『 青春歌年鑑('71-1 ) 』

〜「わたしの城下町」から「さいはて慕情」まで〜



 ここに1冊の雑誌があります。『アクションカメラ・82年5月号』、えーと、特集は“石川ひとみ(セクシーショット)、斉藤慶子(ハイレグ)、河田志保(ヌード)、中川みづ穂(ヌード)、マリー(水着)、まいったんぐ(生足レオタード/山本ひろ美他)”…って、いや、こんな雑誌は別にどうでもいいんですが、それにしても何なんですかね?“まいったんぐ”。“山本ひろ美他”となっているところをみると、あるいはセクシー系アイドルグループの類かもしれませんが、いずれにせよそのネーミングは“まいっちんぐマチコ先生”に由来するものであると思われます。生足にタッチ!ああん、まいったんぐ〜♪…みたいな。で、それはそうと、僕が話題にしたかったのはそんなことではなくて、『特選街・2003年11月号』に書いてあった“ファイル交換ソフトってヤバイの?”という記事でありまして、いや、ヤバイと思いますけどね、僕は。こりゃ、どう考えてもヤバイやろ?…と思われるような、山本ひろ美の生足レオタードなど問題にならないような画像やら動画やらが出回ってますもんね。その筋のマニアの間では有名な『ザ・変態』というロリ系ビデオまであるくらいなんですが、すけべ系に限らず、音楽データをやりとりしたりするのもどう考えたって違法行為だと思われます。で、この記事によりますと、“WinMX”で音楽ファイルをアップロードというする行為は著作権だとか複製権だとか自動公衆送信権だかを侵害することになると。更にロリ系動画などを配信しようということになると、猥褻物陳列罪だとかロリ禁法なんかにも引っ掛かることになるわけですが、僕もそのことは充分に認識しておりまして、だからダウンロード専門で行こうと心に決めた次第なんですけどね。が、聞くところによると、共有ゼロの人がファイルを落とそうとしても入口のところで拒否するような設定にしている人がほとんどらしく、だからどうも、なかなかコレと言ったお宝をGETすることが出来なかったわけなんですなぁ。そこで僕は考えました。共有ファイルを作ることにしました。ただし、違法性のあるファイルはマズイだろうと思って、“塩通”のコンテンツを出展することにしました。“エビで鯛を釣る”というのはまさにこのことか!…といった感じなんですが、いや、効果のほどがイカほどのものであるかはサダカではないんですが、ダウンロードの効率がさほど上がったような気もしませんしね。世の中、それほど甘いものではありませんなぁ。。。

 で、この記事によれば、“自分が個人的に使用するためにダウンロードするだけなら、著作権侵害とはならない。”…とのことでありまして、いや、そんな都合のいい論理が世の中でまかり通るのか?…という気もするんですけどね。例えばこの『青春歌年鑑'71』という2枚組CDだって、Zipファイルで丸まま出展されておりまして、ただ、共有ゼロに等しい僕は未だに落とせないでいるわけなんですが、それでも収録曲のいくつかは個別にダウンロードすることに成功しました。すいません。個人的に使用するだけですので、どうか大目に見てください。その代わりといっちゃなんですが、“塩通”のコンテンツだったら、いくら勝手に持っていってもらっても構いませんので。

1 わたしの城下町 / 小柳ルミ子
2 知床旅情 / 加藤登紀子
3 また逢う日まで / 尾崎紀世彦
4 花嫁 / はしだのりひことクライマックス
5 さらば恋人 / 堺 正章
6 17才 / 南 沙織
7 京都慕情 / 渚ゆう子
8 雨の御堂筋 / 欧陽菲菲
9 砂漠のような東京で / いしだあゆみ
10 雨がやんだら / 朝丘雪路
11 昨日・今日・明日 / 井上 順
12 女の意地 / 西田佐知子
13 空に太陽がある限り / にしきのあきら
14 真夏の出来事 / 平山三紀
15 さいはて慕情 / 渚ゆう子
16 あの素晴らしい愛をもう一度 / 加藤和彦と北山修
17 生きがい / 由紀さおり
18 ざんげの値打ちもない / 北原ミレイ
19 戦争を知らない子供たち / ジローズ
20 夏の誘惑 / フォーリーブス
21 ふたりだけの旅 / はしだのりひことクライマックス
22 翼をください / 赤い鳥
23 別れたあとで / ちあきなおみ
24 潮風のメロディ / 南 沙織
25 誰もいない海 / トワ・エ・モワ
26 熱い涙 / にしきのあきら
27 青いリンゴ / 野口五郎
28 月光仮面 / モップス
29 中途半端はやめて / 奥村チヨ
30 水色の恋 / 天地真理


 “格子戸をくぐり抜け、見上げる夕焼けの空に♪”…って、こういう歌詞の引用もどこまで許されるのかよくわかりませんが、引用する必然性があって、尚且つ、引用箇所が明確であれば、ま、5行くらいまではいいかな?…と。ちなみにこの原稿では引用箇所を緑色で記載するという取り決めにしておりますが、小柳ルミ子「わたしの城下町」ですな。作詞:安井かずみ、作曲:平尾昌晃となっております。で、僕が驚いたのは、この歌、こんな昔やったんかい!?…ということでありまして、1971年と言えば、僕は3才。ようやく歯も生えそろって山菜が食べられるようになったカナ?…という時期でありまして、小柳ルミ子って、けっこうオバサンの癖に色っぽいよなぁ。…という認識はまだ持ち合わせておりませんでした。ま、ルミ子ちゃんも当時はまだギャルだったと思いますけど。プロフィールを調べてみると1952年生まれとなっておりましたので、71年当時は19歳。うん、ギャルですな。ちなみに本名は小柳留美子…って、漢字で書くと何だかフツーっぽいですなぁ。片仮名で小柳ルミ子と書くと、何だかケバっぽいんですけどね。この「わたしの城下町」がデビュー曲で、その年の日本レコード大賞新人賞を受賞したそうだから、この上ない芸能生活のスタートだったと言えるでしょう。で、幸いにもこの歌のファイルを手に入れることが出来ましたので、個人的に楽しもうと思うんですが、・・・。うんうん、なるほどぉ。個人的に楽しむだけのためにダウンロードしたものなので、人様にその感想を伝えられないのが残念なところでありますが、清水ちなみ『おじさん改造講座』だかに、この歌の“格子戸を〜”という歌詞を、ずっと“子牛戸”だと思っていた。…という告白があったような気がします。ネコを飼っているウチでは、よくネコ専用の小扉を作ったりするんですが、昔の農家には外に出て行った子牛が中に入ってこれるように“子牛戸”というのがあったんだね♪…と、子供ながらに自分を納得させていたそうでありますが、僕の耳には“見上げる夕焼けの空に〜♪”の部分が、“見上げる裕也、毛の空に〜♪”と聞こえたものでございます。裕也クン(←誰?)が空を見上げているイメージですよね。いや、子供心にも“毛の空”というのが今ひとつよくわからなかったんですけど。で、曲としては、やや新しめの演歌?…といった感じなんですが、いいですよねぇ、城下町というのは。城下カレイが美味しそうで。

 2曲目は「知床旅情」、By 加藤登紀子です。音楽ファイルを手に入れることは出来ませんでしたが、ま、別にいっかぁ。…みたいな。分かりきってる歌ですもんね。でもよく考えたら、外に持ち運ぶのでなければ“mp3”フォーマットにこだわる必要もないわけなので、 bitmusic からダウンロードしてみることにしました、南沙織天地真理「知床旅情」はヤメました。別にいっかぁ。…みたいな。分かりきってる歌ですしね。ちなみに1曲あたりのお値段は210えんとなっておりまして、高いような、安いような、仕方がないような、もったいないような微妙な値段ではありますが、昔、シングルレコードが2曲入り(←しかもB面は大抵どうでもいい。)で700えんしていたことを思えば、納得の出来るプライスではないかと。それに“WinMX”で何曲かファイルを不正に入手しちゃった負い目もありますしね。で、「知床旅情」です。ほぉ、作詞・作曲は森繁久弥なんですな。やりますなぁ、モリシゲ。ただの中日ドラゴンズのキャッチャーだと思っていたんですが、歌まで作っていたんですな。…って、それはモリシゲではなくて、タニシゲですね。モリシゲというのはアレです。屋根の上でバイオリンを弾いてる爺ィです。そういえばモリシゲが歌っているヴァージョンを聴いたことがあるような気もしますな。いずれにせよ、歌謡曲というよりもママさんコーラスママさんという名前のオバサンが歌っている曲。…というイメージが強くて、“知床の岬に、はまなすの咲くころ♪”…って、ほら、オバサンの顔が浮かんできそうですよね。ちなみに僕はこの“はまなす”の歌よりも、ケニー・ドーハム「ウナ・マス」のほうが好きです。

 で、3曲目は尾崎紀世彦「また逢う日まで」ですかい。何でもいいけどこの企画、“jazz giant”だったらせいぜい8曲くらいですむ曲解説を、全部で30曲も書かなければならないわけで、よく考えたらクソ面倒な企画でありますな。で、僕はこの「また逢う日まで」と、よしもと新喜劇辻本茂男がヤクザ役をやる時によく歌っている“キャンプファイヤーのときによく歌うヤツ”とがごっちゃになっておりまして、ほらあの、“い〜つまでも〜♪”というヤツですよね。「今日の日はさようなら」。あれの最後の歌詞が“今日の日はさようなら、また逢う日まで〜♪”だから、どうも紛らわしいんですよね。で、尾崎紀世彦というのはアレです。モミアゲの長い濃い顔のオッサンです。僕は乳を揉み上げたりするのは好きなんですが、モミアゲというのはどうも苦手で、だから尾崎紀世彦とはあまり逢いたくないな。…と思っているんですが、「思い出のポップス」みたいな番組にはよく登場しますよね。ま、この歌自体はそれほど嫌いではないので、別にいいんですけどね。ほぉ、阿久悠作詞、筒美京平作曲ですかぁ。筒キョンの曲にしてはやや濃いような気もするんですが、そこはそれ、歌い手の顔があまりにも濃いものだから、それに合わせたということでありましょう。プロの仕事ですなぁ。で、この歌は何と言っても“2人でドアを閉めて、2人で名前消して〜♪”というサビの部分が印象的なんですが、3歳児にはちょっと難しい歌詞でありますな。いや、オトナになった今でも“2人で名前消して〜♪”の意味がよくわかりません。ちなみにこれがこの年のレコ大・大賞受賞曲でありまして、「今、この喜びを誰に伝えたいですか?」と聞かれたキーヨは、「マミー!」と答えたんだそうで。アホや。ほんまもんのアホや。。。


 で、4曲目です。「花嫁」はしだのりひことクライマックスです。はしだのりひこは確か1年ほど前には“シューベルツ”というグループを率いていたと思うんですが、僕が「シューベルト鼻血が出るから、ヤだ。」と書いたところ、速やかに善処して“クライマックス”というのに変更したようです。素早い対応は気持ちのいいものですね。はしぴょんの努力に敬意を表するところでありますが、この歌もよく耳にしますよね。“花嫁は夜汽車に乗って〜♪”というヤツです。作詞:北山修、作曲:端田宣彦坂庭省吾…って、なるほど、漢字ではこういう字を書くんですな、はしだのりひこ。ちなみにこの人、“フォーク・クルセイダース”の一員だったようですが、「花嫁」を歌っているのは藤沢ミエという人のようですね。今の耳で聞くとイントロなんか思わず笑いがこみ上げてくるくらい古臭いし、歌詞は何だか時代がかっているし、“帰れない、何があっても、心に誓うの♪”って、ま、確かに夜汽車代も馬鹿にならないだろうからそう簡単には帰れないでしょうが、そこまで思い詰めなくても。…という気もしますよね。とにかくまあ、「嫁にこないか」「お嫁においで」「お嫁サンバ」と並ぶ、日本歌謡界の“4大嫁もの”として世間に歌い継がれていく曲だと僕は思います。

 実にテキトーなまとめ方でありましたが、5曲目は「さらば交尾と」…って、指がもつれて“”の隣のキーを押しちゃいましたが、ま、意味としては似たようなものではないかと。正しくは「さらば恋人」ですよね。ま、恋人と別れてしまったとしても岐阜の金津園あたりにいけば大丈夫かとは思いますが、はじめて岐阜に来た時、駅のすぐ裏に呼び込みの兄ちゃんがいっぱい立っていて、何事か?…とビビってしまいましたが、歌っているのはご存知、堺正章でありますな。通称、“マチャアキ”…って、書いてるほうが思わず赤面しちゃうようなこっ恥ずかしい呼び名でありますが、“さばぴょん”の分際で、あまりエラそうなことを言えた義理ではないんですけどね。僕の心の中では“新春かくし芸大会御用達芸人”といった印象が強いんですが、かつてはザ・スパイダースというグループのボーカルを務めていた、れっきとしたミュージシャンでありまして。で、ソロになってからはこの「さらば恋人」がヒットしたわけでありますが、ま、それ以外にはなかったような気もするんですけどね。かくし芸のほうが忙しくなっちゃったんでしょう。作詞:北山修、作曲:筒美京平と、ここでも筒キョンの名前を見ることが出来ますが、何と言うか、典型的な70年代前半のサウンドですよね。個人的には“悪いのは僕のほうさ、君じゃない〜♪”という最後のところのフレーズが好きなんですが、このような謙虚な態度というのは大いに見習いたいものでありますなぁ。

 ということで、次。まだ25曲も残っているので、1曲ずつこまかく検証している暇はありません。ということで、6曲目です。南沙織「17才」。いいですなぁ、南沙織。黒くて長い“さらさらヘア”が、いかにもオネーサン!…といった感じで、3歳児は心を時めかせたものでありますが、“さおり”とか“さゆり”という名前、僕は結構好きなんですよね。ハンギョドンといつも一緒にいるタコのサユリチャンというのもなかなかいいキャラでありましたが、あ、このタコの名前が“さゆり”であるというのは 、ひろぽんから聞いたんですけどね。で、今の目で南沙織のレコード・ジャケットとかを見てみると、けっこう老け顔で、どこが17才なんや?…と言いたくなるようなところもあるんですが、作詞は有馬三恵子で、作曲はまたしても筒美京平。で、ぜんぜんどんな歌なのか記憶になかったし、“WinMX”でも落ちなかったので、210えんをはたいてダウンロードしました。金と手間かかってんですからねぇ、この原稿。で、聞いてみたところ、何とも17才らしい爽やかな歌でありますな。これぞ京平サウンド!…と言いたくなるようなポップな曲作りが印象的で、それでまた、バックコーラスの“ぱっぱやっぱぁ〜♪”がたまらないですね。南沙織の歌声としては、“好きなんだもの〜♪”というところが可愛いです。多少、顔が老けていてもいいから、17才のギャルからそんなことを言われてみたい!…と、強く思ってしまった35才の秋でありました。…って、年齢からすると、既にダブルスコアやん!


 で、7曲目は渚ゆう子「京都慕情」でありますな。前回のこのコーナーにも登場した“ベンチャーズ物ゆう子”でありますが、あの後、無事に音源を手に入れることに成功しました。「京都の恋」「京都慕情」、それに「京都の恋」の元ネタとなったベンチャーズ「キョウト・ドール」の3曲を聴くことが出来たんですが、歌詞を付ける際に「京都の恋」などというタワケた名前を付けたわけではなくて、もともと京都モノとしてベンチャーズが作った曲だったんですな。というか、ベンチャーズは日本の歌謡界に30曲ほどの作品を提供していたという、おっさんにとっては常識なのかも知れませんが、ヤングな僕にはとっても新鮮だった事実も判明いたしました。しかしまあ、「京都の恋」というのはベタな曲でありましたな。いかにもガイジンの考えたキョウト…といったサウンドには笑いがこみ上げてまいりましたが、第2弾が同じベンチャーズの「京都慕情」というのも、発想があまりにも安易ですよね。ま、同じような路線の作品を作れば2番煎じだと言われるし、ぜんぜん違った作風にすれば、前作とイメージが違って、つまらん。…とか言われるし、そこのところが難しいんですけどね。ま、許せるのは2作目まで…と言った感じで、例えば後の山口百恵みたいに“不良@ガラの悪い路線”と“しっとり@オトナの女路線”を両立出来れば長続きするんですけどね。で、渚ゆう子嬢でありますが、ジャケ写を見ると、何だかいかにもオミズ系のギャル…といった感じのルックスでありまして、“ゆう子”という和風の名前や、“京都路線”という戦略には若干そぐわない感じもありましたが、歌そのものは演歌です。作詞:林春生、作曲:ベンチャーズでありますが、演歌です。“あの人の姿懐かしい、黄昏の河原町〜♪”とか、高瀬川とか、嵐山とか、東山とか、桂川といった京都の地名を総花的に詰め込んだ林クンの詞は、無難なセンではありますが、ちょっと工夫がなさ過ぎかと。個人的には“恋によごれた女は明日から、白い京都の片隅に想い出を捨てるの〜♪”という、これまた同じく林クンの作詞なんですが、前作の「京都の恋」のほうが好きですね。いずれにせよ京都の河原町から高瀬川のあたりはとっても風情のあるところでありまして、そういえばいつの日だったか、白魚クンごんあぢ嬢太刀魚嬢と僕とで、夜の京都を歩いたこともありましたなぁ。。。

 歩くといえば、大阪の御堂筋界隈というのもよさそうですよね。ということで、8曲目は「雨の御堂筋」。歌っているのは合縁奇縁、暗中模索、以心伝心にして意気軒昴な欧陽菲菲でありまして、中国だか、台湾だか、とにかくその辺りの出身のギャルでありますな。あ、台湾というのが正解ですか。で、この「雨の御堂筋」はアレです。先日の社員旅行の際、有馬温泉のホテルのスナックで誰かがカラオケで歌っておりました。大阪営業所勤務のお姉さんが、「小さい頃からよう歌った歌やん。」とか言っておりましたが、果たして彼女はいったい何歳なんでしょうね?…という余計な詮索は置いといて、これまた林春生作詞、ベンチャーズ作曲だったんですな。“京都シリーズ”に比べるとヘンに和風を意識してない分だけ普通でありまして、カラオケで聞いた時にはよもやベンチャーズの曲だとは気付きませんでしたが、ちなみにこれがフィーフィーちゃんのデビュー曲なんですな。特徴的なハスキーボイスは昔も今も変わりませんが、日本語が何だかたどたどしいところがご愛嬌でありまして。“小ぬか雨降る御堂筋〜♪”って、いきなりそんな難しい日本語を歌わせてはいけません。“小ぬか雨”なんて、日本人でもなかなか出て来ませんもんね。で、曲としましては、“ああ〜降る雨に泣きながら、肌(み)をよせて〜♪”…というところが印象的でありまして、カラオケで歌う際には歌唱力が求められるところでありますな。聴いてて、いい歌ぢゃん。…とか思ってましたからね、かなり酔っぱらってた僕。ちなみに僕は佐野元春「サムデイ」を歌ったんですが、マイクの持ち方がヘンだの、“サムデイ・いなば”だの言われて馬鹿にされて、何だかトラウマになっちゃいそうです。で、フィーフィーちゃん、“雨の舗道は淋しく光る〜♪”の部分の発音が何とも怪しく、どうしても“雨のホトーが…”みたいになっちゃうんですが、本町梅田新道心斎橋と大阪の地名が総花的に出てくるところがいかにも林クン的でありますなぁ。

 で、ここからしばらくは駆け足になりますが、いしだあゆみ「砂漠のような東京で」。“あなたがいれば、あなたがいれば、辛くはないわ、この東京サバ食う〜♪”って、それは違う歌ですよね。で、この歌は知りません。次。朝丘雪路「雨がやんだら」。誰ですか?朝丘雪路って。越路吹雪のパチモンですか? で、11曲目は井上順「昨日・今日・明日」です。“昨日、今日、明日、変わり行く私〜♪”って、それは谷村新司「三都物語」。違う歌ですよね。で、この歌は知りません。ちなみに井上順堺正章と同じく、ザ・スパイダースの出身でありますな。ミュージシャンがバラエティの世界に身を転じるのは今も昔もよくある話でありまして、例えばシャネルズのメンバーなんかも鈴木雅之を除くとみんな堕落しちゃしましたよね。田代まさしに至っては女子高生のぱんつやら男風呂を覗くようになっちゃいました。で、12曲目は西田佐知子「女の意地」。何だか、根性の座った演歌。…といった感じのする曲名でありますな。途中で唸ったりするんですかね?佐知子ちゃん。ちなみにこの人は「コーヒー・ルンバ」とかも歌っていたりして、そのキャラはなかなか幅広いみたいですね。で、後に関口宏夫人になった人でもあります。ということで、次。13曲目は、にしきのあきら「空に太陽がある限り」。“愛してる〜(愛してる〜)、とっても〜(とっても〜)、愛してる〜(愛してる〜)、本当に〜(本当に〜)、愛してる〜(愛してる〜)、いつまでも〜、空に太陽があるかぎり〜♪”と、歌謡曲にコール&レスポンスの形式を持ち込んだ歌として知られておりますが、さすがはスターにしきの、目の付け所が違いますなぁ。ちなみに作詞・作曲は浜口庫之助ですね。“空に太陽があるかぎり〜♪”と言ったって、1999年7の月に空から恐怖の大王が降ってきて終わりぢゃん。…と、当時のみんなは思っていたわけでありますが、2003年現在でもまだ空に太陽はありますね。ああ、愛は不滅。ちなみにノストラダムス・ブームが巻き起こるのは1973年なので、にしきの当時、誰も恐怖の大王なんぞは信じていなかったかも知れません。で、ひさしぶりにこの歌を聴いてみると、けっこう気持ち悪い声で歌ってるんですな。もっとズ太い声だとばかり思っておりました。


 あ、ここまでで今までの1回分の分量に到達しましたね。あまりに長すぎるのも疲れるだけなので、予定を変更して前半の15曲で今日は終わりにしようと思うんですが、ということは残すところあと2曲ですな。急に気がラクになりました。で、14曲目は平山三紀「真夏の出来事」。いいですねぇ。真夏と言えば新島。で、新島でする“出来事”と言えば、これはもう決まっております。海水浴とか、魚釣りとか、キャンプファイアーとか。ここで、あっはん♪とか、うっふん♪…といった状況が頭に浮かんだ人は、心が汚れております。大いに反省して欲しいところでありますが、平山三紀のジャケ写とかを見ると、けっこうケバ系入ってますので、さほど反省しなくてもいいかな?…という気もしてまいりました。作詞:橋本淳、作曲:筒美京平でありますな。筒キョン(←いい加減、この恥ずかしい呼び名はヤメにしたいですな。)が最も心血と献血と吐血と下血を注いだアーティストのひとりがこのミキぴょんなんだそうでありまして、作詞家のハシジュンと組んだこの「真夏の出来事」は“J-POPのマスターピース”と呼ばれているそうです。…とまあ、そういうわけで、結構期待して聴いてみたんですけどね。で、まずは冒頭の“ら〜ららら〜、らんらんららんらぁ〜♪”というバックコーラスに痺れました。70年代ポップスは、こうでなくちゃいかん!…と言った感じですよね。で、彼女の歌声は“小悪魔的”だとか、“小松菜的”だとか、“兵六餅”だとか言われておりますが、いや、最後のはぜんぜん関係ありませんでしたが、なるほど、確かになかなか特徴的な声ですよね。で、歌詞はどんなものかと言うと、“彼の車に乗って、真夏の夜を走りつづけた♪”って、ほらやっぱり。誰も人の来ない山奥とかに行って、うひょひょひょひょひょひょ♪…といった行為に耽ろうとしているのでありましょう。怪しからんことです。…と思っていたらちょっぴりアテが外れて、1番の最後の歌詞は“朝の冷たい海は、恋の終わりを知っていた♪”で結ばれておりました。いや、“♪まーく”を付けるのもそぐわないような、別れの歌だったんですね、これは。でもまあ、別れる前に心残りのないように、うひょひょひょひょひょひょ♪…といった期待をまだ拭い去ることの出来ない僕でありますが、いや、山口百恵「ひと夏の経験」とは随分タイプの違う曲だったんですね。で、失恋予感的な歌詞でありながら曲のほうはあくまでもポップで明るい感じなんですが、サビの“悲しい出来事が起こらないように、祈りの気持ちをこめて見つめあう二人を〜♪”というところのメロディなど、10年後に松田聖子に歌わせても違和感がない感じですよね。立派です。

 で、前半の最後を飾るのは渚ゆう子「さいはて慕情」でありまして、さすがに3曲続けてベンチャーズでは能がないと思ったのか、作詞の林春生はそのままにして、作曲に筒美京平を持ってきました。が、「京都慕情」の次が「さいはて慕情」では何だかとっても能がなくて、“WinMX”にもデータがなくて、どんな曲だかわかんなくて、ということでまあ、今回はおしまい。

( つづく♪ )


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