デジタルフォトフレームを買いました。 “TRANSCEND” のヤツです。 “TRANSCEND” の商品はSDカードとかカードリーダーとか、わりとたくさん持っているんですが、名前が横文字だし、デザイン的にもけっこう垢抜けているので、アメリカのメーカー?…とか思っていたんですが、台湾だったんですな。知りませんでした。 いや、台湾だから駄目とか、そういうことではないんですが、台湾のメーカーなら台湾のメーカーらしく、もっと台湾っぽい名前にしてくれたほうが紛らわしくなくていいような気がします。例えばえーと…、 “味仙(みせん)” とか。 手羽先、台湾ラーメン、台湾チマキ、本場の味、美味しいヨ♪…と、名古屋ではよくコマーシャルが流れているんですが、味仙のデジタルフォトフレーム。 何だかあまりソソられるものがありませんな。やはり “TRANSCEND” で正解なのかも知れませんが、とまあそんなことで、 “PF720” というのを買ってみました。黒いほうです。 うちの飼い猫のクロコも黒猫だったし、黒と白では黒のほうが好きなんですよね。 ま、クロコの場合、野良猫がうちの庭で産んだのがたまたま黒かっただけで、別に白猫でも一向に構わなかったんですが、名前をシロコにすればいいだけの話ですからね。 ちなみに、生まれた時はまだ性別不明だったので、 “クロ太郎” (仮名)と呼んでいたんですが、同時に生まれたもう1匹の黒猫は “クロ次郎” (仮名)、白と黒のまだらのやつは “まだら太郎” (仮名) と命名しました。2匹は小さいうちに死んでしまって、クロコだけが生き残ったんですが、果たしてクロコが元クロ太郎なのか、元クロ次郎なのか、今ひとつよく分からなかったりするんですけど。 そのクロコも2年ほど前、お亡くなりになってしまったんですが、今でも街で 「黒猫のタンゴ」 を耳にする度にクロコのことを思い出してしまいます。 今どき、ほとんど耳にすることはないんですけどね、 「黒猫のタンゴ」。
そもそも、どうしてデジタルフォトフレームを買おうと思ったのかというと、鈴鹿サーキットへレースの写真を撮りに行ったら、雨だったからなんですけど。 とりあえずレンズのところにビニールをかぶせて急場を凌いだんですが、今後の事を考えると、ケンコーのレインカバーがあったほうがいいですかね? というので、 「ケンコー光学ショップ 楽天市場店」で注文することにしたんですが、たかが税込 3,654円くらいのもので送料を取られるのも、ちょっとアレな気がします。 1万円以上のご注文で全国送料無料です。…ということなので、ここはひとつ、いらないものを買って送料をタダにしたほうが賢明なような気がします。 で、あれこれ商品を探して、目に留まったのがデジタルフォトフレームだったわけなんですが、いや、前から欲しいとは思っていたんですよね。 が、一昔前のヤツって、画素数が 320x240だったりして、今ひとつソソられるものがなかったんですよね。 が、この “PF720” という製品は税込 9,100円というわりとお値打ちな価格にも関わらず、ディスプレイサイズは7インチ、解像度は 800×480と、スペック的にはまったく問題がありません。 デジタル一眼レフで撮った写真はいつも、ほ→むぺ→じ用に 750×500にリサイズしているんですが、微妙に縮小される程度で表示出来ることになりますよね。 便利な2GBの内蔵メモリ、メモリカードスロット&USBポート、ステレオスピーカー&ヘッドホンジャック、バックグランドミュージック/ラジオ機能、動画再生に対応♪…と、機能も充実しております。 たかが写真立ての分際で1万円近くもするというのは、ちょっとなぁ。…と二の足を踏んでいたんですが、MP3で音楽が聞けて、動画も見られるんだったら、けっこうお買い得?
ということで、届きましたー。 “Photo Frame” だから “PF” 、ディスプレイが7インチで内蔵メモリが2GBだから “72” 。 それでは何となく語呂が悪いから10倍。…ということで、 “PF720” という名前になったようですが、ちなみに下位機種の “PF710” は内蔵メモリが1GBになるだけでなく、7インチのディスプレイながら、解像度が 480×234に落ちるようです。 お値段は税込 6,980円なので、3,654円のレインカバーと一緒に注文すれば税込 10,634円となって、送料は無料になるんですが、このスペックではちょっと物足りません。高いほうを買ってやるぅ!…と思ったとしても、誰も僕を責めることは出来ません。 外箱を見てちょっとビビったのは、どこを見ても英語しか書いてなかったことなんですが、もしかして、取扱説明書も英語?…と思ったら、簡易マニュアルには一応、日本語の部もあったんですけど。 が、これではぜんぜん物足りませんな。ちゃんとしたマニュアルは付属のCDに入っているのかも知れませんが、8インチなので使いにくいこと、この上なし。 結局、 ここ からダウンロードしたんですが、こういうところは今ひとつ不親切ですなぁ。台湾メーカーだから仕方ないんですかね? で、肝心の本体のほうはというと、デザイン的には悪くないと思います。 価格.com のクチコミ では、見た目が悪い!…という評価が多かったんですが、あ、最安価格が税込 8,240円 (2009/6/1現在) となっておりますな。 860円も高く買ってしまいましたが、レインカバーのついでだったので、あまり値段とか気にしませんでしたからね。 で、クチコミでは、テレビやカーナビみたいで、あまりフォトフレームっぽくない。…という意見が多かったんですが、僕の場合、レインカバーのついでだったので、他の商品との比較もしませんでした。 ま、こんなもんなんだろうと思います。確かにテレビやカーナビみたいなんですが、だからと言って悪いということにはならないと思います。
質感的にはモロにプラスティックで、値段相応という感じなんですが、値段のわりに安っぽく見えるというわけではないので、許容範囲だと思います。 壁に掛けるか、あるいは机の上に置くか、どちらかを選ぶことになるんですが、机の上に置く場合は付属のスタンドを使うことになります。 こいつがなかなか立派な作りで、これだけで 380円は出す価値があるな!…という感じなんですが、写真によって縦でも横でも、どちらでも使えるところも立派だと思います。 “五重塔” のような縦方向の写真なら縦置き、 “飛騨牛串焼き” みたいな横方向の写真なら横置きと使い分けることが出来て、とっても便利だねっ♪ しかもフレームの縦横を自動認識するセンサー搭載で、フレームを縦にすると、自動的に写真も縦位置で表示されます。 ただ、この五重塔を見ると、何だか回りの余白…というか、余黒の部分が多すぎるような気がしませんか? 写真のサイズは 500×750だったと思うんですが、フレームが横位置だと 320×480で表示されることになると思います。 もしかして、その位置からフレームを縦にしても、写真のサイズは保持されちゃうとか? だとすれば、かなりアホな仕様だと思うんですが、台湾メーカーだから仕方ないんですかね? あるいは最初から縦の状態で縦の写真を表示させれば大丈夫なのかも知れないし、この五重塔の写真がもともと小さいサイズだったというオチなのかも知れないし、ま、僕は基本的に横位置でしか使わないので、別にどうだっていいんですけど。 横位置なら 750×500の写真が 720×480で表示されることになると思うので、ほぼ画面をフルに活用することが出来ます。 設定によってはフルスクリーンでも表示出来るんですが、それだと上下が切れることになると思うので、個人的には利用することはないと思います。
写真立て機能としては、任意に選んだ写真を表示する以外に、スライドショーという機能もあります。当然ですな。 でなきゃ、プリントアウトしてミスタートンカチで買ってきた写真立てに入れて飾るのと、さほど違いが無いですもんね。 スライドショーは順番通りに出てくるのと、ランダムに出てくるのを設定で切替えることが出来るんですが、この場合、順番通りというのがいったいどういう順番なのか、今ひとつよく分かりません。クチコミ情報によると、どうやら撮影日時順とか、ファイル名順に並べ替えられるのではなく、内蔵メモリとかSDカードに転送した順番になるようですが、個人的にはランダムしか使わないので、別にどうだっていいです。 で、このランダムというのが、ただ適当なだけのランダムなのか、あるいは一巡するまで同じ写真が出ないように並べてくれるシャッフルなのかは定かでありませんが、音楽プレーヤーではなく、所詮は写真立てなので、たとえ同じ写真ばかりが出がちだったとしても、さほど気にはなりません。 写真が切り替わる間隔は5秒、10秒、30秒、 1分、10分、30分の中から選ぶことが出来ます。 あ、その前に基本的なことを書くのを忘れておりましたが、このフォトフレームを使うにはですね、電源を入れなければなりません。 そこのところがミスタートンカチで買ってきた写真立てとは違うところなんですが、電源は AC100V専用。充電池が使えたほうが便利だと思うんですが、ずっとコンセントにつなげておく必要があります。壁とかに掛ける場合、電源コードがかなり邪魔になっちゃうかも知れません。 で、コードをつないだら今度は電源スイッチを入れなければならないんですが、操作は基本的に付属のリモコンで行なうことになります。本体にも4つの方向キーと1つの決定キー。 それに、最初はたんなる飾りだと思っていた銀色の部分も、実は6つのボタンであることが判明したんですが、使い勝手は今ひとつです。 で、結果、リモコンばかりを使うことになるんですが、このリモコンも使い勝手は今ひとつです。 受光部が一般的な日本人が常識として思っている場所よりかなり下の位置にあるようで、画面に向けてボタンを押しても、まったく反応がありません。その下のスピーカーのあたりを目掛けないと駄目です。 台湾人はこれでいいのかも知れませんが、日本人なら間違いなく、イーっ!…てなります。 ま、要は慣れの問題なんですが、もしリモコンの操作に慣れたとしても、電源ONの反応が、あまりにも鈍過ぎます。 電源ボタンを押しても何の反応も無いので、入ってないのかと思っていると、5〜6秒してから画面が明るくなります。電源ボタンを押しても何の反応も無いので、入ってないのかと思って、もう一度ボタンを押したりしてはいけません。そんなことすれば電源が切れてしまって、いつまでたっても電源が入らなくなってしまいます。 とにかく、電源を入れるまでが一番のポイントで、そこさえクリアしてしまえば、後はわりと楽だったりします。
ということで、スライドショーの切換間隔です。 僕は最初、10秒くらいが適当かと思ってそういう設定にしていたんですが、これだと結構、せわしないものがありました。 ぱっぱ、ぱっぱと写真が切り替わって、気が散ることこの上なし。 そこで1分に設定を変更したんですが、これでもまだ気が散ります。 結果、10分というところに落ち着いたんですが、これだとなかなか切り替わらなくて、ちょっと寂しいものがあります。 3分とか5分といった設定があればベストだと思うんですが、ま、10分でもちょっと寂しいのを我慢すればいいだけの話なので、さほど大きな問題ではありません。 で、写真の切り替わり方なんですが、普通にサッと切り替わるだけなのかと思ったら、意外と凝っておりました。 …と、ここまで書いたところで、おうちに帰ってきたんですが、じゃ、今までどこで書いていたのかというと、あまり深くは追及しないで下さい。 で、スライドショーの切換効果なんですが、おうちで実物をオサワリしながら調べてみたところ、ワイプ(下へ)、ワイプ(上へ)、ワイプ(左へ)、ワイプ(右へ)、シャッター、ボックスアウト、スプリット(横)、スプリット(縦)、フェイドイン、スネイル、パズルの中から選べるようになってました。どれがどういう効果なのか名前を見ただけではよく分からなくて、どれを選べばいいのか悩むことになるんですが、でも大丈夫。 “ランダム” というのを選んでおけば、機械のほうで適当な効果を選んで、勝手に何とかしてくれます。 左のほうから次第に次の写真へと変っていったり、今度は下からだったり、ボックスアウトだったり、スネイルだったり、何だかちょっとした変身シーンを見ているみたいで、心が踊ります。実用的にはどうでもいい機能なんですが、何だかちょっと高級っぽくて、こういうのはいいですなー。
で、おうちに帰って、実物をオサワリしているうちに気が付いたんですが、この機械は“Photo” モードにしたとき、1画面に6列×4行=24個のサムネイルが表示されるようになっているんですよね。そこから好きな写真を1枚選ぶことになるんですが、その際、画面の上部には選択した写真のサイズが表示されるようになっております。 で、その数値がですね、721×480とかになっているんですよねー。 元のサイズは 750×499とか、そういう数字だった筈なんですが、ん? 勝手にリサイズされてる? この機械は2GBの内蔵メモリがあるので、本体のスロットに写真データの入ったSDカードを挿して、メニューから内蔵メモリにコピーしたんですが、どうやらその際、勝手に “最適なサイズ” にリサイズされるようです。 ま、確かに画面のサイズが 800×480しかないのに 4288×2848の写真データを入れてみたたところで、あまり意味は無いので、メモリを有効利用する意味でもオートリサイズは理に適った仕様なのかも知れませんが、何だか余計なことをしてくれましたなぁ。。。 500×750という縦方向の写真は勝手に 320×480にされていて、そっか!だから五重塔があんなに小さかったんや!…と、目から鱗が落ちた思いでありますな。 本体にデータを転送するにはもうひとつ、USBケーブルでパソコンに接続するという方法もあるんですが、それだったらさすがに勝手にリサイズされることは無いと思ので、嫌だったらそうするしか無いんですかね? とまあ、随所に台湾人らしい発想が見られたりもするんですが、ま、所詮は安物だしぃ。…というので、自分を無理にでも納得させるしかないですな。 とまあそんなことで、次回は音楽&動画再生機能について検証してみたいと思います。 じゃ、また。
( つづく♪ )