【所 在 地】 広島県尾道市
【宿 泊 日】 平成25年04月07日(日)
【オフィシャルサイト】 http://www.senkojisanso.com/
【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/15032/15032.html
【じ ゃ ら ん】 http://www.jalan.net/yad310517/
【交 通】
車 : 山陽自動車道・尾道ICより20分 (約8キロ)
鉄道 : JR山陽本線・尾道駅より徒歩20分 (約1キロ・山登り)
その他 : 尾道駅より徒歩15分 (約1キロ・山登らず) またはバス、 「長江口」 下車 → ロープウェイ → 「山上駅」 下車・徒歩7分
とにかくもう、アクセスの説明がややこしいので、詳しくはオフィシャルサイトの 交通案内 を見て貰うとして。 車で行く場合、道が狭そう&分かりにくそうで、ちょっと嫌。 公共交通機関で行く場合、駅からちょっと離れてそう&山の上のほうそうで、かなり嫌。 とりあえず、楽をしたいなら ロープウェイ を利用したほうが無難そうです。 ちなみに尾道には新幹線の新尾道駅なんてのもありますが、市街地から遠そう& 「こだま」 しか止まらなさそうで、利用価値は皆無。 福山駅もしくは三原駅で在来線に乗り換えるほうが得策です。
【地 図】
アクセスマップ
詳 細 図
今回、僕は尾道駅から歩いていくことにしたんですが、駅前からでもその勇姿を確認することが出来ました。 ほれ 。 思ってたよりも近そうで、何とかなりそう? 最短距離なら1キロくらいの行程のようですが、少し遠回りして古寺を巡ったり、坂の上から海と島と町並みを眺めたりしながら歩いたほうが尾道らしさを満喫出来るので、オススメ♪ もっとも、けっこうな坂道を登らされる羽目になるので、脚の弱い人にはまったくオススメできないんですけどね。 行きはロープウェイで楽をさせて貰って、翌日、周囲を散策しがてら、歩いて下山するというのが無難かも知れません。 ちなみに、今回の僕の歩行記録は これ 。 GPSのログが途中で途切れていて、宿にたどり着けずに行き倒れちゃったみたいになってますが、標高100mオーバーですからね。 十分、遭難の恐れも考えられます。 で、無事に山頂付近にまで辿り着くことが出来たら、とりあえず 尾道市立美術館 を目指しましょう。 宿はこの先のところをちょっと奥に入って、坂を下っていった辺りにあります。 建物が目の前に見えているので、ここまで来ればもう大丈夫。 ほれ 。 …とか思っていたら、ここまで来て道を間違えてしまったんですが、写真の左下のほうに見えている細い道。 こっちのほうに行ってしまったら、アウト。 すぐ目の前に宿が見えているのに、敷地内への侵入をフェンスに阻まれてしまいます。 ずーっと歩いて行けば、向こうのほうに入口があるかも? …とか思って、どんどん坂を下っていくと、どつぼに嵌まります。 中に入れないことが明らかになった時点で、大人しく引き返しましょう。 美術館から降りてきたところに宿の看板が出ていたんですが、あそこを左ではなくて、右のほうに入っていかなければならなかったんですなぁ。迂闊でした。 でもまあ、間違って歩いていった先に小さな公園があって、小さな女子が元気に走り回っている姿を眺めることが出来たので、いっかぁ♪
【駐 車 場】 20台・無料 (部屋数:24室 )
先ほどの写真で見えていたフェンスの向こう側の三角のスペースが駐車場の全貌であるなら、キャパ不足は否めないような? 一応、自称20台分は確保されているようなので、ま、最悪、4名くらいの人に我慢して貰えば…。
【あらすじ】
尾道に行ってみたい。ずっとそう思っておりました。 で、尾道に泊まるなら、ここしかない。 そう心に決めておりました。 山の上から海と島と町並みを見下ろしてナンボですからね、尾道なんて。 けっこうな観光地であるにも関わらず、観光旅館の類いの数が少ないような気がするんですが、平地の部分にいくつかシティホテルやビジネスホテルはあったりするんですけど。 尾道水道を一望できる宿は当館だけ! そう、千光寺クンに断言されちゃうと、他に選択肢が無くなっちゃいますよね。 実は尾道水道を一望できる宿はもう1件あって、 ビュウホテルセイザン というのがそれなんですが、こちらのほうがお値段のほうもリーズナブル。 タイ料理の店があるというのも、尾道らしいかどうかはともかくとして、ビジホとしては面白いっすよね。 魚介類の類いがあまり好きではない僕としては、鯛よりもタイ料理のほうに惹かれるものがあったりするので、セイザンくんで、いっかぁ。 そう思って、一度は予約まで入れたんですが、途中で気が変わって、思い直して、やっぱり千光寺クンのお世話になることにしました。 ビジホだと今ひとつ旅情に浸ることが出来ないし、大浴場があったほうが嬉しいしー。
【料 金】 14,963+2,415円=17,378円−α (消費税込) 2食付き+特注料理追加−朝食抜き / 10畳和室を独り占め!ふら〜りエンジョイ♪尾道ひとり旅プラン
基本、休前日はおひとり様拒絶の方針っぽいですが、休日ならば大丈夫。 今回は月曜日に有給休暇を取っての日曜日泊まりなので、何とかなりました。 素泊まり、朝食のみ、2食付き(並)、2食付き(上)、4つくらいのプランが選べるんですが、 “夕食がちょっと豪華な尾道ひとり旅プラン” だと無駄に魚介類の類いが増えるだけの話なので、個人的には “こだわり豚と秘伝ダシの名物 「大宝山鍋」” のほうで十分。 というか、むしろそっちのほうがいいです。 ただ、これだと夕食がちょっと質素かな? そんな懸念があったりしたんですが、オフィシャルサイトだと簡単にオプションで特注調理を追加出来るようになっておりました。 えーい、 黒毛和牛の石焼ステーキ (2,415円) を追加してやるぅぅぅ! で、お部屋のほうは “西側客室:和室10畳” と “東側客室:和室10畳” 、どちらかを選ぶようになっております。 お値段は同じで、どちらからでも尾道水道を一望出来るようですが、クチコミを見る限りでは東側のほうがよさげな雰囲気だったので、そっちのほうにしました。 で、翌日、ちょっと早めに宿を出たかったので、朝食は抜きにして頂けないものか? そう、メールで要望してみることにしたんですが、 「嫌だ!」 とか言われると嫌なので、料金は正規のもの(17,378円)でも構いません。そう書いておきました。 正規の金額を払うんだから、朝メシを食べようと食べまいと、客の勝手やろ!? そう、強気に出るという戦術でありますな。 その結果、朝メシ抜き
の件は快諾されたんですが、料金に関しては、正規のもので構うとも構わないとも、何とも書かれておりません。 自分で言い出した以上、正規の料金を取られたとしても文句を言うワケにもいかず、いやあ、余計なことを書かなければよかったっすなぁ。。。
【フロント】
とまあそんなこんなで、チェックイン。 建物はかなり老朽化が進んでいるし、中も何だか陰気だし、正直、ちょっぴりテンションが下がる雰囲気が漂っておりましたが、フロントのおっさんはややテンション高めで、わりと愛想よく迎え入れてくれました。 料金は後払いで、仲居さんによる部屋への案内あり、ただし荷物は自力で運搬。 そういうシステムのようです。 特筆すべき点は何もありません。
【部屋・設備】
とまあそんなことで、入室〜。 お部屋の様子はというと、
【風 呂】
ということで、続いては風呂です。 ここの大浴場は温泉ではないし、露天風呂もないし、クチコミを見る限りではさほど広くもなさそうなので、あまり過度の期待は持たないようにしていたんですが、それが幸いしたのか、思ってたよりもぜんぜんよかったっす。 何より、窓が大きくて、眺めがいいっす。 これだけでセイザンを捨てた甲斐はあったな。 そう、納得させてくれるだけのレベルには達していて、何より。
【夕 食】
で、続いては晩飯です。部屋食っす。 部屋食だと、仲居さんと適度にコミュニケーションを取らなければならなくて、それがちょっと苦痛だったりする人もいるようですな。 僕は決してコミュニケーション能力が高いワケではなく、むしろ底辺を這うレベル。 電話も苦手で、出来ることならメールだけで物事を進めていきたいと思っていたりする次第なんですが、旅館の飯に限って言えば、部屋食のほうが断然、いいっす。 旅館の食事処やホテルのレストランの類いって、家族連れやら、ラブラブなペヤングやらの溜まり場だったりして、独りでメシを食っていると、めっちゃ孤独感に駆られてしまうんですよね。 ギャル2人組の隣の席とかも嫌だしー。 懐石料理とかコース料理とかだと、次の皿が出てくるまでの間がめっちゃ手持ち無沙汰だったりするし、新しい料理がなかなか運ばれてこなかったりすると、もしかして存在を忘れ去られているんじゃ? …とか、心配になったりするしー。 その点、部屋食なら料理の間はテレビを眺めていればいいし、もし存在を忘れ去られて、途中から料理が出てこなくなったら、そのまま布団をかぶってフテ寝すればいいだけだしー。 旅館ではたいてい、食事が終わってから布団を敷きにくるので、忘れ去られると自力で布団を引っ張ってこなければならなくなるのが、ちょっと面倒なんですけどー。
で、今回はアレでした。 決して高級な旅館ではなく、あくまでも山荘なので、出来たての料理が順番に運ばれてくるようなことはなくて、まず最初に 「前半の部」 が出て、間髪を入れずに 「後半の部」 も搬入。 で、頃合いを見てフロントに電話を入れて 「飯・汁・デザートの部」 を持ってきて貰う。 そういうシステムになっておりました。 全般的に料理が冷め気味になるという欠点はあるものの、自分の好きなものから食べられるという利点もあるので、これはこれでアリですな。 ちなみに僕の場合、好きなものからではなく、まず最初に嫌いなものを集中的に片付けて、最後に好きなものを取っておく。 そういうタイプだったりします。 基本的に出されたものは残さずに全部食べる主義なので、出来るだけ嫌いなものが出て来ないことを祈るしかありませんが、配布された 「本日のお献立」 に目を通してみると、うーん・・・。 先付が 「鯛の肝」 、煮物が 「鯛あらだき」 っすかぁ。。。 お魚系は特に内蔵系とか頭とか皮系、調理法では煮魚というのが最悪にタイプでなかったりするんですが、僕に対する嫌がらせのようなお献立でありますな。 やっぱり、タイ料理のほうにしといたほうがよかったかも? でもまあ、出された以上は食べなければならないので、出来ることなら、こいつらを出す前に僕の存在を忘れ去って欲しいところなんですが、あー、出てきちゃいましたなぁ。
【夜景観賞】
この宿は3階部分に展望スポットがあって、夜景がめっちゃ綺麗やけぇ。 そういう話だったので、行ってみることにしました。 ま、ぶっちゃけ、部屋から見るのとさほど差はなかったんですが、西側客室っぽい方角も眺めることが出来るので、比較するにはいいかも知れません。 出、成果のほどはこちら。 今回、メシ撮り用および夜景撮り用として “COOLPIX P310” というカメラを新調したんですが、明るいf/1.8レンズの真価は如何なものかと。 お料理写真もこれを使ったんですが、どんなものっすかね? で、一方、夜景撮影の成果のほうは、こちらっす。
【翌 朝】
とまあそんなこんなで寝て、起きて、翌朝っす。 温泉は6時からやっているので、さっそく浸かりにいくことにしたんですが、夜と朝とで男女の入れ替えはありません。 眺めや造りや大きさにさほど違いはなさそうなので、特に問題はないんですが、ギャルが浸かって、そのエキスが沁み出しているかも知れない湯に浸かれないというのは、ちょっぴり残念。。。 とまあそれはそうと、東側客室からは朝日が綺麗に見えるという話で、しかもこの日は朝から晴れるという予報が出ておりました。 思いきり期待して、ワクワクしながら太陽が顔を出すのを待ち受けていたんですが、
【朝 食】
朝食抜きにして貰ったので、前日に仕入れておいたパンの類いを食べて、でもって、
【旅 立 ち】
出発〜。 領収書がどこかにいってしまったので詳細は定かではないんですが、朝食抜きにして貰った分、正規の料金より少しだけお値打ちになっていたような気がします。 で、写真を撮ったりしながら、ゆっくりと50分ほど掛けて山を下って港まで歩いて、そして尾道に分かれを告げたのでありました。
【総合評価】
尾道水道を一望&風呂&和牛。 苦労して山を昇っただけの甲斐はあったな。 そう思わせてくれるだけのアレはあった。 そんな気がしないでもありません。 のんびりしたい。金に糸目は付けねぇ! そんな向きには千光寺山荘、金に糸目を付けるならビュウホテルセイザン。 そんな選択になるでしょう。 山荘も素泊まりなら5,985円くらいなので、ちょっと歩いてセイザンまでタイ料理を食いにいくというのも、アリかも?