( ※ このページで使用している図やグラフは HOLUX社 “m-241” のデータを元に “カシミール” で作成したものです。 )
【所 在 地】 長野県東御市
【歩 行 日】 平成21年04月18日(土)
【距離・時間】 3.9km・1時間10分 (すべて徒歩)
【出発地・経由地】 (往復コース)
区 分 | 場 所 | 緯 度 | 経 度 | 標高 |
出発地 | 田中駅 | 36°21′16 | 138°19′45 | 514m |
経由(1) | 白鳥神社 | 36°21′38 | 138°18′60 | 491m |
折り返し | 海野宿の端 | 36°21′43 | 138°18′47 | 489m |
到着地 | 御菓子・花岡 | 36°21′19 | 138°19′53 | 522m |
【ガ イ ド】 “けったでGO!” という名前のコーナーでありますが、今回、けったは登場しません。すべて徒歩です。 (中略) 新たに “歩いてGO!” というコーナーを立ち上げるのも面倒な話なので、“けったでGO!(とっれっきんぐ編)” という形でお届けしたいと思います。…という企画を立ち上げて、わずか1回更新しただけで、 “けった編” を含めてまったくの放置状態になってしまったんですが、スキーでコケて脚の骨を折って、まったくケッタに乗らなくなってしまいましたからなぁ。。。 あれから2年と4ヶ月弱、骨をすっかり元に戻って、普通にケッタも漕げるようになって、ま、全治4ヶ月くらいだったので、2年ほど前から普通に漕げるようにはなっていたんですが、この度、長野方面にお花見に行くにあたって、久しぶりに折り畳み自転車 “さばりん1号” をクルマに積んでいくことにしました。 が、今回、ケッタは登場しません。 “とれっきんぐ編” と銘打っておりますが、山歩きでもありません。どちらかというと “うぉーきんぐ編” という感じなんですが、お花見旅の全貌は ここ を見て貰うとして、小諸のホテルにクルマを止めて、しなの鉄道に乗って田中駅というところまで行って、そこから海野宿まで歩いていくことにしました。…という、そういう話です。 しなの鉄道というのは、もともとJRの信越本線だったのが、新幹線の開業に伴って軽井沢−篠ノ井間が第3セクター化されたものなんですが、本数、少ないですな。適当に小諸駅に行ったら、ちょうど 13時06分の普通列車が出たばかりでありまして、次の便は?…と思って時刻表を見たら 13時52分までありませんでした。時間帯によっては1時間に1便しかなかったりして、もしこれが大便だとすれば、かなり下痢気味だと思うんですが、列車の便としてはやや不便なのではなかろうかと。 ま、朝夕の通勤・通学の時間帯は1時間に3便あるので問題ないのかも知れませんが、ちょっと時間が中途半端でありましたなぁ。
とまあそんなことで、 14時03分、田中駅に到着ー。 小諸駅からは2駅なので近いです。 しかし何ですな。田中という名前は何だかオッサンみたいで、あまりオシャレな感じがしませんな。 田中という名前から可愛いギャルの顔が浮かんでくる人もいるかも知れませんが、僕の場合は田中星児のイメージでありますな。 まだ中田駅のほうがよかったような気がするんですが、それだと中田英寿とか中田カウス・ボタンの顔が浮かんできて、いいと思うんですけどー。 名前と言えば、この駅のある東御市というのも、ちょっと今ひとつだと思います。読めませんもんね。とうご市?…と思っていたら、違ってました。 “とうみ市” と読むのが正解みたいです。東部町 (とうぶまち) と北御牧村 (きたみまきむら) とが合併して出来たので、それぞれから1文字ずつ取って新しい市の名前にしたようなんですが、ま、確かに “東部市” というのも、ちょっとインパクトが無いですからね。個人的には “御牧市” でよかったような気もするんですが、それだと町が村に吸収されるイメージがあって、東部の住民が反対したのかも知れません。そういう事情を考えると、東御市というのは妥協の産物としては無難なところかも知れませんな。
で、田中の駅前はですね、田中星児なイメージとは裏腹に意外と小綺麗でありました。 電線も地中化されていて、何だかビューティフル・サンデーって感じ? いや、僕が訪れたのはサタデーだったんですけど。 駅を出てすぐ右手側には “ゆうふるtanaka” という湯と風呂とプールとが一緒になった施設があって、160台分もの駐車場も確保されております。湯や風呂やプールを利用することなく、駐車場に勝手にクルマを止めることが出来るのなら、しなの鉄道などわざわざ利用する必要はないんですが、どうなんですかね? しなの鉄道の 駅周辺駐車場案内 を見ると、普通に止められそうなんですけど。 そもそも海野宿の近くにだって駐車場はあるんですが、今回、僕は小諸のホテルの駐車場を早めに確保しておきたかったので、電車&徒歩で行ってみることにしたんですけどね。
とまあそんなことで、出発ー。 “ゆうふるtanaka” とは反対に、駅を出たら左のほうに向って歩いていくことになります。海野宿までは田中駅または大屋駅から徒歩20分ということで、ちょうど2つの駅の中間に位置しているようなんですが、徒歩20分というのは、かろうじて歩いてみようという気になる、ぎりぎりの線でありますな。 景色のいい高原のトレッキングなら、ま、トータル1時間半くらいは歩いてみようか?…という気にもなるんですが、単なる移動手段としての徒歩となると、20分がいいところですな。 道路は線路に沿うように延びていて、随所に海野宿への案内が出ているので安心なんですが、景観的に特に見るべきものはありません。 途中、案内板のあることろで左に曲がると、その先は遊歩道になっていたんですが、遊んで歩けるほど楽しい道でもありませんでした。 というか、思ってたよりも遠いんですよねー、これがまた。 GPSのログを見ると、海野宿の入口にある白鳥神社まで、約1.5kmといったところでしょうか?所要時間はやはり 20分でありました。 歩いている時は特に意識しなかったんですが、基本的に下り坂であった模様です。
【 写 真 】 (クリックすると別ページが開きます。)
白鳥神社は、ま、普通の神社でした。 で、その先、約650mに渡って、古い町並みが続いております。 ま、飛騨高山のプチ版といったところですかね? お土産物屋とか蕎麦屋なんかもあります。 電線や電柱なんかは地中化されているようです。 道路がアスファルトであるというのが、ちょっとどうか?…という気がしないでもないんですが、桑名の東海道とか、さして古い町並みが残っているわけでもないのに石畳風にしたりして、それが剥がれて余計に見苦しい状況になっているので、舗装して正解かと。普通にクルマも走っている道ですからなー。 小さな水路があって、柳なんかが植えられていて、今の時期だと桜も綺麗に咲いております。 ま、詳しいことは オフィシャルサイト を見て貰うとして、写真を撮るにはなかなかよいところであったと思います。 公称 650mとのことなんですが、もういっかぁ。…という気がした地点で折り返すことにしたんですが、ログを見ると 450mくらい歩いていたみたいですね。 その先 250mの間にもっといいところがあったのかどうか、ちょっと気になるところではあるんですが、とりあえず満足したので、駅に戻ることにしましょうかー。
帰り道はですね、行きよりも更にしんどかったです。 もう、 「渚のシンドカッタ」 って感じぃ?…って、疲れていると頭に浮かんでくることも非常につまらなかったりするんですが、そっか!片道20分ということは、往復で40分歩かなければならなかったのか!…というのをすっかり忘れておりました。しかも帰りは上りになっているので、余計にタイヘンだったんですな。 海野宿の散策を含め、歩行距離は4キロ弱、所要時間は1時間強でありました。これくらいでヘバっていてはいけないんですが、最後に、ネットで見つけてチェックを入れておいた田中駅近くの “御菓子・花岡” というところに立ち寄って、そこでゴールということにしました。 “くるみの初恋” が買えて満足♪ 会社のお土産に “海野宿” という名前のクルミのクッキーも確保出来たし、帰りの列車はちょうどいいタイミングでやって来たし、しなの鉄道に乗ってわざわざ田中くんだりまで来た甲斐がありましたなぁ。 と思っていたら、翌日、クルマでちょっと立ち寄った “雷電くるみの里” という道の駅に普通に売っていたんですけどね、花岡のお菓子。
【総合評価】
海野宿そのものはともかくとして、わざわざ駅から歩くと言うのは、それしか交通手段が無い人以外にはあまりオススメしません。 途中の景色はつまらんし、中途半端に遠いしー。 明治時代には信越本線の駅の設置が計画されていたが中止になった。 しかし、また最近になってしなの鉄道線の新駅、海野宿駅の設置が計画されている。…とのことなんですが、さっさと作れよ!…と思わずにはいられません。