国民宿舎・城山荘

【所 在 地】 福井県大飯郡高浜町

【宿 泊 日】 平成22年01月03日(日)

【オフィシャルサイト】 http://www.shiroyamasou.com/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/84914/84914.html

【じゃらん net】 http://www.jalan.net/jalan/jweb/yado/YADS_313558.HTML

【交  通】  : 舞鶴若狭自動車道・大飯高浜ICより10分鉄道 : JR小浜線・若狭高浜駅より徒歩15分

 福井県大飯郡。 何だかメシをいっぱい食べる住民が多そうな郡でありますな。 「おおめしぐん」 ではなく 「おおいぐん」 と読むみたいなんですけどー。 よって、インターの名前も 「おおめしたかはま」 ではなくて 「おおいたかはま」 となります。 おーい高浜〜、たかはま王子〜♪ 「おーい!はに丸」 の節で歌って下さい。 インターから車で10分だから、わりと交通の便はよさそうですな。…という気もするんですが、舞鶴若狭自動車道って、何? 調べてみたら今のところ、兵庫県三木市から福井県小浜市までの区間しか開通してないみたいで、桑名人の僕としては利用価値皆無ですな、こりゃ。 現状、北陸道の木之本インターから下道を延々と走らなければならないようで、交通の便、めっちゃ悪いです。

 もっとも僕は今回、端からクルマで行く気はなかったんですが、この時期、滋賀県の北部から福井県に抜けるルートって、めっちゃ雪が降ってそうですもんね。僕のクルマは四駆&スタッドレス装備なんですが、雪道ドライブは神経が磨り減って胃に穴が開きそうになるので、嫌です。 土日は高速道路をどこまで走っても 1,000円♪…という麻生クンの遺産は魅力的なんですが、冬場の雪国はのんびり鉄道で行くのがいちばん。 その場合、小浜線の若狭高浜駅から徒歩15分 (不動産業界時間) ですかぁ。 ということは、実質20分? 歩いて歩けないことはない、ギリギリの距離でありますな。 ま、隠れ肥満解消の為の運動だと思えば、なんとか耐えられるような気もしますな。 ということで、鉄道派にもさほど問題のないローケーションなんですが、ただ問題なのは小浜線です。めっちゃローカルっぽいですからね。調べてみたら、約1時間に1本。 ヘタすると2時間近く電車 (←生意気にも電化) が来ないこともあるので、綿密なプランニングが必要となります。乗り遅れないように時間にゆとりを持って行動するようにしましょう。

【地  図】  アクセスマップ    詳 細 図

【アクセス動画】 今回クルマではないので、車載動画はありません。余計な手間が省けて、何よりです。

【駐 車 場】 30台・無料 (部屋数:31 )

 今回クルマではないので、ぜんぜん気にもしていないんですが、データを見る限り、ほぼ必要数は確保されているようです。

【あらすじ】

 思うところあって、若狭湾のほうへ行ってみることにしました。 ま、詳しくは ここ を見て貰うとして。

【料  金】 12,915円 (税込) ◆新鮮さが自慢◆海の幸がたっぷり 『若狭の味会席』 洋室 【ツインルーム】

 オフィシャルサイトだと、お一人様では受け入れてくれなさげなんですが、 “楽天” や “じゃらん” なら大丈夫。 ま、 “ふぐ” とか “かに” とか “ふぐ&かに” とか、そういうリッチなプランは2人以上でないと駄目なんですが、素泊まり、朝食のみ、2食付き (上) 、同 (中) 、同 (下) と、いろんなプランが選べるところはいいですよね。洋室 (ツイン) と和室 (おまかせ) 、部屋のタイプも好きなほうを選ぶことが出来て、お値段的には和室のほうがお値打ち。 ま、“おまかせ和室” なので、眺望ゼロの陰気くさい部屋を当てがわれても文句は言えないんですけどー。 もっとも、洋室のほうも別に “海が見えます♪” と書いてあるわけではないので、過度な期待は禁物かも知れません。 ま、少なくともバスとトイレは付いているので、2000円 (税抜) の差額は下痢気味だったりした時の保険料だと思っておけばいいのではなかろうかと。 あ、今、 “じゃらん” のプランを見たら、お正月だからなのか1月3日は一人客の場合、洋室しか選べないみたいですな。 予約した時、別に下痢というわけでもなかったのに、どうして割高な洋室を選んだ?…と、自分でもちょっと疑問だったんですが、そういうわけだったんですなー。

 この時期、いちばん安く泊まろうと思えば“大自然の中でのびのび♪気ままに素泊まりプラン☆” ということになるんですが、これだと 7,245円。 “◆しっかり朝食を食べて元気に出発!1泊朝食付◆” だと 7,665円。 その差額、420円 (税込) 。 朝食、安っ! で、そこそこリッチな僕はお一人で泊まれる中ではいちばんリッチな “◆新鮮さが自慢◆海の幸がたっぷり 『若狭の味会席』” というのを選んでみました。旨い海の幸はもちろん、【ステーキ】もついてボリューム満点♪…というところに釣られました。 12,915円。ですかぁ。朝食付きプランとの差は 5250円 (税込)。 いちばん夕食がショボそうなスタンダードプランとの差は 2,940円。 ※お食事は食堂にてご用意いたします。…というスタイルのようなんですが、もし、隣の席がケチくさいスタンダードなオッサンだったりしたら、思いきりステーキを見せ付けて、優越感に浸りたいと思います。 もし、隣の席が慎み深いスタンダードプランの一人旅ギャルだったりしたら、 「僕、これ、あまり好きじゃないから、よかったら食べて下さい。」 と、カニ味噌を分けてあげたいと思います。 もし、めっちゃカニ味噌が嫌いなギャルだったりしたら、どうしよう?…というのがちょっと心配なんですが、ま、心配しなくても恐らく、隣の席が一人旅のギャルだという可能性は限りなくゼロに近いような気もするんですけどー。

【フロント】

 …と、ここまで、出発前に事前に書いておいたんですが、で、先ほど、現地到着〜♪ 駅から歩いて来たんですが、途中、 「城山公園 ↑ 」 という看板と 「城山公園 → 」 という看板が同時に出ている交差点がありました。どっちやねん! おそらく直進で正解のような気がしたんですが、とりあえず右に曲がってみました。 しばらくすると、こりゃ、間違いなく間違ってるな。…という気配が濃厚になってきたので、引き返しました。 (編集部注:後から考えたら、どっちでもよかった。)  で、引き返して交差点で右折して、 「城山公園 ↑ 」 だったほうへ歩いていると、やがて漁港のところに出ました。そこから右の方に回り込んで、左にひねる感じで進んでいくと (道としては道なり) 、やがて海水浴場が見えてきたので、しばらく散策しました。 まっすぐ歩いてきて右のほうに曲がるとビーチなんですが、曲がらずに真っすぐ行くと左手方向に芝生広場があります。そこの先に “明鏡洞” という景観スポットがあるんですが、そっちに行かずに芝生広場を突っ切ると、そこが “城山荘” でありました。明鏡洞は、ほとんど自分ちの庭と言ってもいい、抜群のロケーションでありますな、こりゃ。

 その後、城山公園の遊歩道を遊びながら歩いたりしたので、結果、チェックインしたのは駅を出て1時間半後くらいになっちゃいましたが、真っすぐ来れば、ま、徒歩15〜20分といったところでしょう。歩いてもぜんぜん苦にはならない距離でありました。 で、フロント係はですね、お兄ちゃんでした。 お姉ちゃんでなかったのはちょっと残念なんですが、愛想のいいお兄ちゃんだったので、無愛想なお姉ちゃんよりはよかったかも知れません。

  愛想のいいお姉ちゃん>愛想のいいおばちゃん>愛想のいいお兄ちゃん>愛想の悪いお姉ちゃん>愛想の悪いおばちゃん>愛想の悪いお兄ちゃん>愛想がよかろうが悪かろうが、オッサンは最下位。

 僕の好感度順位は、こうなりますからね。 フロントでは、利用上の注意に関する簡単な説明があって、夕食付きプランの場合、開始時間の取り決めが行なわれます。朝食の開始時間に関する取り決めは行なわれないので、営業時間内であれば、いつでもいいということなんでしょう。 で、カギを渡されて、それでおしまい。 後は自力で自分の部屋を探し出さなければなりません。部屋まで案内してくれるとか、荷物を持ってくれるとか、女将の挨拶があるとか、仲居さんが付くとか、そういうサービスは一切ありません。個人的にはそのほうが気楽で、いいです。 今回、僕の部屋は洋室なんですが、和室の場合でも、布団敷きのサービスはありません。自分のことは自分でやる。そういう心構えが大切です。

【部屋・設備】

外観♪ 部屋の様子♪

 外観は、ちょっぴり古めかしいです。何というか、昭和の国民宿舎って感じぃ? で、お部屋の作りはというと、極めて普通のビジネスホテル風です。 ツインのシングルユースなので、わりと広々しているのはいいですなぁ。 前述の通り、バス・トイレ付きなので、カニと氷水とか、食べ合わせが悪くても大丈夫。 テレビがブラウン管というのが昭和的なんですが、ソニーのトリニトロンだからブランド的には大丈夫だし、大きさもまずまず。冷蔵庫は中身がカラで、自由に使える方式となっております。昭和の国民宿舎なら “瓶の飲み物が詰まっていて、一度抜くと2度と元には戻らない自動清算方式” を採用して欲しかったところなんですが、使い勝手は現状のほうがいいに決まっているので、特に不満はありません。ビールやジュースなどの自販機は1階ロビーの横にあるんですが、定価販売で、良心的です。 電気ポットには “クエン酸洗浄” などという機能が付いているので、けっこう新しい機種なのかも知れません。クエン酸洗浄なんかで洗浄したら、中の湯が酸っぱくなるんじゃないか?…と、ちょっぴり心配ではあるんですが、天下のナショナル・ブランドなので、その辺はちゃんと考えられているのでしょう。 お茶菓子ではなく、 “種なし梅干し” しか用意されてないのがちょっと残念なんですが、 “えくらちゃん潮羽二重餅” があれば、完璧だったんですけどねー。 ま、今回、この宿の場合、部屋の豪華さ、お茶菓子、便器 (←ウォッシュレットではなかった) 。 そういった物に関しては、特に期待していたわけではなく、関心事はもっぱら、風呂と晩飯と部屋から見える景色にあったわけなんですが、抜群のロケーションからして、眺めにはかなり期待が持てそうですよね。 で、部屋に入って、まず最初に窓のカーテンを開けたんですが、すると、おおっ!

部屋から見える絶景♪

 中庭しか見えへんやんっ! やはり、お一人様だから礼遇されて、こんな部屋にされちゃったんですかね? フロントの兄ちゃん、愛想だけは妙によかったんですが、裏でこんな嫌がらせを企んでいたんですなぁ。期待が大きかっただけに、ちょっと残念。。。

【風  呂】

 気を取り直して、風呂にでも行ってみましょうかぁ。 ここの大浴場、オフィシャルサイトの写真で見る限り、かなり景色がよさそうなんですが、部屋からの眺めが駄目となると、風呂だけが頼りですからねー。 脱衣所で浴衣とシャツとパンツを脱衣して、浴室のドアをガラっと開けると、おおっ!海がモロ見え〜♪ 天気がよければ若狭富士とよばれる、綺麗な三角形をした青葉山が見えるそうなんですが、本日は生憎の空模様で、残念ながらよく見えません。 が、それを差し引いても十分、称賛に値する眺めでありますな。下を見下ろすと、すぐ近くまで波が押し寄せて来ております。 これで露天風呂があれば最高っ♪…なんですが、残念ながら内風呂しかありません。残念ながら温泉でもありません。 でもまあ、源泉かけ流しの温泉で、露天風呂もあり。 でも、見えるのは近所の民家だけ。…というのより、ここの大浴場のほうが、個人的にはいいような気もします。 大きさは、ま、さほど広いとは言えないんですが、10人くらいはオッサンが湯船に浸かっていても、さほど苦にならない程度の広さは確保されております。 蛇口とシャワーも8人分あります。 僕が行った時。おっさんが5人いて、ちょっとウザかったんですが、途中で全員揃って消えてくれたので、大浴場を独占することが出来て、ラッキー♪ 夕日の落ちるさまはまさに絶景らしいんですが、この天気ではまったく期待出来なくて、無念。。。

 …と、個人的には評価の高い大浴場だったんですが、欠点を上げるとすれば、連絡通路ですかねー。 客室のある建物からはかなり離れていて、渡り廊下のようなところを歩いていかなければならんのですが、そこの雰囲気がかなり陰気です。しかも、寒いっ!…です。湯冷めしそうになっちゃいます。 僕の部屋から見えていたのは、どうやらこの渡り廊下部分のようなんですが、となると、方向的には海のほうを向いてはいるんですな。 が、ちょっと奥まったところにあるので、海が見えない。惜しい! そういうロケーションにあるようです。 4階くらいまで上がれば見えそうな気もするんですが、建物は3階建てで、しかも3階部分は会議室のみ。おそらく、どの部屋からも海は見えないんでしょう。どうやら、フロントの兄ちゃんの陰湿な嫌がらせというわけでもなさそうですな。景色はお風呂から眺めてね♪ そういう考えの元に作られたようなんですが、それならそれで、諦めも付きますよねー。

【食  事】

 ということで、夕食の時間です。 食堂に行くと、テーブルの上に部屋番号の書かれた札が置いてあって、どうやら所定の席に座れという方針のようであります。 ということで、所定の位置に着席ー。 右隣の席はですね、右隣の席は一人旅のギャルではなくて、小さなお子様を連れた家族連れでありました。個人的に若妻というのは決して嫌いではないんですが、その向かい側にはダンナが着座しているので、仲良くなるきっかけはまず無いものと思わざるを選ません。 で、左隣の席はですね、柱でした。 柱の前にダンナが着座しているわけではないので、仲良くなるきっかけが無いわけではないんですが、柱とお友達になってみたところでさほど嬉しくはないので、話しかけるのはやめておきました。 テーブルの上には既に料理が並べれれているんですが、一応は懐石料理なので、メニューの書かれた紙もきちんと用意されておりました。

メニュー♪

 【ステーキ】もついてボリューム満点♪…のステーキって、これかぁ。。。 ま、オフィシャルサイトの写真を見て、ある程度は予想してたんですが、これではとても「ボリューム満点♪」とは言えません。 ま、せいぜい 「ボリューム65点?」 といった感じぃ? 松本ちえこ的にはベストの点数なんですけどね。 これなら “サーロインステーキ” ではなく、“牛肉の陶板焼き” と書いておいたほうが誤解を招かなくていいような気がするんですが、で、他のメニューに目を転じてみると。

前菜♪ 造里♪ 酢物♪ 強肴♪


 まずは前菜 「季節の三種盛」 (←写真ボケボケ) 。 なまこ・子持昆布・紅白梅餅の3種が盛られております。このうち、紅白梅餅はいいです。こんなん、前菜やなくて、お茶菓子やん。…という気はするんですが、部屋に茶菓子の用意がなかった分、ここでフォローするという方針なんでしょう。 小さな傘が付いているのも可愛くていいです。 なまこもいいです。基本的に珍味が駄目な僕なんですが、ナマコの酢の物は基本的に酢の味しかしないので、珍味というよりも酸味ですからね。 で、問題は子持昆布なんですが、海産物のタマゴ系が嫌いな僕としては、なんともはや。。。 こいつを見た瞬間、手が震えて、お陰で写真もブレてしまったんですが、どうしてよりによって子持昆布なんすかね? 未婚昆布にしろって! ま、別に人妻…というか、昆布妻昆布でも、子供が無ければいいんですが、よりによって変なものを出してくれましたなぁ。 ま、とりあえず食べましたけどね。 で、次。 造里。 ん?ぞうさと? 恐らくこれで “つくり” と読ませるんでしょうが、 「旬の五点盛」 の内訳は、大力・鯛・烏賊・帆立・甘海老となっておりますな。 大力 (?) というのがよく分からんのですが、恐らく鯛でも烏賊でも帆立でも甘海老でもないやつが、そうだったんでしょう。 で、次。酢物。 オフィシャルサイトの 4月1日〜 6月30日バージョンだと 「ワタリガニ姿」 になっていたんですよね。どんなカニなのかと思ったら、主に味噌を食べるカニなんだそうで、いや、ワタリガニの主食が味噌というのではなく、人間がワタリガニを食べる場合、もっぱら味噌の部分を食するということなんですけど。 カニ味噌が嫌いな僕としては勘弁して欲しいカニなんですが、 1月3日バージョンは大丈夫でした。ずわい蟹〜♪ 僕が唯一、美味しいと思えるカニ料理が 「ズワイガニを茹でて三杯酢で食べる」 というやつなんですが、まさにそれ。 三杯酢ではなく、醤油が入ってなさげな甘酢だったんですが、特に問題は無し。 で、蟹のほうはというと、鋏1本&脚4本+付け根の部分 (ハーフポーション?) で、カニ味噌、無しっ♪ カニヒルの卵の付着も、無しっ♪ まさに僕の理想とするカニ料理でありますな、こりゃ。

 
焼物♪


 その後も続々と料理が届けられました。 焼物。 「寒鰤の照り焼き」。 オフィシャルサイトの 4月1日〜 6月30日バージョンだと 「ぐじ若狭焼き」 になっていたんですよね。 若狭焼きってどんな焼き物なのかと思ったら、魚の鱗をつけたまま焼くんだそうです。 魚の鱗が嫌いな僕としては、余計なこと、すな! 普通に照り焼きにしろって!…と思わずにはいられないんですが、 1月3日バージョンは照り焼き〜♪ で、焼き魚なら寒ブリがいいな。 演歌歌手なら冠二郎がいいな。…と思っていたんですが、まさに僕の理想とするサカナ料理でありますな、こりゃ。 で、強肴は前述の通り 「 自称 ・ 国産牛サーロインステーキ」。 固形燃料で焼いて食べるわけなのですが、肉3切れ (←小さい) のほか、とうもろこしとニンジンが乗っております。 刺身を突付いたり、カニをホジったりしているうちに、いい感じに肉が焼けてきたので、一切れ、口の中に入れてみたんですが、ん?味がない? あーっ、タレに付けるの、忘れてた〜! 焼酎の水割りを飲んで、すっかり酔っ払ってましたからなぁ。 ああん、貴重な肉の3分の1がぁ。。。 口に入れたのを吐き出して、タレを付けて食べようかとも思ったんですが、隣の席の若妻にヘンな目で見られても嫌なので、泣く泣く断念しました。 今から思えば肉を口の中に入れたまま、タレを口に流し込めばよかったんですなー。 当時は酔っ払っていたので、そこまで頭が回りませんでした。 ま、残りの3分の2はちゃんとタレを付けて食べることが出来たので、よかったんですけどー。 国産牛はとってもやわらかくて美味しくて、量的にはちょっと物足らなかったものの、質的にはめっちゃ満足〜♪

 その後、もう写真を撮るのも面倒になってきたので、食べることに専念することにしたんですが、若狭の梅蕎麦、茶碗蒸し、吸物と、次々に汁っぽいものが出てきました。中では梅蕎麦というのがさっぱりしていて、とっても美味♪  4月1日〜 6月30日バージョンだと御飯は 「高浜寿司」 となっていて、それがどんな寿司なのか楽しみにしていたんですが、 1月3日バージョンは 「蟹爪釜飯」 だったので、ちょっと残念。 ま、固形燃料で汁っぽい状態から炊き上げる釜飯でありましたので、自分で炊いた釜飯っ♪…という愛着が沸くところはよかったんですけどー。 で、最後に天麩羅が出ました。 五種盛の内訳は、海老・穴子・芋・蓮根・獅子唐でありますか。食感も様々で、いい組み合わせでありますな。 ただ、この時点でかなり腹が膨れてしまって、大好きな海老の天麩羅も、かなり無理して食べる感じになっちゃいました。 それでも、デザートは食うっ! 「メロンとプチケーキ」 だったんですが、どちらも美味しかったっす♪

 とまあそんなことで、期待していた食事に関しては、大満足♪ カニなど、途中で食うのが面倒になってくるほど、たくさんあったし、結果的にステーキも、あれくらいの分量でちょうどよかったですな。 サーロインステーキ150グラムとか、どどーんと出てきたら、他のものが食えなくなっちゃうしー。 ま、難を言えば、大阪から来たらしいオッサンとオバチャンの集団がウザくて、食堂の雰囲気があまりよろしくなかったのがよくなかったんですが、ま、それは宿の責任では無いしー。

 ということで、翌日の朝です。 大浴場は、朝:6:30〜9:00まで利用出来るということなので、朝イチで入りました。 まだ夜明け前で真っ暗だったので、景色は見えませんでした。 が、湯に浸かっているうちに次第に明るくなってきて、薄っすらと海が見えてきたりして、よかったっす。 ただ、湯はちょっとぬるかったです。 朝イチなので、まだあまり気合を入れて焚いてなかったんすかね? とまあそんなことで、続いて、朝食〜。 ボリューム満点だった夕食と比べると、正直、ちょっぴり貧弱でした。

朝食(その1)♪ 朝食(その2)♪ 朝食(その3)♪

 御飯と味噌汁の基本セットのほか、 (写真・いちばん左) は、小さな魚、カマボコ、味付海苔、きんぴら牛蒡っぽいの、生卵でありますかぁ。 僕は生卵が駄目なので、これは無いものと思わなければなりません。 出張とかで連泊して食堂のオバチャンと顔なじみになると、玉子焼きや目玉焼きなどに加工して貰える事もあるんですが、ここのオバチャンとはまだ、そこまでは打ち解けていませんからね。 小さな魚は小鯛ですかね? それなら一応、若狭湾の名産なので、よかったと思うんですが、それなりに美味しかったしー。 で、 (写真・真ん中) は、当館おすすめ 「うに椎茸」 だそうです。 ウニ嫌いで、椎茸があまり好きではない僕は、涙目。 おかげで写真も完全にボケてしまったんですが、売店でも売っているので、もしよかったら、買ってね♪…ということなんでしょう。 いらねーよ! ま、とりあえず食べましたけどね。 基本的に出されたものは全部食べる主義だしー。 で、 (写真・いちばん右) が、メインと言える 「湯豆腐」 。 固形燃料で温めて、ポン酢を付けて食べるんですが、美味しかったです。 豆腐があったから、まあ、満足といったところでしょう。 後から思えばこの湯豆腐の鍋 (←紙製) の中に生卵を割って入れて、煮固めて食ってしまえばよかったかな?…という気もするんですが、ま、420円 (税込)の朝食なら、こんなもんでしょうな。 後から領収書を見たら朝食代は840円 (税込) となっていたので、朝食が 420円というわけではなく、朝食付きプランにすると部屋代が 420円安くなるということらしいんですけどー。

【すけべビデオ視聴システム】

 国民宿舎とは、国民の誰もが健全なレクリエーションと健康の増進をはかるため気軽に利用できるようにという目的でつくられたものです。 そういう施設に “すけべビデオ視聴システム” などという不健全な設備はありません。

【総合評価】

 総合的にはですね、よかったです。 90点はあげてもいいんじゃないでしょうか? 露天風呂があって、部屋からも海が見えて、子持昆布と、うに椎茸さえ出てこなければ満点だったんですけどねー。 あ、ちなみに宿舎周辺の海水浴場とか、城山公園の写真は、 ここ に載せておきましたので、よかったら見てください。よくなかっても、見たほうがいいと思います。 (←軽い恫喝。) 夏は人気が出そうなロケーションなんですが、7月8月のご予約につきましては4月1日から10日消印有効での往復葉書による抽選となります。…とのことなので、狙っている人は要注意です。 ま、冬の日本海も悪くなかったので、今の時期、蟹やフグ目当てで行ってみるのも、いいかもー?


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