千寿荘

【所 在 地】 富山県・立山町

【宿 泊 日】 平成21年08月07日(金)

【オフィシャルサイト】 http://www.senjusou.jp/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/14602/14602.html

【じゃらん net】 http://www.jalan.net/jalan/jweb/yado/YADL_385581.HTML

【交  通】  : 北陸自動車道・立山ICより30分鉄道 : 富山地方鉄道・立山駅より徒歩1分

 駅から近くて、とっても便利です。 が、この駅というのがめっちゃローカルな地方鉄道の駅なので、本数が少なくて今ひとつ不便です。 で、駅からは近いんですが、インターからは遠いです。楽天トラベルとかだと、約30分と言うことになっているんですが、実際には33分ほどかかりました。 ま、ほとんど誤差の範囲なんですけど。 インターからの道順はオフィシャルサイトの 道順 のところに詳しく書かれております。これだと35分ちょっとかかっておりますな。民宿のサイトとは思えないほど凝った作りになっていて立派なんですが、僕の場合、最後の詰めのところで、ちょっとだけ違ったルートを走った模様です。 要は立山博物館を過ぎた先、川の北を走るか南を走るかの違いなんですが、 “立山駅” という案内標識に従った場合、南ルートに誘導されたような気がします。 ま、どちらでも大差は無さそうなんですけど。

【地  図】  アクセスマップ    中 域 図    詳 細 図

【アクセス動画】 今回から新企画です。さばクン車のエクストレイルに あんしんmini を導入♪ 本来は事故った場合の証拠記録用に使うものなんですが、常時録画方式なのでドライブの記録を残すという目的にも使えます。2GBのSDカードに2時間分のデータを保存可能。それを超えると古いほうから上書きされちゃうので、カードを何枚も用意するとか、それなりの覚悟が必要なんですけど。 道幅だとか周囲の状況だとか、この目で確かめてみたい!…という人は下のファイルを右クリックして保存するなどして、適当に鑑賞してください。 ファイルが重くなってもアレなので、画質はかなり落としております。 また、バックに趣味の悪い昭和歌謡やら、さばクンの独り言やらが入っていて不気味だったので、音声は消しました。途中は4倍速にしてあるので、30分ほどの行程を10分弱で辿れるようになっております。

  《立山IC〜千寿荘 アクセス動画》

 “立山駅” とか “アルペンルート” とか、そんな感じの案内標識がしっかり整備されていたのではなかったかと。カーナビのミニゴリラくんはインターを出た先、やたらと右に曲がるように誘導してくれたんですが、標識のほうを優先して、とりあえず真っ直ぐ走っていけば正解です。 そのうちT字路に出るので、そこを左に曲がってやればオーケーです。 センターラインが無くなるような狭い箇所も無いし、概ね快適なドライブであると言えるでしょう。周囲の景色はさほど楽しくはないんですけど。雨が降ってたせいもあって、やや雰囲気が陰気なルートでありました。

【駐 車 場】 6台・無料 (部屋数:10 )

 駅前ロータリー内というロケーションなので、6台もクルマを止めるとこ、ある?…と、ちょっと心配してたんですが、案の定、どこが駐車場なんだか、今ひとつよく分かりませんでした。 でも大丈夫。周囲にアルペンルート利用者の為の無料駐車場がたくさんあるので、5分程度歩く覚悟さえしておけば、止める場所には事欠きません。 ま、金曜日だったから空いてただけで、土曜日にはすぐ満車になっちゃうのかも知れませんが、とりえあず 駐車場のご案内 を参考にして、自力で何とかしてください。 混雑具合を、この目で確認したい!…という人のために動画も用意しましたので、参考にして下さい。

(1) 8月7日(金)の14時半頃、道路左側の駐車場の入口がよく分からず、ロータリーをぐるっと回って、橋の向こうまで戻って再チャレンジしたところ、道路右側にも駐車場があるらしいことが判明したので、とりあえずそっちに行ってみることにしました。
(2) が、今ひとつ宿までの距離が遠かったので、午後3時過ぎに道路左側の駐車場のほうに移動させました。
(3) 翌8月8日(土)、ワケあって朝の6時半頃、駐車場からクルマを出しました。

…という3本立てになっております。

  《立山駅前駐車場@入車・出車動画》

 やはり土曜日は朝早い段階で駐車場が満車になっちゃうみたいですなー。金曜日のうちに到着しておいて、よかったー♪

【あらすじ】

  立山黒部アルペンルート に行ってきました。ケーブルカーの駅まで徒歩1分という抜群のロケーションに惹かれて、ここを選んでみました。…というのが今回のあらすじです。 ま、詳しくは ここ を見て下さい。 ま、さほど詳しくも無いんですけど。

【料  金】 7,350円 (夕食付き・朝食付かないプラン)

 宿泊人数や食事の有無によって細かく料金が設定されているんですが、ま、詳しくは ここ を見てもらうとして。 お一人様だと割高になっちゃうのはやむを得ないとして、お二人様とお三人様では同じ料金なんですな。 で、お四人様やお五人様になると、微妙にお値打ちだったりするようです。 で、夕食は 2,100円(税込)、夕食は 1,050円(税込) なんですな。夕食はわりとお値打ち、朝食はちょっと高めのような気もするんですが、朝食を抜きにして、お昼のおにぎり弁当をご希望して、それを朝から食っちゃうという手もあります。 ちなみに、お昼のおにぎり弁当は2個入りだと 300円、3個入りだと 450円で、漬物付きです。漬物がタクアンだったら嫌だな。…と思っていたんですが、キューリのQちゃんだったので、ラッキー♪ おにぎりの具は鮭・梅・昆布というラインアップです。2個入りの場合だと、どれが削られるんでしょうか? 昆布っすかね?

【フロント】

 クチコミによると、たいへんフレンドリーな宿であるとの評判だったので、かなり期待していたんですが、意外とあっさりしておりました。 せっかく遠くまで来て頂いたのに、雨で残念ですねぇ。 どちらから来られました? 桑名ですかぁ。ナガシマスパーランドがあるところですねー。 (時間は) どれくらい掛かりました? 4時間半ですかぁ。それは遠くから御苦労さまでしたぁ。 でも高速が1000円になったから、いいですよねー。 そういった質疑応答を想定してたんですが、 「あ、お一人の方ですよねー。2階の “かえで” になります。」 と、それだけで終わってしまいました。一人客だから、冷遇された??? ま、あまりにフレンドリーなのも重荷に感じてしまう僕なので、そっけなくされて、それでよかった気もするんですけど。 ちなみにフロントは、フロントというより、爺さんが孫と一緒に遊んでいる居間やな。…といった感じだったんですが、そういうところは民宿ライクで、よかったと思います。 今ひとつ緊張感に欠け過ぎている嫌いはあるんですけどー。

【部屋・設備】

外観♪

 外観は小綺麗です。何となく立山駅やらバスターミナルやらの建物とコンセプトを統一させている感じで、周囲によく融け込んでおります。

お部屋♪

 お部屋のつくりはやや質素ながら、小綺麗に纏まっております。8畳+玄関部のオマケといった間取りでありました。一応は小さなテレビもあるし、風呂や便所はないけど、洗面台だけはあるしー。 冷蔵庫が無いのが、ちょっとアレやな。…と思っていたんですが、2階の廊下に共用のヤツがあったので、問題なし。 ポットと湯飲みと急須はあるんですが、お茶菓子のサービスが無いのが、ちょっと残念でした。出来れば “雷鳥の里” を用意して欲しかったところですな。あんなもの、どこの土産物屋にも腐るほど試食品が用意されているので、宿のおっさんが出向いてガメてくれば経費は掛からないと思うんですけどね。もっともアレは根が長野のお菓子みたいなので、富山県側では意外と入手困難だったりするのかも知れませんけど。

部屋から見える絶景♪

 で、窓から見える景色なんですが、この宿に眺望を求めてはいけません。ケーブルカーの駅まで徒歩1分。そのロケーションだけで十分ではありませんかー。 砂防関係と思しき建物と駐車場、それと、その辺のシケた山が見えるだけなんですが、それ以上、何を求めることがありましょうか? …と思っていたら、翌朝、この山の部分をケーブルカーが走っていくのが見えて、ちょっぴり得した気分になれたのでありました。

【風  呂】

 この宿に風呂を求めてはいけません。ケーブルカーの駅まで徒歩1分。そのロケーションだけで十分ではありませんかー。 いや、風呂を求めてはいけないと言っても、風呂が無いわけではなく、小振りながらも一応は共用の小浴場があるので、特に問題はありません。 洗い場が2人分+おっさんとの接触に不快感を覚えないのであれば3人くらいは入れそうな湯船。温泉ではないんですが、それ以上、何を求めることがありましょうか? ただ、混んでてオッサンとの接触が避けられないような状況だったりすると、嫌やな。…と思っていたんですが、夕方の4時過ぎに行ったら他に誰も入ってなくて、ラッキー♪

【食  事】

 この宿に料理への期待は…、ちょっとは持ってもいいんですかね? クチコミ情報を見ると、わりと食事に対する評価が高かったりするんですよね。自分でも “料理自慢の宿” みたいなことを言ってるしー。 そこで、かなり期待してワクワクしながら食堂へ向かったわけなんですが、結論から先に言ってしまうと、正直、 ちょっと物足りなかったような? 刺し身は甘エビ(あるいは白エビ?)が2匹とサカナ(その1)が2切れ、サカナ(その2)が2切れというラインアップ。  あとはホタテ(?)の焼いたのとか、魚の粕漬けとか。 肉系がちょっと寂しくて鴨ローストっぽいのが2切れあっただけでした。でもまあ、お味のほうはどれも美味しかったので、廊下に 「おかずまずい」 と落書きされるようなことはないでしょう。 改めて値段を確認したら夕食は 2,100円(税込)なので、ま、こんなものでしょう。 で、朝飯は前述のとおり、お昼のおにぎり弁当を朝から食いました。ごく普通のおにぎりだったんですが、コメがいいからなのか、とっても美味しかったです。世の中、コメが美味しいのが一番ですなぁ。

【居住性】

問題の多い間仕切り♪

 今まで無かった評価項目を付け足したのには深いワケがあるんですが、僕の泊まった “かえで” はですね、隣の “ななかまど” と繋げてコネクティングなルームに変更出来る仕組みになってるようで、隣室との間が壁ではなく、単なる間仕切りになっておりました。おかげで、隣の部屋のテレビの音やらオッサンの声やらが筒抜け状態。 でまた、この “ななかまど” のオッサンがですね、馬鹿でかい音でテレビを付けているんですよねー。 僕は翌朝6時前には出発する予定だったので、夜の9時に布団に潜り込んだんですが、テレビの音がうるさくて、とても眠れたものでありません。 ま、そのうちに消すだろうと思って諦めていたんですが、そのうち、隣の部屋からオッサンの鼾が聞こえてきました。こっちが眠れずに困ってるのに、お前が寝るなー! しかもテレビをつけっぱなしにして、寝るなー!!

 玄関のほうに行ってみると少し音が静かになったので、やむを得ず、玄関と洗面台とを繋ぐ狭い廊下のようなスペースに布団を敷いて寝てみることにしたんですが、あまりにも狭いスペースなので圧迫感があって、ちっとも寝付けませんでした。これならまだ、テレビが煩いほうがマシや!…という気がしたので、部屋に戻って、ドアを開け閉めするなど、ドタバタと音をたててやったんですが、ななかまどのオッサンは一向に目を覚ます気配無し。 結局、夜中の1時になってオッサンは尿意を催して目を覚ましたらしく、便所に行く気配がして、それでようやくテレビの音が聞こえなくなったんですが、で、このオッサン、しっかり朝の5時に目を覚まして、またテレビをつけてくださったのでありました。

【総合評価】

 ま、どうせ寝るだけだから、部屋もメシも風呂も、そこそこでいいやぁ。…と思っていたんですが、その “寝るだけ” を妨害されてしまったので、総合的なイメージは正直、かなり悪いです。 ま、宿の問題ではなくて、ななかまどのオッサンのせいなんですけどー。 それさえ除けば部屋もメシも風呂も、ま、そこそこだったし、朝食も頼めば朝の5時から用意してくれたり、お昼のおにぎりを作ってくれたり、持参の水筒に冷たいお茶を入れてくれたりと、アルペンルート客に特化したサービスを提供してくれていて、有り難い限りです。何より、ケーブルカーの駅まで、歩いて1分♪…というロケーションは何事にも変えられません。 “かえでの間” 以外なら、是非ともまた泊まってみたいと思います。


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