりのようで、浴室内は明るく清潔。 100%天然温泉の源泉掛け流しの個室露天風呂。浴槽は檜造りで 「木の香りに包まれる」 そんな言葉がぴったりな浴室です。 浴槽だけでなく、浴室全体が檜造りになっていて、めっちゃいい匂いがしました。 いいっすよね、ひのきの香り。 猪木の匂いだと汗臭そうで、マニア向け過ぎるんっすが、ひのきの香りは万人受けします。 リラックス効果も期待出来るんだとか。 で、100%天然温泉の源泉掛け流し。 わざわざ自分で湯を張らなくても、いつでも新鮮な温泉がナミナミと。 温度47度、毎分720リットル自噴の本格的な天然温泉です…って、めっちゃ適温やん♪ 何も足さない。何も引かない。 サントリーウイスキー山崎のような…。 でもまあ、所詮は駅前に湧いてる温泉だし。 泉質はぜんぜん大したことないんじゃね? そんなふうに思っていたんっすが、なんのなんの。 ぬるぬる、すべすべ。 え? なにこれ? 昨日の田沢湖の温泉よりもいいんじゃね? クチコミを読むと、温泉が思いの外本格的でつるつるになりました。 そう、大トロさん(男性/60代) が書いていたりするんっすが、自慢の天然温泉はナトリウム塩化物泉となっており、ぬるぬるとしたお湯が特徴で湯冷めしにくく身体の芯まで温まることで、疲労回復の効果がある温泉となっております。 いや、確かに。 客室の小さな浴槽だと、より一層、その効能が期待出来るような気がしないでもなくて、40,700円の価値はあるな! …と。

【夕  食】

 で、続いては夕食。 根は普通のビジネスホテルなので、素泊まりや朝食のみのプランもあるし、館内の飲食店も種類豊富だし、何なら、先ほどのカルパッチョだけで済ませるという手も。 駅前だからフラっと外に出て、よさげな店を探してみるのもいいし、ま、僕はそういうのは苦手なので、外に出るにしても、きっちりネットで予約をして、で、可能であれば2食付きプランがあると有り難いな…と。 で、ここ、根は普通のビジネスホテルなんっすが、2食付きプランが普通の温泉旅館以上に充実していたりします。(旬の極会席) 季節の地元食材と料理長の技 だとか、(特選和会席) 和食職人たちがつくる自慢の会席☆ だとか。 (横手黒毛和牛会席) 横手和牛を贅沢に!! だとか。 (特選洋会席) お箸で食べるフルコース♪ なんてのもありますな。 具体的な中身が分からないのが難点なんっすが、ま、どれを選んでも大ハズレはなさそうかと。 で、僕は当初、特選洋会席で予約していたんっすが、ある日突然、(比内地鶏・稲庭会席) 秋田が誇れるブランドを一度に味わえる会席! というプランが彗星のように現れたので、そちらに変更。 やっぱ、どうせなら地元の食材を味わいたいっすからね。 具体的な中身が不明な点がちょっと心配ではあったんっすが、ご夕食、ご朝食は別棟ゆうゆうプラザでの個室をご用意致します。 フロントで “露天風呂付き客室利用者証明書” みたいなのを見せると、うやうやしく係のものが個室まで案内してくれます。 が、玄関で靴を脱いで、下駄箱に預けて。 システムはやっぱり、スーパー銭湯なんっすよね。 そのギャップが何だか楽しいんっすが、その個室はお泊まり客だか、日帰り温泉客だかが、わいわい、ガヤガヤやってる居酒屋の横にありました。 が、中に入ってしまうと一転、セレブの世界へ。

落ち着いた雰囲気の個室♪

 写真だとガラスに反射してよく分からないんっすが、中庭に面した落ち着いた雰囲気の部屋でありました。 で、本日のお品書きはと言うと、

おしながき♪

 うわ、鮑があるぅ…。 ま、前菜の一品なので、大した量はないものと思われますが、ま、鮑も肝さえ食わなければ、そんなにキモくはない食材であることが判明してますしね。 で、うわ、「もつ煮込み」 があるぅ…。 魚貝類に限らず、肉も内臓系・ホルモン系は苦手なんっすよね。 中身が分からない時点で、そういう系が出てくることを懸念していたんっすが、あ、「比内地鶏レバー包み焼き」 なんてのも…。 比内地鶏プラン、もしかして、失敗? ま、そこに至るまでを十分に楽しめばいいし、そこに至るまでに酒を飲んで、酔っ払って理性をなくしてやれば、何とか乗り切れるかも? そんな気がしないでもなくて、ま、そんなこんなで、じゃ、いただきまーす♪

謎の一皿♪

 まずは、えーと、ん? 何これ? 前菜…では、ないっすよね? 献立には載ってない、「シェフからの気持ち」 みたいな? 右側は味噌を付けて食べる野菜、左側は…、あ、比内地鶏のたたき? 何か、そんなのだった覚えがあります。 で、何となく、美味しかったような記憶も蘇ってきたような? で、続いて、

台物♪

 “台物” 。 比内地鶏味噌鍋 。 そして、

前菜♪

 あ、これが “前菜” っすな。 比内地鶏南蛮漬け、ひすい茄子の府内地鶏そぼろ掛け、トマト釜こざきねり、秋田県産とんぶり 山葵 とろろ、秋田県産鮑と野菜の浸し 。 それらしき物が並んでおります。 スーパー銭湯の中の居酒屋とは思えないレベルの、本格的な日本料理。 鮑は恐らく、手前の右側のお椀の中ではなかったかと。 肝は入ってなかったので、キモくなくて無問題でありました。 で、続いて、

造利♪

造利” 。 男鹿沖の幸盛り合わせ 。 サザエがあるんっすが、こいつは壺焼きにした場合の肝の部分が激キモなだけで、こうして生の身の部分が切り刻まれている分には、さほど問題はありません。 で、男鹿なのに「なまはげ」が、ないじゃん。 そう、思った人がいるかも知れませんが、あれは男鹿 “沖” ではなく、陸地に棲息しているものだし、「なまはげ」 だけど、生で食う物ではないし、というか、煮ても焼いても食えなさそうだし。 で、続いて

焼物♪


 あ、あった! いや、最初の「謎の一皿」 。 おしながきに “中皿比内地鶏タタキとサラダ というのがありました。 シェフの気持ちでも何でもなかったんっすな。 で、 “焼物” 、 比内地鶏串焼き 。 いわゆる 「ねぎま」 という奴。 「ねぎま」 の “ま” って、葱と葱の “間” じゃなくて、マグロの “ま” なんだよね。 まぁ、さばさん、物識りっ♪ そんなふうに感心してくれるギャルが向かいの席にいないのが、一人旅の寂しいところなんっすが、そんなの知ってるしぃ。 常識だしぃ。 そう、冷たく突き放すツンツンしたギャルもそれはそれで。 で、これ、タレではなく、塩。 出来ればタレ1本、塩1本のほうがよかったんっすが、素材の “甘み” を味わうため、敢えて塩 (それも薄味) で。 そういうシェフの趣向なんでしょうな。 気持ちの一皿も出さないで、何が素材の “甘み” や! そう、文句を言いたくなる気持ちは分かるんっすが、そこは大人なので、ぐっと耐えて、黙って食べることにして。 ま、確かに素材そのものは美味しかったし。 …と、ここまでは順調だったんっすが、

合肴♪


  “合肴” の、もつ煮込み 。 うわ、遂に来た…。 僕は基本、出されたものは全部食べる主義なので、(今年の正月、江の島の旅館で出されたサザエの壺焼きは肝の部分があまりにキモかったので、こっそり捨てちゃったのは、内緒♪) ここはひとつ、勇気を振り絞って。 ん・・・・。 ん? 普通に美味しいじゃん! 見た目は小さくてグロい、得体の知れないキモい部位なんっすが、甘辛い味付けは、いかにも日本酒に合いそう。 日本酒はそんなに得意ではないんっすが、で、この日、何の酒を頼んだのか忘れてしまったんっすが、適度に酔っ払って理性が消えつつあったので、何の問題も無く頂くことがありました。 (朗報) もつ煮込み、ただの食わず嫌いだった! 僕の 「嫌い」 は大抵、このパターンだったりするんっすが、あ、でも、サザエの肝は食べた結果、マジでキモかったから! 食わず嫌いじゃなくて、「食った結果、嫌い」 なんだから! 捨てちゃったことに罪悪感を持っていて、 今までずっと隠蔽していたんっすが、良心の呵責に耐えかねて、思わずゲロってしまいました。  で、続いては、

強肴♪


  “強肴” 。 これ、しいざかな? ごうざかな? つよさかな? いつも読み方を忘れてしまうんっすが、ここは普通に “揚物” でいいじゃん。 そんな気もするんっすが、比内地鶏レバー包み焼き・しそ揚げ 男鹿の塩。 あ、包み焼きは揚物ではないっすな。 だから “強肴” なんっすな。 強肴 (しいざかな) とは? あ、最初の読み方で合ってました。 「強いてもう一品すすめる肴」。 これでもう、読み方で悩まずに済みそうなんっすが、それはそうと、よりによってレバーなんか包んで焼かなくても…。 嫌々、食べてみたんっすが、思ったほど肝がキモくなかったのはシェフの腕前なのか、素材のよさなのか。 いや、シェフの腕前ではないっすな。 素材のよさっすな。 「シェフの気持ち」 の一皿がなかったことを、まだ根に持っているんっすが、僕が勝手に勘違いしただけの話なので、恨まれる筋合いはないんっすが、こういうのは理屈じゃねぇ! 酒が回って理性が消えつつありますが、比内地鶏レバー包み焼き、意外と食べられる。 しそ揚げ、期待した通り、美味ちぃ♪ で、続いて

朝食 (その1) ♪


  “食事” 、稲庭うどん 比内地鶏せいろ。 コースの最後に出てくるご飯って、腹一杯で、そんなに食べられないので、締めが 「うどん」 というのは、いいな。 そんなふうに思っていたんっすが、このうどんがけっこうボリューミーで、ちょっと苦しかったっす。 で、最後の

デザート♪


  “デザート” 。 アイス・ガトーショコラ 。 豪華2本立てで、アイス系もあって、嬉しいな♪ 美味しいな♪ …っと。 以上、懸念された内臓系の食材も特に問題なかったし、いわゆる “旅館飯” の定番とは違っていて、よかったな♪ …っと。

【お休み前の一杯】

 で、これ。

白ワインのコーラ割り♪


 ん? 何だっけ? あ、思い出しました。 特典の白ワイン。 そんなに好きではないんっすが、タダなら飲まないワケにはいかないぞ! …っと。 が、そのままではそんなに飲めないので、自販機でコーラを買ってきて、1:1で割って飲んでみることにしました。 その結果…。 あ、これならイケそう。 何と言うか、白ワインをコーラで割ったような味? めっちゃ美味しいワケではないんっすが、これなら飲めるな! …と。 結果、倍の量を飲まなければならなくなるので、半分残ってしまったんっすが、これはまた、明日の朝にでも…。

【朝 風 呂】

  ということで、朝〜。 朝と言えば朝風呂です。 アネックスの上のほうの風呂に行ったんだったか、別館のほうにしたんだったか。 部屋の露天風呂があまりにも素晴らしすぎるので、大浴場は別に、いいやぁ…となったのか。 とにかく朝も部屋の露天風呂、最高っ♪ …でありました。 チェックアウトまで、何度も何度も堪能したんっすが、ただ問題もひとつ。 夜は暗いからよかったんっすが、朝は駅で貨物のコンテナを一生懸命フォークリフトで運搬しているおじさん達の姿が、丸見えっ♪ 恐らく、おじさん達のほうからも、朝っぱらから見たくもないモノが丸見えだったに違いありませんが、どうにも落ち着かねぇ…。 窓を閉めちゃうと、せっかくの開放感が削がれちゃうし、そこがなんとも、帯に短し、たすきに長し。 それ、こういう時に使う諺ではないような気もするんっすが、「五十歩百歩」 でもないし、「虻蜂取らず」 でもないし、「石に嗽ぎ、流れに枕す」 でもないし、「羮に懲りて膾を吹く」 でもないし、いずれにしろ、この客室露天風呂、景観だけが残念っすなぁ…。 で、

【朝風呂の後の一杯】

 ワイン、まだ半分残ってるし、コーラはなくなっちゃったし。 仕方がないので、今度は自販機でファンタグレープを買ってきて、割って飲んでみることにしました。 結果。 ・・・ 。 おお、コーラ割りよりもイケるじゃん! 何と言うか、ほぼファンタグレープ。 これなら余裕でワインを飲むことが出来ますな。 そうまでして飲む必要はないような気がしないでもないんっすが、タダだから! 残したら勿体ないから! で、続いては

【朝  食】

 朝食〜。 一般の人たちは食堂(?)で、バイキングみたいなんっすが、セレブの朝食は違います。 個室で和定食〜。 朝は別にバイキングでもよかったんっすが、ホテルの人達の露天風呂付き客室の賓客を持てなす心が、それを許してくれません。 で、貴賓向けの特別メニューはというと、

朝食 (その1) ♪ 朝食 (その2) ♪ 朝食 (その3) ♪ 朝食 (その4) ♪ 朝食 (その5) ♪


 じゃじゃーん! おお、豪華♪ 焼き魚も2種類。 鮭とハタハタっすか。 ぶっちゃけ、こういうイワシっぽい魚って、あまり好きではなくて、ハタハタかぁ。 …と、テンションが下がってしまったんっすが、苦い “はらわた” は除去してくれてあるし、頭の部分だけむしり取ってやれば、おおっ! 脂がのってて、美味ちい♪ (朗報) ハタハタ、ただの食わず嫌いだった! バイキングにハタハタがあっても取らなかっただろうし、食わず嫌いを無くすには、バイキングは避けるべし! …っすな。 で、このセレブ朝食の目玉は 「野菜のセイロ蒸し」 なんっすが、野菜かぁ…。 大して気乗りしなかったんっすが、実際に食べて見たら…。 え、何これ? 美味ぇぇぇぇ♪ 特製の胡麻ダレも美味しいんっすが、野菜の “甘味” が半端ねぇぇぇ♪

  さば君 「素材の “甘味” って、こういうことだったんだね!」
  シェフ 「分かって下さいましたか!」

 和解して、めでたし、めでたし。

【旅 立 ち】

 んなことで、朝食後も3回ほど部屋の露天風呂に浸かって、ワインのファンタグレープ割りも無事に完飲して、心置きなくチェックアウト。

【総合評価】

 いやあ、部屋の露天風呂、最高でした。 飯もよかったし、豊富な “特典” も満喫出来たし、シェフとも和解出来たし、言うこと無し。 たまのセレブ気分、いいものっすぜ。 横手、またいつか「かまくら祭り」にでも行ってみたいっすな。 ホテルプラザアネックス横手、その時はまた、ヨロシク☆


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