ホテル葉山館

【所 在 地】 神奈川県三浦郡葉山町

【宿 泊 日】 平成22年05月29日(土)

【オフィシャルサイト】 http://www.hotel-hayamakan.jp/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/14134/14134.html

【じゃらん net】 http://www.jalan.net/jalan/jweb/yado/YADS_327909.HTML

【交  通】

   : 横須賀道路・逗子ICより逗葉新道へ
  鉄道JR逗子駅または京浜急行新逗子駅より “葉山行き (海岸周り)” バスにて 「森戸海岸」 下車・徒歩5分

 横須賀道路とか逗葉新道とか、桑名の住民にとってはまったくピンとこない道路ですな。そもそも何て読むんですかね? いや、 「よこすかどうろ」 はまだ分かるとして、逗葉新道。 「ずはしんみち」? あ、 「ずようしんどう」 ですか。 逗子と葉山を結ぶ新しい道なのではないかと思われますが、知らない人だと逗子を 「まめこ?」 とか読んじゃいそうだしー。 僕は大丈夫だったんですが、関東方面ということになると、クルマで行こうという気がまったく起こりません。 で、今回も鉄道を利用することになったんですが、葉山って電車も汽車も走ってないんですなぁ。 京浜急行も逗子まで来た時点でヤル気がなくなったんでしょうな。 しかたがないので新逗子駅からバスに乗りました。JR逗子駅から乗ってくる人が多いのか、混んでいて座れませんでした。 逗子から葉山方面に向かうバスは “海岸周り” と “山周り” があるんですが、この宿に向かうには “海岸周り” のほうに乗って 「森戸海岸」 で下車です。所要時間は10〜15分程度かと。 何でもいいけどこの海岸ルート、えらく細い道を走るんですな。 バスなんか走らせたら、すれ違い困難やろ?…と思わずにはいられませんが、桑名の市内A循環・B循環に例えると、赤須賀あたりの空気が漂っています。 葉山って高級住宅地なイメージがあったんですが、少なくともこの宿周辺は、わりと大衆的なんですなー。 海水浴シーズンだと、かなり渋滞しそうな気配も感じられます。

【地  図】  アクセスマップ    詳 細 図

 詳細図はオフィシャルサイトから拝借しました。 僕はカラオケで92点くらい出ることもあるので、さほど極度の音痴ではないと思うんですが、運動音痴と方向音痴のほうは、けっこう重症だったりします。 何でもいいけど運動も方向も 「音」 とはぜんぜん関係ないのに、どうして “○○音痴” って言うんですかね? …という意見が出されたのか、運動音痴のほうは “運痴” という、ちょっぴりウンコ臭い言い方もあるんですが、方向音痴= “方痴” というのは、あまり一般的ではありません。 「方痴」 でググったら、 「人妻・熟女@エロの楽しみ方 痴女」 というのが最初に出てくるしー。 とまあ、そんな方痴な僕なので、バスから降ろされて、そのまま放置されたら嫌やな。…と心配していたんですが、大丈夫でした。 この詳細図を見て迷う人は、そうそういないでしょう。 書いてあるとおり、徒歩でトホトホと戻れば、大丈夫です。

【駐 車 場】 10台・無料 (部屋数:12 )

 Q.駐車場はありますか?
 A.ございます。ただ、大変申し訳ございませんが、台数に限りがございます。
   ご予約の際、車でお越しいただく旨をお伝えいただけると助かります。

 とオフシャルサイトにあるとおり、台数には限りがありそうでしたな、確かに。 そういえば今回は楽天から予約したんですが、次の日くらいに携帯に電話が掛かってきて、 「@禁煙室しか空いてないが、それでもいいか? A到着予定時間は何時か? B車で来るのか否か?」 の3点を確認されました。 ご予約の際、車でお越しいただく旨をお伝えしないと、もし駐車場が空いてなくても、文句は言えないかも知れません。

【あらすじ】

 横須賀と城ヶ島に行ってきました。 という話は この辺り に書いたので参照して貰うとして、今回の宿選びはちょっと悩みました。 僕が宿に求める条件をいくつか列挙すると、 @1人でも泊めてくれる。 A大浴場があると嬉しい。 Bそれが温泉だともっと嬉しい。 C露天風呂があればいうことはない。 D景色のよいところに立地しているに越したことはない。 E昔は宿で1人でメシを食うのって抵抗があったんだけど、最近ではむしろ2食付きのほうがいいかも?…という気がしている。 F料金は2食付なら 21,500円くらいまでなら出してもいいかな?…という気がしている。素泊まりなら、ま、10,000円以内でないと、ちょっとやだ。 Gクルマで行く場合、余裕で駐車できるという保証がない限り、ちょっと考えさせて貰う。 公共交通機関を利用する場合、駅から徒歩20分以内がぎりぎり限度。 バスでしか行けないようなところはパスしたいが、30分待てば必ずバスが来るという保証があれば、ま、考えないでもない。 Hイオンド大学の関連施設ではない。 …とまあ、だいたいこんなところでしょうか? 21,500円とか、徒歩20分とか、バス待ち30分とか、わりと心が広いですよね、僕って。 普通なら 14,500円とか、徒歩10分とか、バス待ちは15分とか、その辺りで線引きをしますからね。

 思いつくまま順不同で書いてみたんですが、これに優先順位を付けるとすれば “立地>風呂=メシ>値段=交通の便>便所の有無” ということになるでしょうか? 何だか項目がひとつ増えたような気もするんですが、便所が無い宿というのはかなり嫌なので、むしろ最優先に考慮しなければならないポイントであるかも知れません。 ま、共同便所すらないという宿は日本国内にはまず無いと思うので、あまり深く考えなくてもいいのかも知れませんけど。 で、三浦半島の旅ということになると、交通の便を最優先するなら、横須賀の中心部に泊まるのが無難ですよね。 が、僕はあくまでも景観派ですからね。 特に 「海が見える」 、もしくは 「湖が見える」 というシチュエーションにかなり惹かれるものがあるんですが、ま、 「川が見える」 とか 「沼が見える」 とかでも、我慢できないことはないんですけど。 「朝日が綺麗」 、もしくは 「夕日が綺麗」 というのも、僕的にはかなりポイントが高く、となるとこれは “城ヶ島” や! そう心に決めた次第でありますが、で、調べてみたところ、2つの宿が候補に残りました。

  城ヶ島クラブ  遊ヶ崎リゾート

 とまあそんなことで、 “ホテル葉山館” というところに泊まることにしましたー。 いや、 「あらすじ」 なのに無駄に話が長くなっているので、詳しい経緯は省きますが、何だかどちらもあまり気が進まなかったんですよね。 最初、とりあえず “城ヶ島クラブ” に予約を入れたんですが、思うところあってキャンセルして、 “遊ヶ崎リゾート” に変更。 で、結局それもキャンセルしちゃったんですが、楽天、じゃらん共に “キャンセルしまくり魔” ですからね、僕って。 恐らく僕のメールアドレスは要注意人物としてブラックリストに載っているに違いありませんが、ま、キャンセル料が発生する前に正規の手続きを踏んで宿泊辞退の申し入れをしているワケなので、悪質性は低いと思うんですけど。 ちなみに、今ひとつソソられなかった理由はどこにあるのかと言うと、 “遊リゾ” のほうはアレです。 お洒落そうなレストランにはかなりソソられるものがあったんですが、男風呂のほうがショボそうなのと、 この動画 のセンスが、あまりにもちょっと。。。 で、一方の “城クラ” のほうは、イオンド大学の関連施設なのがちょっと。。。 いや、どんな大学なのかよく分からんのですが、 宗教&カルト・ウォッチ で紹介されているのを見ると、ちょっと考えてしまいますなぁ。 …というのが、ま、今回のおおまかな粗筋です。

【料  金】 10,500円 (税込) ◆食事なし・洋室ツイン(1名利用)◆

 素泊まりなのに 10,500円(税込)! 僕の許容限度を超えております。 でもまあ、 F素泊まりなら、ま、10,000円 (税抜) 以内でないと、ちょっとやだ。…と、自分なりに条件を緩和してやれば大丈夫。 それに今回、楽天ポイントを 1500P使ったので、9,000円(税込)で泊まることが出来ました。 この宿は和室かツインの洋室しかないようで、1人で泊めて貰うのはちょっと割高ですなぁ。。。

【フロント】

 オフィシャルサイトを見てもオッサンとお兄さんしか写っていないので、おそらくオッサンとお兄さんしかいないものと思われます。 電話をしてきたのも、オッサンだったしー。 で、この日、チェックインの手続きをしてくれたのも、やはりオッサンでした。 ま、普通に慇懃な紳士だったので、別にいいんですけどー。 インキンな真二クンとかだったりすると、ちょっと嫌なんですけどー。 ちなみにこの宿は午後9時半をもってフロント業務を終了するようです。 チェックインが遅くなる場合はどうなるのか、ちょっと心配なんですが、恐らく事前に申請しておけば何とかしてくれるか、丁重に宿泊をお断りされるかの、どちらかだと思います。 午後9時半以降は出入り禁止なのかというと、その点は心配ありません。 表と裏、2箇所の自動ドアがあって、表のほうは午後9時半で開かなくなってしまうんですが、裏口のほうは12時まで大丈夫です。 それ以降はどうなるのかと思ったら、非常口のドアの鍵を貸してくれるので、自由に出入りすることが出来ます。 恐らく9時半の時点で宿の人が表の自動ドアのスイッチを切って近所の家に帰ってしまって、12時にもう一度出勤して裏の自動ドアのスイッチを切って、また家に帰っちゃうんでしょうな。 ご苦労様です。 夜遊びしてもあまり引け目を感じなくて済むので、不良の人には有難いシステムであると言えるかも知れません。

【部屋・設備】

外観♪ 部屋の様子♪

 外から見た感じは、こじんまりとしていて、小綺麗です。 1階にはスターバックスがあって、ちょっぴりオシャレ♪ で、お部屋の中も小綺麗でありました。 ツインなので、広々〜♪ ま、10,500円 (税込) も、やむを得ないか。…と、納得せざるを得ません。 ちゃんと便所 (←洗浄機能付き) もあるしー。

冷蔵庫とサービスの水♪

 冷蔵庫は空で、自由に使える方式です。 が、ただ空なだけではありませんでした。 サービスでペットボトルの水が1本用意されていました。 何となく得した気分です。 しかも、カークランドぉ♪ いや、それがどういう水なのか、この分野に疎い僕にはよく分からんのですが、ググってみたら、あ、 これ ですな。  1本48円!! 何だか凄く得した気分です。 ということで、次。 窓から見える景色。 今回、僕がこの宿を選んだのは、近くにある 森戸海岸 というところの夕日が綺麗らしい。…という、その1点に尽きるわけですが、事前の調査によって宿そのものは海から少し離れていることを把握していたので、あまり多くのものは期待していませんでした。 が、4階の部屋に入って、窓のカーテンを開けて外を覗いてみると、おおっ!

部屋から見える絶景♪

 予想通り、あまり大した眺めではありませんなぁ。。。 カメラのレンズを思い切り望遠にして (←35mm判換算で405mm相当)、足場とか電線とか、電柱に装備されたトランスとかを気にしなければ、江ノ島が目の前♪…と言えないこともない。 そういったレベルです。 よほど注意していないと、肉眼では海が見えていることに気付かない恐れもありますな。 ま、こんなものでしょう。

【風  呂】

 今回、風呂に関してはきっぱりと諦めました。 部屋の狭い風呂に入ればいいやぁ。…と、やさぐれた気分だったりもしたんですが、よくよくみると、おおっ! 貸切のジャグジーがあるやん♪ 45分 1,000円。 ちょっぴりお高いのと、利用時間が 21時30分までと、あまりにも店じまいが早過ぎるのがネックなんですが、いじけて部屋の狭い風呂に入るよりは全然いいですよね。 もし空いているようであれば、是非とも利用したいと思ったんですが、チェックインの際、 「ジャグジーはどうされますか?」 とか、そういう話はまったく出ませんでした。 予約制と書いてあるので、楽天とかではなく、自力で宿に電話して、あらかじめ申請しておかないと駄目なんすかね? ま、別にジャグジーなんて、どうでもいいや。 部屋の風呂にもちゃんと蛇口が付いてるしー。 やさぐれた気分でユニットバスに浸かった次第でありますが、ちなみにバスタブのサイズは一般的なビジネスホテルのものよりは、ちょっとだけ大きめでありました。

【夕  食】

 オフシャルサイトには食事付きのプランもあるようですが、ご予約はお電話にてのみ承っておられるんですな。 シャイで無口な僕としては、出来れば他人と関わり合うことなく、ネット経由でこっそりと予約したいところなんですが、そのほうがキャンセルする時にも気兼ねしなくて済むしー。 ということで、楽天経由で予約したんですが、それだと素泊まりしか無いんですな。 ま、やむを得ません。 (編集部注:今、じゃらんを見たら食事付きプランもありました。 が、9月になるまで土曜日は素泊まりしか駄目そうな気配が漂ってます。オフシャル経由でも無理かもー?)  そもそも、E昔は宿で1人でメシを食うのって抵抗があったんだけど、最近ではむしろ2食付きのほうがいいかも?…という気がしてきたのは、1人で店に入ってメシを食うのがちょっと苦手だったりするからなんですが、仕方が無いのでその辺のスーパーでお惣菜とかを買って、それで済ませていたんですけど。 宿で1人でメシを食うのは、今でも少し抵抗はあるんですが、食事付きで予約してしまった以上は逃れようがないので、踏ん切りが付くんですねー。 が、今回はそういうワケにもいかないので、自力で何とかしなければいけません。 宿の中にも地魚料理のお店があるようですが、メニューとか詳しい情報が不明だし、それに魚介の類はマグロとか以外はさほど好きではなかったりするので、今回は他を当たることにしました。

 後楽とんかつ店。 僕が導き出した回答がこれです。とんかつ屋ならそれほど敷居は高くないと思うし、とんかつ以外にも 「アボガドとマグロの生春巻き」 といったお洒落なメニューがあるし、 やる夫 もオススメしてくれてるしー。 ということで、行ってみました。

葉山コロッケの店♪ 夕食第1弾(葉山コロッケとメンチカツ)♪

 いや、後楽とんかつ店の前まではいったんですが、何となく入り辛くて、そのまま素通りしちゃいました。 もういいっ!別にトンカツなんか食べたくないっ! 葉山コロッケにするっ!! …ということで、 旭屋牛肉店 に行ってみました。 ホテルのクチコミを見たら、「近くのコロッケ屋さんが美味しかった。」 という意見が、たくさんあったんですよね。 旅人だけでなく、葉山のマダムとかの間でも人気のようで、下手にトンカツなんか食うよりも、葉山らしいディナーであると言えるかも知れません。 店はどこにあるのかと思ったらホテルの近くも近く、裏口の自動ドアから外に出たら、道路を挟んだ向かい側がコロッケ屋でありました。 葉山コロッケ(70円)と、メンチ(100円)を1個ずつ購入。 そのまま海岸まで歩いて行って、暮れなずむ海 (←天気が悪くて、夕日はさっぱり) を眺めながら食いました。 何だかちょっぴり涙が滲みました。

夕食第2弾(本まぐろ寿司&焼き鳥&豚汁)♪

 部屋代がちょっと高かった分、夕食は 170円で済まそうかとも思ったんですが、さすがにそれだけでは物足りなかったので、宿の近くの “もとまちユニオン” というスーパーに行って、仕入れの第2弾。 えーい、本まぐろ寿司を食ってやるぅ! 1,000円くらいするような気がするんですが、贅沢してやるぅ! 贅沢ついでにインスタント味噌汁も豚汁にしてやるぅ! で、店の前にはワゴン販売の焼き鳥屋もあったので、3本買ってやるぅ! とまあそんなことで、何だかわりと豪華というか、でもちょっぴり空しいというか、でもまあ、どれも普通に美味しかったから、いっかぁ♪ あ、ちなみにホテルの1階部分 (もしくは隣接部?) にはラーメン屋もありましたので、そこでもよかったかな?…という気もしております。 とんかつを断念した時点で、気分はすっかりコロッケ1色だったので、今回は見送ったんですけど。 ざっと周辺を散策した感じ、 海狼 という中華料理屋は、けっこう高級そうでした。 ふかのひれ醤油味姿煮 一枚¥7,500 とか、葉山コロッケ107個分くらいの出費は覚悟しなければならないんですけど。 隠れ家っぽい雰囲気がお好みなら 山ふく あたりもいいかも知れません。

【すけべビデオ視聴システム】

 葉山というお上品な町にあるホテルに、そのような下品な設備はありません。 そんなことは天皇陛下がお許しになりません。 悠仁さまの教育上も、よろしくありませんからね。 ま、葉山に来たら御用邸にお泊りになられると思うので、関係無いと言えば関係ないんですけど。 ということで、個人的には、葉山だから葉山レイコのビデオくらいはあってもいいかな?…という気もするんですが、ちょっと古過ぎますかぁ。そうですかぁ。。。

【翌  日】

 翌日は朝食もないので、ただチェックアウトするだけです。 ただ、料金は後払いなので、そのままバックレるわけにも行きません。 諸般の事情により6時半前に宿を出ることにしたんですが、どうせオッサンしかいないんだし、適当に金を払って外に出ればいいっすよね。 …と思って1階のロビーに下りていくと、 「あっ、おはよーございますっ。チェックアウトですかぁ?」 と、お姉さんに声を掛けられて、ちょっとドギマギするマギー司郎。そういう状況になってしまいました。 いやあ、若いお姉さんもいたんですな。不意をつかれました。 どうやらフロントの業務開始は6時半からだったらしく、慌てて自動ドアを開けてくれたりしたんですが、すごく愛想のいいお姉さんで、とってもよかったっす♪

【総合評価】

 料金、風呂、メシ etc…。 選択の際にはかなりの妥協を強いられた上に、期待した森戸海岸の夕日は天気が悪くてさっぱりだったんですが、出発時の印象がよかったので、総合的な評価はかなり高いです。 結局のところ接客業というのは、愛想のいいお姉さんがすべてなんですなぁ。


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