『 尾張キティベアーシリーズ・海鮮煎餅 (ヤマキ海産) <分類 : せんべい> 』

海鮮煎餅外箱♪ 海鮮煎餅中袋♪



 さ、今週から新コーナーです。またしても思い付きです。すぐに終わると思います。…ということで始めた第1回目でありましたが、いや、想像以上に書くことがなかったですね。菓子の解説なんて、甘いか、辛いか、しょっぱいか、美味いか、不味いか、イカ臭いか。…ということを書いてしまえば、それでおしまい。まったく発展性のないネタであったことを思い知らされましたが、とりあえず、最低でも4回くらいは続けないと発案者としての立場がありません。頑張って第2回目、参りましょう。

 えー、今回はお土産物です。地域限定です。ま、不二家のルックキャンディよりはネタになる?…という気もするんですが、購入場所は東名阪自動車道大山田PA(下り線)。ちなみにパーキングエリアとかサービスエリアの類と言うのは、上り線と下り線で経営母体が違っていたりするので、下り線の売店に売っていたから上り線でも売っているかと言うと、必ずしもそうとは言い切れないんですが、ま、この“海鮮煎餅”は東海地方のPA・SA、ドライブインの類なら、さほど珍しくもなく見かけることが出来るのではないかと。いや、これはあくまでも僕の推測なので、何の根拠もないんですけどね。で、“尾張キティベアーシリーズ”でありますが、数ある地域限定キティちゃんの中でも、製作意図が今ひとつよく読み取れないところがありまして、基本的には被りもの系なんですが、どうしてベアーなのか?…というのがまずわかりません。尾張。何の関係もありませんもんね。これがもし、山本リンダだったりすれば、“リンダ、クマっちゃう〜♪”ということなんだろう。…と判断することも出来るんですが、しかもそれが三英傑になっているから、尚更ワケがわかりません。尾張三英傑。ま、この組み合わせは自体は納得出来ます。個人的には英傑よりも、ええケツしてるギャルのほうが好きなんですが、名古屋人にとって信長秀吉家康三英傑は郷土の誇り。だからそれをキティ化しようという試みには何ら異議を唱えるものではありませんが、そこにベアーが絡んでくるから話がややこしくなっちゃうんですよね。“はろうきてぃ郷土三英傑ばーじょん”でエエやん。…と、僕としては思ってしまうわけでして。

 が、しかし、もう既にこういうデザインに決まってしまったものを、今更どうすることも出来ません。なすがままに受け入れるよりほかありませんが、ちなみに信長秀吉家康のデザイン上の差異は、被りもの着衣の違いと髪飾り(?)でありまして、信長は“般若の面”、秀吉は“見ザル・言わザル・聞かザル”、家康は“金のシャチホコ”となっております。日光東照宮家康やろ。…という気がしないでもないんですが、こんなどうでもよさそうなキャラクターに敢えて苦言を呈する必要もなかろうかと。で、“海鮮煎餅”以外にもキティベアーではない普通の“三英傑キティ携帯ストラップ”が売られておりましたが、信長が1番人気で、残りはあと一つだけ。その一つも僕が買ってしまいましたが、確かにサル顔秀吉タヌキ親父家康に比べると、信長は圧倒的に男前ですからね。もっとも“三英傑キティ”はどれも顔がキティちゃんなので、特に顔に違いはないんですけどね。


 翻って、海老せんべいでありますが、さほど海産物が好きではない僕は、限りなく海老の味がしないタイプの海老せんべいのほうが好きです。色はほとんど真っ白。お前、原材料の95%は小麦粉やろ?…と言いたくなるような奴がイイですね。変に高級ぶって、表面に海老の殻が張り付いているようなのは駄目です。海老くさいぢゃないか!…と文句を言いたくなっちゃいます。名古屋には“坂角のゆかり”という有名な海老せんべいがあって、一時期、さば家でも頻繁に賞味され、この地方では会社への手土産としても重宝されているようですが、僕はさほど好きでありません。海老の味がかなり強いですからね、ありゃ。それに歯ごたえも安い海老せんべいとは比べ物にならないほどパリっとしている…というか、何だか独特の食感があって、「高級ぶってんぢゃねえ!」…といった反感を抱かざるを得ないような雰囲気が漂っております。それに引きかえ、“尾張キティベアーシリーズ・海鮮煎餅”はいいですなぁ。とても高級な煎餅とは思えませんもんね。ただ先述の通り、海産物がさほど好きではない僕は“海鮮煎餅”にはまったくソソられるものを感じなかったんですが、ま、他にネタになりそうなものも無かったしぃ。

 で、内訳としてはアレでした。“海老せんべい”が6枚、“カニせんべい”が3枚、“ワカメせんべい”が3枚でした。ということはアレですね。“海老せんべい”を食べて、“カニせんべい”を食べて、“海老せんべい”を食べて、“ワカメせんべい”を食べて…という順番で食べていくと、ちょうどバランスよく各種類が減っていくことになりますね。…って、他に書くこともなさそうなので、分かりきったことを書いて行数を稼いでおきましたが、海老なら海老ばかりをガガっと6枚連続で食べて、あとはカニとワカメしか残ってないぢゃないか!…って、そのような計画性のない“海鮮煎餅”の食い方をするヤツは僕は嫌いです。で、このような“6+3+3”といった変則的なパッケージングになっている場合には、いちばん量の多いものから食べていくのが鉄則でありまして、そんなことでまあ、海老からまいりましょう。キャラで言うと、“秀吉ハローキティ”のヤツです。どうして秀吉海老なのか?…って、んなもん、作っているメーカーだってよくわかっていないに違いなく、だから僕にわかるはずがありません。ちなみに髪飾り(?)のサルは、見ザル・言わザル・聞かザルではなくて、ただのサルかも知れませんなぁ。…という気もしてきましたが、秀吉ただのサルなら、納得はいきますよね。で、中袋の透明部分から見えている海鮮煎餅をよく観察してみると、おおっ、けっこうデカい海老の殻が表面に張り付いているではありませんかぁ。。。 普通の人ならここで、けっこうデカい海老の殻が表面に張り付いているではありませんかぁ♪…と、気分が高まるところなんでしょうが、僕にしてみれば、余計なことをしてくれたなぁ。…という気持ちのほうが強いですね。キティのくせに生意気や!…という思いもあります。キティならキティらしく、もっとチープな作りでもよかったんですけどねぇ。。。

 とまあそういうことで、とりあえず食べてみました。結論から申しましょう。…というか、結論以外に特に書くこともないわけなんですが、パッケージからうける印象とは裏腹に、まったくオーソドックスな海老せんべいであるな。…というのが結論でありまして、本当にこれ、外箱と中袋がキティなだけなんですよね。貼り付けられた海老の殻がキティ顔になっているかというと、そんなこともなくて普通の海老の格好をしているし、で、この“貼り付け海老”は、海老せんべいに貼り付けられた海老の殻が嫌いな僕にとってもさほど気になるようなものではなく、けっこう美味いぢゃん。…とか思いつつ食べてしまいました。で、続いては“カニせんべい”。こちらのほうは海老せんべい以上に期待度は薄かったんですが、結論から申しましょう。海老せんべいよりも美味しかったです。表面にカニの殻を貼り付けるといった派手な意匠はないんですが、煎餅が全体的にほんのりとカニ色に染まっております。結構しっかりとカニ肉が入っているんぢゃないですかね?噛み締めると、ほんのりカニの甘みが口いっぱいに広がって、うーん、マーベラス。いや、マジで美味いっすね。

 で、最後の“ワカメ煎餅”でありますが、けっこうイケそうかな?…といった期待とは裏腹に、何かこう、もうちょっとインパクトが希薄でありました。見た目も悪いですしね。でもまあ、マズくはないと思います。まあまあです。ということで、煎餅自体はちゃんとした海鮮煎餅屋が真面目に作った煎餅だなぁ。…といった感じでありまして、それを後から取って付けたように尾張キティベアーの袋に入れてみましたぁ♪…というのが商品の成り立ちではなかろうかと。とにかくまあ、見た目と中身のギャップが著しい、そんな“海鮮煎餅”でありました。おしまい。

 …と、ここまで書いてしまってから、最後に激しく訂正。海老カニワカメの枚数配分でありますが、平等に各4枚ずつ…というのが正解でありました。いや、どこをどう数えていたんだか。。。 ということで、“6+3+3”と書いたあたりの話は、見なかったことにしておいてください。いや、まことに申し訳ない限りですが、そんなことで、んぢゃ。

( おしまい♪ )


INDEX
BACK NEXT