城崎温泉 小林屋

【所 在 地】 兵庫県・豊岡市城崎町

【宿 泊 日】 平成29年08月04日(金)

【オフィシャルサイト】 -----

【楽天トラベル】 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/8509/8509/

【じ ゃ ら ん】 http://www.jalan.net/yad321154/

【一 休.com】 -----

【るるぶトラベル】 http://rurubu.travel/A08/28/2808/280802/2820906/6318012/

【近畿日本ツーリスト】 -----

【交  通】

    : 高速のインターからは遠い模様
  鉄道 : JR山陰本線・城崎温泉駅から徒歩10分
  送迎 : 城崎温泉駅より組合バスあり

 城崎温泉っす。 関西あたりに在住している住民は元より、桑名に住んでる僕でもよく知ってる超有名な温泉地なんっすが、東京方面では、さほど知名度は高くなかったりするとか? 正しく読めなくて、 「し…、しろさき温泉?」 とか読んじゃう人もいるみたいだし。 そんな城崎 (きのさき) 温泉を全国区レベルでメジャーにしてくれたのが、あの “号泣議員@野々村クン” だったりするんっすが、2014年6月30日、阪神武庫川団地前駅を起点として兵庫県内のJR城崎温泉駅へ106回 (中略) 出張で訪れたとして、政務活動費よりおよそ300万円を支出していた、うんぬん。 ちなみに武庫川団地前からだと、阪神で梅田に出て、大阪駅からJRの特急に乗り換え。 所要時間は 3時間20分、お値段は 5,870円くらいだったりする模様っす。 そんなところまで1年間に106回っ! 何て仕事熱心なお方なんや! そう思わずにはいられませんが、往復の交通費は 124万4440円くらいっすかね? これで城崎温泉の知名度がぐーんと上がって、実際に訪れる人も増えたみたいなので、宣伝費と考えれば、意外と安いんじゃね? そんな気がしないでもないんっすが、ま、野々村クンも、すっかりブームは去ってしまいましたけどね。 とまあ、そんなこんなで、兵庫県と言っても、むしろ山陰に近いんじゃね? そんなところに位置する城崎温泉でありますが、駅まで行ってしまえば、そこから温泉街までは歩いて10分くらいの距離なので、公共交通機関の利用者からすると、わりとアクセスしやすい温泉街であると言えるかも知れません。 が、車で行こうとすると、ちょっと不便なようで、北近畿豊岡自動車道などという、よく分からない高速道路の八鹿氷ノ山インターという、クソ地味そうなところから、一般道を走って50分程度とか。 余所様の旅館のサイトなんっすが、 ここ 参照。 京都とか兵庫の上のほうは高速道路網がまだまだ、さっぱりでありますなぁ…。 しっかりしろ、野々村!

【地  図】  アクセス

 で、温泉街におけるこの宿の地図は、観光協会の公式サイトを参照。 僕が予約を入れた頃には、インターネットの黎明期かよ? …みたいな “オフィシャルほ→むぺ→じ” があったんっすが、いつの間にやら、 こんな状態 に。 リニューアル工事中なのかと思っていたんっすが、未だに復活の兆しはありませんな。 もしかしたら、URLを変えて、どこかでひっそり再開しているのかも知れませんが、で、地図のほうはアレっす。 じゃらんとか、楽天トラベルで出てくる 地図 は微妙に間違ってるような気がします。 隣の民家(?)っぽいところにマークが出てくるんっすが、宿の玄関は川側にあります。 川沿いに建ってるんっすよね。 宿はリバーサイド、川沿いリバーサイド、食事もリバーサイド、うぉうぉうぉう、リバーサイド♪ 最初のところがちょっと歌いにくいっすが、どうみてもホテルとは言えない純然たる宿なので、ま、しょうがなかな? …と。 温泉街の中では、まさにど真ん中。 いかにも城崎らしい情緒を満喫出来る立地となっておりまして、 7つある 外湯めぐり をするにも、超便利であると言えるのではなかろうかと。 川を挟んで、ほぼ正面に “一の湯” があります。 駅からは歩いて10分くらい。 組合の送迎バスもあるようっすが、そんなのに頼らずに、駅から歩いて温泉街の雰囲気を楽しむというのが吉でありましょう。

【駐 車 場】 あり・無料 (部屋数:14室 )

 駐車場があるようっすが、詳細は不詳っす。 城崎温泉の中心部は道が狭くて、ごちゃごちゃしているし、観光客は浴衣姿でフリーダムに徘徊しているしで、あまり車で乗り入れたくはない雰囲気だったりします。

【あらすじ】

 詳しくは、えーと…、 この辺り を参照。 ここを読めば、僕の言いたいことは、ほぼ書かれているので、他に特筆することもないかな? …と。

【料  金】 18,360+2,700+500 = 21,560円 (消費税・サービス料込) 一人旅★応援プラン お部屋 : 柳並木7畳 1泊・2食付

 今回、僕が押さえたのは、このプラン。 金額に追加されているのはオプション料金っす。 追加料理で、但馬牛ミニステーキ 50グラムが 2,700円。 マジでミニなのに、高ぇぇぇぇ! 但馬牛証明書付きですので安心してお召し上がり下さい。 そんなふうに書かれているので、その点では安心だったりするんっすが、で、もうひとつの 500円のほうは、男性用色浴衣レンタル。 ギャルでもないのに、そんなん、いらんやん? そう思われるかも知れませんが、城崎温泉というところは浴衣を着て、下駄を履いて、外湯巡りなんかをするのがデフォな温泉街。 宿のペラペラな浴衣だと、卑屈な気分になっちゃうんじゃね? そのように予想されたので、ま、せっかくなんで。

【フロント】

 川の対岸から宿を見ると、こんな感じ。

宿の外観♪

 おお、ええ感じやん♪ ちなみに、左のほうが小林クンちなんっすが、木造3階建てというのが、この温泉街の老舗の証しだったりします。 ここ 参照。 小林屋、無いやん! もしかして、パチモンの木造3階建て、略して、パチ木3 (ぱちもんくさん) ? だとすれば、一目散に逃げ出したいところでありますが、じゃらんには、2015年、国の登録有形文化財に認定された数寄屋造りの木造三階建の宿。 そう書かれているので、大丈夫なのではなかろうかと。 玄関あたりの雰囲気は ここ 参照。 大谿川沿いの柳並木を見下ろせる絶好のロケーション。城崎の旅館のなかでも、大谿川に面した客室がある宿は、珍しいそうだ。 ほぉ、そうなんっすかぁ。 いいところ、選んだぁ♪ で、フロントでの接客態度とかが、どのようなものであったのか。 今となっては、あまり思い出せなかったりするんっすが、とりあえず、妙齢のお姉さんが部屋まで案内してくれたのではなかったか…と。 その後、別の部屋に連れていかれて、そこでオプションの “男性用色浴衣レンタル” のチョイスをする。 そんな儀式があったかのように記憶しております。 ちなみに、この男性用色浴衣のプランは、大正解でありましたな。 なかなか渋い柄のが揃っていて、無料 (ただ) のペラペラの浴衣とはワケが違って、イケてるやん♪ そんな優越感に浸ることが出来ました。 心が豊かになる浴衣。 ドカタにもお似合い。 そういったところっすかね?

【部屋・設備】

 で、案内されたお部屋が、こちら。

お部屋の様子 (クローズド)♪

 “柳並木7畳” の部屋指定で、大いに楽しみにしていたんっすが、というか、部屋以外には、あまり多くは期待出来そうにない宿なので、これがアレだったりすると、ちょっとショックが大きいんっすが、こうして障子が閉まった状態だと、別になんということもない、ただの古臭いボロ宿みたいで、うーん…。 が、ひとたび、障子を開けてやれば、

お部屋の様子 (オープン・ザ・障子)♪ 部屋から見える絶景♪

 おおっ、これぞ、城崎っ! 大谿川と柳並木を見下ろす感じが、たまらんっ♪ が、目の前の電線と電柱が、どうしようもないくらい、圧倒的に邪魔っ! さっさと地中化しろ! しっかりしろ、野々村! そう思わずにはいられませんが、ま、この 「電柱にござる」 な光景も、いかにも昭和の日本っぽくて、決して嫌いではないんっすけどね。 で、出されたお茶菓子が、こちら。

  お茶菓子♪

 ま、何と言うこともない饅頭系やな…と。 そんな食い物ではなかったかと。 で、この部屋、風呂無しなのは別にいいとして、便所無しというのが、ちょっとどうか? その点がちょっと引っ掛かっていたんっすが、部屋を出てすぐ横のところに共同便所があったので、ほとんど問題はありませんでした。 便所付きなんだけど、柳並木川ではない。 そういう部屋もあったんっすが、こっちにしておいて、正解♪ で、続いては “風呂の部” っす。

 

【風  呂】

 一応、宿の中にも風呂はあるようっす。 えーと、 これ 。 ・・・。 地味の極みっすな。 壁のタイルは美しい亀甲文様…って、そんなもんで喜ぶのは “松岡きっこ” くらいじゃね? 女風呂のほうは普通の四角いタイルみたいなので、駄目だし。 でも、大丈夫。 城崎温泉は、あくまでも外湯めぐりがメイン。 宿の風呂など、誰も気にはしていないし、実際のところ、僕もこの内風呂は一度も利用しなかったんっすが、で、外湯のほうはどうだったのかというと、いやあ、よかったっす。 城崎温泉の外湯って、どこも泉質は同じだし、循環・消毒バリバリだし、建物はどこも新しく建て替えて閉まって、風情もなんにもねぇ…。 マニアの間では概ね、不評だったりするようなんっすが、温泉素人の単なる風呂好きにとっては、まさにパラダイス♪ 昔ながらの銭湯みたいなところから、小綺麗なスーパー銭湯風のところまで、泉質はともかくとして、造りのほうはバラエティに富んでいるし、宿泊客はバーコードで、ピピっ♪ …と無料 (ただ) で入ることが出来て、めっちゃ得した気分。 浴衣と下駄で温泉街を徘徊するのも楽しいし、無料 (ただ) のペラペラの浴衣とはワケが違って、借料 500円の超高級な色浴衣だし、舐めんなよ! で、今回、どこをどのように攻略したのかについては、前にも出て来た ここ を見て貰うとして、で、順番的には一部前後する部分もありますが、続いては “夕食の部” 。

【夕  食】

 “部屋食” でした。 仲居さんではなく、お兄さんが料理を運んで来て、並べてくれました。 お兄さんでも、オッサンでも、別に “仲居さん” で、いいんっすかね? それとも、仲居クン? なかい 【中居・仲居】 : 料亭などで、料理を運んだりして客に応接する女性。 あ、やっぱりオッサンは仲居ではありませんな。 たとえ、そんなに若くはなかったとしても、やっぱりちゃんと仲居さんじゃなかったりすると、あまり嬉しくはない気がするんっすが、いや、今回のお兄さんの接客に、何か問題があったというワケではないんっすけど。 普通に丁寧で、そこそこ愛想のいいお兄さんだったのではなかったかと。 で、お料理のほうは、懐石風な順次提供方式ではなく、ほぼ “一気出し” でありました。 いきなり、テーブルの上に各種の食べ物が、ズラズラ〜。

  お造りとか、煮魚とか、ゆで蟹とか…

 ・・・。 並べられた瞬間、あ、やっぱりこんな感じかぁ…。 “料理の部” に関しては、事前の情報ではあまり詳しいことが分からなくて、保険の意味もあって、オプションで “但馬牛ミニステーキ 50グラム” を追加したんっすが、もしかして通常プランのメインは “煮魚” と “カニ” っすかね? 確かに、城崎と言えばカニが有名なんっすが、今は松葉ガニのシーズンでは無いし、僕はもともと、カニがさほど好きではないし、魚貝類の類いが全然嬉しくなかったりするし、サカナでも “煮る” というチョイスが最悪の選択だったりするし、うーん…。 お造りの海老も、身の部分だけなら、わりと好きなほうだったりするんっすが、頭と胴体の間の黒く透けて見えるエリアが何だかキモくて苦手だったりするし、うーん…。 で、ほろよい (コーラサワー)。 チューハイのレモンを頼んだら、 「用意がなくて…」 とか言われて、“ほろよい” を何種類か持ってきてくれたんっすが、缶のヤツをそのままって、何だかめっちゃ安っぽい感じで、うーん…。 しかも、コーラサワーって、それ絶対、煮魚とかには合わんヤツやん! ま、それを選んだのは僕自身なので、あまり文句は言えないんっすが、で、料理のほうは煮魚とカニとは別に、ちゃんとメインらしきものがありました。 しかも、2品。

サカナ系の柳川風の鍋だとか… 鮑の陶板(?)焼きだとか…


 鍋物 & アワビの陶板焼き。 いや、陶板ではないっすか。 鉄器? ま、いずれにしろ、魚貝類の類いが全然嬉しくなかったりするって言うたやん! アワビって、メイン料理として出されることが少なくないんっすが、個人的には 「大ハズレ」 に分類される食材だったりして、で、もうひとつの鍋物のほうはというと、穴子 (?) の柳川風。 こっちも魚貝類の類いっすかい…。 こうなってくると、楽しみはこの一品だけになっちゃいますな。

但馬牛ミニステーキ♪


 但馬牛ミニステーキ 50グラム♪ 量的にはこれで十分。 というか、この時点で、かなり腹が膨れてしまって、せっかくの但馬牛なのに、あまり嬉しく思えなかったりしたんっすが、見た目としても、アワビの鉄器焼きのアワビを、牛肉に変えただけやん! …みたいな。 付け合わせとして焼かれているのも、まったく同じ面子だったりするし。 ブロッコリーって、あんまり好きではなかったりするし、で、この謎の赤いのは何かと思ったら、んーと、コンニャク? で、もっと謎の黒い固まりは何なのかと思ったら、んーと、栗? ま、これはこれで、なかなか美味しかったんっすが、何でもいいけど、固形燃料が大活躍の夕食でありますなぁ。 鉄器焼き×2、鍋物、それに、ご飯も釜飯風のものを固形燃料で加熱するというシステムでありました。

釜飯♪


 この時点で、かなりの満腹状態だったんっすが、 2,700円もした但馬牛は何としてでも完食しなければ。 で、釜飯もせっかく固形燃料クンが頑張って炊いてくれたんだから、茶碗に1杯くらいは食べてあげなえれば…。 かなり無理をして、最後の追い込みに掛かったところ、再び、仲居さんではない、給仕のお兄さんが登場〜。

天麩羅♪


 「天麩羅と、お味噌汁でございます。」 まだ食い物、あったんかーい! もう無理っ! これ以上は食えません…。 僕は基本的に “出されたものは残さずに食べる派” だったりするんっすが、今回ばかりは無理っ! 生物学的に無理っ! 但馬牛のステーキも半分しか食えなくて、天麩羅と合わせて、部屋食なのを幸いにポリ袋に入れて、あとでこっそり、前の川にでも捨てちゃおうかと。 罰当たりだとは思うんっすが、余計な煮魚とか、アワビとかを出した小林がみんな悪いんや! メイン料理はアワビか牛肉か、どちらか好きなほうを選択というのでよかったのにぃ…。 煮魚はヤメにして、豚の角煮を一切れとかでよかったのにぃ…。 とまあそんなこんなで、夕食の部は、終了〜。 あ、そういえば、デザートとか、無かったような? ま、あっても食えなかったかも知れませんが、で、さすがにステーキと天麩羅を捨てちゃうというのは勿体ないなぁ。 そんな気がしてきたので、とりあえず部屋の冷蔵庫に保管することにして。 で、窓の外はというと、

部屋から見える絶景 (夜Ver)♪


   おお、なかなかいい感じに黄昏れてきましたなぁ。 城崎は断然、夜のほうが風情がありますなぁ。 で、この日は温泉街のはずれのほうで、ちょっとした花火大会が行われるようなので、腹ごなしがてら、ちょっと見に行くことにしました。 時間調整で外湯に2件ほど入って、大きな川のほうまで歩いていって、で、花火のほうもそれなりに楽しんで、そうこうするうちに、ちょっと腹のほうもこなれて来たんっすが、あ、そういえば、ステーキに付けるタレも、天麩羅に付いていた塩も、お兄さんに回収されちまってるやん! そんな危機的な状況であることが判明して、仕方がないのでスーパーで味塩でも買おうかと思ったんっすが、何故か見当たらなくて、ま、クレイジーペッパーで、いっかぁ…と。 で、部屋に戻って、残り物を片付けることにしたんすが、冷蔵庫に保管していたステーキと天麩羅は当然の如く冷え切ってきて、お味のほうは今ひとつでありました。 ということで、不貞寝して、この日は、おしまい♪

【朝 風 呂】

 で、翌日。 朝風呂も外湯に行くことにしました。 朝からやってないところもいくつかあるので、注意が必要なんっすが、えーと、 ここ 参照の2箇所を回って、朝から満足♪ で、宿に戻って “朝飯の部” であります。

【朝  食】

 朝も部屋食。 お給仕がお兄さんなのも同じく。 で、提供されたものは

朝食♪


  ごく一般的な旅館の朝飯やな。 そんなラインナップだったりして、特に書くことはありません。

【旅 立 ち】

  とまあそんなことで、おしまい♪

【総合評価】

 城崎温泉はやっぱり、泊まってこそ、ナンボであるな…と。 106回、すべて日帰りだった野々村クンは、アホかと。 で、どうせ泊まるなら、大谿川と柳並木なエリアの木造3階建てなレトロな宿がいいよな…と。 その点で今回の “小林屋” は、ベストな選択であったな…と。 で、外湯めぐりは、楽しいな…と。 浴衣はケチらずに、500円の賃料を払うのが吉。 唯一、夕食の部だけが、僕の趣向にはマッチしなかったので、朝食だけのプランにして、夜はどこか他のところで食べたほうがよかったかな? …と。 今回、昼にステーキを食った ここ を夜に持ってくるという手もありますよね。 昼はあっさり、出石蕎麦くらいにしておいて。 ま、海老、カニ、アワビ、煮魚、大好きギャルとかだったら、この宿の夕食は大満足だろうし、で、最初から分かっていたことなんっすが、城崎温泉というところは、ギャルと一緒に泊まってこそ、ナンボやな…というのが、結論っす。 ということで、んじゃ、また♪


INDEX
BACK NEXT