『 KanaGTR (その1) (GREEN HOUSE) 』



(2008年11月02日更新)

 僕の心の中では無かったことになっている失敗デジカメのレビューが、いつまでもトップページを飾っているのは何だか癪なので、約2年ぶりくらいにこの “IMPRESSIONS” というコーナーを更新してみようと思います。 ということで、今回は携帯音楽プレイヤーです。 みんな、携帯音楽プレイヤーは何を使っているかな? “iPod” ですか。そうですか。そういう人は非常に多いのではないかと思うんですが、あまりにも誰もが持っていて何だか癪なので、僕は “iPod” だけは一度も買ったことがありません。違うのを使ってやるぅ!…という、頑なな態度を取り続け、色々なタイプの携帯音楽プレイヤーをとっかえひっかえ試しているんですが、未だにこれだと思える機器に巡り合えておりません。大人しく “iPod” を買ったほうがいいんですかねぇ。 人から借りて使ってみたことはあるんですが、特に問題はなさそうだしー。 が、ここまで来たら僕にも意地があるので、一生 “iPod” を使わずに死んでいこうと思っているんですが、とまあそんなことで、この度、またしても新しい携帯音楽プレイヤーを買いました。 いや、めっちゃ安物なので、ぜんぜん大したことは無いんですけど。

 僕は自動車通勤をしておりますので、普段、携帯音楽プレイヤーを使うことはありません。カーナビでラジオを聴いたり、CDを聴いたりして、それで十分、暇は潰れております。 が、そのうちに飽きてきちゃうんですよね。僕の家には腐るほどたくさんCDがあるので、それをとっかえひっかえすれば、そうそう飽きることもない筈なんですが、いちいちCDをクルマに持ち込むというのも何だか面倒なので、会社の車の中にはいつも同じラインアップのCDが7〜8枚程度常備されているという感じです。通勤が片道1時間、現場への移動にも片道1時間くらいはかかるので、1週間で飽きますな、こりゃ。 1週間に1度のペースで入れ替えれば済む話なんですが、携帯音楽プレイヤーが1台あれば入れ替えの手間も省けるし、たまに旅行や出張で新幹線に乗る時にも便利だし、ここはひとつ、買っちゃう?…というので、これまで何台ものプレイヤーを試してみたんですが、ただ、この手のプレイヤーはクルマで聴くにはちょっと難点があります。運転中にヘッドフォンで音楽を聴くというのは危険なので、何とかしてスピーカーから音が出るようにしなければならないんですが、会社のクルマのカーステレオには外部機器を接続して聴くという機能がありません。 でも、大丈夫♪ 世の中には “FMトランスミッター” という、携帯音楽プレイヤーの信号をFMの電波で飛ばしてラジオで聴くことが出来る便利な道具があるやん♪ ということで、こちらもいくつか試してみたことがあるんですが、配線がゴチャゴチャして今ひとつ美しくなかったり、すぐに周波数がずれて雑音まるけになったりと、あまりよい印象がありません。 FMトランスミッター機能付き携帯音楽プレイヤーというのがあればいいですけどねぇ。

 とか思っていたら、ありましたー♪ これ です。グリーンハウスというメーカーは、安物ばかりを作っているパチモン会社という印象が無いわけではないんですが、下手に一流メーカーの商品だったりすると著作権対策とかもしっかりやっていて、専用のソフトが無いとデータを転送出来なかったりして、何かと面倒なイメージがありますからね。 “MP3” や “WMA” の音楽ファイルをコピーするだけでOK♪…というのが、僕の求めるところであります。 ただ、※ DRMには対応しておりません。…ということなので、ネットからダウンロードした音楽データだとまったく使い物にならない恐れもあるんですが、僕の場合は正式にお金を出して購入したCDをパソコンでリッピングして “MP3” に変換して、それを個人的に楽しむという使い方をしておりますので、まったく問題は無いわけでありまして。容量が2GBしかないというのがちょっと不満なんですが、所詮は特価 4,750円 (税込) ですからね。最悪、音楽プレイヤーとしてはまったく使い物にならなかったとしても、2GBのUSBメモリーを買って、無駄遣いしちまった。…と考えれば、それなりに諦めも付くのではなかろうかと。 とまあそんなことで、駄目モトで買ってみましたー。

 ということで、手元に届きましたー♪

本体&付属品♪ 操作ボタン♪ アンテナとストラップを取り付けて、USB端子をスライドさせてみますた♪

 オフィシャルサイトの写真を見ると、けっこう高級っぽい?…とか誤解してしまうんですが、実物はかなり安っぽいです。 ま、特価 4,750円 (税込) の商品に多くのものを期待するほうが間違っているとは思うんですが、ま、安っぽい分だけめっちゃ軽くて、携帯に便利♪…と、前向きに評価することも出来ますし。表の部分がミラーっぽい仕上がりになっていて、そこはかとない高級感を演出しているんですが、指紋がついてすぐに汚くなってしまうので、血液型がA型で根が神経質な人にはちょっとどうか?…という気もします。大きさ的にはかなり小さくて、正確に比較したわけではないんですが、ハイチュウくらいですかね? ストラップの取付穴はあるんですが、ストラップそのものは付属しないので、自分で適当なヤツをつけてやらねばなりません。 僕はとりあえず “KTC Fan Club” で貰った安っぽいストラップを適当に付けておきました。 付属品として、高感度カナル型イヤホンというのが付いてきたんですが、本体同様、非常に見た目が安っぽくて、これなら別に付属してこなくてもよかったかな?…という気もします。 が、オッサンなんかだと、イヤホンが無くて、聞けないじゃないか!…と文句を言ってくる恐れがあるので、安物でも何でもとりあえず付けておかないと後がややこしいんでしょうな。メーカーも何かと大変ですなぁ。耳の穴の大きさに合わせて取り替えられるアタッチメントが用意されているだけ、良心的であると言えるかも知れません。いずれにしろ、音と見た目にこだわりのあるヤングな若者は、自前で高級なヘッドフォンを用意したほうが無難ではないかと思います。 あと、注文する時には気付かなかったんですが、FMトランスミッター機能を使う場合にはヘッドフォンのジャックに付属のアンテナを差し込まなければならないんですね。 これが何とも邪魔臭いし、取り外した時には紛失しそうだし、ま、ヘッドフォンをつなげてもアンテナの代わりにはなるようなんですが、それはそれで余計に邪魔臭いし、出来ることならアンテナは内蔵タイプにして欲しかったですなぁ。 ま、百歩譲って着脱式で我慢するとしても、このアンテナ、めっちゃ、いがんでるやんっ! イヤホンジャックに差し込む方式なので360度ぐるっと回転出来るのはいいんですが、本体と平行になる位置にもって来た時、アンテナが外側に反り返って、めっちゃ気になるやんっ! きっちり平行になるようにして貰わないと、血液型がA型で根が神経質な人はどうにも我慢ならないんですが、これが “Made in China” のクオリティでありますので、値段からして諦めるしかないんでしょう。

 もうひとつ気になったのが、この機種の売りのひとつである、高速転送のUSB2.0(HighSpeed)に対応、USB端子がスライドして出し入れできるため、わずらわしいキャップの取り外しや紛失の心配がありません。…という機能。 USB端子でここまで気を遣うのなら、アンテナにもその精神を応用して欲しかったところなんですが、パソコンのUSB端子にそのままブスっとぶっ挿せるというのは、確かに便利ですよね。余計なケーブルをつなぐ必要がなくて、とってもすっきり♪…と思っていたら、これはこれでかなり問題があって、隣のケーブルと干渉して、USBハブに挿せへんやんっ! ま、パソコンの端子や、USBハブの形状によっては、そのまま使えるラッキーな環境の人も世の中にはいるんでしょうが、僕の場合、結局は付属のUSBケーブルを使わなければならなくて、これならまだプレイヤーのほうは普通にUSBミニのソケットにして貰ったほうが、汎用ケーブルが使えて便利だったような気がします。いやあ、カナちゃん、はずしましたかねぇ。。。

 が、嘆いているだけでは事態は一歩も前に進みません。とりあえず、説明書を見ながら、まずは電源を入れてみるところから初めてみましょうか。本体の下の部分に電源のスライドスイッチがあるので、それを “ON” にしましょう。外部アンテナが本体と平行な位置になっていると邪魔でスイッチが操作出来ないので、とりあえず上に向けてと。 ちなみにこの電源スイッチは “OFF” にするとシステムの設定がすべて初期値に戻っちゃうんだそうで、それが嫌なら “PLAY/STOP” の長押しによって電源を入り切りしろ。…とのことでありました。そんなの嫌に決まっているので、スライドスイッチには手を触れないようにしなければなりませんが、何だかよく分からん仕様ですな。わざわざスライドスイッチを付けた意味があるんか?…と思わずにはいられません。 ま、これを電源だと思うから駄目なだけで、システムを初期化するためのリセットスイッチだと思えば諦めも付くんですけどー。 ま、とりあえず電源は無事に入ったようなので、消えちゃわないうちに 「時計」 設定を済ませておきましょう。 操作ボタンは横面の上のところに7個並んでいるんですが、

操作ボタン説明♪

 その内訳は、こう (↑) なっております。 あ、矢印の向きが悪いですかね? とりあえずまあ、立ち上げた時点では “音楽モード” というのになってた気がするので、 “” のボタンを4回押して “システム設定” に切り替えます。 で、メニューの中に入るのは、えーと “MENU” ですかね? この、進む、戻る、選ぶ、決定する…という操作が一般的な日本人の感覚からすると、ちゃうやろ?…と言いたくなるような分かりにくさでありまして、この辺りはかなり慣れが必要かと。特に時計の時間設定の場合、ボリュームの上げ下げボタンまで駆使しなければなりませんからね。何度も何度も間違えて、ワケが分からなくなりそうになりながら、何とか現在時刻をセットすることに成功したんですが、ここでうっかりスライドスイッチのほうで電源を切っちゃうと、現在日時は “2005-01-01 00:00:00” に戻ってしまいます。カナちゃん、アホですか???

 とまあそんなことで、この、データ記録用として使うには無駄に大きくて、しかも使い勝手の悪いUSBメモリーのレビューは、次回に続きます。

( つづく♪ )


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