小豆島国際ホテル

【所 在 地】 香川県小豆島土庄町

【宿 泊 日】 平成27年04月04日(土)

【オフィシャルサイト】 http://www.shodoshima-kh.jp/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/17990/

【じ ゃ ら ん】 http://www.jalan.net/yad318489/

【交  通】

    : ここ 参照
  鉄道ここ 参照

 小豆島というのはけっこう広い島だったりして、港も何ヶ所かあったりするんですが、そのうちの土庄港というのが最寄りとなります。 高松からフェリーで約60分、高速艇で約30分ではなかったかと思うんですが、高速艇、テラ高速。 ただ、速いだけでまったく風情は無いので、のんびりとフェリーで行くのも手ではなかろうかと。 で、港から宿までは、地図を見るとギリギリ歩いて歩けない事もない距離であるように思えるんですが、実際に歩いたらきっと後悔しちゃうのではなかろうかと。 大人しく送迎を頼むのが得策でありますな。 事前にメールか電話で予約しておくと、任意の時間に迎えに来てくれます。 路線バスの場合、そのものズバリ 「国際ホテル前」 というバス停があったりするんですが、ここを通る路線はかなりのレア物だったりするので、実用性は今ひとつ。 オリーブ公園とか映画村を観光してから宿に向かう場合、八幡橋前、もしくは土庄本町で降りるのが賢明だと思います。 その辺りからなら1キロくらいの距離なので、 「迷路のまち」 の散策がてらブラブラするというのも御一興かと。 ちなみに送迎のうちの 「送の部」 のほうは

ホテル 8:15発/8:45発/9:15発/9:45発/10:15発/10:45発/11:15発

の定時運行となっておりますので、行程を組む際は留意のほどを。

【地  図】  広域図    詳細図

 地図のほうは、ま、見ての通りっす。 詳細図のほうに超地味な近隣の観光スポットを明記しておきましたので、参考にしていただければ幸いっす。

【駐 車 場】  60台・無料 (部屋数:120室 )

 部屋数に比べて駐車場のキャパが少な過ぎる気がするんですが、大丈夫なんすかね? バス用の駐車場は12台分ほど確保されているようで、団体客と個人客の割合で何とかうまいことやっていける自信があるのかも知れませんが、島だから船で来る人が多いのかも知れないし、かく言う僕も何ら実害があったわけではないので、ま、いいかと。

【あらすじ】

 詳しくは この辺り を参照して下さい。 もう随分と昔の話になってしまって、いろいろと忘れちゃいました。

【料  金】 30,240円 (消費税込) 高層階(6階以上)確約・エンジェル会席プラン 1泊・2食付

 あまり深く考えていなかったんですが、冷静に見てみると、結構いいお値段でありますな。 景色が今ひとつっぽい部屋だと、もう少しお安くなったと思うので、そのへんは各自、予算と相談ということで。

【フロント】

 とりあえず、宿の外観をご覧ください。

宿の外観(海側より)♪ 宿の外観(街側より)♪


 本館と別館に別れていて、かなり規模の大きなホテルであることが分かります。 見た目はちょっと年季が入っていて、ザ・昭和の観光旅館って感じ。 で、中に入って、フロントの対応はどうだったかと言うと、もういろいろと忘れちゃいました。 特に悪いイメージは残っていないので、愛想は良かったのではなかろうかと。 部屋への案内や荷物運びのサービスがあったかどうかも、記憶にはありません。

【部屋・設備】

 で、辿り着いたお部屋は、こんな感じっす。

 

和洋室の全貌♪ 和洋室の和エリア♪


   僕の心の中では、露天風呂付客室に次いで高い評価となっている豪華な和洋室っ♪ よって、そこそこのお値段だったりするのもやむなしかとは思うんですが、しかし何ですな。 ここのはちょっと貧乏臭いタイプの和洋室でありますな。 普通のツインの部屋の一角に、無理やり 「和」 の要素として、畳を敷いてみましたぁ♪ そんな感じ。 白樺リゾート、池の平ほってる♪ …の部屋も似たような造りだったので、これがザ・昭和の観光旅館のトレンドだったのかも知れません。 取って付けた感が半端ありませんが、この畳スペースが妙に落ち着く純正日本人だったりするので、普通に嬉しいっす。 で、日本人なら当然、これ。

お茶菓子♪


 桑名のサバ君、座卓で茶々菓子、ヨイトナ〜♪ 「桑名の殿さん」 の節で歌って貰うとして、お茶菓子が2種類もあるって、めっちゃ豪華っすな。 普通なら殿様だけのところ、そこにキングスまで付いて来ちゃった…みたいな。 しかもその1つが 「アイラブ小豆島」 とは、なかなかいいセンスをしておりますが、平成生まれならクソ恥ずかしくって、こんなの人前に出せませんよね。 オリーブチョコをクッキーで挟んだランドグシャみたいな食い物で、普通に美味かったっすけど。 で、もう1つは 「オリーブの実」 っすか。 こちらは和菓子系ではなかったかと記憶しておりますが、いずれにしろダブル茶菓子というのは気前がよくて何よりだったと思います。

 で、続いては窓から見える景色。 ここの売りは何と言ってもそのロケーションではないかと思うんですが、ほれ。

窓から見える絶景(その1)♪ 窓から見える絶景(その2)


   エンジェルロードがマジ、目の前♪ 海の向こうには、屋島っ♪ よく分からないと思いますが、右のほうの写真の海の向こうの台形の地形がソレだったりします。 少し前までは、この低くて平べったい奴がよく見えるというのが最大の売りだったんですが、先代の社長だかが目の前の潮の干満によって陸続きになったり、海の底に沈んだりするトンボロ現象な砂浜部分に目を付けて、 “エンジェルロード = 天使の散歩道” などという、こっ恥ずかしい名前を付けて、適当に “幸せ伝説” をでっちあげたところ、これが大当たり。 今では島を代表する観光スポットになって、こうして僕がこの宿に泊まろうという気になったんだから、商売としても大成功。 部屋がたとえ、ちょっと微妙な和洋室でも、この景色を愛でることが出来るのなら、多少の割高感はやむを得ないな。 そう思わせるだけの実力はあります。 どんな綺麗な景色でも5分くらい見たら、それで飽きるというか、納得しちゃうんですが、ここは別。 刻一刻と表情を変えるので、いつまでも見飽きません。 エンジェルロードはド干潮の時よりも、現れかけ、もしくは沈みかけのほうが見栄えがよかったりするので、そういう状況が夕方か朝に見れる時期を選ぶのがいいのではなかろうかと。 無論、ド干潮時に向こうの島に歩いて渡る楽しみも捨てがたいんですが、この宿に泊まれば何かと融通が利くので、エンジェルを満喫したい派には、超オススメ♪

【風  呂】

 で、続いては風呂。 一応は天然温泉でんねん。 そういうアレであるようなんですが、浜風の湯とオリーブの湯、2つの種類があって、男女入れ替えで両方楽しめます。 夕方から夜の時間帯は 「浜風」 のほうが男風呂だったんですが、こちらはエンジェルロードが目の前というロケーション。 あまりに目の前過ぎて、遊歩道から丸見えになっちゃうので、高い塀で囲まれていたりして、めっちゃ無意味。 そういう状況ながら、一応は露天風呂もあるんですが、DQN一家がずーっと占拠していて、湯に飛び込んだりして暴れていて、スゲぇ不愉快。 とまあそんなこんなで、あまり印象はよくなかったんですが、夜にもう一度入った時には空いていたので、ま、よかったかな…と。

【夕  食】

 で、続いては夕食です。 この宿、前述の通り、ロケーションは抜群。 温泉も2種類あるし、部屋はそこそこ和洋室だしで、事前の僕のソソられ度は、かなり高ポイントだったりしたんですが、唯一の弱点が “飯の部” 。 詳しくはオフィシャルサイトで見て貰うとして、圧倒的に肉っ気不足なんですよね。 魚介類の類が好きな人にはいいかも知れませんが、僕はちょっと苦手だったりするので、うーん…。 レギュラーよりもお高い料理のプランもあるんですが、余計な魚介やらワタリガニやらが増えたりするだけで、むしろ迷惑だったりします。 別注料理に、和風ビーフステーキ1,200円、もしくは特選ビーフステーキ2,500円というのがあるので、それを追加すれば満足のいくものになりそうなんですが、一般的な和会席のほかに和洋折衷なエンジェル会席というプランもあるようで、それだと肉料理も付くようなので、そっちのほうを頼んでみることにしました。 会場は食堂というか、ちょっとお洒落なレストランみたいなところ。 何も考えずに部屋にあった浴衣を着ていったんですが、周囲には浴衣姿の人とか、山川ゆかたとか、武ゆかたとか、誰一人としていなくて、アウェイ感が半端ありませんでした。 も…もしかして、ドレスコードに引っ掛かかっていたとか? 心配になって後で調べてみたら、館内はレストランを含めて、すべて浴衣でオーケーとなっていたんですが、それはあくまでも建前で、浴衣を着てエンジェル会席かよ。 そう、馬鹿にされていたのかもしれません。 悔しいっす。 で、メニューの内訳と内容物のほうはこんな感じ。

メニュー♪


オードブル♪ お造里♪ 瀬戸内鰤の艶煮♪


まずは前菜…ではなくて、オードブル。 和風の前菜って、ぶっちゃけ珍味系のものが多く、僕の中ではハズレ認定されることが多いんですが、洋風のオードブルなら 当たり。 今回は野菜系が多かったように記憶しているんですが、つけダレにオリーブオイルがあったのが小豆島っぽくて、もこみち、歓喜♪ 続く “おつくり” は普通に和風に生ザカナを切って皿に盛ったものだったんですが、こちらも、つけダレに特徴があって、全3種類。 甘口醤油と、オリーブ入りの醤油と、島特産の “ひしお” みたいな奴。 醤油を精製する前段階みたいな中間物質なんですが、味噌みたいに味が濃くて、個人的には今ひとつ。 やっぱ、普通の醤油が一番っすなぁ。 で、最初から何も期待していなかった魚料理はというと、鰤大根を洋風にアレンジしたような食い物。 肉厚で、魚類とは思えないような食感だったりして、最終的にはコイツがいちばん美味かったという、意外な結果となりました。 瀬戸内鰤、あなどれません。 で、 “続いての部” はこんなラインアップでありました。

本日のスープ♪ 牛肉の炭火焼き♪ 小豆島グルメ@ひしお丼♪


 写真にはありませんが、まずは素麺。 これも島の名産のひとつなんですが、普通の乾麺ではなく、半生なのが地元ならでは。 ちょっぴりナマっぽい独特の食感をお楽しみ下さい。 そういう触れ込みなんですが、素麺素人の僕には普通の乾麺とどこがどう違うのかよく分からなくて、豚に真珠&馬の耳に念仏も、いいところ。 で、刺身や素麺に続いて、ポタージュスープが出てきちゃうのがエンジェル会席の真骨頂なんですが、ぶっちゃけ、場違い感が半端なかったりするので、この企画はきっぱりと諦めたほうがお互いの為ではなかろうかと。 で、続いては、ナンバーワンのお楽しみだった、肉料理の部。 本日は “牛肉の炭火焼き” っすか。 いいぢゃん♪ そう思ったのも、つかの間、たったの一切れっすかぁ。 少なっ! で、食ってみたら超赤身の部位だったりして、お上品過ぎて、物足りないこと、この上なし。 で、締めは、新しいご当地グルメとして、絶賛売り出し中の “ひしお丼” 。 「ひしお」 さえ何らかの形で使用していれば、後は何だって大丈夫という、かなりオープンでアバウトな企画なんですが、今回の一品はゴハンに葉っぱを乗せて、粉チーズを振りかけて、ひしおを垂らしたという、洋風仕立ての葉っぱ丼のようなもの。 やっぱりちょっと味が濃くて、普通の白いゴハンのほうがよかった。 そう思わずにはいられませんでしたが、

デザート♪


 デザートは色々と種類が豊富で、よかったな♪ …と。 総体的に見て、かなり微妙だったというのが率直な感想なんですが、これなら普通に和会席にして、追加でステーキを頼んだほうがよかったかな? …と。 でもまあ、それはあくまでも結果論だし、頼んでみなければどういうものなのか分からないし、そんなことより、浴衣姿でこのレストランに行くのはやめよう! そっちのほうが重大なポイントだったりします。

【朝 風 呂】

 で、寝て、起きて、朝風呂〜。 今度はオッサン組が 「オリーブの湯」 のほうになるんですが、こちらは脱衣所が2ヶ所あるという謎仕様。 湯船にも真ん中に仕切りのようなものがあるんですが、そこを自由に行き来することは出来ます。 思うに、この宿には昔、大浴場はこの1ヶ所しかなくて、ここを男女に分けて使っていたんでしょうな。 露天風呂も1つだけあるんですが、これは後から付け足したっぽい感じっすかね? で、ついでに 「浜風の部」 が増設されて、敷居が撤去されて現在に至ったものと推測されますが、広さも、開放感も、眺めも、すべての点で、こっちのほうが上かと。 入替制なので、基本、有利も不利もないんですが、後から入ったほうがショボイと、ちょっとがっかりしちゃうので、その点ではオッサン組のほうがちょっとだけお得かと。

【朝  食】

 で、続いては朝食です。 バイキング方式だったので、自主的に和洋折衷な献立を構築してみました。

めっちゃ豪華な朝食(和の部)♪ めっちゃ豪華な朝食(洋の部)♪


 和洋とも、ごくごく一般的な朝のおかずが並んでおりますが、中ではアメリカンドッグをまん丸にして、中の魚肉ソーセージの代わりに、チーズを入れてみました風の食べ物 (チーズボール?) が、なかなかイケました。 で、朝のデザートは、こちら。

めっちゃ豪華な朝食(デザートの部)♪

 見た目がちょっと、うざこらしいんですが、ヨーグルトにケロッグみたいなのをトッピングして、その横にコーヒーゼリーを添えてみました。 そういう一品だったりします。 味は、美味しかったっす。

【朝の景色】

エンジェルロード・近望♪ 約束の丘・遠望♪

 朝になっても相変わらず、窓の外にはエンジェルロード。 あっち方向には “約束の丘” でしたっけ? 何かそんな名前の、ラブラブでペヤングなカップルが鐘を鳴らして愛を誓うという、そういうスポットも見えております。 「恋人の聖地」 に相応しい眺めでありますが、ま、僕の心はこの日の空のように、いつもドン曇りだったりするんですけど。

【旅 立 ち】

 で、チェックアウトして、バスで土庄港まで送って貰って、僕の春の小豆島は、以上っす。

【総合評価】

 ロケーションは抜群、温泉は良好、部屋はまずます。 ただ、料理の企画にちょっと難あり。 そういう宿でありましたが、それは僕の選択ミスという側面もあるし、魚介類好きなら、それはぜんぜん弱点にはならないだろうし、レストランに浴衣さえ着ていなければ、十分に楽しめると思います。 さあ、みんなも、レッツ・エンジェル♪


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