ビジネス館びっくりりえたん

【所 在 地】 長野県・下高井郡木島平村
 
【交  通】  : 上信越道・豊田飯山ICより15分鉄道 : JR飯山線・飯山駅から、歩いて歩けないことはないけど、歩きたくないくらい遠い。

【駐 車 場】 5台くらい・無料
 
【公式HP】 http://www.janis.or.jp/users/rietan/

【楽天トラベル】 http://www.mytrip.net/HOTEL/1899/1899.html

【宿 泊 日】 平成17年4月9日(土)

【料  金】 4200円 (食事無し)

あくせすまっぷ♪

【アクセス】

 木島平というところは地味ですね。名古屋近辺の住民でこの地名にピンと来るのはスキーかスノーボードをやる人、あるいはパラグライダーを趣味とする人、もしくはパラノイア的な温泉マニアくらいではないか?…という気がするんですが、パラノイアというのはアレですよね。パーポーを作っている会社です。…って、それはパラノイアではなくて、タマノイですかい。昔、うちの近くの八百屋に売っていたんですよね、タマノイのパーポー。いや、今でも売っているのかも知れませんけど。

 ま、それはともかく、木島平に行くにはですね、上信越道の豊田飯山ICまで走って下さい。そこから国道117号線を北上して、飯山市街に出たところで案内看板に従って右折して、千曲川の橋を渡って、国道403号線に出て、あとはまあ、適当に走ってください。基本的には木島平スキー場を目標とすれば大丈夫です。そのうち、スキー場の歓迎アーチが出てくるので、そこのところを右折でありますな。スキー場へ行くにはその先で左折することになるんですが、 “りえたん” はそのまま真っ直ぐです。ちなみに僕が前に泊まったことのある “高社山麓みゆきの杜ユースホステル” もご近所なんですが、それよりも気持ち奥地でありますな。 “牧の入スノーパーク” までは行かないんですけど。道路に面して左手側に立っておりますので、場所的には非常に分かりやすいです。

りえたんの裏側♪

【フロント】

 玄関を入って靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて左手側のドアを入ると、そこが食堂になっております。中に入るとこの宿の看板ギャル “りえたん” が優しく出迎えてくれるというシステムでありますな。ちなみに僕はこの “りえたん” に多大なる興味を持っておりました。そもそも僕がこの宿を発見したのは “楽天トラベル” だったんですが、それにしても “ビジネス館びっくりりえたん” というのは、あまりにもふざけた名前ですよね。世の中を舐めきっているとしか思えません。でもまあ、ペンションの名前なんてものは大抵、世の中を舐めきったものであるのが通例でありまして、ちょっと調べてみると、おお、斑尾高原には “ペンションあるじゃん” というのがあるじゃん。 “ペンションないじゃん” というのはないじゃん。…ということがわかります。で、この “びっくりりえたん” の場合、その前に “ビジネス館” というフレーズが付いているところが斬新でありまして、僕は大いに興味を覚えてしまったんですよね。そこでオフシャルHPを見てみたところ、そこには “りえたん” のプロフィールが書いてありまして、ジャズスキーと自然が好きなのですが…という部分に大いに興味を覚えてしまいました。おおっ、趣味が同じぢゃん♪  これはもう、仲良くさせて貰うしかありませんよね。そこでまあ、 『塩サバ通信』 との相互リンクをダシにして、メールを出してみたんですけどね。すると、返事が返って来ました。

 はじめまして♪ さばさんのほ→むぺ→じ、拝見しました!! JAZZの趣味が素晴らしいですねー。それに手書きのジャケ絵も素敵っ♪ りえたん、もう尊敬しちゃいますぅ〜 (^_^)

 …みたいなのを密かに期待していたんですが、いや、実際はご主人のほうから極めて事務的な返答が来ただけだったんですけど。ハズしたか?…という後悔の念でいっぱいでありましたが、相互リンクを申し出た以上、たとえ期待していたような展開にならなかったとは言え、約束を果たさないわけにもいかなくて、ま、どうせならと思って宿紹介の新しいコーナーを立ち上げたというのがここまでの経緯でありまして。

 そんなことがあったので、もしかして冷たくあしらわれるんじゃないか?…と心配していたんですが、ぜんぜん大丈夫でした。りえたんは僕を優しく出迎えてくれました。メールでは今ひとつ愛想のよくなかったご主人も根はいい人のようでありまして、それはそうと、りえたん。スタッフ紹介には、婦警を9年間やりましたが、いつのまにかプロレスラーのように大きくなり…などと書いてあったので、かなり怖いもの見たさ的な興味があったんですが、実物はイメージとはぜんぜん違っていて、どちらかというと清楚な感じ(?)のギャルでありました。 “りえたん” などという、かなりこっ恥ずかしい呼び方もさほど違和感はないように思われます。

【部屋・設備】
  りえたんのべっど♪ りえたんのろふと♪
 ビジネス館…と名前は付いておりますが、施設そのものは完全にペンションであると言っていいでしょう。僕が通された部屋なんて、 “にんじん” という名前でありましたしぃ。 内装もなかなかオシャレな感じでありまして、ベッドには素敵なお布団がセットされておりました。一応はビジネス館を標榜している関係上、土木作業員も大歓迎♪…ということなんですが、いいのか?…と、こちらが心配になってしまいます。土木作業員はまだいいとしても、エンジン整備士のおっさんなど、もう半端じゃないくらい汚らしいですからね。せっかくのキュートなお布団が一晩でアブラ臭くなって使用不能になっちゃうことは必至。悪いことは言わん、ビジネス館の看板は今すぐ撤去して、 “ペンションびっくりりえたん” とかにしたほうが今後の為だと思うんですけどー。

 あとはえーと、テレビがありました。ただし、すけべビデオの放映サービスはなかったと思います。そこのところもビジネス客にはやや辛いところではありますが、ま、余計な金を使わなくてもいいから、割り切ってしまえばそれはそれでいいと思うんですけどね。で、他にはトイレと洗面台があって、おまけにロフトまで完備されておりました。エンジン整備士の人の場合、自主的にマイ布団を持ち込んで、屋根裏でこっそりと就寝したほうが宿の人に迷惑をかけなくて賢明だと思います。

【風  呂】

 風呂はですねぇ、あったとは思うんですが、入らなかったのでよくわかりません。この日は飯山在住の某ぎゃる系読者と “ぷちオフ会” のようなものを開催致しまして、 “りえたん” で食事をした後、飯山のお寺とか、駅前のゲーセンとか、本屋なんかを徘徊して、夜遊びしてたんですよね。部屋にあった貼り紙には、プロレスをしないでください。…という注意のほか、風呂場の利用時間なども書かれていたようなんですが、えーと、確か10時半までだっけ?…と思って10時前に部屋に戻ったところ、実は10時で打ち切りであることが判明して、ま、入って入れないことはなかったんですが、ま、いっかぁ。…と思ってヤメにしておきました。ま、その日の夕方、馬曲(まぐせ)温泉の “望郷の湯” というところに入ったしー。 ちなみにこの日の宿泊客は僕だけだったようなんですが、わざわざボイラーで湯を沸かしてもらったのに、それを無駄にしてしまって申し訳ない限り。。。

【食  事】

 この宿の特徴はですね、何といってもその食事システムでありましょう。お仕着せのメニューではなくて、宿泊者が注文をするというシステムなんですよね。メインはイタリアンなんですが、おじさん労務者向けに居酒屋メニューもフォローされていて、そこのところはさすがビジネス館や!…という感じがします。で、地元ではレストランとしても利用されているみたいなんですよね。で、僕は今回、素泊まりということで予約していたんですが、ここで食事を取るかどうか、かなり悩んでおりました。某ぎゃる系読者と一緒に食べる約束を取り付けていたんですが、 “りえたん” のレストラン部門は予約のコース料理のみ…となっているようでありまして、いちばん安いコースでも 2800円かぁ。予約の電話を入れるのも何だか面倒だし、ま、適当にどこかでラーメンでも食べるぅ?…みたいな話の流れになっていたんですよね。なんせメールの返答が今ひとつ事務的だったので、やや “りえたん”(…のご主人) に警戒心を抱いていた頃でありましたので。

 で、当日、りえたん (←奥さんのほう) に、「食事はうちで食べられますぅ?」…と聞かれて、宿泊者以外にもう一人連れてきて、飯を食っても大丈夫か?…という旨を質問をしてみたところ、快諾が得られましたので、ここで食べることにしたんですけどね。適当にピザ1枚とパスタを2種を頼んで、+500円で、お飲み物ともう一品をセット。…みたいなのにしました。これでえーと、3100円でしたかね?ま、手頃なお値段であると評価していいと思います。味的にも大変に美味でありまして、ぎゃる系読者にも好評であったことを付け加えておきます。いや、このギャルには3000円も出して貰ってしまったので、申し訳ない限りではあるんですけど。。。

 で、この宿は朝食のメニューも豊富であります。ま、詳しいことはオフィシャルHPのほうを見て貰うとして、僕はですね、フランスの朝食セット1000円) というのにしました。あ、これはHPには載っていないメニューなんですね。内訳のほうはというと、えーと、サンドイッチ+おかず+フルーツヨーグルト+珈琲というセットでしたっけ? 果たしてフランス人は本当にこういう朝食を食べているのか?フランスパンとかじゃないのか?…という気がしないでもないんですが、いや、朝からリッチな気分になれることは請け合いでありまして、1000円というやや高めのお値段も、ま、納得のいくところではあります。ま、安く済ませたい人は単品で “ごはん” と “みそ汁” だけ頼めば、300円で大丈夫ですしね。 で、前夜はレストラン利用のファミリー客がいたので僕たちは隅っこのほうだったんですが、朝は窓際の席を独占することが出来まして、いや、ここから見える景色がなかなか素晴らしいのでありまして。ちょっと高台に位置しているので、飯山の町並みとその向こうの山々が綺麗に見えます。ああん、なんだかとってもスイスって感じぃ? いや、 “スイスの朝食” が一番人気であるというのも、何となくわかりますね。いや、サンドイッチがとても美味しかったので、個人的にはフランスでぜんぜん正解だったんですけど。

 全体的にポイントの高い “りえたんお食事” でありましたが、個人的な趣味で言わせて頂けば、BGMでJAZZが流れていたら、もっとよかったかな?…という気がしますね。企画としては、 “今週の jazz giant” なんていうのはどうでしょうか。僕がその週に 『塩サバ通信』 で紹介したアルバムを流すという。僕としては手持ちのCDを無料レンタルするにヤブサカではありませんが、もっとも朝からブッカー・アービンを大音量で流された日にゃ、気分はブチ壊しですけどね。

【総合評価】

   素泊まりなら安いし、食い物で贅沢しようと思えばいくらでも出来るし、ビジネス客だって歓迎してくれるし、スキー場にもそこそこ近いし、場所はわかりやすいし、りえたんは親切だし、総合ポイントはかなり高いと言えるでしょう。もっとも、木島平という場所自体が、「それ、どこ?」…と言われてしまうところがネックなんですけどね。でもまあ、飯山のお寺巡りにだって行けるし、 “望郷の湯” は近いし、スキー場にしても木島平牧の入では今ひとつ地味ではありますが、野沢になら余裕で行ける距離であります。斑尾だって射程範囲内。高速を使えば妙高だって近いし、志賀高原に足を延ばすというのもそれほど無茶な話ではありません。というか、意外なほど近いんですよね。車で40分くらいでしょうか?んなことで、ま、せいぜい贔屓にしてやってください。


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