黒部観光ホテル

【所 在 地】 長野県大町市

【宿 泊 日】 平成25年11月02日(土)

【オフィシャルサイト】 http://www.kurokan.com/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/2216/

【じ ゃ ら ん】 http://www.jalan.net/yad364860/

【交  通】

    : 長野自動車道・安曇野IC (旧・豊科IC) より40分
  鉄道 : JR大糸線・信濃大町駅よりバス15分、 「大町温泉郷」 下車・徒歩2分
  送迎 : なし

  豊科インターがいつの間にやら安曇野インターという名前に変わっていたりするんですが、そこから車で約40分くらい。 微妙に遠いんですが、天気さえよければ北アルプスの眺めが素晴らしかったりするので、まったく苦にはなりません。 が、天気がよくなかったりすると、北アルプスがぜんぜん見えなかったりするので、テンションが下がります。 ま、大天井岳 (おてんしょうだけ) とかが見えても、おテンションはさほど上がらなかったりするんですが、常念岳が見えないと安曇野に来たという気がしないので、インターの名前を変えた以上は、常念岳だけでも情念で何とかして欲しいところです。 で、公共交通期間を利用する場合は、信濃大町駅から扇沢行きのバスに乗って、途中の 「大町温泉郷」 で下りることになります。 このホテルは温泉郷の入口に位置しているので、バスを降りたら2分で玄関。 で、玄関開けたら2分でご飯…は、ちょっと無理だとしても、10分もすれば便所でパンツを下ろすくらいのことは可能で、交通の便と便所の便は、なかなか良好だと言えるのではなかろうかと。

【地  図】  アクセスマップ    詳 細 図

 安曇野インターから大町温泉郷までは国道147号線ではなく、北アプルスパノラマロードを激しく推奨。 天気さえ良ければ、文字通り北アルプスのパノラマを満喫出来るロードだったりします。 天気が悪くてもこっちのほうが信号が少なくて快走出来るので、海藻好きの人にはオススメ。 アクセスマップにはメインとサブの2つのルートが書かれておりますが、男と男の抒情誌 『さぶ』 の愛読者であるなら、サブのほうがよろしいかと。 蓮華大橋付近から見える爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳が絶景♪ …でっせ。 安曇野のシンボルが常念岳なら、大町市のシンボルは鹿島槍。 で、爺ぃのアイドル爺ヶ岳。 そういうことになろうかと思うんですが、名前に反して山容は意外とダンディだったりするんですよね、爺ヶ岳。 とまあそんなこんなで、大町温泉郷に到着。 メインっぽいルートではなく、そのひとつ手前の裏道っぽいほうが宿への入口となります。

【駐 車 場】 80台・無料 (部屋数:87室 )

 ほぼ部屋数分の駐車スペースは確保されている模様。 係のオッサンも常駐しているっぽいので、ま、何とかしてくれるでしょう。

ホテルの外観♪


 宿の外観はこんな感じ。 三角のお屋根がいかにも “昭和のスイス” といった感じでありますな。 出来た当時は、僕ってけっこう、モダンでお洒落だよね? そう自讃していたのではないかと思われます。 もう、モダンボーイ、モダンガール、泊まりまくり〜♪ モダン焼き、焼きまくり〜♪ ソースの匂いが漂ってきそーっすな。

駐車場状況 (その1) ♪ 駐車場状況 (その2) ♪


 で、駐車場は建物のあっち側と、こっち側の2ヶ所 (←たぶん) 。 こちらもやはり昭和な造作で、前後左右の間隔がかなりカツカツなので、大きめのクルマだと出し入れにちょっと苦労します。 でもまあ、若い頃の苦労は買ってでもしろというし、買わなくても無料 (ただ) で苦労を味わうことが出来て、有り難い限りです。

【あらすじ】

 大町温泉郷で泊まることにした経緯は ここ 。 で、この宿をチョイスした理由は ここ を参照。  ようやく、しかるべきコーナーで詳しく書く気になった次第でありますが、既にもう記憶が薄れかけていて、詳しく書けるような気が全然しないというのが実情です。

【料  金】 11,400円 (消費税込) バイキングプラン 夕朝食付 / 和室6畳

 お一人様バイキングって、一人ハイキングにも増して空しい気がして、まったくソソられるものがないし、部屋も今ひとつっぽいですな。 でもまあ、諸般の事情により、他に選択肢がなかったので、やむを得ません。 洗濯し放題プランという選択肢があったとしても、たぶん選択しないと思うし。 お値段のほうはわりとお値打ちだと思うし、温泉の部はなかなかよさ気な宿なので、トータルで見ると、まあまあ。 そういう結果に終わることを願いたいところです。

【フロント】

 フロントの兄ちゃんの接客態度は普通に良好。 で、係の兄ちゃんが部屋まで案内してくれます。 どうせならお姉さんのほうがよかったような気はするんですが、男と男の抒情誌 『さぶ』 の愛読者であるなら、非常に悦ばしい事態であると言えましょう。 僕はちょっと嫌だったんですけどね。 『薔薇族』 の愛読者だしぃ。

【部屋・設備】

 で、案内されたお部屋は、こんな感じでした。

お部屋の様子 (その1) ♪ お部屋の様子 (その2) ♪


6畳和室ということで何も期待はしていなかったんですが、その期待の無さを裏切らない、スゲー普通の6畳和室っすな。 部屋に風呂はないんですが、大浴場があるので特に問題はないし、便所と洗面はあるので、ま、いいかと。 テレビは小さめなんですが、SHARPの “AQUOS” だし、冷蔵庫に 「北アルプスの伏流水」 が冷えているのも嬉しい限り。 一時期、ホテルのレストランの食材の偽装が問題になったことがあって、実は 「安曇野市水道局の蛇口水」 だった。 そんな可能性も考えられるんですが、冷たく冷えてさえすれば何だって美味ぇぇぇ♪ で、ひとつ難点を挙げるとすれば、南天のど飴がない事なんですが、更に不満を述べるとすると、部屋の真ん中の右側の座椅子の後ろのほうに見えている出っ張り。 面積で言うと0.1畳分くらいなんですが、座卓を寄せるにも布団を敷くにも、スゲぇ邪魔。  6畳無いじゃん! そう文句を言いたくなっちゃいますが、よく見るとテレビの置いてあるスペースが、出っ張りと同じくらいの面積だけ畳から広がっているので、±0っすな。 文句は言えません。 で、続いては 「お茶菓子の部」 っすが、

お茶菓子状況♪


「アルプスからの手紙・雷鳥だより」 っすか。  「雷鳥の里」 のパチモンだろうと踏んでいたら、まさしくその通りだったんですが、ま、普通に美味しかったから別にいいんですけど。 座卓の上に置かれた冊子に説明文が掲載されていたんですが、ホワイトチョコを薄いクッキーで挟み、表面を黒糖でコーティングしています。 そういった逸品のようです。 クリームを固めのクッキーで挟み = 雷鳥の里 + 表面にチョコを塗った感じ? そう踏んでいたんですが、チョコではなくて黒糖でしたか。 何だか途端に仏壇菓子っぽくなっちゃいましたが、会社で配る義理土産としては十分に使えるレベルだと思います。 とりあえず、日本のアルプスの雷鳥が出没しそうなところに行ったんだな。 そういう情報を個別包装から得ることが出来ますからね。 ちなみに案内係のお兄さんはお茶までは入れてくれないので、自力で何とかしなければなりませんが、ノーマル茶のほかに、しいたけ茶も完備されておりました。 別にこの辺りの名物というワケではなく、最近、全国各地の旅館で見掛けるようになったんですが、ソソられないこと、この上なし。 しいたけ茶を虐げちゃいけないとは思うんですが、一度試しに飲んでみた結果、リピはねーな。 そんな結論に達したので、以来、見掛けても放置するようにしております。 で、続いては窓から見える景色。 最貧民クラスの6畳和室なのでまったく何も期待していなかったんですが、

窓から見える絶景(その1)♪ 窓から見える絶景(その2)♪


おぉぉぉぉぉ♪ 立派な屋根がどどーんと見えてて、やーねぇ。。。 でもまあ、その向こうにはシケた感じの山も見えているし、思ってたよりは悪くないような気がしないでもありません。 

【風  呂】

  大町温泉郷というのは今ひとつパチモンくさい温泉の郷だったりするんですが、中で、この宿の大浴場は最大級に欲情出来る規模なんだとか。  「岩の湯」 と 「木の湯」 の2タイプがあって、夜と朝で男女が入替になるのも嬉しい限り。 夜は岩のほうだったんですが、確かに内湯はまずまず広かったです。 ジャグジーはないんですが、蛇口は15個くらいあるし、露天風呂の広さもまあまあ。 決して視界が開けるタイプではないんですが、プチ庭っぽく整備されていて、白樺がいい感じに白いカバとなっておりました。 サウナがないのがちょっと残念なんですが、歩いていける距離に 「薬師の湯」 という日帰り温泉があるので、チェックインの前に立ち寄ってサウナで蒸されるというのも御一興かと。 ちなみに宿の湯は葛温泉からの引き湯のようで、泉質は弱アルカリ性低張性中性高温泉 (無色透明無味無臭) 。 何の臭いもなくて、パチモン臭い感じなんですが、ま、こんなもんでしょう。 温まりさえすれば別に何だっていいです。

【夕  食】

  ここは夕食がバイキングなのがちょっとネックだったりします。 孤独感が半端無かったりしますからね、一人バイキング。 でもまあ、考えようによっては部屋食ではない懐石料理の、次の料理が出てくるまでの間の持てなさ具合や、存在を忘れさられて、このまま閉店まで放置されるんじゃなかろうか? そんな心配のことを考えたら、バイキングのほうがマシかも? そんな気がしないでもないし、諸般の事情により、かなり切羽詰まった状況で、ほかにあまり宿の選択肢もなかったし、ま、いいかぁ。 …とまあ、そんな感じで当日の夜を迎えたワケでありますが、結果から言ってしまうと、孤独感は結構なものがありました。 6人掛けくらいのテーブルに小さな鞄を置いて場所取りをしていたのに、何故か左斜め前の席にオッサンの姿が。 他にいくらでも空いているのに、どうしてわざわざそこに座った? どうやらオッサンも一人バイキングのようで、寂しさに耐えかねて、やむにやまれずこのような暴挙にう出たのかも知れませんが、とか思っていたら、いつの間にやら僕の左のほうの席にオッサンの相方らしきオバサンが。 何だか僕が邪魔者っぽくなってしまって、何とも決まりが悪いっすなぁ。。。 で、メニューに関してはオフィシャルサイトに詳しく書かれています。 これ 。 見てみたらさほど詳しくはなかったんですが、信州牛のステーキと、あつあつ天麩羅の実演がメインでありますな。 ちなみにステーキのほうは冬になると消えちゃう模様なんですが、スキー客にいいもん食わせる必要はない。 そういう戦術なんでしょうか? ウシは食わせて貰えないわ、コケて脚の骨は折るわで、散々ですなぁ。 そういえば今年も骨折記念日がやってきますなぁ。 12月23日に左下腿骨骨折、24日に入院、25日に手術。 そういう日程でしたっけ? 下腿骨骨折。 スキー時の転倒などで骨に捻転力 (ねんてんりょく) のはたらいた外力を受けておこる比較的多い骨折です。 おお、まさにこれ。 思いきり捻転力が働いたんですよね。 下腿には腓骨 (ひこつ) と脛骨 (けいこつ) がありますが、加わる外力の大きさと方向によって、2本ともぽっきり折れました。 あまりにも綺麗に折れたので予後の経過も順調で、何より。 言われるまで、骨を折ったことを忘れていたくらいですからね。 で、料理のほうは信州のB級グルメっぽいのがたくさんあったりして、かなり楽しめるのではなかろうかと。

バイキング略奪品 (その1) ♪


 あまりにもピンぼけ過ぎて、ぜんぜん美味しそうに見えなかったりするんですが、略奪の成果の第一陣はこんな感じ。 マグロの刺身は筋が多くて、その筋の人には評判がよくなかった模様ですが、白身とか貝とか海老とかの寿司はまずまずだったし、上田のBグルらしい 「あんかけ焼きそば」 が、美味ぇぇぇ♪

バイキング略奪品 (その2) ♪


 で、続いては第2弾。 メインの信州牛のステーキは、こんな感じで提供されます。 実演なので、一度にあまりたくさんガメされないのが難点なんですが、2回までは、おかわり余裕。 3回目になると顔を覚えられるのでちょっと気が退けるんですが、2皿で普通に満足しました。 タレが3種類くらい用意されているのも嬉しいポイント。 で、牛肉のすき焼き風ナントカというのもなかなか美味しかったっす。 川魚の囲炉裏焼きコーナーというのも、ソロモン・イロリ好きの人には見逃せないところ。 個人的に魚はあまり好きではないので、こんなもん、金を払ってまで食いたいとは思わんのですが、食べ放題となれば話は別。 何かこういう大物は食わないとモトが取れないような気がしますよね。 で、ニジマスを焼いたのだかを食ったんですが、臭みがまったくなくて、普通に美味しかったっす。 で、あんかけ焼きそば、おかわりしておりますなぁ。 もし今後、上田に行くような機会があったら、是非とも本場で食ってみたい。 そう思わずにはいられませんが、で、最後にデザートの部。

バイキング略奪品 (その3) ♪


 ケーキとか、ベビーシューとかあって、なかなか美味しかったっす。 バイキング、悪くないじゃん♪

 例の如くレモンチューハイを飲んで酔っ払って、眠くなって、その後、もう一度風呂に入ったような記憶があるんですが、目が覚めたら朝だったので、さ、風呂っすな。

【朝風呂】

 木の湯と石の湯 。 朝は木のほうでありました。 露天風呂は石のほうが大きかったような? でもまあ、特に不満はありません。 2種類の風呂に浸かれたので、十分にモトは取れたと思います。

【朝  食】

 ということで、続いては朝メシっす。 バイキングっす。

朝食バイキング略奪品♪


 川魚の囲炉裏焼きコーナーが、朝は切り身の焼き魚コーナーになってました。 塩サバをゲット。 その他にはえーと、洋食の部からタマゴ料理とイモ料理、和食の部から出汁巻き玉子と、蓮根のきんぴらと、鳥つくね団子みたいなのと、チーズはんぺんみたいなのと、あまり記憶にないその他の1品をチョイスした模様。 普通に美味しかったな。そんな記憶があります。

【旅 立 ち】

 特に書くべきポイントもなく、普通にチェックアウトしました。

【総合評価】

 部屋と眺めは今ひとつでしたが、風呂とメシはなかなかよかったし、トータルで見ると、まあまあ。 そういう結果に終わって、何よりでありました。


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