湯 崎 館

【所 在 地】 和歌山県西牟婁郡白浜町

【宿 泊 日】 平成24年11月23日(祝)

【オフィシャルサイト】 http://yuzakikan.com/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/31242/31242.html

【じ ゃ ら ん】 http://www.jalan.net/yad348475/

【J T B】 http://dom.jtb.co.jp/yado/Shisetsu.aspx?st=6506021

【交  通】

    : 阪和自動車道・南紀田辺ICより25分
  鉄道 : JR紀勢本線(きのくに線)・白浜駅よりバス、「湯崎」 下車・徒歩1分 (旅館組合のシャトルバスあり)

 一口に 「白浜」 と言っても範囲が広くて、宿があちこちに散らばっております。 あちこち〜♪ ( ← 「をちこち」 の節で歌ってねっ♪ ) いや 、「ねっ♪」 って言われても、歌えねーよ。 そう、名古屋地区以外の住民は思ったに違いありませんが、で、どれくらいあちこちなのかというと、 これくらい 。 これだと今ひとつ距離感が掴めないかも知れませんが、 旅館組合の無料シャトルバス の所要時間で、だいたいのところを推し量って下さい。 白浜駅がクソ辺鄙なところにあり過ぎるので、とても駅から歩いて行く気にならないんですが、有料でよければ普通の路線バスがけっこう頻繁に走っているので、さほど不便ではありません。 和歌山県は三重県のお隣なんですが、桑名と白浜は半端なく離れていて、車だと約282.7km、4時間弱と出ました。最近、長距離ドライブが苦痛になって来たので、今回は公共交通機関を利用することにしたんですが、 桑名→ (近鉄) → 名古屋 → (新幹線) → 新大阪 → (くろしお) → 白浜 というルートで4時間半くらい掛かったりして、いやあ、遠いっすなぁ。。。

【地  図】  アクセスマップ    詳 細 図

 あちこちに散らばっている白浜の宿の中で、今回この 湯崎館 をチョイスした理由は…、えーと、何でしたっけ? もう4ヶ月くらい前の話なので忘れてしまいましたが、ま、恐らく 崎の湯 まで歩いていけそうで、便利そう? そういうアレではなかったかと。 その目論見は確かにそこそこ当たっていたんですが、それ以外の点では犠牲にしなければならないものもあったりして、ま、その話はおいおい書いていくとして。

【駐 車 場】 30台・無料 (部屋数:30室 )

 宿の外観はこんな感じ (↓) っす。

駐車場&宿の外観♪

 道路と建物の隙間が駐車場になっているんですが、さして広くもないので、出遅れると離れたところに誘導される公算が大きいのではなかろうかと。 ま、係のオッサンが常駐しているようなので、何らかの指示は与えて貰えるものと思われます。 個人的にはとても白浜までクルマで行く気にはならないので、どうだっていいっす。

【あらすじ】

 詳しくは、ま、 ここ を見て貰うとして。 すごい海星(ひとで)と言えば、負けちゃいましたな、いわき海星 (←選抜高校野球) 。 三重の海星高校出身の僕としては、いつか長崎の海星高校も交えて巴戦をやって欲しいと思っているんですが、最近はクソ弱過ぎて、さっぱりだったりするんですけどね、三重の海星。 ちなみに今年は小物感満載の菰野(こもの)高校が出ておりますな。 菰野なんてクソ田舎で桑名の敵ではないので、そこそこ活躍してもそんなに悔しくはないので、適度に頑張って欲しいと思っておりますが、で、あらすじのほうはまあ、だいたい分かって頂けたのではなかろうかと。

【料  金】 18,900円 (消費税込) 和室8畳・夕食部屋食 お約束プラン

 ま、妥当なお値段でありますな。 2万円を超えると、ちょっと躊躇っちゅねー。 by 具志堅用高なんですが、そういう僕の心理を巧みに突いた絶妙な価格設定であると思います。 ちなみに、今回僕が利用したのは JTBのプラン 。 【部屋タイプお約束】 和室8畳 夕食部屋食 お約束プラン というのと、 【部屋タイプお約束】 和室8畳 夕食部屋食 お約束プラン というのがあって、どこがどう違うのかよく分からなかったので適当に選んでおいたんですが、よくよく見るとバス・トイレ付きの部屋と、トイレ付きの部屋 (バス無し) の2タイプがあるんですな。 結果的に僕が頼んだのは前者のほうだったみたいですが、同じ値段でバスが付いていて、ラッキー♪ …なのかと思ったら、さっぱりでありました。 そもそも和室8畳って、そんな普通の部屋を 「お約束」 されたところで、さほど嬉しくはなかったりするんですが、で、バス付きとバス無し、どこがどのように違うのかというと…、以下、次項。

【フロント】

 あ、次項はこの項目でしたか。 部屋の様子はその次に語るとして、で、フロント。 この宿のオフィシャルサイトは最近になって新しくニューなものにリニューアルされたんですが、僕が宿選びを検討していた頃は、いきなり甲高いオッサンの声が流れてくるという 「昭和のほ→むぺ→じ」 の香り満載な仕様。 まったくソソられるものがなくて、こんなところに泊まるのはやめよう。 そう思ったりもしたんですが、さすがに誰かに言われて悔い改めたみたいですな。 ただ、 新しいの は無味乾燥過ぎて、これはこれでちょっと寂しかったりするんですが、宿に足を踏み入れると甲高い声のオッサンが元気にやって来て、旧サイトを知っている身としてはニンマリせずにはいられません。 オッサン、健在なり〜♪ で、足を踏み入れると、即座に部屋に案内されることになるんですが、フロントではなく、部屋で記帳の手続きをするようになっているんですよね。 座れるし、落ち着けるし、寛げるので、なかなかいいシステムだと思うんですが、で、案内された部屋の様子はというと…、以下、次項。

【部屋・設備】

お部屋の様子♪

 案内された部屋の様子はというと、こんな感じ (↑) でありました。 スゲぇ! スゲぇ普通の8畳の和室や! JTBはちゃんと 「お約束」 を遵守してくれた模様でありますが、別に約束を破って勝手に部屋をグレードアップしてくれてもよかったのにぃ。。。 で、JTBと言えば、ひとつ気になっていたのが貸切露天風呂。 オフィシャルサイトとか、じゃらんとか、楽天なんかのプランには30分無料の特別サービスがある旨の記載があるんですが、JTBは何も書かれていないんですよね。 そこはそれ、暗黙の了解というやつで、ちゃんとサービスして貰えるんだよね? そう、ちょっとだけ期待していたんですが、甲高い声のオッサンからも、担当の仲居さんからも、そんな話はまったく出て来ませんでした。 こっちから聞くというのも何だか嫌だし、分かるやろ? 俺の目を見れば、何を言いたいのか分かるやろ? が、結局、分かっては貰えませんでした。 目と目で通じ合う、そういう仲になりたいわ〜♪ そう切望していたんですが、僕の 「MUGO・ん」 に、色っぽさが足りなかったんすかねー? 別にいいっ! 貸切露天風呂なんて、ぜんぜん入りたくないっ!! …ということで、気を取り直して、部屋の様子。 あまりにも普通過ぎて、とりたてて書くことはないんですが、強いて言うなら窓際の椅子とかが置いてあるスペース、そこが何だかめっちゃ鋭角三角形になってるように見えることくらいでしょうか? これは別に写真写りの都合とか、そういうことではなくて、実際にこういう形状をしているんですが、ここで改めて宿の外観に注目してみましょう。 これ 。 僕の部屋の位置が図示されておりますが、何っすか、この変則っぷりは? どうやらバス・トイレ付きの部屋がこのラインになるみたいなんですが、で、その肝心の風呂はどうなっているのかというと、
 
お部屋の風呂♪

 ・・・・・。 この宿には大浴場があるので、部屋の風呂などあっても無くても別にどっちでもよかったんですが、これならまだ無いほうがマシなレベルでありますなぁ。。。 JTBのプランでバス付きのほうには 「おすすめ」 のマークが付いてない理由がよく分かりました。 無いほうがマシなレベルの風呂が付いているだけなら別にそれほど害はないんですが、この部屋にはもうひとつ欠点が。 それは何かというと、窓から見える景色なんですが、

部屋から見える絶景(その1)♪

 ・・・・・。 この宿、海が目の前とは言え、テトラポットでガゴン、ゴガンと護岸されているエリアなので、景観にあまり期待が持てなさそうなのは織り込み済み。 少し北のほうに行けば白良浜のビーチが広がっているし、逆に南のほうに行けば千畳敷とか三段壁の景勝が楽しめるんですが、その中間部分は駄目っすなぁ。 おまけに目の前が公園作成の工事中で重機と土管まるけで、ああん。。。 ま、この宿を選んだ以上、それはどの部屋でも同じだし、公園が完成すればちょっと小マシになる可能性は秘めているんですが、この風呂付きの “特別室” は端っこだし、ヘンな具合に斜めになっていたりするので、隣のビルの壁や電柱が目の前にどどーん♪ ま、目の前に見えるものばかりに気を取られず、もっと遠くを見てやるようにすれば、

部屋から見える絶景(その2)♪


 こんな感じで、電線の隙間からいい感じに景色を眺めることが出来るんですけどー。 で、その他の室内設備に関しては可もなく不可もなく、ま、普通だったと思います。 建物そのものは決して新しくはないんですが、綺麗に掃除はされていたと思います。

【風  呂】

 で、続いては風呂。 部屋の風呂はどうでもいいので、大浴場。 これはですね、温泉でした。 源泉掛け流しみたいだし、泉質的にも確かな本物であるものと思われますが、含食塩重曹泉らしいので、塩辛くて、アルカリ性で、すべすべ。 そういうアレであったものと思われます。 確かに素人の身にも悪くないと感じられました。 更衣室を挟んで、あっちとこっちに内湯と露天風呂が分かれているという、ちょっと変則的な構造。 露天風呂が少し離れているので面倒だという意見もあるようですが、フリチンのまま移動出来るのでそんなに苦にはならないし、ぷち温泉はしご気分が味わえて、個人的にはよかったっす。 露天風呂はまったく周囲の景色が見えないのであまり期待していなかったんですが、意外と雰囲気があって、悪くなかったっす。 崎の湯までも歩いていける距離だし、その点も勘案すれば風呂に関してはまったく問題がない。 そう評価していいのではなかろうかと。 貸切露天風呂に入れなかったのも、ぜんぜん悔しくなんかないっ!

【夕  食】

 ということで、続いてはメシっす。 ここの食事に関しては、わざわざ1回分のネタにしたことがあるんですが、 ほれ 。 わざわざ表にまでなっている、その右側のほうが今回のお献立です。 いや、多分。 これで間違いがないか検証してみたいと思いますが、まずは 「前菜」 と 「造り」 。

前菜@貝柱となめこ白和え 合鴨ロース カニ湯葉揚げ♪ 造り@マグロ ボタン海老 白身 甘いか♪

 白和えと合鴨ロース、ありますな。 カニ湯葉揚げというのも、思ってたのとはちょっと違っていたんですが、それらしき物は存在します。 で、メニューにない食い物も3つほどあったりして、ん? 微妙にランクアップしてる? その気配は 「造り」 のほうでより顕著になるんですが、造りが田作りだけというのではなくて、けっこう豪華。 マグロ、ボタン海老、白身、甘いか。 その4点のほかに貝類の類いらしきものが追加されております。 え、アワビ? 貸切露天風呂の無料サービスが無かったお詫びにアワビをサービスとか、そんなん? いや、もしかしたらアワビではなく、トコブシとか、ロコ貝とかだったりするのかも知れませんが、品数が増えているのは確かでありますな。 ぶっちゃけ、この貝類の刺身は無駄に歯ごたえがあるだけで、個人的にはさほど美味しいとは思えなかったんですが、何だか得した気分になったのは確かでありまして、これがJTBプランの特典なのかどうかは定かではないんですが、ま、そういうことにしておきましょうかぁ。 でもって、続いてはメイン・ディッシュな奴らでありますが、

焼き物@伊勢海老陶板焼き 牛ロース 他付合せ野菜 三種のタレ&鍋物@本クエちり鍋 飲み物@梅酒のリキュール


 クエ鍋〜♪ 伊勢海老&牛ロースの陶板焼き〜♪ 右のほうは追加で頼んだお飲み物〜♪ 紀州という土地柄、梅酒の類いの品揃えが半端なかったんですが、その中から甘さを抑えた梅リキュールとか、そんな感じの奴を頼んでみました。 で、クエ鍋はアレです。 言われなければクエとは分からなくて、でもまあ、食えばクエだと分かるのかも知れなくて、とりあえず食ってみました。 クエ〜♪ ま、普通にサカナっすな。 わざわざ高い金を出してまで食いたいとは思いませんが、いかにも白浜っぽいな。 そんな雰囲気は味わえたので、ま、よかったのではなかろうかと。 で、続いて陶板焼きでありますが、伊勢海老、うめぇぇぇぇぇ!! 殻から身を引っぱがすのがちょっと面倒だったんですが、大量のバターで焼いて食うと、うめぇぇぇぇぇ!! 個人的に伊勢海老ってそれほど積極的に大好きというワケではなくて、大助。 その程度だったんですが、花子にも余裕で勝てますな、こりゃ。 で、牛ロースのほうはというと、言わずもがな。 うめぇぇぇぇぇ!! 脂身大量、脂身少量、脂身中庸。 3タイプの牛ロースが一切れずつ付いていて、バランス的にも絶妙。 ま、それなら脂身中庸が3切れでも別によかったんですが、牛にも立場というのがありますからね。 脂まみれの奴も、脂っ気がたりない奴も、いろんなタイプがいるんでしょうな。 肉質と同時に塩・タレが3種類用意されているのも嬉しいところでありまして、とまあそんなことで、夕食に関しては大満足。 そのように評価していいと思います。

 とまあそんなことで、飲んで、食って、寝て。 次の日の朝、起きて、温泉に浸かって、でもって、朝食タイムです。

【朝  食】

 夕食同様、こちらも部屋食で、担当の仲居さんが運んできてくれました。

朝食(その1)♪ 朝食(その2)♪

 ちょっと凝った仕掛けの “おかずの皿入れ” があったりしたんですが、中身のほうは、ま、標準的かと。 固形燃料で温めるタイプの湯豆腐はアツアツでよかったんですが、魚の干物が完全に冷めちゃってたのはマイナスポイント。 でもまあ、こんなもんでしょう。

【総合評価】

 料理は最高っ♪ 温泉は合格点。 ただ、部屋と景観は今ひとつ。 どこに重きを置くかで評価が変わりますが、とりあえず間違えて風呂付きの部屋さえ選ばなければ弱点も少しはカバー出来るだろうし、ま、いいんじゃないっすかぁ?


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