『 青春歌年鑑('72-1 ) 』

〜「女のみち」から「虹と雪のバラード」まで〜


1 女のみち / 宮史郎とぴんからトリオ
2 瀬戸の花嫁 / 小柳ルミ子
3 さよならをするために / ビリー・バンバン
4 旅の宿 / よしだたくろう
5 ひとりじゃないの / 天地真理
6 喝采 / ちあきなおみ
7 ちいさな恋 / 天地真理
8 太陽がくれた季節 / 青い三角定規
9 悪魔がにくい / 平田隆夫とセルスターズ
10 夜明けの停車場 / 石橋正次
11 だれかが風の中で / 上條恒彦
12 結婚しようよ / よしだたくろう
13 愛する人はひとり / 尾崎紀世彦
14 サルビアの花 / もとまろ
15 虹と雪のバラード / トワ・エ・モワ
16 終着駅 / 奥村チヨ
17 夜汽車 / 欧陽菲菲
18 純潔 / 南沙織
19 せんせい / 森昌子
20 雨のエアポート / 欧陽菲菲
21 男の子女の子 / 郷ひろみ
22 誰も知らない / 伊東ゆかり
23 どうにもとまらない / 山本リンダ
24 別れてよかった / 小川知子
25 耳をすましてごらん / 本田路津子
26 出発の歌 / 上條恒彦
27 望郷子守唄 / 高倉健
28 長崎慕情 / 渚ゆう子
29 哀愁のページ / 南沙織
30 赤色エレジー / あがた森魚


 日本で一番たくさん売れたシングル・レコードは何だと思いますか? 「およげ!たいやきくん」。 正解です。これはもう、世間の一般常識の範囲ですよね。では、2番目に多く売れたシングル・レコードは何でしょう? 「だんご3兄弟」? ハズレです。このレコードは発売当初、“たいやきくん”を超えるか?…とか言われて騒がれておりましたが、後半、まるで原田雅彦の失敗ジャンプのように失速して、結局は3位どまり。じゃ、2位は何かというと、宮史郎とぴんからトリオ「女のみち」 なのでありました。ちなみに1位の売り上げ枚数は454.8万枚。2位が325.6万枚で、3位の“だんご”が291.8万枚。4位以降はそれこそダンゴ状態でありますので、“たいやきくん”の圧倒的な一人勝ちといった状態です。どうしてあんなレコードがそんなに売れたんですかね? という疑問は第2位の 「女のみち」 にもそのまま当てはまるんですが、これといって特徴もない、ごく普通のド演歌ですもんね。そもそも“ぴんから兄弟”って、いつからトリオになったんや?…というところからして、調べてみないと僕にはよくワカランのですが、えーと、“ぴんからトリオ”。元々、宮史郎宮五郎、それに並木ひろしのトリオだったのが、並木の脱退により、“ぴんから兄弟”として活動を再開した。…とありますな。なるほど、いつからトリオになったんや?…ではなくて、いつからトリオじゃなくなったんや?…というのが正解だったんですな。とまあ、ここまでは理解出来たんですが、問題になってくるのは“宮史郎とぴんからトリオ”という名称でありまして、宮史郎は“ぴんからトリオ”の一員なので、これではダブル・カウントになっちゃいますよね。それでいいのか?史郎。おまけに 「女のみち」 のジャケットには5人ものオッサンが顔を揃えております。宮史郎と“ぴんからトリオ”の一員である宮史郎とは同姓同名の別人である。…と仮定したところで一人足りないし、こういうワケのわからんミステリー性が話題になって、思わず325.6万枚も売れちゃったんですかね? いずれにせよ、“WinMX”で 『青春歌年鑑 '72』 にキューを入れ続けるも未だに落とせず、仕方がないから収録曲個別でアタックしてみたところ、運悪く 「女のみち」 はダウンロード出来てしまったんですが、気持ちをまっさらにして純真な気持ちで聴きなおしてみても、やっぱりどうしてこんな歌が325.6万枚も売れてしまったのか、今ひとつ理解に苦しむ僕なのでありました。

 で、2曲目。小柳ルミ子「瀬戸の花嫁」 。いや、こんな僕でも歌えるような歌が、これほど昔の歌だったとは意外でありますなぁ。同じくルミ子ちゃんの 「私の城下町」71年ということで、これらは僕が3〜4ちゃい当時の歌…ということになりますもんね。ちなみに塩サバ2号はボケなのかマジなのか知りませんが、この歌の舞台は愛知県の瀬戸市だと思っていた。…とか言っておりましたが、あんな内陸の町に、“瀬戸は日暮れて、大波、小波〜♪”は、ねーやろ?…と、冷静に考えれば分かりそうなものですけどね。これは言うまでもなく、瀬戸内海に浮かぶ小さな島を舞台にしたものでありまして(←たぶん)、で、この歌が子供たちの間でポピュラーになったのは、替え歌…というのともちょっと違うんですが、とにかく“あの歌”のおかげであることはまず間違いないと思います。“瀬戸わんたん、日暮れてんどん、夕波こな味噌ラーメン♪”…というヤツ。ここまではほぼ全国的に一致しているようなんですが、この先は地域によって微妙に違っているみたいですね。“あなたの島えびてん、お嫁に行くのり茶漬け”…だったり、“あなたの島えびふらい、お嫁にいくのーりまき♪”…だったり。あ、その前の“味噌ラーメン”のところが”味噌おでん”だったりするところもあるんですな。で、かつて、上岡龍太郎がテレビで突っ込みを入れていたのが、“若いと誰もが心配するけれど、愛があるから大丈夫なの〜♪”…という部分でありまして、「それが若いっちゅうんや。」…とか何とか。なるほど、確かに“愛があるから大丈夫♪”って、物凄く世間知らずな発言ですよね。「ま、それが“瀬戸の花嫁”の可愛いところなんやけどね。」…って、なるほど、テーマは“幼な妻”でありますかぁ。ちなみに作詞は山上路夫、作曲は平尾昌晃。で、塩サバ2号はマラソンの瀬古選手の婚約が決まった時、「これで“瀬古の花嫁”というギャグを使えんようになるなぁ。」…とか何とか、ワケのわからんことを言っておりました。


 で、3曲目はビリー・バンバンの 「さよならをするために」 なんですが、ビリー・バンバンって、どういうキャラでしたっけ? 僕の1歳上の従姉に、小学生時代“バンバン”と言うあだ名で呼ばれていたギャルがいて、その由来はサダカではないんですが、「気が強くて言いたいことをバンバン言うから。」…とかでしたっけ?…と、同意を求められても困ると思いますが、何だか小学生の頃からオトコ好きのする顔をしておりましたな。で、こう言っては何ですが、どうにもこうにも不釣合いな男と結婚しちゃいまして、どうしたのか?…と思っていたら、離婚しちゃったみたいですけどね。いや、女というのは“そこそこの顔”のほうがいいようでありまして…って、いや、これはあくまでも僕の主観なんですが、ま、顔がどうのというよりも性格の問題である気もしますけどね。で、ビリー・バンバン。“ビリー大西”と“バンバン良夫”とかのユニット?…とか思っていたらそうではなく、“菅原進”と“菅原孝”の兄弟デュオ…とのことでありました。とすると、“元祖・狩人”みたいなものですかね? 1969年「白ブランコ」でレコードデビューし、いきなり大ヒット…って、そうそう。そういえばそんな歌がありましたよね。“君はおぼえているかしら、あの白いブランコ、風に吹かれて二人でゆれた、あの白いブランコ♪”…って、こんな歌を男兄弟で歌っていて、気持ち悪くないのか?…と他人事ながら心配になっちゃうのは“狩人”と同じなんですが、ところで“ブランコ”というのは何語なんですかね? ブラブラさせるから、ブラん子。…みたいな日本語のような気もするし、フランス語あたりのような気もするし、“ビアンコ”とか“ドミンゴ”みたいにラテン系が入ってるような気もするし。…と思って調べてみたら、何だかとてつもなく難しい漢字が出てまいりました。“鞦韆”って、んな漢字、書けるか!…といった感じなんですが、いや、根はどうやらポルトガル語らしいんですけどね。

 とまあ、それはそうと“ビリー・バンバン”の由来なんですが、こちらのほうも調べてみないとよく分かりません。“菅原”という名前の兄弟だったら普通、“エルヴィン菅原と大宰府ブラザース”みたいな名前にしますよね? ということで、調べてみました。わかりませんでした。先に進みましょう。えーと、この 「さよならをするために」 という歌でありますが、聴いてみたところ、内山田洋とクールファイブ的なムード歌謡に、谷村新司をミックスした?…みたいな感じでありまして、さほど気持ち悪くない点は大いに評価していいと思います。で、“元祖・狩人”という表現は案外、的を得てるかも?…という気もちょっとだけしました。で、続いてはよしだたくろうの 「旅の宿」 です。 このCDでは名前が平仮名表記になっているので、続けて書くと何だか読みにくいんですが、で、続いてはよしだたくろう「旅の宿」 です。…と、太文字を使ったほうがわかりやすかったですかね? ちなみに吉田拓郎はデビュー当時、“よしだたくろう”という平仮名の名前だったようですが、ま、井上陽水の“アンドレ・カンドレ”に比べたら全然恥ずかしくないですけどね。で、 「旅の宿」 。これは名曲です。ハーモニカを駆使したイントロはニューミュージックの幕開けを予感させますし、タイトルこそ 「旅の宿」 と何だか演歌調でありますが、曲調と歌詞は、いかにもフォークだなぁ。…といった感じの仕上がりになっております。えーと、作詞は岡本おさみ、作曲は吉田拓郎ですかぁ。

 “浴衣の君は、すすきのかんざし〜♪”…って、今どき、そんなギャルはおらんやろ?…という気がするんですが、1970年代の初頭には、頭にススキをぶっ刺したギャルが寂れた温泉宿に出没したりしていたわけです。思えばいい時代だったんですなぁ。で、個人的には、“熱燗徳利の首つまんで、もう一杯いかが?なんて、妙に色っぽいね〜♪”…という歌詞が好きでありまして、いやあ、いいですなぁ、こういうシチュエーション。萌えますねぇ。で、こうなってしまった以上は、この後にあんなことやら、こんなこと。ああん、そんなことまでぇ♪…といった世界が展開されるに違いないんですが、それでなければ、いったい何のための温泉宿や?…といった感じですもんね。で、実際、“君の膝枕にうっとり〜♪”…となったところまではよかったんですが、最後のところはちょっといただけません。“もう飲み過ぎちまって、君を抱く気にも、なれないみたい〜♪”…って、ああん、こんなところまで連れて来ておいてぇ。。。


 しっかりしろ、拓郎!…ということで、次です。「ひとりじゃないの」 by 天地真理。知りません。ということで、次です。あ、今回は音源をGET出来なかったこともあって、今後の展開にはまったく期待が持てないであろうことをあらかじめ了解して頂いて、6曲目はちあきなおみ「喝采」 です。あ、これは何とかなりそうですね。有名ですもんね。吉田旺作詞、中村泰士作曲で、この年のレコード大賞を受賞した歌であります。 ちなみに最優秀歌唱賞和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」 …って、いや、こんなに昔の歌だったんですな。ちっとも知りませんでした。あ、最優秀でない普通の歌唱賞のほうは 「瀬戸の花嫁」 なんですね。で、全部で4名が受賞(←正しくは3名と1組?)という量産体制にあった新人賞には郷ひろみ森昌子が名を連ねております。72年というのはそういう年だったんですな。でもって、「喝采」。これはアレです。“あれは3年前♪”です。シチュエーションとしてはアレですね。3年前、おかんの制止を振り切って、「あたい、歌手になるのぉ♪」とか言って上京した娘がステージで喝采を浴びるほどの成功を納めて、めでたし、めでたし。…と思っているところに故郷から“黒い縁取りの手紙”が届くと。思わず、ふほぉー!…と驚いてしまうほどの訃報でありますな。が、それでもステージに上がらなければならない彼女は、町外れの教会で喪服に身をつつみ、“祈る言葉さえ、忘れてた〜♪”…と。ま、煎じ詰めればそういう歌です。物語性がありますよね。そういうところが日本人の“心のきんたま”に触れたんだと思いますが、あ、“きんたま”ではなくて、“心の琴線”でしたか。ま、いずれにせよ、作品としての完成度とあいまって、ちあきなおみの歌唱力も見逃せないですよね。魅惑のハスキーボイスからは、いかにも3年前に家出してそう?…といった気配を窺わせ、とっても“ハマリ役”だったと思います。

 で、7曲目。「ちいさな恋」 by 天地真理。知りません。どうやら僕は、天地真理に弱いらしい。…ということが判明したところで、次です。8曲目は青い三角定規の 「太陽がくれた季節」 。この“青い三角定規”というのはこの年の新人賞にも名前を連ねておりますが、どういう意図があって、こんなヘンな名前を付けたんですかね? 幸いにも僕は“青い三角定規”の一員では無いからよかったようなものの、もし僕が“青い三角定規”の一員で、町で見知らぬ人から、「もしかして“青い三角定規”のヒトですかぁ?」とか声を掛けられたら、恥ずかしくって、「いや、人違いです。」…とか答えてしまうかもしれません。それくらい“こっ恥ずかしい”でっせ、“青い三角定規”って。“アンドレ・カンドレ”といい勝負?…といった感じなんですが、“五つの赤い風船”よりはちょっとだけマシ?…といった気もしますよね。とにかくまあ、 「太陽がくれた季節」 ( 作詞:山川啓介 作曲:いずみたく )…って、これほどまで、ストレートに“青春”を感じさせる歌というのも珍しいですよね。“君は何をいま、見つめているの〜♪”…という歌い出しを聴いた瞬間、思わず夕陽に向かって走ったり、バレーボールで回転レシーブをしたり、足首の捻挫の痛みをおしてバレーの発表会に出たくなったりしちゃいます。いや、正しい青春ですな。“君も今日からは僕らの仲間〜♪”…という言葉を、昔、僕をいぢめた奴らに聴かせてやりたい気分で一杯です。朝、焼餅を食ってちょっと餅臭かったからって、“”なんてワケのわからんあだ名を付けるんじゃねーって!

 ということで、9曲目。平田隆夫とセルスターズ「悪魔がにくい」 。知りません。平田隆夫も知らないし、セルスターズも知らないし、 「悪魔がにくい」 も知らないしぃ。しかし何ですな。 「悪魔がにくい」 …って、今ひとつ“ひねり”のない曲名でありますな。“悪魔”なんてものは悪いヤツであるに違いなく、それが憎いというのは至極当然の話でありまして、これがもし、「愛が憎い」とかいうのなら逆説的で奥が深いな。…といった気もするんですが、 「悪魔がにくい」 では、 「ウンコがくさい」 というのと大して違いがありませんもんね。…って、いや、それとこれとは話が少し違うんぢゃないか?…という気もするんですが、とりあえず、次です。あ、この先、僕の知ってる歌は1曲しか出てこないので、今日は終わったも同然なんですが、10曲目は石橋正次「夜明けの停車場」 。誰なんすか? まさつぐ、もしくは、せいじ。 …と思って、“夜明けの停車場 石橋正”でサイト検索したところ、“人生の仮装舞台 夜明けの停車場・石橋正次 ・夜明けの停車場・石橋正次・性愛の罪・夜明けの停車場・石橋正次・性愛の罪・夜明けの停車場・石橋正次・性愛の罪・夜明けの停車場・石橋正次・性愛の罪・夜明けの停車場・石橋正次・性愛の罪・夜明けの停車場・石橋 ...”…とか出てきて、何だかよくわからんのですが、どうやらこの歌のテーマは“性愛の罪”。そいういうことみたいですね、丹古晴己作詞、叶弦大作曲、“夜明けの停車場にふる雨はつめたい、涙をかみしめてさよなら告げる、きらいでもないのになぜか、別れたくないのなぜか〜♪”…って、この歌のいったいどの辺が“性愛の罪”なんすかね? 僕にはよくわかりません。


 11曲目、上條恒彦「誰かが風の中で」 。知りません。いや、上條恒彦というオッサンは知っておりますが、 「誰かが風の中で」 という歌は知りません。で、 上條恒彦 というオッサンのことは知っているといっても、それほど詳しいことまで知っているわけではなく、子供の頃の呼び名は、やっぱり“つねちゃん”?…と推測出来るくらいのことなんですが、やかましいっ!…って、あ、今、会社の横の田んぼでトリがギャーギャー鳴いていたんですが、心の中で文句を言ったら静かになりました。で、上條恒彦に関して僕が知っていることと言えば、本名は“上条恒彦”と、微妙に字が違っているということと、下條アトムとは違う。…ということくらいなんですが、とまあそういうことで、次です。よしだたくろう「結婚しようよ」 …って、ようやく僕の知っている歌が出てきましたので、ちょっと真剣に考えてみましょう。“僕の髪が肩まで伸びて、君と同じになったら〜♪”、さっさと床屋に行けって!…と、僕が言いたいのはそれだけなんですが、ちなみに髪の毛の伸びる速さというのは平均して、1日あたり 0.35ミリ なんだそうですね。1日 0.35ミリ 、3日で1ミリ3ミリ伸びて、2ミリ縮む〜♪…って、いや、縮まないとは思いますけど。でも、陰毛は縮んでるぢゃん。…って、アレは別に伸びてから縮んだわけではなくて、最初から縮んでいるというか、正確には“ちぢれている”というか、とにかくまあ、そんなことはどうでもよくて、僕が言いたかったのはどういうことなのかと言うと、肩まで髪が伸びるのに一体どれくらいの時間がかかるのか?…ということなんですけどね。現状、拓郎クンの髪の毛がどれくらいの長さであるかによって、その所要時間は変わってくるわけでありますが、とりあえず“五分刈り”であると仮定しましょう。“五分刈り”というのは一体どれくらいの長さに刈るのか、理容業界に疎い僕にはよくワカランのですが、ま、1センチよりは長いよね?…という気がしないでもないので、8ミリである。…と勝手に定義を決めて、続いての問題は、“肩まで伸びた髪と言うのは一体どれくらいの長さなのか?”…ということでりますな。生憎と僕には今現在、気安く髪の毛をわけてくれるようなギャルはおりませんので、これまた推測で参りましょう。27.3センチ。まったく何の根拠もないくせに妙に細かい数字を出してしまいましたが、となると、求められる髪の毛の伸びる長さは “273.0−0.8=272.2ミリ”ということになりますね。3日で1ミリ伸びるから、3倍して817日弱。実に2年以上も待ち続けなければならないことになちゃいます。ホントに結婚する気はあるのか、拓郎!?

 ま、この計算は拓郎クンが“五分刈り”であると仮定したところなどに若干の問題があるわけですが、もうすっかり気持ちが冷めてしまった女に結婚をしつこく迫られたりした場合、有効的な手段ではありますな。“僕の髪が肩まで伸びて、君と同じになったら〜、約束どおり町の教会で、結婚しようよ〜、んん〜♪”…とか何とかうまい事を言っておいて、毎月きっちりと床屋に行けばいいわけですもんね。ま、さすがに1年もすると、「いつまでたったら肩まで伸びるのよっ!」…とか言われて、“床屋禁止令”を発令される恐れはありますが、ま、その時はその時で、“なで肩”にしちゃうとか。で、正確には33センチでありました。何がなのかというと、肩まで伸びた髪の長さなんですが、原稿書きにちょっぴり疲れたので、先ほど現場へと抜け出して、ついでに頭から肩まで紐を垂らしてその長さを計測してみたんですが、その結果が33センチでありました。これで拓郎クンのヘアスタイルが“五分刈り”より若干長くても先ほどの計算が成り立つことになりますが、とまあそんなことで、この曲に関しては、おしまい。で、残すところあと3曲ですね。えーと、まずは尾崎紀世彦「愛する人はひとり」 。はあ、そうですかぁ。紀世彦クンにそんなことを言われると、“もみあげフェチ”の人なら喜ぶかも知れませんが、普通の人だったら引いちゃいますよね。少なくとも僕は嫌です。次。 もとまろ「サルビアの花」 。何者?…というところから話を進めなければならないので面倒なんですが、えーと、もとまろ。あ、例えば“山田もとまろ”みたいな個人の名前だと思っていたら、グループ名だったんですな。しかも当時、青山学院大と短大に在学中の3人の女子大生のグループ…ということだから、これはもう、吸わなければなりません。いや、何を吸うのかというと、サルビアの花の蜜を…なんですけどね。“もとまろ”3人組の乳を順番に吸いたいとか、そういう、いやらしい事を言ってるわけではありません。ほんのり甘くって、初恋の味がしますからなぁ、サルビアの蜜は。…って、自分で書いてて首筋のあたりがむず痒くなってまいりましたが、インキンが首まで上がってきましたかね?

 ということで、72年版の前半もこれで最後です。「虹と雪のバラード」 By トワ・エ・モワ。 知りません。とまあそういうことで、おしまい。

( つづく♪ )


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