とまあそんなことで、 こちら からの続きです。 いくらネタに困ったからと言って、さすがにジャズ・コーナーの前フリで、3回もカーナビの話を書くのは気が引けるので、こちらに引越しをしました。 大垣市役所から会社に帰る途中、急にナビの電源が落ちて、二度と投入出来なくなった。…というところまで話が進んでいたと思います。 会社に戻って、慌ててネットで調べてみたんですが、2ちゃんねるの 【ミニナビ】サンヨー ミニゴリラ15匹目【8GB期待】 というスレに
標準品(シガー用)では、5V1.5Aがついている、PSP用、W-ZERO3用の各アダプタで
動作報告あり。5〜6Vで750mA〜2Aの製品から動作報告あり、USBから給電方式は、
500mAまでしか使えない可能性もあるので長期間動作では発熱・破損などに注意。
という記載がありました。 期待の8GBタイプは既に発売されているので、最近のスレタイは 【サンヨー】ミニゴリラ・ゴリラ25頭目【ネジ万歳】 とかになっているんですが、半角カナをやめたのは賢明だったと思います。 …って、それはともかく、僕が正規品の代用に使っていた電源というのがですね、まさにUSBから給電方式で、 500mAまでしか使えないタイプだたんですよね。発熱・破損などに注意って、電源のほうのことだよね??? ゴリラ本体が破損するってことぢゃないよね??? 気になって気になって、午後からの仕事はほとんど手につきませんでした。 ま、それはいつもの事なので別にいいんですが、家に帰って、祈るような思いでACアダプタを接続して電源スイッチを入れると・・・。 おおっ、復活したー♪よかったー♪ やはり、カーシガレットからUSB端子でDC5Vを出力するタイプのものでは、電流不足だったんですなー。 満充電したはずの内蔵バッテリーも、いつの間にかヘタっていたようです。 詳しい仕様はよく分からんのですが、カーシガレットからの電流が不足した分をバッテリーのほうで補って、何とか動いていたんですかね? 空腹になったタコが自分の足を食べて飢えを凌ぐみたいに。 が、8本ある足もすべて食い尽くしてしまって、ついに仮死状態に陥ったのかも知れません。 ゴリラとタコでは話が違うのかも知れませんが、バッテリーのほうも充電したら無事に復活して、電池だけでもちゃんと起動するようになりました。 危うく NV-SB360DT という機種を買ったこと自体が、僕の心の中で 「なかったこと」 にされるところでした。 いや、ケチって型落ち品を買ったことをちょっぴり後悔していたので、壊れたら壊れたで、 “NV-SB540DT” に買い替えようかと思ったりもしたんですけどー。
ま、購入からわずか半日でジャンク品にならなくて何よりでしたが、とまあそんなことで、とりあえず これ (↓) をご覧下さい。
左が “Mini GORILLA NV-SB360DT” 、右が “Mio Digi-Walker C325” です。 このミオちゃんは歩行ナビに特化したモデルなのでやむを得ないところではあるんですが、カーナビとして使うにはかなり問題のある女子生徒でした。 僕の心の中では既に 「なかったこと」 になっているんですが、そこを敢えて引き出しの中から引っ張り出して、2台並べてみました。 ディスプレイのサイズはほぼ同じなんですが、本体はミニゴリラのほうがひとまわり大きいです。厚みは2倍近くあるかも知れません。 ミニとは言え、所詮はゴリラなので、携帯型と呼ぶにはちょっと無理があるかも知れません。 オフィシャルサイトでは姉ちゃんがニッコリ笑って、街で音楽プレイヤーとして使ったりしておりますが、間違ってもそういう使い方をする人はいないでしょう。 手に持つとずっしり重くて、それ故に高級感はありますな。 ミオちゃんの場合はあまりにも軽過ぎて、贈られてきたお中元を手に取ったら、干し椎茸と海苔の詰め合わせだった時のような落胆があります。 薄いといっても真ん中のところが出っ張っていて、机の上に置いて使うには安定感が無さ過ぎるし、USBケーブルをつなぐケーブルが下にあるので、立てらかすことも出来ません。携帯型なのにストラップを通す穴もないし、その点、根がカーナビなのにストラップが付いてくるミニゴリラのほうが親切です。 デカ過ぎて携帯するのに難があるとは言え、持ち運ぶ際に落とす心配が無くて、安心です。 普通に立つくらいの厚みがあるんですが、折りたたみ式のスタンドが付いているのもポイントが高いです。 サンヨーのゴリラは性能は抜群なんだけど、メーカーのイメージと製品の名前とデザインが最悪。…などとよく言われるんですが、この機種に関して言えば、デザイン的にはけっこういい線いってるんじゃないかと思わないでもありません。
で、続いては地図画面なんですが、これは正直なところ、ちょっと期待はずれ? ミオちゃんのほうが詳細なんですよねー。 オリジナルの “mio MAP” のほうは論じるに足る出来ではないんですが、Windows CEベースだけに、別途 “Super Mapple Digital” を買えば、その地図データが流用出来ますからね。 それと同レベルの詳細さは当然確保されているものと思っていたんですが、ミニゴリラの地図、ショボいですなぁ。。。 ミオちゃんは僕の心の中では既に 「なかったこと」 になっていて、地図データを入れたSDカードも他に流用しちゃたので、ここでは同じ地図を入れた W-ZERO3[es] の画面を掲載しておきたいと思うんですが、
左がミニゴリラ、右が “まっぷる” です。 “まっぷる” のほうがマップっぽいですなー。 ゴリラのほうも新機種は容量が8GBに増えて、全国 1,157エリアの詳細市街地図など、HDDナビと同等の豊富な地図情報が収録されたようなんですが、別に悔しくなんかないです。詳細地図と言っても、建物の形や道幅がリアルになっているだけの話で、よく見たら載っている道そのものには、さほど違いがないですよね。これならゴリラ地図でも十分、実用に耐える筈です。むしろ、シンプルで分かりやすいと評価出来るほどなんですが、いや、悔しいから自分に言い聞かせているとか、そういうことではなくて。 ま、この件に関しては、あまり深入りすると後悔の念が強くなるので、さっさとクルマに乗って街に繰り出そうと思うんですが、とりあえず自宅から会社までのルートを入力して、案内させてみることにしました。 ルート検索は自動、有料優先、一般優先、距離優先、道幅優先の5つの条件の中から選ぶことになるんですが、個人的には今まで使っていた九州松下電器のカーナビ、通称 “ナビ子” …って、これは僕が勝手に呼んでいた愛称なんですが、それにはなかった “道幅優先” というのが選べるのが、ちょっとツボです。 センターラインが無いような細い道を走るのが、めっちゃ苦手ですからね、僕。 酷道マニアとかとても同じ種族の生き物とは思えなくて、嫌道を走らされるくらいなら、多少遠回りでも広い道を選んでもらいたいタイプでありまして、ゴリラシリーズではこの機種から新しく追加されたらしい 道幅優先、大歓迎っす♪ ま、その実力のほどは現時点では定かではなく、もしかしたら、敢えて狭い道ばかりに誘導する嫌がらせ機能だったりするのかも知れませんが、広い道幅を優先するとは、どこにも書いてないですからね。
ま、恐らくどの条件を選択しても、僕が毎日走っている通勤ルートとぴったり一致することはないに違いないので、途中に経由地を設定して、うまく誘導してやることにしました。 この機種の場合、最大5箇所までの経由地を設定出来るんですが、ナビ子が8箇所まで大丈夫だったのと比べると、ちょっと心許ないです。 でもまあ、5箇所で何とか理想的な通勤ルートに仕上げることが出来たので、今のところ大きな問題はなさそうなんですけどー。 で、実際に走ってみた結果、交差点の案内に若干の誤差というか、癖のようなものがあることが判明しました。 画面の右上に主要な交差点までの距離が表示されるんですが、その交差点の停止線の位置で止まると、残りの距離が 30mと表示されるんですよね。たまに 20mだったりすることもあるんですが、ほぼ確実に 30mで、決して 0mになることはありません。 知っている道だから、ここで右に曲がると分かっているんですが、知らない道だったら、この先 30mのところに、もうひとつ交差点があるのか?…と思ってしまいますよね。 どうやら停止線の位置でなく、交差点の中心を超えて、更に行き過ぎたあたりが 0mの基準になっているような感じなんですが、ま、音声案内のほうは絶妙のタイミングで出されるし、そういう仕様なのだと思って慣れるしかないですな、こりゃ。
経由地の設定もばっちり決まって、迷わずに無事、会社に到着することが出来たんですが、経由地でいちいち音声案内が入るのは、ちょっとウザかったです。ナビ子の場合、経由地で音声案内するべきか否か、設定で選べるようになっていたんですが、ゴリラの場合、オフには出来ないようです。 で、目的地の履歴として、経由地までがすべて残るというのも、ちょっとアレですな。毎日、会社に行くたびに5個ずつ余計な履歴が増えて、本当に必要な履歴がどんどん消えていっちゃいます。 どうやら、僕のように自分の好きなルートに誘導するために経由地を使うという方法は、想定されてないみたいなんですよね。 と言うか、最初から道が分かっているなら、ナビの必要、ないじゃん!…ということなのかも知れませんが、ま、確かに毎日走っている通勤ルートなら、いちいち指図されなくても、まず道に迷う恐れはないんですけどね。 が、たまにぼーっとしていて、曲がらなければならない交差点で、そのまま直進しちゃいそうになることがあるので、それを防止するためにルート設定していたんですが、そういう用途であれば地点登録機能で流用出来る事が判明しました。 基本的にはよく行く目的地を登録しておく機能なんですが、地図上に “!” とかのマークを表示させたり、通過の際にアラームを鳴らしたりすることが出来るみたいです。 無論、アラームは鳴らさないようにすることも出来るし、鳴らす場合のタイミングも 50m前、100m前、300m前、500m前の中から任意に設定することが出来ます。 右左折ポイントなら 50m前に 「チェックポイントです」 とか警告して貰えれば大丈夫。…と思ったんですが、実際に曲がり始める地点では 30m前と表示される仕様である為、 100mにしておいたほうが無難かも知れません。 で、 「スピードに注意してください」 という警告があるのは、自分でオービス情報を調べて、登録しておけということなんですかね? この場合、500m前から警告して貰えば、かなり減速することが出来るのではなかろうかと。 上り線と下り線でごっちゃにならないように、進入方向を設定することも出来ます。 自宅地点で 「おかえりなさい」 と喋るように設定して、独り身の寂しさを紛らせることも可能です。
…とまあ、いろいろ試してみたんですが、結局、この “地点登録アラーム方式” はヤメにしました。 1時間ほどの道のりで2回くらいしか喋り掛けてくれないので、ちょっと寂しいんですよね。 通いなれた道でも、ちゃんと道案内してくれたほうが嬉しいです。 前のナビ子はルートから外れる度に 「案内ルートを外れました。リルートします。」 と、いちいち話しかけてくるのがウザかったんですが、ゴリラちゃんの場合、何も言わずに、こっそりとリルートしてくれるんですよね。 下手すると、ルートから外れたことに気付かないくらいなんですが、CDナビと違って、ガリガリとデータを読みにいったりしないので、余計に静かです。 おかげで、意図しないルートを設定されても平気で無視することが出来るようになったんですが、なら、ナビの必要、ないぢゃん!…と言われれば、確かにその通りなんですけど。 で、端からあまり信用していなかったルート検索機能なんですが、僕の通勤ルートに関して言えば、完璧とは言えないまでも、かなりいい線いってることが判明しました。 “距離優先” にしてやると、前のナビ子が走りたがらなかった堤防道路でも、わりと優先的に選んでくれるんですよね。 ゴリラちゃん、意外と賢いのかも知れません。
続いては検索機能について検証してみたいと思います。まずは電話番号で検索してみたんですが、職業別 (約1,000万件) 個人宅 (約3,000万件) ですかー。 自分ちの番号を入れたら普通にサバ家の地図が出てきたので、ちょっとビビりました。これではすぐ、ストーカーに住んでるところがバレるやん! 一応、電話番号を入力した後に名字の入力を求められて、データが一致しないと表示されないようになっているんですが、ストーカーならちゃんと電話番号と名字くらいは調べ上げていると思うので、抑止効果はあまり無いような気もします。 となると、いちいち名字の入力を要求されるのがウザくてならんのですが、恐らく職業別のほうは番号だけでイケると思うので、さほど問題はないかも知れません。 これだけの件数があれば、あらかじめ電話番号さえ調べておけば、目的地検索はこれだけでいけそうなんですが、問題は旅先とかで急に思い立った場合ですよね。 いちいちネットにつないで目的地の電話番号を調べるというのも面倒な話なので、もっとスマートに検索したいところなんですが、そういう時に使えそうなのが、施設50音検索。 ナビ子にはなかった機能なんですが、登録されている施設の数は約1,000万件。 果たしてこの日本にそんなにたくさん施設があるのか、心配になってくるほどなんですが、その実力のほどを試してみたいと思います。
まずはこの春、長野に遊びに行った時に泊まった “小諸グランドキャッスルホテル” を検索してみることにしましょう。 操作は簡単。画面上に50音図が出てくるので、それをタッチして施設の名前を入力していけば大丈夫。
1文字ずつ進むにつれて候補が絞られてきて、 「こもろぐ」 まで入力したところで6件まで絞り込むことが出来ました。 そこで “検索” ボタンを押すと、次のような候補がリストアップされました。
小諸クエン酸健康会 小諸クッキングスクール 小諸グランドキャッスルホテル (×3件) 小諸グリーントップゴルフクラブ
どうして “小諸グランドキャッスルホテル” が3件もあるのかと思ったら、ホテル・結婚式場・売店という3つのジャンルで登録されているからみたいなんですが、この分では 約1,000万件と言っても、重複しまくりかも知れませんなー。 そもそも小諸グランドキャッスルホテルの売店を検索しようという人が、世の中にそんなにたくさんいるとは思えないんですが、でもまあ、 “小諸クエン酸健康会” よりはニーズがあるかも知れませんな。 「ころもぐ」 で検索しているのに “小諸クエン酸” とか “小諸クッキング” とか出てきて、わざわざ入力した濁点が無視されているのがちょっと気に入らないんですが、ま、さすがにホテルくらいは登録されているようですな。 ここには最初から泊まる予定で電話番号を調べてあったので、そちらからも検索することは可能だったんですが、では、安曇野にあった “いわさきちひろ” の美術館はどうですかね? そういうのがあるというのは知っていたんですが、さほどソソられるものが無かったので、何も下調べをしてなかったんですよねー。 時間が余ったので、ちょっと寄ってみることにしたんですが、当時のカーナビには50音検索が無かったので、ちょっと苦労しました。 だいたいの場所は知っていたので、地図をスクロールして何とか見つけることが出来たんですが、でも、今度のゴリラちゃんなら大丈夫 (←たぶん) 。 ただ問題は正式な名称が分からないことなんですが、 “ちひろ” というキーワードだけで探してくれるくらい、賢かったりするんですかね? ということで、試してみました。
「ちひろ」 168件。 ヒット数が多過ぎて、これだけでは何ともならないんですが、そういう場合は “絞込み” という機能を使えば大丈夫。 地域とジャンル、2つの条件で対象を絞り込むことが出来るんですが、まず地域で試してみると、長野県→全市区町村と進んだ時点で、千ひろ・千尋・千博組…と、関係ないのがたくさん出てきて、まだ絞りきれません。 そこから具体的な市町村名に進めば更に対象は絞られるんでしょうが、安曇野市にあるのか、大町市なのか、あるいは池田町だったりするのか、よく分からんのですよね。 仕方なく今度はジャンルで絞り込むことにしたんですが、見る→美術館と進んだ時点で、 “ちひろ美術館・東京” “安曇野ちひろ美術館” の2つに絞られて、これやっ♪ いやあ、使えますなぁ、五十音検索。 ただ、安曇野を代表する観光スポットである “大王わさび農場” は 「わさび」 では出てこなくて、 「だいおう」 に変更して、ジャンル→遊ぶ→全て…と絞り込んで、ようやく見つけることが出来ました。 このあたりの規則性が今ひとつよく分からないので、見つからなかった場合は検索ワードをいろいろ変えてみる必要がありそうです。 そういえば御殿場あたりを走っている時に “風の運んだ物語” とかいう看板を見つけて、機会があれば是非行ってみたいな♪…と思っているんですが、ナビで出ますかね? ちょっと調べてみましょうか?
「かぜのは…」 までは順調だったんですが、次の 「こ」 に進むことが出来ませんでした。 50音図の画面で入力可能な文字は青色になっているんですが、1文字ずつ進むにつれて黒くなるボタンの数が増えていくんですよね。 「かぜのはこんだものがたり」 と最後まで入力して “該当なし” と言われると、もっと早く言えって!…と思わずにはいられないので、候補から消えた時点で、そこから先に進めないようにしたんでしょう。 それはそれで実に賢明な措置だと思うんですが、それはそうと、 「風の運んだ物語」 はー? これがデータに無ければ、新しいナビを買った意義は半減してしまうんですが、あ、もしかしたら 「風の…」 ではなくて、「風が…」 だったかも知れませんなー。 そこで改めて、 「かぜがは…」 で検索してみると、おおっ、今度はちゃんと 「こ」 が選べるやん♪ 結果、全国で5件の施設がリストアップされました。
風が運んだプレゼント 風がはこんだ物語×2件 風が運んだものがたり 風がはこんだ物語
同じ 「風がはこんだ物語」 なのに、どうして2件と1件に分かれているのかというと、ジャンルが “その他” だったり、 “ファッションホテル” だったりするからなんですが、どうやら静岡県にあったのは 「風がはこんだ物語 (ジャンル:その他)」 だった模様です。 …とまあ、名前の曖昧な施設でも検索することが出来て、ナビの機能としては不満のない出来であることが判明したんですが、とまあそんなことで、次回は “おまけ機能” について検証してみたいと思います。
( つづく♪ )