セルリアンリゾートAONI(旧田沢湖高原リゾートホテル ニュースカイ)

【所 在 地】 秋田県・仙北市田沢湖

【宿 泊 日】 令和 5 年04月15日(土)

【オフィシャルサイト】 https://cerulean-aoni.com/

【楽天トラベル】 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/70772/

【じ ゃ ら ん】 https://www.jalan.net/yad314286/

【一 休.com】 −−−

【yahoo!トラベル】 https://travel.yahoo.co.jp/00900547/

【J T B】 https://www.jtb.co.jp/kokunai-hotel/htl/2235A07/

【るるぶトラベル】 https://www.rurubu.travel/hotel/japan/semboku/tazawako-kogen-resort-hotel-new-sky

【近畿日本ツーリスト】 https://yado.knt.co.jp/st/S050097/

【日本旅行】 −−−

【交  通】

    : 東北自動車道・からR46を秋田方面へ(約60分)
  鉄道 : 秋田新幹線・田沢湖駅より乳頭温泉行バス・水沢温泉郷下車・徒歩5分
  送迎 : なし

 車の場合、え? 盛岡インターから? んーと、 高速道路ナンバリング路線図 北東北地方 。 あ、盛岡市と秋田市を東西に繋ぐ高速道路って、無いんっすな。 北上市と横手・大曲を繋ぐルートはあるみたいなんっすけど。 何て、クソ不便な…。 ま、下道でも盛岡から60分なら、意外と近いと言えなくもないんっすが、で、一方、鉄道利用のほうは大丈夫。 ちゃんと秋田新幹線が走ってます。 実質、新幹線の車両を使った在来線の特急のようなもので、よく熊とぶつかって遅れたりするのがネックなんっすが、盛岡から田沢湖駅まで30分くらいなので、秋田県と言っても、ほぼ岩手の延長と言っていいかと。 で、そこから 乳頭線 というバスに乗ります。 乳頭の色は? 鶴光かよ! …と言いたくなる路線なんっすが、かの有名な乳頭温泉郷へ向かうバスでありますな。 で、このバスの場合、そこまで行かずに、途中の水沢温泉郷というところで降ります。 田沢湖 ( ← 駅ではなく、湖のほう) と、乳頭温泉郷の中間くらいっすか。 で、そこから歩いて3〜5分程度で到着します。 1時間に1便くらいはバスがあるので、そこまで不便ではなく、で、バス停から近いので、送迎サービスはない模様っす。

【地  図】 オフィシャルサイトの アクセス 参照。 住所で言うと、仙北市田沢湖生保内字下高野73-13。 この 仙北市 というのが、今ひとつピンと来ません。 仙北郡角館町・田沢湖町・西木村が合併して出来たみたいなんっすが、合併に関しては平成15年9月に 「角館と田沢湖を連ねたものとする」 という協議を行った。 協議会は名称の選定に住民アンケートを提案。その結果、最終段階で 「みちのく」・「角館」・「田沢湖」・「北の都」 が候補となったが、「角館」「田沢湖」では両町の対立が解消できず、うんぬん。 余所者からすると、角館市か田沢湖市のほうが、よかったんじゃね? 田沢湖市は今ひとつ語呂がよくないので、じゃ、角館市かぁ。 そんな気がしないでもないんっすが、地元民にとっては、どちらも譲れなかったんでしょうな。 旧・西木村は今ひとつ知名度がないし、村だしぃ。 …というので、発言権を与えられなかったっぽく、で、揉めた結果、無難ではあるが面白みのない、郡の名前から取った仙北市に決まってしまった…と。 近くに 大仙市 というのもあって、紛らわしいんっすが、こちらは大曲市と仙北郡6町1村の合併っすか。 郡部の顔も立てて、大曲 + 仙北 ÷ 2= 大仙市にしたんっすな。 それこそ、郡部の意向は無視して、(新)大曲市でよかったたのにぃ。 で、田沢湖生保内。 この 「生保内」 の読み方が難しいんっすが、「せいほない」? もしくは 「なまぽうち」 ? どちらも違います。 正解は 「おぼない」 。 頭の中に小保方晴子の顔を思い浮かべて、「 “おぼない” って、読みまぁす。」 と発言させると覚えやすいので、オススメ☆

【駐 車 場】 40台・無料 (部屋数:24室 )

 部屋数比で、必要十分な収容台数の駐車場が用意されているっぽいので、安心っす。 宿の目の前にあったような気がするので、大丈夫っす。 いや、多分。

【あらすじ】 角館へ泊まりがけで桜を見に行こう! …となった場合、選択肢は大きく分けて3つくらい。 (1) 角館市 ( ← そんな市はないっ! by 旧・田沢湖町民、ブチギレ) に泊まる。 角館駅前とか、武家屋敷の辺りとかに、いくつか宿泊施設があります。 んーと、 ここ 参照。 おお、結構あるんっすな。 が、ネット予約出来るところとなると数が限られて、極度の人見知りで、シャイで、無口で、陰キャで、コミュ障で、電話が大の苦手である僕としては、うーん…。 無論、桜の季節は競争率がめっちゃ高いし、4月22日くらいが満開? …と踏んで、ずっと前から頑張って角館の宿を押さえたのに、満開予想が1週間早まったやんけ! …という事態が起こったりするので、なかなか難しいっす。 で、今回、 運良く 4月15日(土) ← 超・満開予想日♪ …に、 ここ を押さえることが出来たんっすが、夕食付きのプランがないし、部屋とかしょぼそうなのに、足元を見られて、結構なお値段だったりするし、うーん。 で、結局、リリースしてしまいました。 次善の策として、武家屋敷エリアから歩いて行くことは出来ないけど、送迎サービスがある宿。 ここ とか、ここ とか。 どちらも温泉があるし、飯にも期待が持てそうだし、悪くない選択っすよね。 あ、でも、「ゆぽぽ」 のほうは名前が変だし、シャトルバスも事前に電話で予約しないとアカンのっすな。 ハードル、高過ぎっ! 社会人なんだから、それくらい何とかしろよ。 そう、思われるかも知れませんが、苦手なものは、苦手。 無理なものは、無理っ! で、この2つも当然、桜シーズンは競争率が高かったりするし、となると、

 (2) 大曲市 (← そんな市はもう、ないっ! by 旧・仙北郡民、ブチギレ) に泊まる。 角館から秋田新幹線で1駅・10分くらいなので、アクセス的には 「花葉館」 や 「ゆぽぽ」 と大差ないかと。 そこそこの規模の街なので、ビジホの選択肢も多いし、2食付きプランや、大浴場があったりするところもあるし。 なごみ白木屋 とかでよければ、ネット予約が出来るので、素泊まりプランでも晩飯の心配がなかったりするし。 夜桜を見てから宿に向かったり、早朝の電車に乗って、混んでくる前に角館を散策したりすることも可能なので、送迎バスの時間に制限がある 「花葉館」 や 「ゆぽぽ」 よりも、自由なプランを立てることが出来ます。 が、いかんせん、ビジホ & 全国チェーンの居酒屋では、観光気分が盛り上がりませんよね。 そっちのほうを重視するなら断然、(3) 田沢湖とか、乳頭温泉郷とか、その中間とかに泊まる。 このプランがオススメ☆ が、乳頭温泉郷の宿は桜シーズンじゃなくても、かなり競争率が高いっす。 休暇村大釜温泉 なら、まだ割と取りやすかったりするんっすが、前者はやや秘湯ムードに欠けるし、後者はクチコミの評価があまりよろしくないし。 で、何より、この2箇所は、混浴がないやん! …というところが、ラッキーすけべ目当てのオッサンには、どうしても評価が低くなってしまいます。 結果、妥協して、田沢湖と乳頭温泉郷の中間のエリアに泊まることにしたんっすが、ま、ここも基本、混浴は無かったりするんっすけど。

 そんな中、オススメなのが ここ 。 大浴場のほか、空いていれば自由に入れる貸し切り露天風呂があるし、午後8時から乳頭温泉の 鶴の湯 に送迎してくれるサービスが。 おおっ♪ で、ここ、奇跡的に押さえることが出来たんっすよね。 が、よくよく考えてみると、晩飯を食った後に鶴の湯まで行くのって、何か面倒くせぇなぁ…と。 暖かい時期なら、宿の浴衣のままバスに乗ればいいので問題ないんっすが、この時期、浴衣+羽織だと、クソ寒そうだし。 わざわざ着替えるのも面倒だし、しかも、その日は雨の予報だったりするので、尚更。 うーん…。 ということで、ちょっと惜しいとは思ったんっすが、リリースしました。 で、最終的に選んだのが、田沢湖高原リゾートホテル ニュースカイ 。 2023年4月に 「セルリアンリゾート AONI」 としてリブランドオープン!! この宿であります。

【料  金】  23,800円 (消費税・サービス料込) ちょっと贅沢に!秋田ブランド牛『秋田錦牛』と季節のこだわりの地元食材の和会席・洋室 ツイン 1泊・2食付

 決め手となったのは、バス停から近いこと。 それと、晩飯がバイキングではないこと。 お一人様バイキング、状況にもよるんっすが、ちょっと寂しかったり、空しかったり、肩身が狭かったりすることがあるんっすよね。 部屋が 「洋室 ツイン」 しか選択肢がなくて、めっちゃ普通っぽくて、ちょっとアレなんっすが、

  料理で少しだけ贅沢したい!というお客様におススメの宿泊プランです。
  夕食は、秋田のブランド牛「秋田錦牛」と地産食材を使った逸品を加えた彩り会席コース、
  朝食は、通常プランと同様本場の「あきたこまち」を堪能できる和食御膳を提供致します。

  ◇◆セルリアンリゾートのおすすめポイントBEST3◆◇
  ●2023年4月「セルリアンリゾートAONI」としてリブランド
   ロビー・メインダイニングを刷新し、新たな温泉ホテルがスタート
  ●100%源泉かけ流しの天然温泉
   美肌成分のメタけい素を豊富に含んだ天然温泉を、源泉かけ流しで贅沢に満喫
  ●秋田県産の季節の食材を使ったセルリアンリゾート会席
   調理長厳選の魚介類や旬の地元食材を使った郷土料理の会席コース

  ◇◆セルリアンリゾートAONIの宿泊者特典◆◇
  ◎朝食時のビネガードリンクサービス!
  ◎隣接の姉妹館「青荷山荘」貸切風呂の割引入浴!
  ◎ラウンジでのフリードリンクサービス!
  ◎展望テラス利用無料!
  ◎隣接の姉妹館「青荷山荘」四季折々の景色を楽しめる中庭ライトアップ開催!

 何か微妙なサービスが、盛りだくさん♪ おおっ!

【フロント】

 ということで、到着。 フロントのお姉さんが親切で、愛想がよくて、よかったっす。 「今日は生憎のお天気で…。」 「うう…。」 「今日はどちらかに行かれたんですかぁ?」 「あ…、角館に…。」 「あ、ちょうどよかったですね! (ニッコリ) 今日と明日の雨で (散ってしまいそうなので。) 」 「んあぁ…。」 「明日はどちらに行かれるんですか? そのまま、お帰りになられるんですかぁ?」 「んあ? (明日、どこに行くんだっけ? …と、一瞬考えて。) あ、横手…のほうに。」 「(横手ぇ? そんなところに何しに? …という疑問は微塵も顔に出さずに) これ、観光パンフレットです。 もし、よろしければ。 横手は載ってないかも知れませんけど。」 「うう…。」 極度の人見知りで、シャイで、無口で、陰キャで、コミュ障な僕でありますが、こういう、ちょっとしたコミュニケーションがあったりすると、心がほっこりします。 で、その後、夕食の時間の打合せとか、館内の説明とかがあって、「あちらに、お飲み物を用意しておりますので、よろしかったら。 お部屋にお持ち帰りになっても大丈夫です。 5時半までですけど…。」 その先、部屋へは自力で移動するシステムになっているようで、後はお飲み物を飲むなり、 お部屋にお持ち帰りになるなり、なんなりと。 で、「あちら」 に行ってみたら、朝食バイキングにあるような感じで、コーヒーとか、ジュースとか、紙コップとかが置かれておりました。 宿泊者特典のひとつ、ラウンジでのフリードリンクサービス! …でありますな。 5時半で終わってしまうのが、ちょっとアレなんっすが、で、僕はアレっす。 猫舌なので熱いものは苦手だし、お子様舌なので、苦いものも苦手だし。 で、ホットコーヒーがあまり好きではなかったりするので、りんごジュースを紙コップに注いで、お部屋にお持ち帰りすることにしました。 で、そのお部屋はというと、

【部屋・設備】

お部屋の様子♪

 ・・・・・・ 。 超・普通の洋室 ツインっすな。 部屋にはまったく何も期待していなかったんっすが、ま、こんなもんかと。 で、窓から見える景色はというと、

窓から見える絶景 (その1) ♪ 窓から見える絶景 (その2) ♪

 ・・・・・・ 。 ちょっとは期待していたんっすが、こんなもんっすかぁ。 あっちに見えてる山は、秋田駒ケ岳? もしかしたら違うかも知れませんが、で、こっちのほうの木の枝の隙間から、チラッと田沢湖が見えているような、そうでもないような? ちなみに、建物の5階だかに展望室だかがあって、そこから秋田駒ケ岳と田沢湖が見えるっ♪ …という話だったんっすが、エレベーターの中に 「展望室は閉鎖しております」 という張り紙が。 エエぇぇぇ…。 宿泊者特典、展望テラス利用無料! …は? ま、開いていても、この天気では、あまり多くは期待出来なかったに違いありませんが、とりあえず、気を取り直して、

お部屋の様子♪

 お茶菓子チェック。 おお、 「さなづら」 やん! これ、会社のお土産用にネット通販で頼んでおいたんっすよね。 試食にちょうど、いいな♪ …っと。 ま、試食した結果、今ひとつであることが判明したとしても、今さら取り消すことは出来ないので、そのまま持って行くしかないんっっすけど。 ちなみに、僕が “お配りお菓子” に求める条件は2つ。 お配りする女子社員の手を煩わせることがないよう、個別包装であること。 で、その個別包装を見れば、一目でどこへ行ってきたのかが分かること。 その点、この 「さなずら」 は、個別包装に 「あきた銘菓」 と明記されているので、この条件にぴったりなんっすが、で、お味のほうはというと、ま、こんなものかぁ…と。 秋田の方言で 「さなづら」 と呼ばれる山ぶどうを使用してゼリー状のお菓子を作ったら、こんな感じになるやろな。 …と、想像した通りの味と食感でありますな。 ちなみにうちの事務所、50人近くいたりするので、24枚入のを2つ頼んだんっすが、結構な出費。 よく、会社の机の上に、誰かがディズニーランドに行って、お土産に買ってきたんやろな。 …と思われる、チョコクランチのようなものが置いてあったりするんっすが、会社の義理土産なんて、その程度でいいんでしょうけどね。 あ、ちなみに、横に写っている紙コップの中身が、ラウンジでのフリードリンクサービス! …の、りんごジュースっす。 ちょっと小ぶりの紙コップなので、どうせなら、その場で2杯ほど飲み干して、ホットコーヒーをお持ち帰りすればよかったな…と。 どうせタダなら、熱かろうが、苦かろうが、そんなの関係ねぇ!

【風  呂】

 で、落ち着いたところで、風呂〜。 詳しくは ここ 参照。 泉質/硫酸塩泉・硫黄泉 (含硫黄ーカルシウム・マグネシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)) っすか。 よく、世間一般に、玉子が腐ったような臭い = 硫黄臭い。 そんなふうに言われるんっすが、 硫黄そのものは無臭で、玉子が腐ったような臭い = 硫化水素臭いが正解だったりするんっすが、 (硫化水素型) 。 普通に硫黄臭そうっすな。 卵の腐ったような匂い? 『卵の腐った匂いをかいだことあるの?』と生徒に聞いたことがあります。 すると 全員・・ 『ない』 。 え、マジかよ? あるやろ? 普通、卵、腐らせるやろ? 給食で食べられなかったパンも机の引き出しの中に放置して、カピカピにさせたり、カビさせたりするやろ? さすがに卵を机の引き出しの中に放置して、腐らせて、卵の腐った匂いを教室中に放出したことはないんっすが、学校ではなくても、家では腐らせるやろ? 中3にもなって、卵を腐らせたことがないとは…。 今のお子様が、何だか可哀想に思えてしまいますが、で、源泉温度/57℃ っすか。 ちょうどエエやん。 源泉をかけ流すと、ちょうどいい温度になりそうっすよね。 で、ここ、大浴場・露天風呂は 「宝仙の湯」 と 「秋扇の湯」 の2つがあって、15:00〜24:00 と 5:00〜9:00 で、男女入替になるんっすが、まずは 「宝仙の湯」 。 そこまで広くはなくて、まあまあ、そこそこな感じだったりするんっすが、僕が行った時は他に誰もいなくて、おお、貸切やん♪ で、お湯はと言うと、ほんのりと硫黄の香り。 で、色は無色透明。 乳頭温泉だから乳白色なのかと思ったら、透明なお湯で、残念。 そんなクチコミをたまに見たりするんっすが、ここは乳頭温泉ではなくて、水沢温泉だし、そもそも乳頭温泉だって、お湯が乳白色だから乳頭温泉なワケじゃないし。 乳頭山 に由来しているんっすよね。 で、この宿の温泉は無色透明なんっすが、細い “もずく” のようなものが無数に浮遊しております。 温泉の素人なら、「わ、めっちゃゴミが舞ってるやんけ。 汚っ!」 そう、誤解してしまいそうなんっすが、これが 「湯の花」 という奴なんっすな。 このタイプの温泉は初めて入りました。 何か、凄ぇ! で、メタけい酸は温泉に含まれる保湿成分の一つです。 (中略) 温泉1,000mlあたり100r以上なら美肌をサポートする湯と言われますが、セルリアンリゾートAONIの含有量は289rと豊富な含有量を誇ります。 そんな記載があったので、期待していたんっすが、確かにちょっとヌルヌル、すべすべするような? が、そこまででもないような? メタけい酸が豊富 = ヌルヌル、すべすべ。 必ずしもそうではなかったりするんっすかね? 美肌になるための湯めぐり 炭酸水素塩泉やアルカリ性単純温泉などの 「美肌の湯」 は、主に肌の不要な角質をとるはたらきがあります。 ですから、入浴中はツルツル肌になるのですが、入浴後は皮膚からの水分発散が盛んになり、逆に乾燥しやすくなります。 え、そうなん? そこで、このような泉質の温泉に入った直後に、塩化物泉の温泉に入れば塩の成分がパックとなり水分の発散を抑えてくれるので理想的です。 しかし、都合良くそのような泉質の温泉が隣接しているとは限りません。そこで、「アルカリ性、塩化物泉」 の温泉を探したり、「ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉」 といった温泉を探してはいかがでしょうか。 ほぉ、なるほど。 で、ここの温泉はというと、 硫酸塩泉・硫黄泉 (含硫黄ーカルシウム・マグネシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)) おお、なるほど。 何となく、イケてそう♪ で、もうひとつ特筆すべきは、その温度。 内湯のほうは適温、もしくは、やや熱めなんっすが、露天風呂のほうは、けっこうぬるめ。 クチコミを見ても、「露天風呂がぬるかった」 という意見が数多く見られたんっすが、なるほど、確かに。 57℃の源泉をかけ流すと、外だとちょっと、冷めすぎちゃうんっすかね? ぬる過ぎる…という程ではないし、逆上 (のぼ) せないので、いつまでも入っていられるので、これはこれで、いいかも? ぬくとまりたければ、内湯のほうに入ればいいワケだし。 とまあそんなことで、なかなかいい湯だったな♪ …っと。

【夕  食】

 で、続いては夕食タイム。 会場は食堂のようなところっす。 で、本日の御献立ては、こちら。

お献立♪

 メニューだけ見ると、懐石料理っぽいんっすが、席についた時点で、

ずらっと並んだ料理 (その1) ♪ ずらっと並んだ料理 (その2) ♪

 多くの食べ物がテーブルの上に並べられておりました。 めっちゃ高い旅館と、そこそこ高い旅館の違いは、料理を一品ずつ順番に持ってくるか、一度にドーンと出されるか。 そこの差だったりするような気がするんっすが、ま、その辺は割り切って。 で、中身は悪くないっす。 いちばん手前の大きな扇形の皿に載っているのが “焼八寸” 。 銀鱈塩麹焼・南瓜・林子・その他あしらいっすか。 4品目以降、その他であしらわれてしまったんっすが、で、「林子」 というのも正体不明。 もしかして、林子 (りんご) ? 写真を見る限り、リンゴらしきものは見当たらないんっすが、お爺ちゃん、チェックインの時に飲んだでしょ? あのジュースがそうだったんすかね? で、その他、蓮根のようなものや、卵焼き、ちまきのようなもの、串に刺さった 「つくね」 ? そういったものの姿が見られます。 この 「つくね」 が、美味しかったような気がします。 で、 “造里” 。 本鮪と鮮魚の三点盛りっすな。 海老はサカナか? …と言われると、微妙な気もするんっすが、マグロは本鮪だけあって、パチモンのバチマグロとは、ワケが違うな! そんな気がしないでもなくて、よかったな♪ …と。 で、 “揚物” 。 鱚・木ノ子・青唐 の三品。 揚げたてアツアツじゃないのが、ちょっと残念なんっすが、そこはまあ、割り切らないと。 で、 “小煮物” 。 普通の懐石料理では、あまり見掛けないジャンルなんっすが、 秋田ほろよいとん柔らか煮。 字面だけだと一瞬、何が柔らかく煮られているのか分からなかったんっすが、 秋田ほろよいとん 。 そういう豚なんっすな。 僕は無類の肉好き、魚嫌いなので、ここで肉を柔らかく煮てくれて、嬉しい♪ で、これ、美味ちい♪ で、次。 “酢ノ物” 。  胡瓜・もづく・中華海月。 あ、 「もずく」 って、 「もずく」 じゃなくて 「もづく」 だったんっすか。 そうとも知らず、この宿の温泉は無色透明なんっすが、細い “もずく” のようなものが無数に浮遊しております。 そんなふうに書いてしまいました。 モズク 。 モズク (モヅク、学名: Nemacystus decipiens)はシオミドロ目ナガマツモ科に属する褐藻の1種である。  別にどっちだっていいんっすな。 そんなに美味しいものでもなかったりするし。( ← 個人の感想。) それより、中華海月 (クラゲ) がコリコリしていて、美味ちい♪ で、

鍋物♪

  “鍋物” 。 秋田ほろよいとん鍋 っすか。 秋田なので、本当は 「きりたんぽ鍋」 が食べたかったんっすが、宿を選択する際、メニューに 「きりたんぽ鍋」 と明記されているところじゃなくて、敢えてここを選んでしまった以上、文句は言えません。 というか、秋田ほろよいとん鍋、文句なしに美味しいし。 鶏のつくね (?) のようなものも入っているし、僕は無類の肉好き、魚嫌いなので、ここで肉を鍋にしてくれて、嬉しい♪ で、肉好きには嬉しいもう一品。

洋皿♪

  “洋皿” っすか。 洋皿ぁ〜、進路は東へ、洋皿ぁ〜、夕日が西に沈む前に、洋皿ぁ〜、確かな人生 (みち)を、洋皿ぁ〜、 俺たちの船を出す〜♪ ここで 「Captain of the Ship」 を歌い出すと、いつまでたっても終わらないんっすが、 “秋田錦牛” 。 おおっ♪ 自分で陶板で焼いて食べるのかと思ったら、そうではなく、焼かれたものが出されるスタイルで、付け合わせの野菜は冷たくなってしまっていて、ちょっと残念なんっすが、でもまあ、生の野菜を自分で焼こうとすると、なかなか焼けなくて面倒なので、これはこれで、いっかぁ…と。 肉のほうはちゃんと温かかったし。 で、これ、美味ぇぇぇぇぇ♪ 柔らかくて、適度に脂があって、たまらんっ! これが付かない標準コースと、付いてくるコース、更に、「秋田錦牛」 と 「活鮑」 のWメイン、もしくは、標準コース + 職人による握りたて寿司食べ放題。 そんなコースもあったりして、いろいろと選べるのは、いいな♪ …と。 で、

御椀♪

  “御椀” 。 手打ち蕎麦っす。 脂っこい物を食べた後に、冷たい蕎麦。 さっぱりして、美味しい♪ ちなみに、あきたこまちのご飯は、セルフサービス。 いつも、ご飯が出てくる頃は腹一杯で、食べたくもないのに、無理に食べるような形になるので、別に食べなくてもいい、このシステムは有り難いな…と。 で、今回はパスしました。 で、締めの “水菓子” 。 果物二種とありますが、最初から出されていたのか、あまり記憶にありません。 最初のほうの写真を見直してみると、苺とパイナップルっぽい? 個人的にデザートは

  アイスクリーム・シャーベット > ゼリー > プリン > 果物をただ切っただけ

 そういう序列になるので、最下層なんっすが、ま、いっかぁ…と。 脂っこい物を食べた後のパイナップル、さっぱりして、美味しいし。 んなことで、今回の夕食、肉系が多くて、よかったな♪ …っと。

 飯をたらふく食って、酒を飲んで。 この後、何もしたくありませんな。 やっぱ、この状況での “バスツアー” への参加は、いくら鶴の湯の混浴露天風呂が待っているとは言え、かなり億劫な気が…。 特にこの日の夜は、かなり本降りの雨だったので、止めておいて正解。 ま、そっちのほうはまた、別の機会にチャレンジしてみたいところなんっすが、んなことで、じゃ、お休みぃ♪

【朝の景色】

 で、寝て起きたら朝だったんっすが、果たして、今日のお天気は?

朝の景色 (その1)♪ 朝の景色 (その2)♪

 うわ、最悪。 何も見えん…。 ま、これはこれで、雲海みたいになっていて、幻想的で悪くないんっすが、で、雨の降り具合はというと、ん? 意外と小雨っぽい? 右側の写真は何かと言うと、僕の部屋から見た外の様子なんっすが、目の前があまり美しくないトタン屋根(?)になっていて、ここに雨粒が落ちて、かなり大きな音がしていたんっすよね。 天気予報を見ると、この日に行く予定の横手の辺りは終日曇りになっているし、田沢湖の辺りは終日雨っぽいんっすが、5分間天気を見ると、ちょうど僕が出発する9時過ぎくらいに、一時的に雨が止むっぽい? めっちゃラッキーじゃん♪ ということで、ちょっぴりウキウキしながら、

【朝 風 呂】

  朝風呂〜。 今度は 「秋扇の湯」 のほう。 こっちのほうが、ちょっと小ぶりな感じなんっすが、他に誰もいなくて、貸切状態だったので、ラッキー♪ 相変わらず 「もずく」 、もしくは 「もづく」 のような湯の花は舞いまくっているし、で、露天風呂は、ん? ぬるめではあるんっすが、昨日よりはちょっと温度が高くなった? …と思っていると、宿の人がやってきて、露天風呂の石垣のようなところによじ登って、何やら、ごそごそと作業を始めました。 その後、かけ流される源泉の量が、明らかに少なくなったので、投入量で温度を調節しているっぽい? で、露天風呂がぬるめなのは、敢えて、わざとそうしているっぽい? いくらクチコミで、「露天風呂がぬるかった」 と指摘しても、ポリシーでやってるみたいなので、今後、改められる可能性は低いものと思われますが、熱い湯好きな人は、その点を頭に入れて貰うとして。

【朝  食】

 で、続いて朝食。 夕食と同じ会場っす。 ご飯と味噌汁はセルフなんっすが、味噌汁のほうはオッサンがお椀に入れてくれました。 おかずのほうは、

朝食 (その1) ♪ 朝食 (その2)♪

 典型的なザ・旅館の朝食といった感じ。 本体は写ってないんっすが、湯豆腐もありました。 個人鍋で固形燃料で温めるタイプでありますな。 で、卵は生っすかぁ。 生卵、あまり得意ではないんっすよね。 こりゃ、旅館の人や、他の泊まり客の目を盗んで、こっそりと湯豆腐の鍋に投入するしかないな…と。 で、意を決して、机の角に、ゴツンとぶつけて割ろうとしたところ、ぐにゃ〜。 ん? あ! 温泉卵だったんっすな、これ。 お陰で、湯豆腐の鍋に投入しなくても、美味しく食べることが出来たんっすが、そういえば卵に何か、シールが貼ってあったような? 「なんとか卵」 みたいなブランド名が書いてあるのかと思って、気にも止めなかったんっすが、改めて見直してみると、ちゃんと 「温泉卵」 って書いてあるやん! 温泉マークも付いてるやん! 他の泊まり客は気付いていたみたいで、みんな平然としているし、「温泉卵かぁ。」 という声も聞こえてくるし、もしかして、生卵だと思っていたのは、僕だけだったりするとか? そんな 「どっきり企画」( ← アンタだけや) もあったりして、今になって思えば、それもまた、いい思い出かな? …と。

【旅 立 ち】

 んなことで、チェックアウトの手続きをして、出発〜。 5分間天気を見ると、ちょうど僕が出発する9時過ぎくらいに、一時的に雨が止むっぽい? そんな都合のいい予報は見事に外れて、ポツポツと雨が降っていて、オマケに風がめっちゃ強くて、バスを待つ間、何度も傘が “おちょこ” になってしまったんっすが、今になって思えば、それもまた、いい思い出かな? …と。

【総合評価】

 部屋は普通。 ま、それはプランによるんでしょうが、湯の花が舞いまくる源泉かけ流しの温泉は、なかなか貴重な体験かと。 露天風呂がぬるいのも御一興だし。 食事は、一気出しなのを許容出来れば、中身は悪くないと思います。 「秋田錦牛」 付きのプランにすれば、 満足度は更にアップ! 「活鮑」 のほうは、ま、好きにしてとしか。 で、最後に一言。 朝食の卵は生ではなくて温泉卵なので、要注意! その点さえ頭に入れておれば、とっても無難な宿でありました。  おしまい☆


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