小諸グランドキャッスルホテル

【所 在 地】 長野県・小諸市

【宿 泊 日】 平成21年04月18日(土)

【オフィシャルサイト】 http://www.komoro-gch.co.jp/

【楽天トラベル】 http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/8651/8651.html

【じゃらん net】 http://www.jalan.net/jalan/jweb/yado/YADS_308220.HTML

【交  通】  : 上信越道・小諸ICより10分鉄道 : JR/しなの鉄道・小諸駅より徒歩3分

 今回、小諸インターを使わずに、蓼科方面から東御市を経由して、国道18号線で小諸市に入ったんですが、インターを降りたら普通は18号に出ることになると思うので、アクセス的には同等であると考えていいでしょう。  小諸市内に入ると、さかんに “懐古園” という案内看板が出てくるんですが、それに従ってクルマを走らせればオーケーです。 ただ、懐古園まで行ってしまうと行き過ぎなので、節度を持って少し手前で駐車場に入るようにしましょう。 公共交通を利用する場合、小諸駅からほんの3分…では、ちょっと厳しいような気もするんですが、駅とは道路を挟んだ裏側になっちゃいますからね。  連絡通路の階段を上ったり、通路を歩いたり、階段を下りたりしなければならなくて、ちょっと疲れます。エレベーターがあるようなので、上り下りがしんどいという人は、それを利用するといいでしょう。 ま、5分見ておけば大丈夫で、アクセス的にはかなり便利な立地であると言えそうです。

【地  図】  アクセスマップ    詳 細 図

【駐 車 場】 140台・無料 (部屋数:91)

 部屋数の1.5倍くらいのキャパシティがあって、余裕やん♪…という感じですな。 今回、僕が小諸にいくつかあるホテルの中からここを選んだのは、駐車場にクルマを止めやすそうだったからなんですが、ただ、メインの駐車場が地下にあるというのは、ちょっとアレですな。ホテルの地下駐車場というのは大抵、前後左右の間隔がめっちゃ狭くて、おまけに邪魔くさい柱がやたらとあったりして、非常に止めにくいというのが常なんですよね。 でもまあ、地上に第1と第2の駐車場もあるようなので、いっかぁ♪…と思って、ここに泊まることにしたんですが、万一ホテルの駐車場がいっぱいの場合、有料 (500円) ながら、懐古園の隣の市営駐車場が利用出来るというのも安心感があります。

 ただ、今回の場合はめっちゃ花見シーズンですからね。懐古園の隣の市営駐車場がすぐ満車になっちゃうのは必至でありまして、逆に言うと、懐古園へ花見に行くのに、ホテルの駐車場を利用出来るというメリットもあるわけです。 問題はホテルの駐車場がうまく空いているかどうかなんですが、市営駐車場がいっぱいで、宿泊客でも何でもない奴らが勝手にクルマを止めているという可能性はかなり高そうですよね。 もし僕がそういう立場だったら、絶対にそうすると思うしー。 特にこのホテルは日帰り入浴やランチバイキングなんかも一般に開放されているので、それらを利用するフリをして、駐車場に止めるヤツが絶対にいると思うんですよね。 で、僕はチェックイン時間よりもかなり早く、午後1時頃には駐車場に着いたんですが、1回目はですね、おもいきりホテルの前を行き過ぎてしまいました。端から地下駐車場は利用する気がないので、第1のほうを目標にしていたんですが、目印となる “寅さん博物館” へと入っていく道が思ってたよりもぜんぜん狭くて、あれ?…と思っているうちに行き過ぎちゃったんですよね。その先の懐古園の駐車場は案の定いっぱいでありまして、交通整理のオッサンに強制的に直進させられてしまったので、ずーっと体育館のところまで走って、そこでようやくUターンすることが出来ました。体育館の駐車場から懐古園まではかなり距離があるんですが、それでもそこに止めて歩いていく人もいて、いやあ、お花見するのもけっこう大変でありますなぁ。。。

 で、第1駐車場に行ってみると、案の定いっぱいでありました。無理をすれば止められなくもなさそうなスペースはあったんですが、この場合の無理というのは、隣のクルマにぶつけるとか、そういうレベルの話なんですけど。軽自動車とかタタ自動車の○○とかなら大丈夫そうなんですが、僕の技術でエクストレイルを駐車するのは、ちょっと無理っぽいです。係員がいないので、けっこうアバウトな止め方をしているクルマが多いんですよね。もう少し隣との間隔を詰めて貰えれば余裕なのにぃ。。。 仕方がないので第2駐車場に移動したんですが、こちらは無理をしても止められない状況でありました。どうして心に何もやましい事がない正当な宿泊者なのに、クルマを止めるところが無いんや!?…と、ふつふつと怒りがこみ上げてきたんですが、仕方がないので第1駐車場に再チャレンジしますかねー? ということで戻ってみると、努力次第では何とかならないこともない。…という状況であることが判明したので、駄目モトでやってみました。大丈夫でした。 ちなみに5時くらいに荷物を取りに戻った時は少し空きが出ていたので、やはり、善意に考えれば日帰り利用者、普通に考えれば花見客の無断駐車が多かった模様です。 下手に早い時間に着くのでは無く、明るい時間の懐古園散策は翌日に回すとか、そういうプランにしたほうがいいかも知れません。 で、第1駐車場からホテルまでは、歩いてもまあ、何とか納得のいく距離だったんですが、第2からだと遠過ぎて、怒りが沸き上がってくるに違いありません。

【あらすじ】

 個人的に駐車場の状況というのがいちばん気になるので、長々と書いてしまいましたが、駐車場にクルマさえ止めてしまえばもう、終わったも同然です。 あとは風呂に入ったり、飯を食ったり、寝たり、起きたりするだけですもんね。 で、今回はですね、春だねっ♪ お花見の季節だねっ♪…というので、長野のほうにお花見にいくプランを立ててみました。 目的地として小諸の懐古園を選んでみました。 で、諸般の事情により、このホテルに泊まることにしました。 …というのが、あらすじであります。

【料  金】 6,500円 (ダブルルームのシングルユース・食事なし・特別期間外)

 小諸はともかくとして、グランドで、しかもキャッスルって、何だか殿様キングスのように大層なネーミングなんですが、お値段のほうはとってもリーズナブルです。 今回、花見シーズンということもあってか、ダブルの部屋しか空いてなかったので、そこに一人で泊まることにしたんですが、それでもたった 6,500円。シングルだったら 5,500円でありますかー。 一応は観光ホテルという位置づけなのか、素泊まりのほかに1泊2食付きのプランもあるんですが、ま、詳しくはオフィシャルサイトか、楽天トラベルか、じゃらんの該当ページを見て貰うとして。 ただ、観光ホテルという位置づけだからなのか、お正月とか、ゴールデンウィークとか、夏休みなんかは特別期間となっていて、お値段がぐーんと高くなっちゃうので、要注意。 お花見の時期というのは、けっこう穴場かも知れません。

 ダブルの部屋に一人で寝るのって、侘びしくないか?…と思われるかも知れませんが、ぜんぜん大丈夫。 ツインの部屋の1人利用だと隣のベッドは使わず仕舞になって、何だかちょっと無駄な気がしてしまうんですが、ダブルなら大きなベッドを独り占め出来て、むしろリッチな気分を味わうことが出来ます。 ただ、このホテルのダブルベッドはちょっと幅が狭くて、縦にも横にも寝れる♪…というワケには行かなかったんですけど。 2人で利用しようとすれば、かなり密着して寝なければならんのではないですかね? ま、ダブルなんて基本的には密着するためにあるようなものなので、別にいいのかも知れませんけどー。

【フロント】

 普通でした。

【部屋・設備】

外観♪

 外観は、こんな感じ (↑) です。 生意気に結婚式場のチャペルなんかも併設していて、小諸では遠くからでもよく目立つ、かなり立派な建物だと思います。

お部屋♪

 で、お部屋の中はこんな感じ (↑) 。クチコミによると、かなり劣化が見られるという話もあったんですが、個人的には全く気にならないレベルでした。 ま、僕の場合、部屋の古さやボロさは、ぜんぜん気にしない質なので、あまり参考にはならないかも知れませんけどー。 テレビの大きさはビジネスホテルとしては標準的なもので、すけべビデオはカード方式でありました。すけべ2チャンネル+普通の洋画1チャンネルというパターンで、今回、僕は利用しなかったのでハダカの見え具合がいかほどのものかサダカではないんですが、料金はおそらく1日1000円だと思われます。1泊 6,500円で、わりとリーズナブルだねっ♪…と思っていたら、たちどころに 7,500円になってしまって、馬鹿になりませんなぁ。 冷蔵庫は中身が空っぽで、飲み物を自由に持ち込んで利用出来るシステムです。作動音がやかましいやんけ!…と文句をつけるウザい客に配慮してか、冷蔵庫はオフの状態になっているので、部屋に入ったら真っ先にスイッチを入れることを忘れずに。 それをやらずに夕食でビールとか飲んじゃうと、酔っぱらって冷蔵庫がぜんぜん冷えてないことに気付かないまま時間だけ過ぎてしまって、夜中に喉が乾いて目が覚めても、生ぬるいリアルゴールドとかを飲まされる羽目になります。

部屋から見える絶景♪

 部屋からの眺めは、こんな感じ (↑) です。浅間山が見えているから、んー、まあまあ? この時期の浅間山って、雪をかぶっていたり、派手に噴火していたりするのかと思ったんですが、さっぱりですなー。 2500mくらいはある山だと想ったんですが、さほど高そうにも見えず、興味のない人なら、これが浅間山だと気付かないまま人生を終えてしまう恐れもあります。 ちなみに、部屋によっては反対側の懐古園のほうしか見えないのではないかと思われます。

【風  呂】

 ここは普通のシティホテルなんですが、館内に天然温泉の大浴場があるところが嬉しいですな。アルカリ性単純温泉 (Na−HCO3・Cl、pH=8.54) と、泉質的にはさほど特徴があるものではないんですが、温度は 40.0℃あるそうなので、ちょっと沸かすだけ何とかなりそうです。 ただ、写真で見る限り、大浴場と呼ぶには少し小さ過ぎるようで、しかもクチコミ情報によると日帰り客が多くて非常に混雑するようなんですが、午後8時前に恐る恐る覗いてみたところ、さほど混んではいませんでした。 露天風呂は無くて、普通と浴槽とサウナが1個ずつ。洗い場は8人分用意されていて、 浴槽のほうは、ま、8人までならオッサンと裸で密着するような気色の悪い思いをしなくても大丈夫。…といった感じでしょうか? 一応、展望がウリのようなんですが、夜だと暗くて外はまったく見えません。

 朝は6時から入浴可能。オッサン共は夜遅くまで飲んで、騒いで、酔っ払って、惰眠をむさぼっているに違いないので、朝イチなら空いているだろうと踏んでいたんですが、入口のところには、ずらーっとスリッパが並んでおりました。ここまでは男湯も女湯も共通で、オバチャンの姿も多く見られたので、あるいは混んでいるのは女湯だけかも知れない。…と希望的な観測を持っていたんですが、脱衣所に入っていくと、ビシっとスーツを着こなした、いかにも二日酔いでボーっとしているっぽい兄ちゃんが「人、多いなー。」 と呟いているのが耳に入って来ました。確かに脱衣カゴは脱ぎ散らかされた浴衣やらパンツやらでいっぱい。 が、中に入ると、ん?以外と空いてる? 明らかに脱いである浴衣よりも人の数のほうが少なく見えたんですが、どうしてなんですかね? 昨日の夜、酔っぱらってフリチンで帰った人が多数いるとか? ま、空いているにこしたことはないので、あまり深くは追求しないことにしますが、朝の温泉は昨夜と比べると、あきらかに温度が低かったです。どうせ泊まり客しか来なくて銭儲けにはならないので、沸かすのをやめて、 40.0℃の源泉だけで勝負してるとか? ま、湯冷めして風邪をひくほどではなかったので、別にいいんですけどー。 で、明るい時間帯の浴室はですね、温室みたいな作りになっていて、天井部分がガラス張りなので、なかなか開放的でありました。 が、窓からは懐古園方面の景色が見えるだけで、んー、まあまあ?…といったところかと思います。

【食  事】

 2食付きのプランの場合はバイキングだとか、和食だとか、安いプランだと蕎麦屋だとか、ビジネスプランだと “ほろよいセット” と言って、ちょっとした寿司+おかず+ビールまたは日本酒もしくは焼酎。…という食事になるようですが、僕の場合は素泊まりです。自力で何とかしなければなりません。ホテル内に中華の店と寿司・和食の店と蕎麦の店があるので、特に困ることは無いんですけどー。 誰かと一緒ならそれなりに高いものだって食っちゃう僕も、一人なら別に蕎麦でいっかぁ。…と思っていたんですが、オフシャルサイトを見ると、蕎麦屋の営業時間は夕方5時までとなっておりました。しかたがないので、寿司・和食の店で鉄火巻き+揚げ出し豆腐でも食うか、もしくは並寿司のセットにするか、あるいは酔っ払うのを覚悟の上で “ほろよいセット” を頼むか、その時の気分や周囲の雰囲気で決めるという方針を立てました。 が、実際は蕎麦屋が8時までやってることが判明したので、蕎麦屋に決定ー。

 天ざる蕎麦 1,500円を注文ー。 なるべくなら小諸らしい夕食にしようと思っていたのに、天ざる蕎麦では、 ちょっとどうか?…という気もしたんですが、ま、信州と言えば蕎麦だしー。 しかも、この店のざる蕎麦には普通のツユの他に、この地方の名物のクルミだれも付いてくるんだそうで、それだったら十分に小諸らしいディナーと言えますよね。よく考えたら並寿司とか、ほろよいとかって、ぜんぜん小諸ライクではないので、蕎麦屋にして正解だったと言えるでしょう。 ワクワクしていると、やがて蕎麦、登場ー。 僕はこの時、手元にはデジタル一眼レフカメラしか持ってなくて、しかもパチモンの囲炉裏を囲むように作られた席に座っておりましたので、左からも正面からも右からも、じろじろと見られてしまいます。 おまけに店のオネーサンの待機コーナーにも近くて、ついぞ天ざる蕎麦を撮影する勇気が沸いてこなかった事をお許し下さい。 ま、取り立てて変わったところもない普通の天ざる蕎麦だったので、敢えて皆様に披露するほどの物でもなかったんですけどー。

 普通と言えば、肝心のクルミダレが、ん、無い? 忘れている風でもないので、どうやらクルミダレが付くのは単品のざる蕎麦と、大ざる蕎麦だけのようでありまして。 ああん、小諸ライクなディナーがぁ。。。 ま、天ざる蕎麦の天麩羅の部のほうには海老天×1、野菜天×若干のほかに、山菜の天麩羅もいくつかあったので、そこのところが信州ライクだったと言えるかも知れません。 一方、蕎麦の部のほうはと言うと、僕は蕎麦には全然うるさくなくて、むしろ静かなほうなので何とも言えないんですが、別に不味くはなかったので、普通に美味しかったと思います。 とまあそんなことで、総合的には満足のいく食事なのでありました。

【総合評価】

 懐古園の入口まではホテルの出口出て、徒歩1分という近さでありますので、お花見の宿としては最適のチョイスだったと思います。温泉も夜と朝、2回も入れたしー。 ちなみに日帰り入浴は 780円。ちょっと高いと思われるかも知れませんが、タオルを持参すれば 500円になるので、ま、普通のお値段かと。 中華のランチバイキングもやってて、こちらは 980円と、かなりお値打ち。 しかも+150円の入湯税で温泉にも入れちゃうらしいので、めっちゃお値打ち。 お泊まりの場合、ホテルの中のスナックが 飲み放題、おつまみ付き、カラオケ無料で、1時間 780円と、これまためっちゃお値打ち。 小諸に泊まる用事のある人は、是非ともここを利用するように、強くオススメしたいと思うのでありました。 おしまい♪


INDEX
BACK NEXT