間人のお宿 炭平

【所 在 地】 京都府京丹後市丹後町

【宿 泊 日】 平成25年08月17日(土)

【オフィシャルサイト】 http://www.sumihei.com/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/67435/67435.html

【じ ゃ ら ん】 http://www.jalan.net/yad367146/

【交  通】

    : 京都縦貫自動車道・宮津天橋立ICより60分
  鉄道 : 北近畿タンゴ鉄道・網野駅よりバス、 「長浜」 下車・徒歩10分
  送迎網野駅または近隣のバス停より送迎あり (要予約)

 間人 (たいざ) 。 一応は京都府の一部だったりするんですが、京都市内からだと車で3時間くらいかかる模様です。 高速のインターからもクソ遠いし、僻地っすなぁ。 桑名から車で行く気にはとてもなれなくて、とりあえず岐阜羽島まで行って、京都までは新幹線、そこからJRやら北近畿タンゴ鉄道やらを利用することにしたんですが、今回は1日目に天橋立あたりに泊まって、2日は城崎温泉界隈を観光して、網野まで戻って間人に向かうという、そういうルートを取りました。 で、駅までは迎えにきて貰いました。 送迎あり (要予約) って、事前にこちらから電話しなければならなかったりして、何だか面倒なので、ほとんどお願いすることはなかったんですが、ここの場合、 「じゃらん」 経由で予約したにも関わらず、宿からも直接 「ご予約承りました」 というメールを送ってくれたんですよね。 で、そこに、最寄りの駅またはバス停までお迎えに参りますので、出発日が近付きましたら到着時間をお知らせ下さい。 そのような記載があったので、メールで連絡を入れて、無事に予約を取り付けることに成功しました。 電話だと緊張して、どどど…、どうしてもドモってしまうドモホルンリンクル。 そういう人にはありがたいシステムでありますなぁ。

【地  図】  アクセスマップ    詳 細 図

 網野駅まで迎えに来て貰ったので、詳しい状況は分からんのですが、そんなに嫌な道では無かったような気がします。 天橋立のほうから向かう場合、丹後半島を海沿いにグルッと走る国道178号線というのがあって、途中、伊根の舟屋だとか、経ヶ岬の灯台だとかの観光スポットにも立ち寄れるし、途中の眺めもすこぶる良さそうだったりするんですが、酷道マニア以外の一般人がストレス無く楽しく走れるかどうかは、はなはだ疑問。 たぶん、道幅の狭いめっちゃ嫌な道なのではなかろうかと。 オフィシャルサイトに各方面からのアクセスが詳しく書かれていたので、自力で向かう人は各自で判断して、それぞれ正しい道を進んで欲しい。 そう願わずにはいられません。

【駐 車 場】 20台・無料 (部屋数:13室 )

 車で行く気がなかったので気にもしなかったんですが、20台分は確保されている模様。 部屋数が少ないので、余裕っすな、多分。 通常はここで宿の外観だとか、駐車場の状況だとかの写真が掲載されることになるんですが、今回は迎えに来て貰って、宿に着くと同時に部屋に案内されちゃったので、そういうのは割愛させて頂きます。

【あらすじ】

 ジャズの流れる宿。 そんなキーワードでここを見つけて、いつか泊まってみたいと思っていたんですが、ようやくそれが実現しました。 経ヶ岬の自衛隊の基地祭の時にでも行こうかと思っていたんですが、今年は開催されないようなので、夏の宮津の花火大会と絡めることにしました。 間人 = カニ 。 この公式は揺るぎがないので、冬に行く人が多いものと思われますが、個人的にカニには如何ほどの興味もなくて、イカのほうがまだソソられるくらいだったりするので、この時期で何の問題も無し。 鳴き砂で有名な琴引浜も近いので、夏も普通に観光シーズンではないかと思うんですけど。

【料  金】 21,150円 (消費税込) 【とろける厳選和牛】 但馬牛を味わう 2食付き / オーシャンビューの和室6畳

 間人蟹フルコースとかだと平気で4〜5万は取られるんですが、今の時期ならちょっと頑張れば何とか手を出せるレベルなのではなかろうかと。 で、サカナよりも肉っ! …な僕にとって、非常に喜ばしいプランがあるのを発見しました。 新鮮な魚は旨い。でも・・・やっぱり牛肉も食べたい。そのご要望へ。獲れたて新鮮の魚介類は確かに言葉を忘れるほどの味ですが、牛肉の美味しさはまた別です。アツアツの但馬牛ステーキをお楽しみください。 ほ〜、但馬牛っすか。 いいじゃないっすかぁ♪ 和室6畳というのは普通過ぎて、あまりソソられるものがないんですが、めっちゃよさげな露天風呂付きの離れのお部屋はお一人様では泊めてくれないみたいだし、ま、オーシャンビューならオーシャン好きのオッサンとしては、満足。

【フロント】

 ゆったりとしたワンボックスカーで迎えに来て貰って、VIP気分でお宿に到着すると、すぐにお部屋に案内されます。 チェックインの手続きは客室で行なうシステムなんですが、係のお姉さんはとっても親切で愛想が良くて、よかったっす。 「世の中、やっぱり愛想っすよねー。」 と同意を求めると、 「あい、そうっすねー。」 と答えてくれそうな感じ。 いや、実際、そんなお寒い会話を交わしたわけではないんですけど。

【部屋・設備】

 で、案内されたお部屋は、こんな感じでした。

お部屋の様子♪


 6畳ですが、広縁があるので披露宴の開催…は、ま、無理だとしても、疲労回復には使えるのではなかろうかと。 マッサージチェアー付きなんですよね。 モミモミされるのは非常に気持ちいいんですが、一番ほぐして欲しかった脚の部分 (オプション?) が無かったのが、ちょっと残念。 あと、広縁にテーブルがないので、ちょっとした荷物を置けなくて、地味に不便。 で、窓の外にはテラスがありました。
 
お部屋のテラス状況♪


 開放的で、気持ちいい〜♪ このスペースに椅子でもあれば、のんびりと音楽を聴いたり、本を読んだり出来るんですが、そこまで広くはないのがちょっと残念。 造りとしてはぜんぜん悪くはないんだけど、惜しい。 そんな感じでありましたな。 で、続いては 「お茶菓子の部」 でありますが、

お茶菓子状況♪


 おお、高級っぽい! 「間人(たいざ)の怠惰」 とか、そういう市販の饅頭みたいなのでお茶を濁さないところに、お茶菓子への拘りが感じられますが、中身は何でしたっけ? イチゴ大福みたいなのでしたか? すでに1ヵ月半が経過して、記憶がおぼろげになってきておりますが、非常に美味だったのと、食べる時に使う木の棒みたいな奴がボキっと折れちゃったのは鮮明に覚えております。 で、一番の関心事だったオーシャンのビュー具合はというと、

窓から見える絶景(その1)♪ 窓から見える絶景(その2)♪


 おおおっ〜♪ 電柱とか、電線とか、車とかが見えちゃうのはちょっと興ざめなんですが、確かにオーシャンビューであるな。 そう断言してまったく問題はありません。 ちょっとした高台に建っているので、眺めはいいっす。 ちなみに露天風呂付きの離れの客室のほうはやや下界に位置しているので、海の見え具合は一般客室のほうが上かも? で、この時期、海に沈む夕日を見ることが出来る (かもしれない) というので大いに期待していたんですが、その成果のほどはというと、

部屋から見える夕日♪


 おおおっ〜♪ 部屋の窓が大きくて、テラスの手摺りも硝子になっているので、部屋の真ん中に座っていながらこの光景を眺められるのは、ポイントが高いっす。 テラスの手摺りも餃子になっていたりすると、こうはいきませんからね。 ギョーザしか見えねぇ! そういう事態にならずに何よりでありました。 ちなみにこの日はまずまずのお天気だったんですが、写真の状況の後は黒い靄みたいな部分に隠れてしまって、海に沈む瞬間は見られませんでした。 本当に綺麗な夕日って、なかなか見ることが出来ないんですよね。 こればかりは運としかいいようがありません。 

【風  呂】

 で、続いては 「風呂の部」 です。 ジャズが流れるお風呂、入ったことありますか? そんなキャッチコピーに惹かれてこの宿を選んで、大いに楽しみにしていたんですが、結論から先に行ってしまうと、正直、ちょっと微妙。 脱衣所と内湯のBGMとして確かに流れていたんですが、ボリュームが小さくて分かりにくいっす。 風呂場のほうだと湯の流れる音に消されて、ほぼ聞こえないレベル。 で、何が掛かっていたのかというと、マイルス・デイビスの 「ソー・ホワット」 とか、確かそのあたりではなかったかと。 温泉の脱衣所でフリチンで聴くマイルスというのも、なかなか感慨深いものがありますが、3曲くらいを延々とリピートしている感じで、雰囲気作りの小道具くらいに思っておいたほうが妥当ですな。 ま、その点にヘンに期待さえしなければ、風呂そのものは十分に満足出来るものでありました。一応は天然温泉みたいだしー、2ヵ所あって夜と朝で男女入替になるので、両方とも楽しめるのはいいっすな。 内湯、露天風呂ともそれほど大きくはないんですが、客室が少ない宿なので、ま、大丈夫なのではなかろうかと。 夜の部は他に誰もいなくて、貸切状態で満喫 することが出来ました。

 ちなみにこの宿にはですね、飲み物の自販機がありません、 その代わり、風呂場から出たところに冷蔵ケースみたいなのがあって、なんとか茶というのを勝手に無料 (ただ) で飲むことが出来るようになってます。 有料の飲み物もあって、地元の牛乳なんかは勝手に取って飲んで、料金はケースの上にある木の箱に投入するというシステム。 リンゴ牛乳みたいなのが美味しかったっす。

【夕  食】

 でもって、続いては夕食タイムなんですが、部屋食なのが嬉しいっすなぁ。 宿の大広間みたいなところで一人でメシを食ってると、孤独感が半端なかったりしますからね。 次の料理がなかなか出てこなかったりすると、間が持たなくて、めっちゃ気まずいしー。 そのうちに、もしかして存在を忘れられてるんじゃね? このままこっそり席を立って、部屋に帰ったほうがいいんじゃね? そんな不安に駆られたりして、メシも喉を通らなくなっちゃうんですが、そのメシがなかなか出てこないのが問題だったりするんですけど。 懐石料理だといちばん最後ですからね、メシと汁。 今までの経験を解析した結果、懐石料理は部屋食に限る。 そういう結論に達したんですが、間が持たなくなってもテレビを見ていれば何とかなるし、存在を忘れられて、部屋に帰ろうか、どうしようかと悩まなくても、既に部屋にいるわけだしー。

 仲居さんと何を話せばいいのか分からないので、部屋食は苦痛。 そういう人もいるかも知れませんが、基本、料理の説明を聞いて、 「はぁ。」 とか 「ほぉ。」 とか、適当に答えておけば何とかなります。 最近は 「どちらから来られました?」 とか、「今日はどこに行かれました?」 とか、プライバシーに関わるような質問はあまり聞かれなかったりするんですが、この宿の係のお姉さんはけっこうフレンドリーでありましたな。 昨日は宮津に泊まった。今日は城崎温泉のほうに行った。城崎はマリンパークに行ってきた。 アジ釣りはしなかった。 そんな個人情報をあらいざらい引き出されてしまいましたが、昨日は宮津の花火大会を見た。 そういう話をしたところ、 「福知山の花火じゃなくてよかったですねー!」 例の大惨事があった直後でしたからなー。 で、肝心のお料理のほうはどうだったのかと言うと、御献立きはこんな感じでした。

御献立♪


 でも・・・やっぱり牛肉も食べたい。 そういうプランなので、基本的には 「新鮮な魚は旨い」 のほうに主眼が置かれていたりします。 魚介類の類も種類や調理法によっては大丈夫だったりするし、あまり好きではないといっても、たいていは 「食わず好きではない」 だったりするので、食ってみたら意外と美味かった。 そういう結果に終わることも少なくないんですが、まずは第1陣。

先付&間人刺し鍋♪


 先付は、ま、こんなものだとして、問題は 「間人刺し鍋」 という聞きなれない料理。 何だか、間男を刺して、自分も死ぬっ! そんな物騒なシーンが浮かんできそうなんですが、 「間人 (たいざ) 」 は地名なので、料理名としては 「刺し鍋」 ということになります。 で、その正体は

御献立♪ 御献立♪


 普通に刺身の盛り合わせっすなー。 サカナ料理でもお造りはけっこう好きで、田造りなんかよりぜんぜん嬉しかったりするんですが、刺された身の内訳が書かれた紙が添えられているのは気が利いてますな。 大抵、刺される前は何という名前の生き物だったのか、分からないまま食われて終わりだったりしますからね。 命を 「いただく」 という意味を考えさせられますが、桔梗屋の刺身醤油、調合醤油、橙酢、なんとか鍋のしゃぶしゃぶ。 お好きな召し上がり方でお楽しみ出来るというのもポイントが高いです。 最後の 「しゃぶしゃぶ」 というのが 「刺し鍋」 の後半を決定づけているんですが、新鮮な魚介類はやっぱり生で食べたい。 そういう人はそのまま醤油や酢で食べればいいし、生魚介類はちょっと苦手。 そういう人は、しゃぶしゃぶしてポン酢で食べればいいし。 両方のニーズに対応した、なかなかのアイデアだと思いますね。 生も、しゃぶしゃぶも、それぞれ違った美味しさがあって、どちらも楽しめて、満足♪ で、今回の追加のお飲み物は、こちら。

お飲み物♪


 レモンチューハイ。 僕はビールがさほど好きではないので、ほぼ92%くらいの確率でこれを頼んでいる気がします。 和歌山に行った時は梅酒にしたんですけど。 ちなみにこの宿には牛乳コーナーの近くにウイスキー&果実酒コーナーもあって、1杯100円とかで楽しめるようになっております。 メシの後、もういちど温泉に入って、風呂上りにナントカ種を1杯だけ飲んでみたんですが、氷はあっても水はなかったような気がするので、ロックでいっちゃいました。 美味しかったんですが、けっこう利きましたなぁ。 オッサン酔わせて、どうするつもり? …って、後は寝るだけだから別にいいんですが、その前に料理を片づけなければなりません。 こっちのほうはまだ始まったばかりですからね。 ということで、次。

お凌ぎ♪ 焼物♪


 「お凌ぎ」 は、但馬牛しゃぶしゃぶ涼風一口素麺。 牛くんはほんの一口なんですが、美味ぇぇぇぇ! この一品で十分に飢えは凌げそうなんですが、で、 「焼物」 のほうは、地魚の幽庵焼きと、賀茂茄子田楽っすかぁ。 この地魚が幽庵に焼かれる前はどういう名前の生き物だったのか、分からないまま食ってしまったんですが、普通に美味しかったっす。 で、茄子くんが思った以上に美味しかったので、写真のほうも茄子にピントが合っているんですが、プライドの高いブランド野菜も、最後に味噌を付けられて、果たして茄子くんの人生…というか茄子生は、幸せだったのか? そう思わずにはいられませんが、美味しかったから別にそんなことはどうでもいいやぁ♪ ということで、次。

厳選素材♪


 来ましたぜ、但馬牛ステーキ。 めっちゃ柔らかくて美味しかったっす。 脂身が少なくて、あっさりとしていた印象があるんですが、ヘレだったんすかね? 関西ではヒレのことをヘレというんですよね。 基本、関西贔屓の立場を取っている僕も、これだけは違和感があって馴染めないんですが、ま、美味しければ別に何だっていいんですけど。 ただひとつ不満、というか疑問だったのは、「あれ?タレ無くね?」 ヒレもしくはヘレはちゃんとあるのに、タレが見当たらなかったんですよね。 ワサビは付いていて、で、よく見ると肉に胡椒がまぶしてある感じもあったりして、これはもしかして、アレか? 当店では素材そのものの味を楽しんで頂く為、タレは用意しておりません。 そういう方針なんか? そう勝手に判断して、ワサビを付けて食べたんですが、コロッケなんかでも全体が真っ黒になるくらいソース浸しにして食うのが好きな僕としては、正直、ちょっと物足りないお味でありました。 刺し鍋と同じように、塩とタレとワサビ、好きな味で楽しめるようになっていたらよかったな。 そんな気がしました。 あと、もう一点。 写真を見て思い出したんですが、肉の真ん中に白い欠片のようなものが写っていますよね。 これは牛脂であるな。 そう判断して、最初にこれを鉄板(?)もしくは石(?)の上において、溶けてから肉を焼こうと思って待機していたんですが、いつまでたっても変化なし。 え? もしかして、火力が弱い? 心配になって、よくよく見てみたら、牛脂ではなくて、ニンニクでありました。 いやあ、早めに気付いてよかったっす。 もうちょっとで一切れも焼くことがないまま、固形燃料が燃え尽きちゃうところでした。 とまあそんなこんなで、次。

台の物♪


 岩牡蠣蒸し焼き・野菜チップス添え。 デカっ!! 写真では分かりにくいかも知れませんが、今までに見たことがない大きさの牡蠣でありました。ぶっちゃけ、僕は牡蠣があまり好きではなかったりするんですが、この辺りは夏の岩牡蠣が名物だったりするようで、この料理が出たのは嬉しいような、悲しいような。 あまり好きではない食い物でも、その土地の名産と聞くと食べたくなっちゃう性質(たち)なんですよね。 ということで、おそるおそる食べてみました。 おお、普通に美味ぇ♪ おまけに添えられている野菜チップスもなかなか。 「この松葉みたいなのは蕎麦を揚げたものです。 よく、飾りと思って残しちゃう人がいるんですけど。」 そういうお姉さんの説明がなかったら、確かに残しちゃいそうなんですが、蕎麦を2本、海苔で束ねて揚げてあるんですな。 地味なところで仕事が細かい、和食の極意を感じさせてくれる逸品でありました。 で、次。

口替り♪ 油物♪


 左は、貽貝と新鮮野菜のサラダ盛り。 た…貽貝? 何だか気持ち悪そうな貝なんですが、お姉さん曰く、 「こちらは “いがい” になります。意外と美味しいです。」 いや、そんなことは言いませんか。 ムール貝のことを、この辺りでは 「いがい」 という。そういう説明でありました。 貝類が嫌いな僕としては、あまりソソられるものがない食材なんですが、食ってみたら、意外と大丈夫でした。 で、右は、湯葉饅頭とすずきの唐揚げ。 名前から想像してたのと比べると、ずいぶん小じんまりとした食い物だったんですが、この期に及んでスズキの丸揚げを出されてもたぶん持て余すと思うので、これくらいの小品でいいのかも知れません。 で、最後に酢物と御飯と止椀 (汁物) が出たんですが、写真と解説は省略。 で、

デザート♪


 デザートはメロンとプチケーキ。 地元の砂丘メロンだとか、何だかそんな説明があったような気がします。 ということで、以上、海の幸満載、但馬牛もあるよ♪ でも、タレなないよ。 そういった料理でありまして、いやあ、美味しかったっす♪

【夜のお楽しみ】

 なんだか卑猥な響きの項目を追加させて頂きましたが、中身のほうは至って健全です。 間人と言えば、丹後半島の端っこ近く。 近くにあまり人家もなさそうだし、夜は星が綺麗に見えそう。 そんな期待を持って、小さな三脚を持って行ったんですが、成果のほうはさっぱり。 最後は夕日も見えなくなっちゃったくらいだし、微妙に曇っていたんですかね? その代わり、夜の海にはこんな光景が広がっておりました。

漁火(その1)♪ 漁火(その2)♪


 漁火〜♪ 話には聞いたことがあったんですが、意外と明るいものなんですなー。 写真だとショボく見えちゃいますが、実物はけっこう幻想的。 「何を獲っているんですかぁ?」 とお姉さんに聞いたら、刺し鍋の皿を指さして、 「ここに並んでるようなお魚〜。」 という返答でしたが、灯りが3つ付いてる船がいたら、それはイカ釣りなんだそうです。 この日、イカ釣りは見当たらなかったようですが、こうして料理の厳ついオッサンが夜も頑張って働いてくれるお蔭で、美味しいサカナが食べられるワケでありますな。 食べ物の好き嫌いは、なるべくなら無くそう! そう心に誓って眠りについた、とある夏の夜でありました。

【朝のお楽しみ】

 温泉宿の朝と言えば、朝風呂がお楽しみ〜。 夜と違うほうの風呂に入れるのが嬉しいすな。 脱衣所で流れているマイルスはぜんぜん代わり映えがしませんでしたけど。 露天風呂から見える海の眺めが最高♪ …なんですが、オッサンが2人、意味もなく露天を長々と占領していて、ウザいこと、この上なし。 ここは、オメーらの貸切風呂じゃねーんだ! そう言いたい気持ちで一杯でありましたが、人の気持ちとか場の空気とか、そういうのには驚くほどに鈍感だったりしますからね、オッサン。 こいつらのせいで、清々しい朝の始まりとはいかなかったんですが、風呂上りにリンゴ牛乳を飲んで、気持ちを落ち着けて…と。

【朝  食】

 で、続いては朝食タイム。 こちらは部屋食ではなく、会場食になります。 コンデジを駅のロッカーに入れたまま、忘れてきちゃったので、写真を撮れなかったのが残念なんですが、朝からなかなか豪華なメニュー。 テーブルの上にカセットボンベのコンロが置いてあって、そこに大きな鍋が置かれているんですが、中を覗くとワタリガニが1匹、どどーんと。 それが朝のお味噌汁であると、そういうシステムだったりします。 ぶっちゃけ、僕はカニの甲羅の中の味噌の部分とか、まったく食べる気がしないレベルで食わず嫌いだったりするんですが、出汁要員として鍋に沈んでいる分にはそれほど問題はなくて、その他。固形燃料で炙って食べる干物とか、卵料理とか、そういうものがあったような気がします。 プチバイキングみたいなコーナーもあって、地元特産の 「鯖のへしこ」 を好きなだけ持ってきて、干物と一緒に炙って食べることも可能。 食ってみたら、 「へしこ」 にはさほどソソられるものを感じなかったサバくんでありますが、地元特産の水菜(?)だかのサラダは、非常に美味でありました。 ジュースとかヨーグルトなんかもあったような気がするんですが、あとはですね、手書きのカードと、地元の漁師のお守りだという、小さな包み紙のようなものも置いてありました。 カードには昨夜、お姉さんに暴かれてしまった個人情報に基づいたメッセージが書かれていたんですが、なるほど。 こいつのネタにするために、あれこれと探りを入れて来たわけでありますな。 毎日毎日、大変だとは思いますが、こういうのを貰えると何だか嬉しかったりするので、これからも頑張って続けて欲しいと思います。

【旅 立 ち】

 この日は朝からなかなかの好天に恵まれ、窓から見える景色もいい感じ。

窓から見える絶景(朝バージョン)♪


 「あっちのほう、城崎の先まで見えます。」 そう、お姉さんが言っていたので、改めてあっちのほうを見てみたんですが、右のほうに見えている陸地が城崎の先のほうなのかどうかは、よく分かりません。 で、もう一点。 宿によくあるアンケート用紙。 普段なら面倒なので無視するんですが、お姉さんから 「書いてくださいね♪」 とお願いされたので、頑張ってみることにしました。 「お世話になりました。食事が美味しかったです。」 絵に描いたような小学生並みの感想なんですが、他に書くことも思いつかなかったしー。 で、チェックアウトの際、係のお兄さんに「これ一応、アンケートを書きましたんで。」 と、おずおずと差し出したことろ、 「アンケートを書いて頂きましたので。」 と、粗品をくれました。 手ぬぐいみたいな奴なんですが、「好きな柄を、おひとつどうぞ。」 との事です。 見返りなど、ぜんぜん期待していなかったので、ちょっと恐縮してしまったんですが、こういうのも何だか嬉しいですなぁ。 で、帰りは立岩の近くの 「てんきてんき」 とかいう道の駅まで送って貰って、おしまい♪

【総合評価】

 ジャズに関してはちょっとアレだったですが、部屋からの眺め、温泉、食事、サービス、心遣い。 そういった点に関しては文句の付けようがない、すばらしい宿でありました。 粗品に手ぬぐいを貰ったから言うんですが、各部門、アンケートで満点を付けたその回答に偽りはありません。


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