僕は今、デジカメを2台持っております。1台は Panasonic の “LUMIX DMC-FZ30” 、もう1台は Canon の “IXY DIGITAL L2” なんですが、 片や、ちょっとした一眼レフデジカメ並みの大きさの12倍ズーム、片や携帯電話サイズの単焦点レンズ。 あんたの選択は両極端なんや!…と思わずにはいられませんが、ま、似たような特徴のデジカメを2台持っていたところで、あまり意味はないですからね。 まったく特徴の異なる機種を、時と場合によって使い分けるというのが賢い僕のやり方であるわけなんですが、 “LUMIX” はもっぱらお花の写真用で、 “IXY” のほうはスキーに持っていったり、仕事の場で工事写真を撮ったりするのに使っております。 遠くにいる女子高生のパンチラを撮るなら断然12倍ズームが有利だし、駅の上り階段で目の前を歩いているミニスカートをターゲットとする場合は、相手に気付かれにくい小型のもののほうが有利であります。何事にも向き・不向きや、得手・不得手があるわけなんですが、この2台のどちらもが不得意としているジャンルがひとつだけありまして、それは何かと言うと “広角撮影” 。 これに関してだけは、どちらの機種もちょっぴり弱かったりするんですよねー。
商店街にたくさんの商店があり、桂歌丸には笑点があるように、レンズには必ず “焦点” と呼ばれるものがあります。 子供の頃、虫眼鏡で太陽の光を集めて黒い紙を燃やしたり、自分の手の甲をマジックで黒く塗って虫眼鏡で根性焼きをしたという経験は誰にでもあると思いますが、黒い紙や自分の手が焦げて、黒い煙が出る点。それが焦点であります。 そして、レンズと対象物との間隔のことを “焦点距離” と呼ぶわけですが、カメラの場合、この焦点距離にフィルムなり、CCDなり、CMOSなりがあって、そこで像を結ぶというわけでありますな。象にレンズを向ければ象の像、仏像にカメラを向ければ仏像の像、雑煮なら雑煮の像…と、どんなものでも記録に残すことが出来るわけですが、焦点距離が短い場合は広い範囲に、焦点距離が長い場合は遠くにあるものに焦点が合うことになります。 ま、そこらの原理は “カメラ入門” みたいなサイトで図解入りで解説されているものと思われるので割愛するとして。 で、焦点距離が短くて広い範囲が写るレンズを “広角レンズ” 、焦点距離が長くて遠くのものを大きく写せるものが “望遠レンズ” 、焦点距離が固定されているのが “単焦点レンズ” 、焦点距離を変えることによって広角寄りから望遠まで、自由自在に使えるようにしたのが “ズームレンズ” ということになるわけですね。 単焦点レンズは“たんしょう”という言葉の響きが “短小” に通じるものがあって、胸にグサっと刺さる。…という人が少なくないのか、あまり人気はなく、もっぱらズームレンズ付きのカメラが主流となっております。言うなれば、ズームがブームという訳でありますな。
焦点距離が同じでも、CCDやCMOSの大きさによって広角・望遠の度合いに違いが生じてくるので、話を分かりやすくするために使われるのが “35mm換算” という数字であります。 どうして 35mmなのかと言うと、普通のフィルム式のカメラが 35mm判と呼ばれているからなんですが、フィルムのサイズが 24mm×36mmという大きさなんですよね。 24mm×36mmなのにどうして 35mm判なのかと言うと、その辺りの事情は僕には今ひとつよく分からんのですが、ここで新たに “画角” という言葉が登場することになります。これはまあ、人間の目に例えれば視界の範囲といったところですかね? 2つの目が中心付近に寄っている人は視野が狭く、目が離れているヒラメ顔の人は広い範囲を見ることが出来るわけですが、35mm判のカメラで焦点距離が 50mmの時、ほぼ人間の視野と同じ画角が得られると言われております。 数字で言うと、約40度。 人間の目というのはもっと広い範囲を見ることが出来るような気もするんですが、とにかくまあ 35mm判換算で 50mmという焦点距離を持つものが世間一般では標準レンズと呼ばれているようです。 それよりも焦点の短いものが広角レンズということになるんですが、世間一般では 28〜35mmくらいのものを広角レンズ、21mm以下のものを超広角レンズと呼んでいるみたいですね。
さて、ここでデジカメです。一眼レフデジカメだと、35mm判フィルムと同じ大きさの撮像素子を持っているものもあるんですが、コンパクトデジカメの場合は撮像素子もコンパクトであるのが通例です。 例えば “LUMIX DMC-FZ30” の場合、CCDの大きさは 1/1.8型となっております。これは対角線の長さが 1÷1.8=0.56型=9mmというサイズなんだそうですが、型=インチ=25.4mmというわけではないんですな。このあたりの事情は僕にはよく分からんのですが、35mm判フィルムの対角線の長さは、実際に紙に書いて定規で長さを測ってみたら約43mmでありましたので、1/1.8型CCDというのは5分の1くらいの大きさしかないということになります。 これだと、35mm判の5分の1くらいの焦点距離で同じ画角が得られるということになるんですが、ではここで僕が持っている2台のデジカメのレンズの焦点距離を見てみることにしましょう。
“LUMIX DMC-FZ30” : 焦点距離 f=7.4〜88.8mm(35mm判換算:35〜420mm相当)
“IXY DIGITAL L2” : 焦点距離 f=6.4mm(35mm判換算:39mm相当)
ズームレンズの場合、焦点距離の長いほうを短いほうで割った数字、88.8÷7.4=12.0 というのが
倍率になります。これは 35mm判換算の数値で計算しても同じになるわけですが、1/2.5型CCDの “IXY DIGITAL L2” だと 6.4mmという焦点距離で、35mm判で言うところの 39oと同じくらいの画角が得られるということなんですね。 ここで問題にしたいのが 35mm判換算で 35mm とか 39mmと言った数字なんですが、焦点距離 50mmを標準と考えた場合、確かにこれは広角ということになります。 28〜35mmという数字が広角レンズだとすると、35mmというのはかろうじてこの中に含まれております。 39mmという数字になると、標準と広角のどちらにも属さない、いわばグレーゾーンということになるわけですが、どうやらコンパクトデジカメというのは撮像素子が小さい分、焦点距離の短いレンズを作るのが難しいみたいですね。 ズームレンズをいちばん広角側 (ワイド端=W端) にしても、せいぜい 35mm止まりという機種が非常に多くなっているようです。 ま、そんなものだと思っておけば、さほど気にする事もないんですが、広角側に弱いと困る場面がまったく無いわけでもありません。 例えば、会社の慰安旅行で集合写真を撮る場合を考えてみましょう。20人の社員を10人ずつ2列に並べてカメラに収める場合、広角側に弱い=画角が狭いカメラだと両端の4人くらいがファインダーからはみ出してしまう場合があります。 例えば、はみ出しているのがナ○ナワ所長代理だったりした場合、写真に写らなくても別に構わない…というか、出来ることなら視界に入らないで頂きたいところなんですが、 “腐っても所長代理” という言葉もありますからね。 役職柄、ナガ○ワ君が真ん中付近に立っていたりすることも多く、いくら広角に弱いレンズを使っても、どうしても写っちゃうことになるんですけど。 ま、そういう場合は後でレタッチソフトを使って顔全体にモザイクを掛けるか、あるいはお絵描きソフトで目に黒線を入れてやればいいんですけどね。
写したくない場合はともかくとして、全員をきっちりカメラに収めたい場合、撮影者が一歩後ろに下がってやれば大丈夫。 が、狭い室内で、もうこれ以上は後ろに下がれないとなると、画角の狭いカメラではかなり辛いものがあります。すなわち、広角レンズは (1) 集合写真に強い。…と言えるわけでありますな。 ま、僕の場合、人間の友達はひとりもいなくて、お花だけが友達でありますので、集合写真を撮る機会は皆無と言ってもいいんですけど。 が、広角の強みはそれだけではありません。 (2) 神社仏閣にも強い。 横に広い神社の本殿の写真を撮る場合も画角が広いカメラのほうが有利です。 その他、大海原や広々とした大地、果てしなく広がるお花畑などなど、広角で撮りたいシーンというのはたくさんあります。 でまた工事写真というのも、広角に弱いと意外と苦労したりするんですよね。 “IXY DIGITAL L2” で室内にあるパッケージ発電機の全体像を撮ろうとすると、どうしても端っこのほうが欠けてしまったりするんですが、35mm換算で 39mmというあまり広角とは言えない焦点距離であるため、お仕事デジカメとしてはやや使い勝手に問題があると言えるかも知れません。
一方、 “LUMIX DMC-FZ30” のほうはというと、望遠側は 420mという素晴らしいスペックを誇っております。普通のカメラなら40センチを越える望遠レンズを付けなければならないところなんですが、これもCCDがあまり大きくないから可能な芸当であるわけですな。 更に、800万画素CCDの一部分だけを使うことにより倍率を増やす “EX光学ズーム” という機能もあり、300万画素で撮影すれば、いちばん望遠側 (テレ端=T端) ズーム倍率19倍、35mm換算で 669mm。 まさに盗撮にはもってこいであると言えましょう。 一方、広角側はどうかというと、W端で 35mmと、こちらは平凡な数字です。これでは平等院鳳凰堂の写真を撮るには、かなり無理があると言わざるを得ません。 何とかならないのか?…と思わずにはいられませんが、どうにかしようと思えば、何とかならないこともありません。その秘密は “ワイコン” にあるんですが、ワイコンというのはアレですよね。 “猥褻コンニャク” の略。…とか、そういうのではなくて、ワイドコンバーションレンズ。 このデジカメの場合、純正のワイコンを使えば 24.5mm相当の広い画角を確保出来るというわけでありますが、ただこのワイコンには弱点があるんですよね。 高いっ!…というのがソレなんですが、たかだが猥褻コンニャクの親戚のようなものに 16280円ものお金を出す気は僕はありません。安いデジカメならもう1台買えるちゅうねん! というので、広角に強い安いデジカメをもう1台買うことにしたのでありました。…というのが今回の衝動買いのコトの成り行きであるわけなんですけどね。
最近、広角に強いデジカメというのがちょっとした流行のようでありまして、その最たるものが kodak の “EasyShare V570” という機種でありますな。 通常の3倍ズームレンズの他に 23mm相当の超広角レンズも付けてしまったという、世にも珍しい “二眼デジカメ” でありまして、なかなか面白い発想だとは思うんですが、残念ながら僕としては購入の対象外であります。だって、ワイコンよりもずーっと高いしー。 で、その他にも “LUMIX DMC-LX1” なんてのがあったりするんですが、こちらは 16:9 ワイド対応CCD + 28〜112mm相当の4倍ズームレンズ搭載でありますか。 マニュアル露出やマニュアルフォーカスも可能と言うことで、“LUMIX DMC-FZ30” を買う前だったら、かなりソソられるものがあったと思うんですけどね。 ちなみに Panasonic はこのところ広角系の機種に力を入れているようで、 “LUMIX DMC-FX01” とかなら3万円くらいで買えそうなんですが、サード機としてはそれでもまだ予算オーバー。 とにかくワイコンよりも安くなければあまり意味がないんですが、いろいろと調べているうちに、どうやらこのジャンルは昔から RICOH というメーカーが得意としているらしいということが判明しました。 リコーのデジカメって何だかあまり聞いたことが無いし、選択としてそれが利口なのかどうか、やや疑問が無いわけでもないんですが、コピーとかを作っているわけだから、光学系と電子系、どちらのジャンルにも強いという可能性がまったくないとも言い切れません。 リコーのデジカメでも新しいものはそれなりのお値段だったりするんですが、この際、古い機種だろうが中古だろうが、もう何だっていいやぁ。…と、幾分、捨て鉢な気分になっている時に目に止まったのが、この “Caplio G4 wide” という機種なのでありました。
えー、今回の僕の購入目的の主なものとして “使い勝手のよい@お仕事デジカメ” というのが挙げられるんですが、いや、仕事で使うのなら会社のお金で買って貰えよ!…という気がしないでもないんですけどね。 が、実を言うと僕の会社にもちゃんと4台ほどお仕事デジカメがあるんですよね。 “G.BROS. GV-20” というヤツです。 ほら、僕たち土木・建築・機械器具設置のシゴトだから汚れた手でカメラを持つことが多いし、雨に濡れることもあるし、どこかにぶつけることも少なくないので、水や油や汚れや衝撃に強いデジカメがいいよね。…というので、みんなで話し合ってこの機種に決めたんですが、実際に使ってみたところ、まったくもって丈夫なだけが取柄である。…ということが判明しました。 特に、電源を入れてから1枚目が撮影可能になるまでに5〜10秒もかかってしまうのが致命的でありまして、作業員に 「撮りまーす。」 と声を掛けてから実際にシャッターが切れるまでの間が、何とも言えずに手持ち無沙汰でありまして。 そのうち、モデル役の作業員がイラついて、まだかぁ?…と、ガンを飛ばし始めるタイミングで、バシャっと撮れたりして、とっても人相の悪い工事写真になってしまうところがネックなんですよね。 そうならないよう、あらかじめ電源をオンにして待機しているんですが、1分くらいでオートパワーオフが働いてすぐに電源が切れて、いざという時には必ずと言ってほど、まったく何の役に立ちません。 結果、うちの会社ではこのカメラは最初から無かったことにして、みんな自前のデジカメを使っているというのが実情なんですよね。 いやあ、うちの職場で使えないのはカシオの “Gブロス” と、ナ○ナワ所長代理でありますなぁ。。。
とまあそんなことで、ではここで僕が求める “理想のお仕事デジカメ” の条件を思いつくまま列挙してみたいと思うんですが、
(1) 広角に強いこと。
(2) マクロ撮影に強いこと。
(3) 汚い手で触っても気にならないくらいに安っぽいこと。
(4) 電池の持ちがいいこと。又は普通の乾電池が使えること。
(5) 他にはえーと…、今のところ特に思い付かん。
一方、別に無くても構わん。…という条件としては、
(1) 高画質・高画素数はいらん。
(2) それほど小型でなくてもいい。
(3) 他にはえーと…、今のところ特に思い付かん。
個人的には、極端に小型のものや薄型のものはあまり好きではありません。 ま、 “IXY DIGITAL L2” は、とにかく小さければエエねん。…というコンセプトで買ったものなんですが、工事現場とかだと無くなりそうで嫌なんですよね。 とかく、土建屋というのはデリカシーに欠ける人間が多いので、そこらへんに転がしておくと、落とされたり、蹴られたり、踏まれたりして、壊れちゃう恐れが多分にあります。 僕はまだ工事現場でフィルム式のカメラも併用しておりますので、それと同レベルの大きさであれば、まったく気にするところではありません。 薄型のデジカメというのも持ちにくくて構えにくいので、僕はあまり好きではありません。フィルムカメラっぽいオーソドックスなデザインのもののほうが使い勝手はいいです。 …とまあ、この条件に実にぴったりマッチしているんですよね、 “Caplio G4 wide” って。 インターネットの通販サイトで商品写真を見ただけで、普通の人なら即座にボツにしちゃうに違いないダザダサの姿形が僕には大いに魅力的に思えて、いや、中古で 13000円ちょっとで売りに出されていたんですよね。 あと1万円ほど余分に出せば、同じ 28mmの広角レンズのリコー製デジカメでも、もうちょっと垢抜けたデザインの小型化された後継機種のほうが手に入るんですが、値段とのバランスでいけば、ま、何とか許容出来る範囲なのではなかろうか?…というのが僕の判断なのでありました。
衝動的に注文してしまってから、後で心配になってあれこれ調べでみる。…というのが僕のいつものパターンなんですが、この “Caplio G4 wide” は、調べれば調べるほど不安が募ってくる機器でありました。 いわく、暗い室内での写り方がバラバラで、はっきり言って使い物にならない。 暗い室内での工事進捗状況の記録を意図していた僕にとっては、かなり気になる情報であります。どうやらストロボのピッカリ具合がかなりいい加減らしいんですが、その他、友達にこのデジカメを見せたら大きさとデザインを思いっきりバカにされて、以来、恥ずかしくて人前で使えなくなった。…という、某ギャルの悲痛な投稿もありました。 ま、確かに見た目がギャル好みではありませんからね。どうして彼女がこのようなマニアな機種を買おうと思ったのか、その真意がよく分からんのですが、でも仕方が無いよね。この値段なんだしぃ。…と、僕の場合は覚悟の上での購入でありますので、見た目の悪さはあまり気にしないことにして。 とまあ、そんなことで、いよいよ僕のおうちにカプリオちゃんが届けられることになったんですが、箱から中身を取り出して、その実物を手にした瞬間、僕は思いました。 デカっ!ダサっ! いやあ、少々のことでは落胆しないつもりだったんですが、これはハズしましたかねぇ。。。 人前で使うのが恥ずかしい。…という、某ギャルの情報は実に的確であったと言わざるを得ませんが、縦横の大きさは、ま、ぎりぎり許容の範囲内だとして、厚みという点ではかなりの不満が募ります。とてもポケットに入るようなサイズではなくて、これはもう、首からぶら下げるしかありませんな。 そうして工事現場をうろうろしていて、ネックストラップが回転体に絡まって窒息死した暁には、リコーの人に責任を取って貰って、A4のコピー用紙の100枚くらいはお供えして貰いたいところですが、ま、いかにもカメラらしいデザインで、持ち易いところはいいと思うんですけどね。 …と、無理矢理にでもいいところを見つけて自分に言い聞かせないと、とてもじゃないけど、やりきれません。 ま、中古のわりには使用感がまったく無くて、恐らく展示品だったと思われるところが唯一の救いなんですが、その大きさと秀麗なデザインは、このレビューの中ほどにある “IXY DIGITAL L2” との比較写真で十分に堪能して貰うとして。
では、気を取り直してもうひとつの箱を開封してみることにしましょう。 僕がこの機種の購入に踏み切った理由のひとつとして、専用の充電池でも、市販の単3アルカリ乾電池でも、どちらでも使えてとっても便利だねっ♪ という点が挙げられるんですが、工事現場でカメラが電池切れになると、時として取り返しの付かない事態になっちゃいますからね。 あれ、あれ?…と焦っているうちに、職人さんはどんどん勝手に作業を進めて、配管はどんどん埋め戻されて 「配管敷設状況」 の写真が撮れなくなって、翌日、こっそり 「埋設配管埋め戻し完了」 というのを撮ってお茶を濁すことになったりします。 が、単3の乾電池が使えるタイプであれば大丈夫。 カバンの中に予備の電池さえ入れておけば、完全に埋め戻される直前に、なんとか配管が50センチほど土の中から顔を出している状況を記録として残すことが出来るわけであります。 ま、専用の充電池を使うタイプでも予備のバッテリーを持っていればいいんですが、カラになった電池を家に帰って充電しようと思っても、ついつい忘れてしまうことが多いので、結局、どの予備バッテリーもあかんやん!…という事態に陥ることも少なくありません。 この “Caplio G4 wide” のように、普段は充電式バッテリーで経済的に、いざという時には単3乾電池も使えるというタイプが理想的であると言えましょう。
ただ問題なのは、カメラのセットに充電池も充電器も含まれていないことでありまして、ま、アルカリ乾電池が2本入っていたので、別に何の問題ないぢゃん。…というのがメーカーの主張らしいんですけど。 が、アルカリ乾電池2本では70枚しか撮影出来ないそうで、お仕事カメラとしてはやや心配なスペックでありますな。 ここはやはり、オプションの充電池 (撮影可能枚数400枚) と充電器のセットも一緒に購入することにして。 結局のところ、支出のトータルが2万円をオーバーして、ワイコンよりも高くなってしまったではないか!…という結果に終わってしまいましたが、僕は決して後悔などしておりません。無論、泣いたりもしません。本当にいい買い物をしたよな。…と、心の底から思っているわけでありますが、いや、僕はこの充電池と充電器のセットを見て、愕然としちゃいましたね。 バッテリーのほうは特に問題ないんですが、充電器のほうはクソ長くて邪魔以外の何物でもない電源ケーブル付きのタイプやん! こんなもの、とても旅行には持って行く気にはなれなくて、ただでさえ本体が馬鹿でかくて邪魔だというのに、リコーというメーカーは今ひとつ考えなしでありますなぁ。。。
かくして、旅行の時の風景撮影用にもいいかな?…と思っていたこのデジカメは、オシゴト専用機になっちゃう公算が非常に高くなったわけですが、別に広角レンズなんかどうだっていいやぁ。平等院鳳凰堂の写真さえ撮らなければいいワケだしぃ。 ということで、果たしてこのデジカメに明るい未来はあるのでしょうか?
( つづく♪ )