『 青春歌年鑑('79-1 ) 』

〜 「夢追い酒」 から 「きみの朝」 まで 〜


01 夢追い酒 / 渥美二郎
02 魅せられて / ジュディ・オング
03 YOUNG MAN / 西城秀樹
04 よせばいいのに /  敏いとうとハッピー&ブルー
05 ガンダーラ / ゴダイゴ
06 チャンピオン / アリス
07 モンキー・マジック / ゴダイゴ
08 カリフォルニア・コネクション / 水谷豊
09 HERO(ヒーローになる時、それは今) / 甲斐バンド
10 きみの朝 / 岸田智史
11 セクシャルバイオレットNo.1 / 桑名正博
12 いい日旅立ち / 山口百恵
13 アメリカン・フィーリング / サーカス
14 夢想花 / 円広志
15 季節の中で / 松山千春
16 燃えろいい女 / ツイスト
17 銀河鉄道999 / ゴダイゴ
18 美・サイレント / 山口百恵
19 みずいろの雨 / 八神純子
20 愛の水中花 / 松坂慶子
21 虹とスニーカーの頃 / チューリップ
22 窓 / 松山千春
23 たそがれマイ・ラブ / 大橋純子
24  男達のメロディー / SHOGUN
25 愛の嵐 / 山口百恵
26 マイ レディー / 郷ひろみ
27 私のハートはストップモーション /  桑江知子
28 とまどいトワイライト / 豊島たづみ
29 陽はまた昇る / 谷村新司
30 しなやかに歌って / 山口百恵


(2020年10月25日更新)


 うわぁぁぁぁぁぁ…。 左の脇腹がぁぁぁぁぁぁ…。 あああぁぁぁぁぁぁ…。 昨日 (10月24日) 、朝起きて、飯を食ってる時は別に何ともなかったんっすが、子供部屋に籠もって、ぼちぼち jazz giant の原稿でも書き始めるかぁ。 …とか思っていたら、左の脇腹に、何だか違和感が。 2日ほど前から、何となく嫌な感じはあったんっすよね。 10日ほど前にも同じようなことがあったんっすが、いきなり左の脇腹が痛み出して、ヤベぇぇぇぇ…。 何と言うか、腰の辺りの筋を違えたような、筋肉痛のような、もっと奥の内臓あたりが何かヤバくなっちゃってるような? 下痢とかはなくて、むしろ便秘気味になったりするので、いわゆる腹痛とも違うような気がするんっすが、座っているのが苦痛で、 「うううぅぅぅ…」 と唸りながら、布団の上に横になっていたんっすが、それでも痛みは消えなくて、ときどき起き上がって、 「うううぅぅぅ…」 、また布団の上に横になって、 「うううぅぅぅ…」 。 これはマジで、ヤバいかも? もし、このまま痛みが続くようなら、病院に行ったほうがいいんじゃね? そんな状況まで追い詰められてしまったんっすが、次の日の朝になったら、ケロっと治っていたので、あれは一体、何やったんや? …と。 でもまあ、痛くなくなったから、いっかぁ♪ …と。 それから10日ほど、症状がぶり返すこともなかったので、完治したものと思っていたんっすが、2日ほど前にちょっと嫌な感じがするようになって、そして遂に、再発しました。 うううぅぅぅ…。 これはもう、原稿なんか、書いてる場合じゃねぇ…。 で、一日、布団の上に横になったり、ときどき起き上がったりしながら、 「うううぅぅぅ…」と唸っていたら、概ね、症状も改善されて、で、次の日になって、これから朝飯を食おうと思っているところなんすが、昨日もこの段階までは大丈夫だったんっすよね。 また、あの痛みが襲ってくるんじゃないか? そんな恐怖に怯えているところなんっすが、とりあえず1日を無駄に過ごして時間がなくなってしまったので、今週は小ネタでお茶を濁しておこうかな…と。 で、思い出したのがこのコーナーなんっすが、先週、 ここ で、筒キョンの追悼ネタを書いたので、その流れということで。 この 『青春歌年鑑』 のネタを更新するのも、ずいぶん久しぶりでありますなー。 一度、 松本ちえこの追悼記事 を挟んだんっすが、その前となると、2013年04月05日。 一応、1978年の分は完結した形なので、今回から5回シリーズで “1979年編” を、お届けすることにしようかと。 元号に直すと昭和54年。さば君は誕生日が来て11歳。 詳しくは Wikipedia 参照。 「できごと」 としては、国際児童年。 あー、何か、そんなの、ありましたなぁ。 ゴダイゴの 「ビューティフル・ネーム」 っすよね? んーと、 これ 。 おお、めっちゃ懐かしい♪ …と思ったのも束の間、2本目の 「カンボジア難民の子どもたち」 で、心がズーンと沈んでしまったんっすが、当時、11歳の児童だった僕。 近所の嫌な奴らに虐められて、決して楽しい日々ではなかったと記憶しておりますが、まだ全然、マシやったんやなぁ…と。 11歳と言えば、もしかしたら僕の家が火事で燃えちゃった頃だったりするかも知れませんが、別に食べるものには困らなかったし。 で、他には、 朝日新聞夕刊に連載されていたサトウサンペイの4コマ漫画 『フジ三太郎』 がこの日から朝刊に移行。また同紙夕刊では1月4日から園山俊二の4コマ漫画 『ペエスケ』 の連載が開始。 おお、実にどうでもいい出来事っすな。 ちなみに、さば家では朝日新聞を購読していたので、この2つの漫画は馴染み深いものだったりするんっすが、サバ兄は 『フジ三太郎』 を絶賛しておりましたな。 新聞の漫画って、つまらんのばっかやのに、 『フジ三太郎』 は、オモロイ! …とか。 常人とは、ちょっと違った感性の持ち主であるとしか思えなかったりするんっすが、当時、僕が喜んで読んでいた椎名誠の本では、ケチョンケチョンに貶されてましたけどね、 『フジ三太郎』 。 で、一方の 『ペエスケ』 。 園山俊二って、ギャートルズやん! …というので、児童たちの間では大いに期待が持たれていたんっすが、何か、今ひとつだったような? ま、4コマ漫画を毎日書き続けるのって、たとえ、それが 『100日後に死ぬワニ』 のように、何のオチもないものでも、大変なんやろな。 そんな気がしないでもないので、生温かい目で見守って行きたいと思うんっすが、で、他には、えーと、大阪市住吉区の三菱銀行北畠支店で猟銃事件 (三菱銀行人質事件)。  ああ、ありましたなぁ。 梅川でしたっけ? んーと、 これ 。 客と行員30人以上を人質として立てこもり、警察官2名、支店長と行員、計4名を射殺。 うわぁぁぁ、酷ぇぇぇぇぇ…。 梅川、クズ中のクズやんけ! で、この記事、あまりにも無駄に中身が濃くて、途中で読むのを諦めてしまったんっすが、これほどの力作を読まされると、コーヒー1杯分くらいの寄付は、やむを得ないかな? そんな気がしないでもありませんな。 いつの間にか、ウザい寄付の依頼が出てこなくなったんっすが、もう諦めたんっすかね? なら、ま、いっかぁ…と。

 で、この続きはまた次回にでも書くとして、この年のヒット曲。 上記の収録曲をざっと見渡して見ると、アイドル (女子) の世界では、山口百恵の1強って感じ? “花の中三トリオ” の残りの、森昌子と桜田淳子は? 森昌子は中三の頃からオバサン臭くて華がなかったし、桜田淳子はヨナハで子どもを産んじゃったし(←地元に伝わる都市伝説)、それやこれやで、明暗が分かれちゃった感じ? で、一方、アイドル (男子) の世界は、西城秀樹郷ひろみの2強。 “新御三家” の残りの、野口五郎は? 大人になって改めて聞いてみると、野口五郎の歌って、なかなかの名曲揃いだったりするんっすが、いわゆるアイドルっぽさとは無縁の、渋い系の路線でしたからね。 で、アイドル以外では、ゴダイゴアリスツイストサーカスチューリップ と、片仮名のバンドの活躍が目立ちます。 半分漢字なんっすが、甲斐バンドなんてのもいますな。 それぞれ、ロック寄りだったり、フォーク寄りだったりして、立ち位置は違うんっすが、とりあえず、片仮名ということで十把一絡げにしておいて。 その他、松山千春八神純子円広志といったシンガー・ソング・ライターも台頭していて、なかなかバラエティに富んだラインアップだったりするんっすが、とりあえず今回は10曲目まで、順番に見ていくことにしましょうかぁ。

 まずは渥美二郎 「夢追い酒」 (作詞・星野榮一/作曲・遠藤実) 。 いきなり、糞ダサい演歌が出て来ちゃいましたな。 こんなの 「青春」 でも、何でもねぇ…。 そもそも渥美二郎って、渥美清とゴッチャになって、顔を思いだそうとしても、寅さんが出て来ちゃうし、名前のわりに、厚みに欠ける二郎やな。 そんな印象しかなかったりするんっすが、いや、さすがに 「夢追い酒」 くらいは知ってるんっすけど。 あなた、なぜなぜ、私を捨てた〜♪ よくよく見ると、なかなかいい詞だったりするんっすが、いかんせん、11歳の児童からすると、オッサン臭い二郎やな…と。 演歌、エエんか? アカンか、やっぱり…。 子どもにはウケないっすよね。

魅せられて

 ということで、次。 ジュディ・オング 「魅せられて」 (作詞・阿木燿子/作曲:筒美京平) 。 うぉぉぉぉぉ、筒キョン、最大のヒット曲、来たぁぁぁぁぁぁぁ! オリコンの集計で123.5万枚のセールスを記録…だそうですぜ。 オリコンとか、今ではすっかりオワコンなんっすが、パソコン、ファミコン、蓮根、ロリコン、ほんこん。 この中なら、さすがに、ほんこんよりは上かな? で、蓮根とロリコンの間くらいかな? それくらいの権威はあったんっすよね、当時。 で、そもそも、ジュディ・オングって、何者や? …というのが、実はよく分かってなかったりするんっすが、名前が片仮名ってことは、やっぱり外人? で、何となく中国っぽい雰囲気が感じられるんっすが、ジュディ・オング (本名・帰化名:翁ジュディ 1950年1月24日 - )は、台湾出身の歌手、女優、版画家。 あ、台湾出身でしたか。 欧陽菲菲(オーヤンフィフィ)や、テレサ・テンもそうでしたっけ? で、歌手、女優。 ここまでは分かるんっすが、版画家。 ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展 。 おお、めちゃくちゃ上手いやんけ! 棟方志功よりもイケるやんけ! 個人的に、棟方志功の版画が至高だとは思えなかったりするんっすが、棟方は大変な近視のために眼鏡が板に付く程に顔を近づけ、軍艦マーチを口ずさみながら板画を彫った。 このビジュアルがウケてるだけちゃうんけ? …と。 で、 「魅せられて」 。 〜エーゲ海に捧ぐ〜 みたいな副題が付いてましたよね。 …と思って調べてみたら、正しくは 「エーゲ海のテーマ 〜 魅せられて」 。 『エーゲ海に捧ぐ』 は池田満寿夫の小説。およびそれを原作とした映画作品…でありましたか。 何か、エロい作品だった模様でありますが、ジュディ・オングの歌も、ちょっとエロかったっすよね。 映像は こちら 。 真っ白なヒラヒラの衣装は、当時の児童に大きなインパクトを与えました。 で、これ、イントロからして、神懸かってますよね。 めっちゃエーゲ海やん! で、歌詞と曲では、なんたら、かんたら、かんたら、エイジア〜、女は海〜♪ ここのところが、最高っ! エイジア? エーゲ海って、アジアなんか? …というのが、今ひとつ腑に落ちなかったんっすが、Wind is blowing from the Aegean 翻訳ソフトに掛けたら、ちゃんと 「風はエーゲ海のものから吹いています。」 と出て来て、なかなか優秀なんっすが、はああ〜、んんん〜、はああ〜♪ ここのところが何ともエロくて、たまらんっ♪ 2番の歌詞とか、露骨にアレだったりして、果たして当時11歳の児童にその真意が伝わったのか、甚だ疑問だったりするんっすが、レースのカーテン引きちぎり、体に巻き付け、踊ってみたくなる〜♪ このイメージを具象化したのが、あのドレスなんでしょうな。 で、 こんなもの が。 3,115円 (税込) 。 意外とお値打ちなので、思わずポチりそうになったんっすが、在庫がなく、発送にお時間をいただく商品です (入荷待ち) 。 いつまで待っても、入荷しそうにない気がしないでもなくて、うーん、残念…。

 で、次。 西城秀樹の  「YOUNG MAN」 (作詞:HENRI BELOLO/訳詞:あまがいりゅうじ/作曲:JACQUES MORALI) 。 これ、当時のヤングマンの間で、大流行 (おおはやり) しましたよね。 素晴らしい、YMCA (チャチャラ、チャラチャチャ) YMCA♪ YMCAって、どんな素晴らしいものなのかと思って調べてみたら、キリスト教青年会。 何か、あまり素晴らしくはなさそうで、ガッカリした記憶があるんっすが、で、映像は こちら 。 みんなでこれ、歌って踊りましたなぁ。 ちなみにこれ、元歌は ヴィレッジ・ピープル 。 動かない動画で、外人もちゃんと、あの人文字(?)の振り付けをしているのかどうか、確認することは出来ませんでしたが、訳詞:あまがいりゅうじ。 甘海老とバカ貝のハイブリッドみたいな名前なんっすが、馴染み深いのもあってか、日本語の歌詞のほうがイケてるような気が。 いかにもヤングなマンらしく、めっちゃ前向きっすよね。 外人さんサイドが何を歌っているのかは、よく分からんのっすが、宗教絡みで、説教くさいことを言ってくれちゃってる予感が。 で、ググってみたら、 これ 。 Y.M.C.A.にお泊まりすると、楽しいよ♪ あ、ゲイ・ソングでありましたか。 今でこそ、ハードゲイの芸とかも、世間に受け入れられるようになってきておりますが、当時、ハードゲイのハードルは高かったでしょうなぁ。  まずマネージャーのあまがいりゅうじ (天下井隆二) に依頼して “健全な若者応援歌” を印象づけるようタイトルを「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」とし、ゲイ色を 取り払った日本語歌詞 (訳詞) とアレンジ (大谷和夫) に創り換えました。 ほぉ。 あまがい君は、マネージャーだったんっすな。 で、また、振付師・一の宮はじめと相談して【Y】【M】【C】【A】の人文字を考案、スポーティーな イメージを強調させる振り付けを取り入れました。 で、これが大当たり。 振付師・一の宮はじめ君、めっちゃ優秀やん! んーと、 この人 っすか。 西城が唄いながら「Y.M.C.A.」の4文字を両手を使って表現したパフォーマンスは、西城からヴィレッジ・ピープルにも紹介された。 逆輸入されてて、凄ぇぇぇぇぇ!

 …と、ヒデキくんの素晴らしさが再認識されたところで、次。 敏いとうとハッピー&ブルー 「よせばいいのに」 (作詞・作曲:三浦弘) 。 先ほどのカタカタ系バンドの仲間から、この “敏いとうとハッピー&ブルー” は除外させて頂いたんっすが、ロック寄りでも、フォーク寄りでもない、古くから昭和歌謡界に棲息しているムード歌謡の一族っすよね。 何でもいいけど、ハッピー&ブルー。 幸せなのか憂鬱なのか、はっきりしろ! そう、言いたくなっちゃいますよね。 1971年にグループを結成し、リード・ヴォーカルに森本英世を迎えて1974年に 「わたし祈ってます」 がヒット。 そうそう。 内山田洋とクール・ファイブもそうなんっすが、メインボーカルがリーダーとは別の人だったりするんっすよね。 内山田洋とクール・ファイブって、前川清がリーダーなんちゃうん? …みたいな。 ハッピー&ブルーの森本英世は、そこまでメジャーではなかったりするんっすが、いつまでたっても、駄目な私ね〜♪ そんなコーラスで歌は幕を開けます。 で、動画は これ 。 動かない動画なので、どのオッサンがリードボーカルなのか、よく分からなかったりするんっすが、僕の予想では前列真ん中の人が森本英世クンで、リーダーの敏いとうは後列・左から2番目の眼鏡かな? …と。 ちなみにこれ、三浦弘とハニーシックスの楽曲で、1976年5月にシングル発売。それから3年後の1979年6月に敏いとうとハッピー&ブルーがリメイク・シングルとして発売。 そういうアレだったんっすな。 確かに作詞・作曲が三浦弘になっていて、誰や? …とか、思っていたんっすけど。 自分で詞と曲まで作ったのにぜんぜん売れなくて、敏いとうに手柄を全部持っていかれて、三浦クン、踏んだり蹴ったりなんっすが、でもまあ、作詞・作曲のほうで印税が入ってくるから、いっかぁ…と。 カラオケだけで、相当に稼げそうですもんね。 何でもいいけど、クールファイブ (冷静沈着な5人組) とか、ハニーシックス (蜂蜜でベタベタな6人組) とか、ベタな名前が多いっすな。 ハッピー&ブルーとか、むしろ、頑張ってるほうじゃね? そんな気がしてきたんっすが、よくも悪くも、典型的なムード歌謡。 ま、こういうのが好きな人もいるんでしょうなぁ。 当時の児童のウケはよくなさそうなんっすが、続いてはこちら。

ガンダーラ

 ゴダイゴ 「ガンダーラ」 (作詞:山上路夫・奈良橋陽子/作曲:タケカワユキヒデ) 。 ゴダイゴは国際児童年のところでも名前が出ておりましたが、当時、めっちゃ人気があったんっすよね。 お陰で、日本史の世界では、後醍醐天皇の知名度が急上昇するという相乗効果があったんっすが、グループ名の由来の一つに後醍醐天皇がある。ミッキー吉野は自分の姓 「吉野」 から吉野朝廷 → 後醍醐天皇と連想でき、子供のころから好きだったからと語っている。 割と、そのまんまなんっすな。 英語表記では“GODIEGO”となる。 「DAI」 ではなく 「DIE」 という表記を思い付いたのはスティーブ・フォックスである。 「生きて、死んで、また生きる」 つまり不死鳥、復権した後醍醐天皇、七転び八起き、あるいは輪廻転生がイメージできることからミッキー吉野も同意したという。また 「GOD」 「I」 「EGO」と分けると、「神」 「自分」 「エゴ」という意味にもなる。 ここまで来ると、何だかこじつけっぽくて、ウザいんっすが、普通に「後醍醐天皇から取った」 で、エエやん…。 で、この 「ガンダーラ」 は、当時ヒットしていたテレビドラマ 『西遊記』 のオープニング・テーマ…ではなくて、エンディングのほうだったんっすな。 オープニングは、後から出てくる 「モンキーマジック」 。 歌はどちらもよく知ってるんっすが、ドラマそのものは見ていなかったので、今の今まで知りませんでした。 ストーリーはよく知らんのっすが、要は孫悟空とか、猪八戒とか、沙悟浄とかが出てくるヤツっすよね? で、歌詞で言うと、イン・ガンダーラ、ガンダーラ、なんたら、かんたら、イーンディア♪ タケカワユキヒデはめっちゃ英語が得意で、歌詞もみんな、最初は英語で書いて、それを日本語に直しとるらしいで。 当時、そんなふうに噂されておりましたな。 誰がそんなことを言っていたのかというと、さば兄が。 なるほど。 で、この部分だけは英語のまま、残したんかぁ。 当時11歳の児童だった僕は、素直にそう信じていたんっすが、今見たら、作詞は山上路夫・奈良橋陽子やんけ! で、 In Gandhara, Gandhara They say it was in India というのが正解だったんっすな。 「ガンダーラ、ガンダーラ、それはインドにあると言われている」…やな。 そう、さば兄 (当時・高校生) が、自慢げに日本語に訳してくれたんっすが、今から思えば、めっちゃ簡単な英語やんけ! 「ガンダーラ (彼らが、それがインドであったと言うガンダーラ) で」 。 翻訳ソフトのほうが何か、詩的やんけ! いずれにしろ、男女の色恋沙汰ばかりが主題の歌謡界にあって、なかなか斬新な切り口の歌であるな。 そのように感心した覚えがあるんっすが、色恋沙汰ではない歌謡曲と言えば、アリス 「チャンピオン」 (作詞・作曲:谷村新司) も、そうっすよね。 ボクシングのチャンピオンをテーマにしたものなんっすが、谷村新司クンは恐らく、 『明日のジョー』 にインスパイアされたのではなかろうかと。 男が歌っても恥ずかしくない歌…というので、当時の男子には人気があったんっすが、主人公であるチャンピオンのモデルはカシアス内藤。 あ、『明日のジョー』 、何の関係もないやん! 誰や、カシアス内藤って? そんなカシスソーダみたいな名前で、ホンマに強かったんか? …と思ったら、 これ 。 うーん、微妙…。 沢木耕太郎はカシアス内藤と練習等の日常生活から実際の試合まで行動を共にし、1976年に『クレイになれなかった男』 と 1981年に 『一瞬の夏』 を書き上げ発表した。 『クレイになれなかった男』では、恵まれた才能を持ちながら、あと一歩の処でチャンスを掴み切れなかった内藤を自らの姿と重ね合わせ、カシアス・クレイや 『あしたのジョー』 の主人公・矢吹丈と対比させることで 「燃え尽きたい」 と願っても 「燃え尽きることができない」 悲哀を描いた。 お、『明日のジョー』と、まったく何の関係もないワケではなさそうっすな。 谷村新司クンの頭の片隅に、絶対にジョーがいたに違いないんっすが、で、そろそろ面倒になってきたので、動画とはか割愛して、次に進みましょう。

カリフォルニア・コネクション

 水谷豊 「カリフォルニア・コネクション」 (作詞・阿木燿子/作曲:平尾昌晃) 。 歌手じゃなくて俳優っすよね、水谷豊。 伊藤蘭 (←キャンディーズのランちゃん) の旦那でもあります。 ランちゃんと結婚するとか、許せん! らんちゅう (←金魚) で、我慢せぇ! そう、言いたくなっちゃう人は少なくないと思いますが、僕はスーちゃん派だったので、別に、いいやぁ…と。 で、この歌、テレビドラマ 『熱中時代・刑事編』 の主題歌だったんっすな。 見てなかったので、何の思い入れもなかったりするんっすが、熱中より、らんちゅうだよね? …と。 いや、金魚も別に、そんなに好きではなかったりするんっすけど。 らんちゅうとか、奇形にしか見えなかったりするし。 ということで、次。 甲斐バンド 「HERO(ヒーローになる時、それは今)」 (作詞・作曲:甲斐よしひろ) 。 いいっすよね、甲斐バンド。 少なくとも、ゴムバンドよりはゴム臭くなくて、いいと思うんっすが、歌詞はけっこう、クサいんっすけどね。 生きるってことは、一夜かぎりのワン・ナイト・ショー、矢のように走る、時の狭間 (はざま) で踊ることさ♪ よく、こんな詞、書けましたなぁ。 で、よくこんな歌、真顔で歌えますなぁ。 ま、曲のほうはカッコいいので、ぜんぜん大丈夫なんっすが、一度、カラオケで歌ってみようかな? …と、密かに画策していたり。 とまあそんなこんなで、今日のラスト。 岸田智史 「きみの朝」 (作詞:岡本おさみ/作曲:岸田智史) 。 リンク先の歌手名が岸田敏志になってるんっすが、 「きしだとしし」 とかいう別人? それとも、改名しちゃった? どうやら、後者みたいなんっすが、敏志と書いて 「さとし」 。 じゃ、岸田智史のままでいいじゃん。 そんな気がしないでもないんっすが、ま、花田虎上 (はなだまさる) よりはマシかと。 世の中に、虎上 (まさる) に勝らない名前など、存在しない気がするんっすが、兄貴はコレだし、弟はアレだし、兄弟揃って、強大な陰謀に操られているとしか…。 で、岸田 敏志 (きしだ さとし、1953年4月18日 - ) は、日本の歌手 (シンガーソングライター) 、作曲家、俳優である。旧芸名は岸田 智史(読みは同じ)。本名は稲田 英彦(いなだ ひでひこ)。 本名、稲田クンっすかぁ。 本名・稲葉クンとしては、何となく親近感を持ってしまうんっすが、同じイネ科の生き物として、頑張ろう! そう、エールを送りたくなっちゃいますよね。 イネ科花粉症の人にとっては、迷惑千万な話なんっすが、かく言う僕もそうなので、ま、いいかぁ…と。 夏場に河川敷とかにいくと、大変なことになっちゃうんっすが、イネ科の植物は、いねぇが? そう、ナマハゲみたいに確認してからでないと、迂闊には近づけなかったり。 で、「きみの朝」。 モーニング、モーニング、きみの朝だよ、モーニング、モーニング、きみの朝だよ♪ あまり大したことは歌ってませんな。 ま、サビのフレーズこそアレなんっすが、それ以外のところでは、割と深いことを言ってますよね。 群衆を飲み込んだ都会の悲しみの渦の中に、コーヒー一杯分の優しさを、注ぎ込む僕の唄よ♪ やっぱ、Wikipediaに寄付したほうがいいかな? そんなことを思いつつ、この続きはまた、次回。


( つづく♪ )


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