白樺湖一周サイクリング

コースマップ♪

【所 在 地】 長野県・茅野市〜北佐久郡立科町
 
【走 行 日】 平成17年9月17日(土)

【距離・時間】 約4.0km・30分

【出発地・経由地】 (周回コース)

区 分       場      所   緯 度   経 度 標高
出発地 すずらんの湯駐車場 36°06′14 138°14′10 1421m
経由1 白樺湖堰堤 36°06′06 138°13′47 1411m
経由2 古屋敷跡 36°06′13 138°13′48 1416m
経由3 観光センター前 36°06′22 138°13′59 1421m
経由4 レンタサイクル前 36°06′17 138°14′21 1416m
到着地 すずらんの湯駐車場 36°06′14 138°14′10 1421m

【ガ イ ド】

 サイクリングといえば湖一周だよね♪…と、僕は思うんですよね。そんなことでまあ、前回の女神湖一周に続いて今度は “白樺湖一周” でありますが、女神湖が周囲約2キロという極めて小さな湖だったのに対して、白樺湖のほうは周囲が4キロあります。訓練とか、鍛練とか、トレーニングとか、苦行とか、修行とか、嫌がらせ目的で行われるものを除けば、サイクリングの手頃な距離というのは4〜10キロくらいだよね。…という気がするんですが、その意味で白樺湖一周というのは “お手軽の初級” として実に最適な選択であると思います。とてもそんな距離では物足りない。せめて400キロは走破しなければ。…という訓練・鍛練・苦行・修行派であれば、湖の周りを100周すればいいわけだし、もっともこのコースは標高差が 22mしかなくて全体的にほぼフラットなので、あまり足腰の鍛練とかには不向きなんですけどね。 ということで、ではとりあえず出発地点までクルマで移動しましょう。

すずらんの湯駐車場より♪

 白樺湖はですね、西岸と北岸が俗化しております。もう、ゾクゾクしちゃうほど俗化してます。対して東岸はホテルとか旅館はそこそこあるんですが、それほど俗化しておりません。僕は冬瓜というのがあまり好きではなくて、特に干し椎茸と一緒に煮たヤツは出来ればあまり食べたくないところなんですが、冬瓜のヌルヌル成分は口内炎に効果があるらしいですね。口内炎によく苦しめられる僕はその話を聞いて、今後はマズいのを我慢して精出して冬瓜を食べようと心に誓った次第ですが、そんなことでまあ、今回は東岸からスタートすることにしてと。 白樺湖の東岸には、煮詰まってすっかり成分が濃くなってしまったな。…という感じのする源泉露天風呂がある すずらんの湯 という日帰り温泉設備があるんですが、その隣にある駐車場を勝手に利用させてもらいましょう。すずらんの湯を利用する際にこっちの駐車場しか空いてないと、ちょっと歩かなければならなくて、面倒ぢゃん。…と思ってしまうんですが、今回のようにこっそり駐車させてもらう場合にはとっても重宝でありますな。

白樺湖堰堤より♪

 湖を一周するのに、右回りがいいか、左回りがいいかと聞かれたら、僕の場合は断然 “右回り派” ですね。いや、ただ何となくなんですけど。人間には右回り好きの人と、左回り好きの人とがいて、左回り好きの人は概して頭が悪い。…というのは、 “つむじが左巻きの人は頭が悪い” というのと同じくらい、まったく何の根拠もない俗信なんですが、ネジは左に回すと緩むことから “左巻き=頭の緩んだ人” というイメージを持たれたらしいんですけどね。そういえば女神湖の時は左に回りかけて、自転車が通れそうもなかったので時計回りに変更したんですが、とても頭のいい僕をしてもそんな有様ですので、右回り、左回りと頭のよさとはまったく関係がないと言ってもいいでしょう。 で、今回は何となく時計回りの気分だったのでネジの締まる方向にけったを走らせるとですね、やがて “P1(白樺湖堰堤)” に到着します。距離にして 700mくらいなので、あっという間でありますな。堰堤の両側には車止めが設置してあるので乗用車は入れないんですが、自転車なら大丈夫。チャリでよかった!…と、心の底から嬉しくなってしまいますが、ま、それくらいしか楽しみのない、寂しい人生を送っていますからね、僕って。 で、ここからの眺めはですね、うーん、まあまあ。…といったところでしょうか。湖面の向こうに広がる景色が今ひとつ単調で、構図的には決して褒められたものではないような気がします。ま、白樺湖というのは川を堰き止めた人工ため池だったんだね。…ということが実感出来るので、それでよしとしておきましょう。

古屋敷跡より♪

 この先は白樺湖の西岸を走る国道152号線の歩道を走ることになります。車の交通量も多く、今ひとつ、 “静かな湖畔の森の影からもう起きちゃいかがとカッコーが鳴く気分” が盛り上がらないんですが、そういう場合はですね、自転車から降りて、 “P2(古屋敷跡)” を散策してみましょう。いや、何だか湖のほうに降りていく道があったので歩いていったら、そういうものがあったんですけどね。古屋敷跡というんだからかつてここに古い屋敷があったんでしょうが、建てた当時はまだ新しい屋敷だったに違いなく、それがだんだん古い屋敷になって、それもやがて朽ち果てて、今では跡だけになってしまったんでしょう。跡地に立てられた看板には、武田信玄がどうのこうのと書かれていたような気がするんですが、とにかくまあ、そういうものなんでしょうな。で、跡地自体は石碑が立っているだけでさほど面白いものでもないんですが、湖面越しに蓼科山が見えるロケーションは抜群でありますな。…という気がしないでもありません。

 で、チャリに戻って西岸道路を更に北上すると、国道より湖寄りに自転車と歩行者専用の散策路がありました。こういうのがあるとですね、何だか得した気分になりますよね。クルマに乗って楽しているようなヤツは、ここまで入って来れんやろ!…と、意味もなく優越感を感じてしまうんですが、逆にクルマを運転していて自転車を見かけると、邪魔や!撥ね飛ばしたろかい!?…とか思ってしまうんですけどね。そういう人間らしい素直な心は大切にしたいと思います。 で、俗化が著しい西岸の真ん中にはですね、 “P3(観光センター)” がありました。お土産物屋だとか、食堂だとか、便所だとかがあるんですが、お土産物屋の品揃えとしてはですね、まあまあといったところですかね。とりあえずカルピスの “りんご小町” があったからいいかぁ。…という感じなんですが、牛乳が今ひとつ好きでないオトナの僕はコイツを牛乳に混ぜて飲むのが好きなんですよね。ほんのりとリンゴの味がして、おいちい♪ ま、あんまりたくさん入れ過ぎると甘ったるくて気持ち悪いんですけどね。ま、過ぎたるは杉田かおる。…という諺もあるくらいで、世の中は大抵そんなものなんですけど。

白樺湖東南岸♪

 観光センターを過ぎると俗化の度合いはピークを迎えます。北岸の一帯は “白樺湖レジャーランド” となっておりまして、景観的に見るべきものは特にありません。駐車場に出入りする車も多いし、歩道を歩いている人も多いし、クルマを運転している人からは、邪魔や!撥ね飛ばしたろかい!?…と思われているだろうし、歩行者に対しては、邪魔や!撥ね飛ばしたろかい!?…と思ってしまうし、サイクラーとしてはストレスのたまる区間であると言えましょう。 で、白樺湖というのは川を堰き止めて出来たものでありますので、上流側に向けて軽い上り勾配になっているんだね。…ということを標高グラフから何となく窺い知ることが出来るんですが、つまりまあ、北岸を過ぎて東岸道路に入れば、後は基本的に緩い下り坂ということになりますな。 で、 “P4(レンタサイクル前)” のところでは自転車の貸し出しが行われておりましたので、Myチャリの無い人は “すずらんの湯” の駐車場にクルマを止めて、歩いて白樺湖を時計回りで一周して、ここで自転車を借りてサイクリングに出掛けるといいでしょう。…というのは無駄以外のなにものでもないので、クルマで真っ先にこの地点を目指しましょう。おそらく金を払って自転車を借りれば、クルマくらいはタダで止めさせてくれると思います。

 で、この先、車道が湖岸から少し離れていく…というか、湖岸のほうが内側に食い込んでいくような地点があるんですが、自転車だとこの食い込み部分に漕ぎ入れることが出来るので、是非ともそちらのほうを散策してみましょう。いや、別に何がどうということもないんですが、少しでも湖面に近いほうが何だか得した気分になりますからね。この辺りは、いかにも昔は湿地帯だったんだね。…ということを感じさせる景観を楽しめることが出来て、うーん、まあまあ。 で、車道に合流するところがちょうどスタート地点の駐車場となっておりまして、ということで、白樺湖一周はこれにて完走♪…ということになるのでありました。

【総合評価】

 完走した感想はですね、よかったと思いますね。全コースの70%くらいでは白樺湖が見えてるし、スピードの出る爽快なダウンヒルがない変わりに、苦行でしかないような急な上り坂もなく、平均時速15キロくらいのペースでのんびりと走ることが出来ます。いや、手頃でありますな。


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