萩温泉郷 宵待ちの宿 萩一輪

【所 在 地】 山口県・萩市

【宿 泊 日】 平成30年04月08日(日)

【オフィシャルサイト】 http://www.hagi-ichirin.co.jp/

【楽天トラベル】 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/15156/

【じ ゃ ら ん】 https://www.jalan.net/yad319846/

【一 休.com】 https://www.ikyu.com/00002263/

【るるぶトラベル】 https://rurubu.travel/A09/35/3505/350501/3520405/7233018/

【近畿日本ツーリスト】 −−−

【交  通】

    : 中国自動車道・山口ICより60分 / 山陽自動車道・防府東ICより70分
  鉄道 : 山陰本線・ 萩駅 または 東萩駅 から “萩循環まぁーるバス” で 「菊ヶ浜入口」 まで → 徒歩1分
  送迎 : 東萩駅より送迎あり 15:00〜18:00 (要予約)

 車の場合、最寄りのインターから60〜70分とか、クソ不便なところっすなぁ。 じゃ、電車なら便利なのかというと、そんなことはなくて、そもそも電車が走っているのか、それすら疑問だったりするんっすが、えーと、山陽本線。 京都府京都市下京区の京都駅から中国地方の日本海沿岸 (山陰地方) を経由し、山口県下関市の幡生駅に至る西日本旅客鉄道 (JR西日本) の鉄道路線 (幹線) である。 が、本線だったり幹線だったりするのは、せいぜい城崎温泉駅くらいまでで、この区間と、伯耆大山駅 - 西出雲駅間のみ、電化されているみたいっす。 あ、やっぱり萩の辺りは電車ではなく、汽車しか走ってないっぽいっすな。 ちなみに萩の代表駅は萩駅ではなく、東萩駅。 時刻表が ここ にありますが、実質的に、ほぼ、使い物にならねぇ…。 そのように判断していいのではなかろうかと。 公共交通機関を利用する場合、新山口駅から スーパーはぎ号 を使うというのが、圧倒的に便利でありますな。 僕も萩からの帰りには、このバスを使いました。 高速道路のようなものを走った記憶があるんっすが、新山口駅からは、国道9号 - 小郡IC - 中国自動車道 - 美祢東JCT - 小郡萩道路 - 絵堂IC - 国道490号 - 山口県道32号萩秋芳線 - 萩道路 - 国道262号 - 萩・明倫センター - 萩バスセンター - 東萩駅。 そういうルートであるらしいっす。 所要時間は 60〜70分くらいなので、車の場合でも、言うほどクソ不便というワケでもないっぽい? ちなみに僕は萩に向かう際には、秋芳洞から路線バスに乗りました。 えーと、 ここ にある 東萩駅 - サファリランド - 大正洞 - 秋芳洞 というヤツ。 この付近の主な観光スポットを結ぶ超有能な路線なんっすが、1日2便。 使いようによっては、まあまあいい時間帯の運行だったりはするんっすが、この日の乗客は僕一人だけ。 運転手の自主的ガイド付きという特典があったりして、ちょっぴりウザ…、いや、楽しい時間を過ごすことが出来たんっすが、いつ廃止になっても、不思議ではないな…と。

 で、スーパーはぎ号、もしくは路線バスを利用した場合、終点の東萩駅まで行かずに、手前の “萩バスセンター” で降りれば、そこから宿まで、歩いて歩けないことはない距離だったりします。 1.7kmくらい? 他に手段があれば、出来れば歩きたくないところでありますが、そこで登場、 萩循環まぁーるバス 。 2つあるコースのうち、 晋作くんのほうっすな。 どこまで乗っても100円なので、料金が高過ぎ晋作…ということは全然なくて、で、 “菊ヶ浜入口” というところで降りれば、宿はすぐ目の前。 バスセンターから7分くらいなので、ま、近いもんっすな。 が、このバス、グルグルするのが一定方向限定なので、菊ヶ浜入口からバスセンターまで行こうとすると、めっちゃ無駄に大回りして、53分くらい掛かっちゃうという。 逆方向にも、まぁーれよ! そう思わずにはいられませんが、とりあえずまあ、 「東萩駅より送迎あり」 みたいなので、ま、何とかしてくれるのではなかろうかと。

【地  図】  アクセス

 地図に関しては、オフシャルサイトを参照。 萩の宿は大きく分けて3つくらいのエリアに散在している模様でありますが、 この図 で言うと、あのへん、このへん、そのへん。 東萩駅にわりと近いあたりと、菊ヶ浜のあたり、そして、その対岸の越ヶ浜のあたり。 で、今回、僕が選んだのは、このへんの宿であります。 その理由は、ま、そのうちに。

【駐 車 場】 40台・無料 (部屋数:30室 )

 とりあえず宿の前にはありました。 えーと、こんな感じ。

駐車場状況♪

 部屋数が30であるのに対し、駐車場は40台分が確保されている模様っす。 この写真で判断する限り、20台が限度じゃね? そんな気がしないでもないんっすが、奥とか、裏とか、あっちのほうとか、ま、残りの20台分くらいも、何とかしてくれるんじゃね? …と。

【あらすじ】

 詳しくは ここ 参照。 山口県へ遊びに行くのに、何故だか1日目は京都を観光して、夜のうちに広島県の福山市まで移動して、お泊まり。 ごく普通のビジネスホテルだったので特筆すべき点は何も無くて、で、翌日、山口県に移動して、秋芳洞と秋吉台を観光して、萩に移動。 我ながら、よく分からんプランっすな。 で、とりあえず1泊目はめっちゃ安く済んだので、2泊目はめっちゃ贅沢してもエエよな? …と。 萩なら 常茂恵 とか。 つ…、常茂恵? じょ…、常茂恵? あ、“ともえ” と読むんっすな。 海は見えなさそうなんっすが、川沿いリバーサイドで、綺麗な庭もあるみたいで、悪くなさそう? もしくは、 北門屋敷 とか。 北門屋敷に、来たモン♪ …ではなくて、“ほくもん” と読むみたいなんっすが、毛利の居城であった萩城からほど近い場所、かつて城を守る重臣達が居を構えた萩城三ノ丸の、毛利一門・吉敷毛利家屋敷跡に、私どもの宿 北門屋敷はございます。世界遺産・萩城下町の中にある、唯ひとつの旅館。 おお! ここもロケーションがよさそう。 が、僕が予定していた日はどちらも “お一人様大丈夫プラン” が見当たらなくて、じゃ、 「萩小町」 にするかぁ…と。 エリアで言うと、そのへん。 市街地とは海を挟んだ向かい側の越ヶ浜のあたりで、送迎もあるっぽいし、路線バスも走っているっぽいんっすが、ちと移動が面倒そうであるなぁ。 …というのが、難点。 付近の観光スポットは、 ここ 参照。 標高112mの火山とか、海水魚が泳いでいる池だとか、コアに楽しめそうではあるんっすが、萩観光の王道からは、ちょっと外れているような気が…。 そんな弱点を補って余りあるのが、 “◆タイムセール◇第3弾◆絶景確約☆展望客室ランクUP” というプラン。 「一般客室価格」 で 『絶景の展望客室』 へ 【【【 無料グレードUP♪】】】 <さ・ら・に☆> “空いていれば” まさかの・・・・♪♪♪ え、何? まさかの…? これはもう、 これ でしょうなぁ。 ま、普通に “空いてなくて” 、ちょっと展望がいいだけの普通の部屋になっちゃう公算が強いような気もするんっすが、ただ、この宿夕食が選択制だったりするんっすよね。 えーと、 ここ 参照。 5つのタイプから選べるんっすが、A5国産特選牛会席 (+8,000円) やわらかな 『肉質』 と舌でとろける 『旨み』 が特徴高い 【極上A5国産牛】 なんてのがあって、うぉぉぉぉぉ! いや、魚ぉぉぉぉぉ! …ではなくて、牛ぃぃぃぃぃぃ! 魚貝類の類いより断然、肉派の僕としては、これはもう、うぉぉぉぉぉ!

 が、同じような名前の宿に 「萩一輪」 というのもあって、というか、この2つは姉妹館だったりするみたいなんっすが、こっちのほうも悪くはなさそうやな…と。 ロケーション的には、湾の部分をあっち (越ヶ浜) から見るか、こっち (菊ヶ浜) から見るかの違いで、遜色は無さそうだし、萩観光の王道と言える堀内地区にも近いし、移動という点でも楽だし、この部門に関しては、こっちのほうが上やな…と。 更に “まさかの・・・・” に期待しなくても、露天風呂付き客室が確約されたプランがあるし、この部門に関しても、こっちのほうが上やな…と。 ただ、問題なのは、夕食の部。 姉妹館なので、ここも5つのタイプから選べる方式だったりするんっすが、その中身にちょっと難点が。 具体的に言うと、

◆基本会席◆ 季節を代表する地元の食材、こだわりあふれる和会席
◆四大味覚会席◆(+2,000円) 地魚盛合せ、見蘭牛、鹿野高原豚、活き鮑陶板焼き
◆六大味覚会席◆(+4,000円) 地魚盛合せ、見蘭牛、A5国産特選牛、活き鮑陶板焼き、のどぐろ煮付け、団扇海老

以下、省略。 何が難点なのかというと、5つのプラン、どれにも必ず “活き鮑陶板焼き” が付いてくるのがアレでありまして、鮑、いらねぇ…。 で、かなり悩んだんっすが、やはり 「露天風呂付き客室」 の魅力には抗えず、ということで、結果、

【料  金】 23,760円 (消費税・サービス料込) ひとり旅プラン@四大味覚会席 露天風呂付客室 (6畳またはフ.5畳) 1泊・2食付

 こうなりました。 日曜日とは言え、お一人様・露天風呂付き客室のプランとしては、破格のリーズナブルさでありますな。 料理を1ランクUPして、(+2,000円)で、このお値段っすからね。 のどぐろ炙りの寿司は大好きだったりするんっすが、煮付けとか、ぜんぜん嬉しくないし、海老も別にいらないし。 牛と豚が付くなら、大満足♪ …というので、このチョイスとなりました。 問題は、 “活き鮑陶板焼き” が付いてきちゃうところなんっすが、 「鮑が苦手なので、他の食材に変えて頂けますでしょうか?」 そのように備考欄に書いておいて、これで対策は万全。 果たして代わりに何を出してくれるのか、期待と不安で、ちょっぴりドキドキ☆

【フロント】

 んなことで、到着〜。 宿の外観はこんな感じ。

宿の外観♪

 わりとシンプル。 で、フロント。 応対してくれたのがお姉さんだったのか、オッサンだったのか、部屋まで案内してくれたのか、荷物は持ってくれたのか、詳しいことはすべて、忘れました。 いや、そこそこな年齢層のお姉さんが部屋まで案内してくれたんでしたか。 何となく記憶が蘇ってきた気もするんっすが、で、とりあえず、

【部屋・設備】

 で、お部屋の様子は、こんな感じ。

お部屋の様子 (その1)♪

 ごく普通の和室っすな。 6畳またはフ.5畳との事だったんっすが、この写真から判断すると、6畳のようにも見えるし、フ.5畳くらいあるように見えなくもないし。 が、この部屋の売りはタタミの部分ではなくて、

バルコニー&露天風呂♪

 バルコニー&露天風呂っ! で、外に出てみると、

露天風呂っ♪

 露天風呂っ♪ コイツの詳細に関しては、また後から書くとして、で、そこから見える景色はというと、

ベランダから見える絶景♪

 海っ! 菊ヶ浜! 指月山! ちょっぴり木が邪魔ではあるんっすが、絶景やんけ! で、後はえーと、お茶菓子。 部屋には何も無かったっすな。 が、 ここ を見たら、 welcomeプチ☆ケーキバイキング とか書いてあるやんけ! プチケーキ食い放題、コーヒー飲み放題やんけ! 利用するの、忘れてたやんけ! ま、プチとは言え、ケーキなんか食いまくったら、飯が食えんようになるやんけ! …なので、別にぜんぜん悔しくなんかなかったりするんっすが、そんなことより、風呂、風呂!

【風  呂】

 ここのパブリックな風呂に関しては、何故だかあまり記憶にはなかったりします。 えーと、 これ っすか。 海風を感じながら、11のお湯巡りを満喫しませんか。 え? そんなにたくさん、種類あったっけ? あと、すぐ隣にある姉妹館の リゾートホテル美萩 の風呂も利用出来るという話で、連絡用の扉なんかもあったりしました。 向こうの風呂場に直結している連絡通路みたいなものがあるのかと思ったら、普通に外へ出るだけの扉だったりして、駐車場を歩いて横切って、向こうの宿の玄関へ、真正面から突撃しなければアカンかんじ? こっちとしては、めっちゃ無防備な浴衣姿だったりするし、何だか恥ずかしいし、いや〜ん♪ そこまでして隣の宿の風呂になんか入りたくないし、そんなことより、自分の部屋の風呂、風呂! とにかく 「露天風呂付き客室」 に泊まったからには、隙がある限りそいつに浸かって、少しでも元を取らなければなりません。 ということで、自分の部屋の風呂、風呂! ちなみにこの客室の露天風呂は残念ながら温泉ではなくて、ただの沸かし湯。 湯船のサイズも一人で浸かるのが限界な陶器タイプみたいな奴だったりして、決して褒められたものではなかったりするんっすが、自分でお湯張りをしなくても常に適温の湯で満たされているところは、なかなか立派であるな…と。 改めて写真を貼っておきましょうか。

露天風呂っ♪

 露天風呂っ♪ 湯面に浮かんでいる青いヤツは “冷めるの防止用蓋の代わり” みたいなもの。 この湯船に合わせてハサミで楕円形に切ったっぽい手作り感が、なかなか。 で、向こう側に見えているお釜みたいなの。 湯が少なくなると、ここから自動的に湯が注がれて、常に適量&適温が保たれるようになっております。 で、もう1枚の写真のほうも改めて貼っておきましょう。
バルコニー&露天風呂♪

 バルコニー&露天風呂っ! 手摺りのところにある木のスライド式ドアみたいなの。 これは自由に開け閉め出来るようになっているんっすが、明るい時間帯に全開にするには、かなり勇気がいるな。 そう思わずにはいられない、抜群の開放感っ♪ 露出狂の君も納得だし、泉質マニアでなければ、ただの沸かし湯でも特に問題なしであるな…と。

【夕  食】

 で、続いては夕食。 部屋食ではなく、お食事処のようなところでお食事するスタイルであります。 で、おしながきは、 こちら 。 一品ずつ順番に提供されるのではなく、席に着いた時点で “前半の部” が、どーん! …と並べられている感じっすかね? お値段が決してお高く無いだけに、こういうところで適度にうまく、やりくりしているな…と。 そういった印象でありますな。 で、中身のほうはというと、

前菜♪ 造里♪

 えーと、 “前菜” と “造里” 。 前者は、蓬豆腐諸味添え、花びら百合根、簾麩利休掛け、筍木ノ芽和え、豆袱紗、合鴨山椒煮、菜花砧巻き。 個人的に 「花びら百合根」 というのにかなり期待していたんっすが、 「花びら大回転」 ほどには、ワクワクしなかったな…と。 ま、所詮は百合の根っこっすからね。 多くを期待するほうが、間違っていたのかも知れません。 で、後は 「利休掛け」 とかいうやつ。 何が掛かっているのかと思ったら、えーと、 ここ 参照。 あー、胡麻っすかぁ。 1万5千円コースにも出される。とっても高級な料理法であることが判明して何よりでありますが、それより何より、佐賀牛ロース雲丹巻き (べっ甲餡) 。 これが激しく気になりますな。 せっかくの佐賀牛ロースを、雲丹みたいな得体の知れない珍味で巻いちゃうとか、冒涜以外の何物でもないやんけ! ま、僕が泊まっている旅館の料理として出てくるワケではないので、別にどうだっていいんっすけど。 で、造里のほうは 「地魚盛合せ」 という内容であるようっすが、マグロと、イカと、鯛(?)と、カツオのタタキと、サザエっすかね? サザエとか、キモいだけの生き物なので、あまり好きではなかったりするんっすが、刺身バージョンは特に問題もなく、普通に食えるな。 そういうアレだったような気がしないでもありません。 で、次。

先附♪ 鍋物♪


  “前半の部” が、どーん! …なので、順番がちょっと適当なんっすが、 “先附” と “鍋物” 。 前者は、白魚海藻サラダ、自家製玉葱ドレッシングという食べ物かと。 個人的に白魚って、ぜんぜん好きではないので、余計なものを入れてくれたな。 そう思わずにはいられませんでしたが、天麩羅みたいになっていて、普通に美味ちい♪ 自家製玉葱ドレッシングも、美味ちい♪ で、鍋物は 「宵夜鍋」 などという、風流な名前が付けられておりました。 えーと、 これ ? 北大路魯山人の命名っすか。 何か、胡散臭いっすよね、このオッサン。 ま、鍋物自体は普通に美味かったので、別にいいんっすけど。 で、先ほどの “造里” の写真の向こうのほうに、竹の筒と、へらのようなものが見えておりましたが、あれは鍋物の具材のひとつで、 「萩鰺竹筒入れ」 というモノだった模様っす。 竹の筒の中に鰺のミンチみたいなのが詰まっていて、へらで掻き出して、鍋に投入するという。 個人的に、さほど嬉しい食材ではなかったりするんっすが、趣向としては楽しいかも? ということで、次。

炉物♪

 本日の最大のお楽しみ、 「見蘭牛波板焼き」 、キタぁぁぁぁぁぁぁ! 先ほどのサラダの写真の向こうのほうに、焼かれる前の状態が写っておりましたが、 “見蘭牛” というのは、 ここ 参照。 年に12頭しか食われない超希少な見島牛と、オランダのホルスタインの雌の交配による一代雑種っすか。 何だかよく分かりませんが、めっちゃ豪華絢爛牛やん! そんな気がしないでもなくて、めっちゃ楽しみ♪ で、 「陶板焼き」 ではなくて、 「波板焼き」 なんっすな。 言われてみれば確かに、並々ならぬ波々な板だったりして、こりゃ、めっちゃいい感じに焼き目が付きそう。 で、ワクワクしながら食ってみたら、ん、ちょっと硬くて、噛み切れん…。 脂身の少ない部位だからなのかも知れませんが、期待度が半端なかっただけに、ちょっとガッカリ…。 オランダのホルスタインか? 乳牛なんかを掛け合わせたから、こうなっちゃったのか? ま、これは好みの問題もあろうかと思いますが、とりあえず、次、次。 “活き鮑陶板焼き” の代替品として、何を食べさせて貰えるのか。 僕にはそんな楽しみが残っていたりします。 着座した時点では、まだ出されていなかったのでので、ワクワクしながら待っていたんっすが、「鮑の代わりの一品でございます。」 おー、来た、来た。

鮑代替の逸品♪

 「のどぐろ煮付けでございます。」 ・・・。 ま、食ってみたら、普通の魚の煮付けやな。 その程度のレベルには達していたので、別にいいんっすけど。 鮑 = 高い。 その代替品 = それなりに高いものを出さないと申し訳ない。 そんな誠意からくる選択だったんでしょうが、値段的には安くなってもぜんぜん構わないので、焼き鳥とかでよかったのにぃ…。 で、後は、
 
油物♪ 蒸物♪

 “油物” と “蒸物” 。 前者は 「甘鯛ナントカ揚げ」 という食べ物のようっす。 妙に凝った揚げ物っすな。 ま、普通に美味しかったので、別にいいんっすけど。 で、後者は 「海老芋湯葉包み玉〆・長州鶏そぼろ掛け」 。 主成分は海老ではなくて、芋なんっすが、で、期待度の高い長州鶏はというと、そぼろ状になっているので、存在感は極めて希薄。 コイツを普通に焼いて、鮑の代わりに出してくれればよかったのにぃ。 で、最後は

腕物&食事♪

 味噌汁と御飯。 「焼き鯛炊き込み御飯」 だそうっす。 こういう余計な魚貝類の類とか、あまり炊き込んで欲しくはなかったりするんっすが、ただの白い御飯とか、工夫がなさ過ぎて、料理人としてのプライドが揺るさん。 そう考える人が少なくないのか、近年、何かが炊き込まれているパターンが増えているように思われます。 ま、食ってみたら普通に美味しかったので、別にいいんっすけど。 で、〆の “甘味” は 「小柚子プリン 苺ソース」 。 そういえば、写真が無いっすな。 食べた記憶もあまりなかったりするんっすが、もしかして出すのを忘れられた? しっかりと食べたのに、僕がボケて忘れちゃってるだけかも知れないので、あまり下手なことは言えないんっすが、で、あれこれと文句を言ったりもしましたが、総体的には悪くない出来だったように思われ、ま、よかったんじゃね? そのように評価していいのではなかろうかと。 ということで、夕食はおしまい。 で、部屋に戻って一休みして、自前の風呂に浸かって、ボーッとして、寝る前にもう一度、自前の風呂に浸かって、とまあそんなことで、おやすみ〜。

【朝 風 呂】

 で、起きて、朝風呂。 大浴場まで行くのが面倒なので、自前の風呂に浸かりました。 朝は朝で、また格別な爽やかさがあって、いやあ、露出が捗りますなぁ。

【朝のお楽しみ】

 で、続いて、この宿独自のお楽しみ企画、 バスで行く朝の武家屋敷案内 。 以前は宿の社長だか会長だかの生ガイド付きで、 「名物」 と言っていいアレだったんでしょうが、今はテープを流すだけなので、ちょっと味気なし。 車窓からの観光だけなので、写真とかも自由に撮れないし。 が、堀内地区観光の予習としては最適なプログラムでありますので、もし、この宿に泊まるなら、前日は松陰神社とか、反射炉とか、海水魚が泳いでいる池とか、他のエリアを散策しておいて、夜は豊富な風呂と、のどくろの煮付けを堪能して、で、翌朝、バスで予習をしておいて、朝飯を食って、その後、自力で歩いて堀内地区を散策。 そういう行程を激しくお薦めしておきたいな…と。 んなことで、続いて

【朝  食】

 朝食っす。

朝食(その1)♪

 ま、ごく一般的な “旅館の朝飯” と言っていいのではなかろうかと。 独自なものとしては、この

朝食(その2)♪

 蒸し物料理の構成要素に、小さなフグが入っているのが山口っぽくて、いいな♪ …と。 食べてみたら、まるで蒲鉾のようなプリプリとした食感だったりして、が、ちょっと珍しいというだけの話で、味そのものとしては、決して褒められた物ではないな…と。 ま、魚貝類の類いがあまり好きではない僕の個人的な見解なので、あまり参考にならないとは思うんっすけど。

【旅 立 ち】

  とまあそんなことで、おしまい♪

【総合評価】

 このお値段で、露天風呂付き客室に泊まれるとか、文句を言ったら罰が当たるレベル。 見蘭牛は赤身主体で、噛みしめればじっくり味が出るタイプ。 で、鮑の代替 = のどぐろの煮付け。 この2点さえ事前に把握しておけば、そんなに落胆することもないだろうし、もっと早めにチェックインして、welcomeプチ☆ケーキバイキング を堪能すれば、更に好感度もアップするだろうし、浴衣に着替えて恥ずかしい姿になっちゃう前に、姉妹館のほうの風呂を攻めておくというのも、ひとつの手かも知れません。 もし次があるとするなら、今度は ★六大味覚会席★ にするというのもアリっすな。 地魚盛合せ、見蘭牛、A5国産特選牛、活き鮑陶板焼き、のどぐろ煮付け、団扇海老。 見蘭牛の脂身の少なさは、A5国産特選牛のギトギトで中和出来るだろうし、鮑の代替に、のどぐろ煮付けがもう一匹出てくることも無いだろうし。 ちなみにこの宿、ギャル受けが極めて良好らしいっすな。 もし、これを読んでる “鮑と、のどぐろの煮付けと、海老が大好きで、肉が苦手なギャル” がおられましたら、僕の分をあげて、その代わりに君のA5国産特選牛を貰ってあげるので、 ☆ヨロシク☆


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