『 うどん菓子3種 (3社) <分類 : お土産系> 』

ビースター・讃岐うどん味♪

揚げぴっぴ・しお味♪ うどんさくさく・瀬戸の海苔塩味♪



(2011年06月23日更新)

 うどん県に行ってきました。 もう2ヶ月近くも前の話で記憶も薄れつつあるし、買ってきたお土産も、とうの昔に食い尽くしてしまったんですが、さ、頑張りましょう。

 うどん県の名産と言えば、まず最初に頭に浮かぶのは 「うどん」 です。 「うどん」 だけが突出していて、それ以外が霞んでしまっているんですが、うーんと地味なところでは 「しょうゆ豆」 というのもあったりするんですけど。 どういうものなのかと言うと、空豆を煎って醤油に漬け込んだもの。 で、どういう味がするのかというと、醤油味。 けっこう醤油辛いので、コドモ受けはよくなさそうなんですが、ま、お菓子ではなくて、おかずですからね。 で、香川県でコドモにも受けそうなお菓子にはどんなものがあるのかというと、正直これといったものが思い浮かばないんですが、そこらじゅうでよく見かけたのは 瓦せんべい なんですけど。 が、これ、桑名人の僕からすると かぶらせんべい のパチモンとしか思えなくて、まったくソソられません。 “Wikipedia” の関連項目のところを見ても 「瓦せんべい」 は類似品扱いだしー。 というか、この手の 「カステラせんべい(?)」 みたいなのは、どこにでもありますよね。 形をどうするかだけの違いです。 「瓦せんべい」 も “特々大” のヤツとかはけっこうインパクトがあるんですが、調べてみると神戸と高松で瓦せんべいの本家争いをしているみたいですな。 神戸が “元祖・亀井堂総本店” で、高松が “宗家くつわ堂” 。 高松にはもうひとつ、宗家ではない “くつわ堂総本店” というのもあるようです。 神戸と高松では同じ 「瓦せんべい」 でも見た目が違いますな。  「高松平家物語歴史館」 の売店に試食があったので試しに食べてみたんですが、 「かぶらせんべい」 よりも硬かったです。 “特々大” だと、大きい分だけ厚みもあるに違いないので、お年寄りにはちょっとハードかと。 お子様としても割って楽しむ分にはいいかも知れませんが、喜んで食べはしないでしょうな。 ちなみに総本店のほうにはケシ、宗家のほうにはゴマが入っているそうですが、僕が食べたのはほんのりケシ味だったので、総本店のほうだったんでしょう。 「かぶらせんべい」 にはケシもゴマも入ってないので、そこのところがちょっぴり新鮮だったんですが、スーパーに売っている 「玉子入り落花せんべい」 のほうが美味しいような気がするので、購入は見合わせました。

 まんじゅう系のお土産だと、 「灸まん」「かまど」 というのが有名みたいですね。 これはまあ、形がヒヨコではない 「ひよこ」 のみたいなものなんですが、お灸の形をしているのが 「灸まん」 で、かまどの形をしているのが 「かまど」 。 うどん県は福岡県でも東京都でもないので 「ひよこ」 は見当たらなかったんですが、 「灸まん」 と 「かまど」 はよく見掛けました。 会社の土産をどっちにするか、ずいぶんと悩んだんですが、悩んだ挙句に結局は 「母恵夢」 にしました。 12人分あれば大丈夫なので、ベビーポエム6個袋入を2袋。 これ、本来は愛媛の銘菓なんですけどね。 今回、香川県と徳島県の一部(鳴門)にしか行かなかったので、ちょっとインチキ臭くはあるんですが、でもまあ、個別包装には “瀬戸内銘菓” と書いてあるから、ま、いいかと。 瀬戸内に行ったのは間違いないですからね。 どうやらこれ、愛媛や香川だけでなく、岡山や広島といった本州の瀬戸内側にまで販路を広げているようで、その分、ありがたみが薄れてしまっているんですが、ま、向こうも商売ですからね。 賞味期限の改ざんとか、そういう悪事に手を染めてさえいなければ、許容の範囲内と言えるのではなかろうかと。 で、これはどういうお菓子なのかと言うと、

  母恵夢 (愛媛) =通りもん (博多) =ままどおる (福島) ≒ ひよこ (福岡・東京) =灸まん (香川) =かまど (香川)

そういう関係にあるみたいです。 僕は 「母恵夢」 と 「ひよこ」 しか食べたことがないので、この公式が正しいのかどうか判断が付きませんが、恐らく

  安永餅 (桑名) >>>>>> (超えられない壁) >>>>>> なが餅 (四日市)

 といった、節度を越えた地元贔屓は無いのではないかと思われます。

 ということで、会社向けの義理土産は決定。 後は自分用に欲しいものを買えばいいんですが、せっかくの 「うどん県」 なので、うどん系のお菓子を3つほどチョイスしてみました。 まずはこれ。

開封@ベビースター・讃岐うどん味♪

『ベビースター・土佐の鰹と阿波の柚子を練り込んだ讃岐うどん味』 (おやつカンパニー) 。 ベビースターと言えばラーメンというイメージが強いかも知れませんが、実は、その他の麺類のスナックもけっこう美味しかったりします。 というか、僕は元祖チキンラーメン味よりも 「信州限定・わざびそば」 のほうが好き♪ 出汁が効いてて、マジで蕎麦つゆの味がするんですよね、あれ。 ツンとくるワサビの味も絶妙。 あれがイケるなら 『土佐の鰹と阿波の柚子を練り込んだ讃岐うどん味』 も “大当たり” であるに違いなくて、ということで買ってみました。 で、食べてみました。 美味ちい♪めっちゃ美味ちい♪ ウドンなので、“麺” は蕎麦よりも若干太めですかね? 本物のウドンに比べればかなり細いんですが、“ベビースターうどん” としては、適切な太さだと思います。 で、お味のほうはというと、鰹節の出汁が効いたウドンの味。 ほのかな柚子風味も、いいアクセントになってます。 土佐の鰹と、阿波の柚子と、讃岐のうどん。 で、伊予はー? うちらだけ、シカトすんのぉ? …と、愛媛県から文句が出ちゃいそうなんですが、ま、下手に気を遣って、ウドンにポンジュースをぶっ掛けるような食い物にされても迷惑なだけなので、これはこれで正解なのではなかろうかと。

 ということで、次です。

開封@揚げぴっぴ・しお味♪

『揚げぴっぴ・しお味』 (高松駅弁) 。 高松の駅弁屋さんが作っているみたいなんですが、僕は琴平駅の売店で買いました。 塩味と甘味があるようですが、塩味のほうは塩の味、甘味のほうは “かりんとう風味” らしいです。 個人的に “かりんとう” がさほど好きではないので、塩味のほうを買いました。 ちなみに “ぴっぴ” というのはウドンを意味する幼児語なんだそうで。 うどん県の幼児って、離乳食にもウドンを食っていそうなイメージがあるんですが、年をとってからの流動食もウドンなんでしょうな、多分。 で、この 「揚げぴっぴ」 はアレです。 ウドンを揚げたものです。 本物のウドンを揚げた物なのかどうかは定かでありませんが、太さ的には本物のウドンに近い感じです。 で、これ、けっこう硬いんですよね。 幼児にはちょっとハード過ぎる気がするんですが、少なくとも離乳食や流動食には不向きなのではなかろうかと。 で、お味のほうはですね、塩の味。 カツオ出汁とか柚子風味とかそういうのはいっさい無くて、純粋に塩。 原材料を見ても 「小麦粉・植物油・澱粉・食塩・醸造酢」 としか書いてなくて、で、酢の味もしなくて、塩の味。 ま、素朴というか何というか。 不味くはないんですが、化学調味料に毒されてしまったお子様は物足りなく感じるかもー? 名前のイメージとは裏腹に、食感を含めてちょっぴりハードな食い物でありました。

 で、最後です。

開封@うどんさくさく・瀬戸の海苔塩味♪

『うどんさくさく・瀬戸の海苔塩味』 (田村やまびこ会) 。 これもまあ、ウドンを油で揚げた食い物でありますな。 僕が買ったのは無難そうな “瀬戸の海苔味” なんですが、その他にも和風カレー・香ばしごま・黒こしょう・しなもん・和香茶衣といったフレーバーがあるみたいです。 和風カレー味の揚げうどんって “揚げカレーうどん” みたいで美味しそうですなー。 店では気が付かなかったんですが、そっちも買っておけばよかったとちょっぴり後悔。 ま、海苔塩味も海苔と塩の味がして美味しかったんですけどー。 けっこう味が濃いので、ちょっぴり体には毒かも知れません。 「揚げぴっぴ」 よりも麺が細めで硬さもマイルドで、確かに 「さくさく」 とした食感のウドンでありますな、こりゃ。

 とまあそんなことで、うどん菓子3種。 どれも特色があって、よかったのではないかと思いますが、遭えて言うなら、子供向けの 「ベビースター」 、大人向けの 「揚げぴっぴ」 、中年好みの「うどんさくさく」 といった感じっすかね? 美少年であり好青年でもある僕は、どれも美味しく頂きました♪

( おしまい♪ )


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