『 ナチュラルポテト&ポテロング&じゃがりこ (カルビー&森永&カルビー) <分類 : すなっく系> 』

なちゅらるぽてと♪ ぽてろんぐ・じゃがりこ♪



 僕達が “じゃかいも系・棒状スナック” に求めているのはマクドナルドのフライドポテトではないでしょうか?いや、別にマクドナルドに限らず、ロッテリアでも、モスバーガーでも、昔、桑名にはドムドムバーガーしかなかったのでドムドムでもなんでもいいんですが、とにかくまあ、ファーストフード店のフライドポテト。美味しいですよねぇ、アレは。でも、自分で作ってみようとすると、とてもマズいものしか出来ないんですよね、これがまた。アレは僕がまだ高校生だった頃なんですが、学園祭の模擬店で、「フライドポテトをやろう!」…ということになったんですよね。模擬店とは言っても食べ物を扱うわけなので、保健所あたりの手続きもけっこう面倒なものがあったんですが、出店責任者は検便させられてましたもんね。もっとも、実際に食べ物を取り扱う僕自身には何の検査も課せられることはなく、便所に行ってもろくすっぽ手も洗わずに冷凍ポテトを手掴みしてフライヤーに投入しておりましたので、あまり意味はないと思うんですけどね。ま、油で揚げておりましたので、よっぽどのことがない限り大丈夫だとは思うんですが、少なくとも自分で食べる気はしませんね。で、お客様の評判のほうも、すこぶるよくありませんでした。フライドポテトというのは人気があるので結構な人垣が出来たんですが、もっとも男子校のクローズ学園祭だったので、ギャルが一人もいないのが空しいところではあったんですけど。が、売り上げが上がればそれだけ僕達の利益も増えるわけなので、頑張ってフライドポテトの製作に励んだものでございます。その結果、「ナマやん!」という声があちこちから上がったわけなんんですが、ま、言われてみれば確かに、回転を上げる為に軽く油の中をくぐらしただけで客に提供してましたからね。ファーストフード店は客を待たせないスピーディな対応が求められるんですが、早さだけが勝負や!…みたいな感じで、仕上がり具合にはいっさいの配慮を払ってませんでしたからね。だいたい、どれくらい揚げれば適切なフライドポテトが出来るのか、誰も知らないままに開店にこぎつけちゃいましたしー。「ナマやん!」…と文句を言われて、「客が多いから仕方ないやん!」…と逆ギレする店員まで現れる始末でありまして、いや、それは誰なのかというと、僕のことなんですけどね。負けず嫌いですからね、僕って。以後、キャンパス内に 「あの店はあかん。」 という事実無根の中傷的なデマが駆け巡ったのでありましょうか、客足がぱったりと途絶えてしまった次第でありますが、いやあ、客商売というのは難しいものでありますなぁ。。。

 ということで、フライドポテト。自分で作るのが駄目となると、お店で買って食べるしかないんですが、ドムドムバーガーということになると、桑栄メイトまで行かなければならないのが何とも面倒な話でありまして。一号館(←近所にあるスーパーの名前)あたりで何とかならんのか?…と思って手にするのが、森永の 『ポテロング』 であるわけです。いや、これは期待度100%でしたな。パッケージの写真をみる限り、フライドポテトにかなり酷似している感じですし、すくなくとも森永という一流メーカーの工場で作られている限り、半ナマ状態である恐れも少ないと思われます。いや、パートのおばちゃんが便所に行ってろくすっぽ手も洗わずに、材料のイモを手掴みしているという可能性は完全には払拭出来ないんですけど。でもまあ、油で揚げているからよほどの事がない限りは大丈夫だとは思うんですけど。あ、ポテロングはノンフライでしたっけ?…とまあそれはそうと、実際に口にしたポテロングはですね、高まる期待感とは裏腹に、「ちょっと違うよな?」…という感じでありました。頭の中でフライドポテトを連想していた僕にとっては、ちょっとカリカリし過ぎなんですよね。フライドポテトというのは外側が微妙にパリっとしていて、中はヘニャっとしているものなんですが、ポテロングはその “へにゃへにゃ感” に欠けている嫌いがあります。僕が求めていたのは、こんなものではないっ!…と、容器に入ったポテロングをちゃぶ台ごとひっくり返したい気分でありましたが、いや、勿体ないから全部食べましたけどね。ところでポテロングの主原料って、ポテトなんですかね?写真に撮ったポテロングは既に3ヶ月ほど前に食べてしまって、パッケージもとっくの昔に捨ててしまったので現時点では確認することが出来ないんですが、主原料は小麦粉である。…という話をちらっと目にしたような気もします。そういえばパッケージには “ぽてと味” と書いてあって、ポテトなのは味だけのような気もするし、ポテトを切って揚げただけにしてはちょっとロングすぎるような気もしますよね。いずれにせよ、最初に食べた時の印象があまりよくなかったのでずっと手にすることはなかったんですが、先日、ふと思うところがあって久しぶりに食べてみたところ、いや、意外と美味しかったです。これはこれで、悪くないよね♪

 はい、続いては 『じゃがりこ』 です。ところで “じゃがりこ” というのは、どうして “じゃがりこ” という名前になったのか、知ってますか?僕は知りません。知りませんでしたので、調べてみました。 “じゃがいもりかこじゃがりこ” …なんだそうです。そのまま素直に足し算すれば “じゃがりかこ” となるのが本筋なんですが、世の中には本筋よりも裏筋のほうが気持ちいいっ♪…ということだってありますし。いや、何の話なのか今ひとつよくワカランのですけど。しかしこの “じゃがりこ” というネーミングは、 “じゃがりこ” のちょっぴりガリガリとした食感と相まって、なかなか秀逸な出来栄えですよね。ちなみに “りかこ” というのは開発者の名前だとも、開発者のアレの名前だとも、いや、ソッチのほうなんぢゃないか?…とも言われていて、はっきりしたことはよくわかりません。でもまあ、基本的にはどうでもいい話なので、あまり深入りはしないことにして、で、世の中には “じゃがりこ” が好きっ♪…という人は少なくありませんよね。パッケージにキリンの絵が書いてあって、 食べだしたらキリンがない。」 などと言っているセンスはどうか?…という気がしないでもないんですが、味に関する悪口というのはほとんど目にしたことがありません。が、個人的にはやはり、「何か違うよな?」という違和感を完全に払拭することが出来ないんですよね。ちょっとカリカリしていて歯応えがあり過ぎるというか、要するにまだ “フライドポテトの呪縛” から逃れることが出来ないでいるわけなんですけど。カリカリしているからこそ、 “じゃがりこ” は美味しいんぢゃん。…という意見もあろうかとは思いますが、僕は駄目ですね。が、先日、ふと思うところがあって久しぶりに食べてみたところ、いや、意外と美味しかったです。これはこれで、悪くないよね♪…という気がしました。ちなみに僕が好きなのはキッチンシリーズの “ジャーマンポテト味” なんですが、昨日食べた “にくじゃが味” というのも悪くなかったです。意外とじゃがいもの味がするぢゃん。…と感心してしまったんですが、ま、よく考えたら根がじゃyがいもで出来ているわけなので、当然と言えば当然なんですけどね。

 “ポテロング” も “じゃがりこ” も悪くはないな。…と思えるようになってきた昨今ではありますが、そんな僕がいちばん好きな“じゃかいも系・棒状スナック”はですね、何と言っても 『ナチュラルポテト』 でございます。これはですね、中央道の伊那IC近くのローソンで始めて発見しました。一見すると、 “じゃがりこ” のパチモンか?…という感じでありまして、当時、 “じゃがりこ系” の菓子がさほど好きでなかった僕にとってはさほどソソられるものはなかったんですが、店のポップ広告に “長野県限定” と書いてあったので、限定モノに弱い僕は思わず買ってしまったわけでありまして。正確には長野・新潟地区限定ということのようでありますが、 “うすしお味” と “コンソメ味” の2種類がありました。で、大して期待もせずに食べてみたんですが、おおっ、これはウマイですな! 一見すると、 “じゃがりこ” と何が違うねん?…と思ってしまうんですが、実際に食べてみると食感的にはかなり違っておりました。何と言うか、口の中でほろりと崩れるような感じ? あまりカリカリ感がなくて、微妙にナチュラルにポテトやな。…といったところが、僕の趣向にはよくマッチしております。フライドポテトに肉薄…とまではいかないまでも、肉厚くらいはしているんじゃないですかね?製法的に詳しいことはよくワカランのですが、何でもナチュラルなポテトを皮のまますり潰して、どうのこうのしたものであるようです。で、 “うすしお味” のほうは、ま、普通の塩味で、 “コンソメ味” のほうは、まんまポテチのコンソメパンチやん!…といった感じなんですが、個人的にコンソメパンチは嫌いではありませんからね。いや、フルーツポンチほど好きでもないんですけど。ただ、パッケージにキツツキの絵が書いてあって、 キツツキ やみつき 皮つきポテト などと言っているセンスはどうか?…という気がしないでもないんですが、ここまでくるとカルビーはもはや、確信犯ですからね。いずれにせよ、 “皮つき” というところに何だか妙に親近感を覚えるのも確かでありまして、長野・新潟地区で好評を博して、カルビーが全国販売に踏み切ることを期待してやみません。

 んなことで、おしまい。

( おしまい♪ )


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