『 探偵!ナイトスクープ (Vol.1) 』


探偵!ナイトスクープ (Vol.1)

 えー、このコーナーを更新するのもちょっと久しぶりになりますが、前回の 『水曜スペシャル 川口浩 探検シリーズ』 に続きまして、今回もテレビ物です。 1988年3月5日にスタートして以来、深夜枠にもかかわらず常に20%を超える視聴率を誇る“関西のお化け番組”。 …として知られる 『探偵!ナイトスクープ』 がDVD化されるということで、さっそく買ってみることにしたんですが、いやー、好きなんですよね、これ。 ただ、実際にテレビで見たことは一度もなかったりするんですが、というのもですね、これは深夜番組ですからね。深夜番組というと、山本晋也が出てきてフーゾク店のレポをやったりするような、青少年の健全育成に悪影響を及ぼす内容のものが大半でありましたので、僕は絶対に見ないようにしておりました。嫌いなんですよねー、サンテレビの 『おとなの絵本』 のすけべビデオ紹介コーナーみたいなのとか。いつも一番いいシーンの直前で終わったりして、どうせやるなら最後まで見せろって!…と思わずにはいられなくて。 とまあ、そんな僕がどうしてナイトスクープという番組を知っているのかというと、インターネットで見たことがあるからなんですが、 “超あぷろだ” という、あまり優良ではない有料のアップローダーがあったんですよね。アップローダーというのは誰でも自由に画像や動画をファイルをアップ出来る掲示板のようなものなんですが、このサイトは “モリタポ” という独自の通貨を用いるシステムになっておりました。ファイルを落としたい人は事前に 20000モリタポを 2000円で購入し、それを支払うことによってファイルをダウンロード出来るようになるんですが、そのモリタポは 5%ほどの手数料を差し引かれた上でファイルをアップした人に支払われるんですよね。値段はアップする人が 10〜1000モリタポの範囲で自由に決めることが出来るんですが、要するにウェブ上での有料制ファイル交換サイトといったところですかね?

 ただ問題は、ここにアップされているファイルの大半が、あまりにも青少年の健全育成に悪影響を及ぼす内容のものだったことでありまして、どう考えてもこれはヤバいやろ?…と思わずにはいられないような “非合法的すけべ動画” とかがたくさん見受けられました。嘆かわしくて、実にけしからん話でありますが、ごくたまに普通のテレビ番組とかもあったりしたんですけどね。こんなノーマル系、誰がわざわざ金出してまで落とすねん?…という気がするんですが、こういうのは概して10モリタポ= 1円くらいなので、ハズしてもほとんど実害はありません。 で、すけべ動画専門に落としていた僕が、ふとした気の迷いで手を出してしまって、結果的に大きな収穫だったと言えるのが、この 『探偵!ナイトスクープ』『トムとジェリー』 なんですが、 『トムとジェリー』 は懐かしのテレビ版を70本ほど手に入れることが出来て、非常に有意義でありました。ビデオやDVDで出されているのはナレーションが無くて、何だかつまらないですからね。 ちなみにこのアップローダーはあまりにも不健全なファイルが氾濫し過ぎたのがタタって閉鎖に追い込まれ、残ったモリタポをどうしてくれる!?…と思わずにはいられないんですが、とまあそんなことで、 『探偵!ナイトスクープ』 がDVDで出るという話を目にした僕は、即座に予約注文を入れてしまったというワケであります。

 そもそもこれは一体どういう番組だったのかというと、視聴者からの意表を突く調査以来に応え、独自の手法で検証してみせるこの番組は、登場人物のパフォーマンスに笑い、そしてときには泣かせられる、純度の高いエンターテイメント。…ということなんですが、そういえば僕はアップローダーで実物に接する前からこのテレビのことは知っておりまして、それは何故かと言うと、 『全国アホバカ分布考』 という本を持っていたからなんですけどね。 ま、この本に関して深入りすると話が長くなるので、この話はなかったことにして先に進みたいと思いますが、とにかくまあ、DVDを見てみることにしましょう。

テーマ曲を熱唱するヒロシ君♪

 えーと、まず最初はオリジナルテーマ曲の 「ハートスランプ二人ぼっち」 、作詞・作曲・歌 円 広志でありますかー。まどかのヒロシ君と言えば 「夢想花」 の大ヒットで一世を風靡し、そして瞬時に忘れ去られた典型的な一発屋として知られておりますが、森昌子の 「越冬つばめ」 を作曲した篠原義彦というのはこの人の本名だし、そして何より大阪ではお笑い芸人としてその名を広く知られているそうです。昔、歌手だったということを知らない人もいるようですが、たまに歌を中心にしたライブがあったりすると、 “円広志・歌うライブ” という名前を付けられたりして、それで笑いを取ったりしております。 で、このテーマ曲の部分は個人的にはどうでもいいような気がするので、さっさと早送りすることにして、では早速、最初のお話を見てみることにしましょう。


  「 謎の爆発卵

局長と秘書と顧問♪

 あー、これはアレです。見たことがあります。 “超あぷろだ” にアップされた作品の中では、 「関西援交」 とか、 「宇都宮さぽーと白書」 とかの次くらいに僕が感銘を受けたものなんですが、番組はですね、まず最初に視聴者からの捜査依頼の葉書がスタジオで読み上げられるところから始まります。デスクの前には初代局長の上岡龍太郎と秘書の岡部まり、そしてこの回は顧問として横山ノックが登場しておりますが、元参議院議員とか、元大阪府知事とか、セクハラとか、強制わいせつ罪とか言う前に、僕の場合は 「ふぉん、て〜ぬ♪」 の印象が強いですね。土曜日の昼に学校から帰ってくると、家のテレビからは必ずと言っていいほど、 「ノックは無用!」 が流れておりました。最近では 「バラエティー生活笑百科」 ということが多いんですが、ちなみにあの、生活笑百科〜、るるるるる〜るる〜♪ というテーマ曲を作ったのは、浪速のモーツアルトこと、キダ・タロー先生でありますな。 で、視聴者からの捜査依頼を読み上げるのは秘書の岡部まりなんですが、台詞を噛みまくるところが可愛いので、個人的にはちょっとタイプかも?…という気がします。 “2ちゃんねる” にも 【美人秘書】 岡部まり 【才色兼備】 というスレがあるようなので、それなりに人気もあるんでしょうが、で、今回の依頼はですね、尼崎市の大学生、藤本くんからのものでありました。 僕の買った2枚組DVDのボックスセットには “永遠の少年 『探偵!ナイトスクープ』 の軌跡” というネタ・ガイドブックが付いておりましたので、それをそのまま引用させていただくと、

 「友達が電子レンジでゆで卵を作ったところ、口に入れたとたんに爆発した。本当にそんな爆発卵を作ることが可能なのか一緒に実験して」。

 ということなんですが、なるほど、爆発卵ですか。爆発すると言えば、小麦粉だって爆発するんですけどね。僕が中学生だったか、高校生だったか、専門学校生だったか忘れてしまいましたが、とにかくまあ、まだ学生だった頃、みんなの前で誰か一人が持ち回りでネタを披露する。…という、とっても傍迷惑な企画があったんですが、僕は本で読んだ “小麦粉だって爆発する” という話をしたことがあるんですよね。とっても意外性のある話なので、教室内は 「へぇ〜。」 という感嘆の声で満ち溢れること間違いないと踏んだんですが、実際のところ、反響は皆無でありました。高校の文化祭の前日、各教室の黒板に書かれていた “複雑骨折、参上!” という落書きと同じくらい、誰からもまったく何の反応も無かったんですが、それはそうと、電子レンジで生卵を加熱すると爆発するというのは常識ですよね。 洗った猫を電子レンジで乾かしてはいけない。…というのと同じくらい、世間ではよく知られた禁忌であるわけなんですが、この “爆発卵” はレンジで加熱中に破裂するのではなく、取り出して、殻を向いて、いざ食べようとして口の中に入れた瞬間に爆発するんだそうでありまして、果たしてそのような恐ろしい卵を作るのは本当に可能なんでしょうか?

 という問題を、依頼人の藤本くんと探偵の桂小枝 (通称・こえぴょん) が解決するという、そういうお話であります。おしまい。…って、いや、これを文章で説明しようとすると、ちっとも面白くなくなってしまうんですよね。 ま、とりあえず鑑賞のポイントだけを列挙しておくと、まずは冒頭の、ダイナマイトだけに、ダイナマイト! 意味分からんですね。 で、続いては電気屋さんの場面。藤本くんちの電子レンジが動かなくて、修理に出すことになるんですが、電気屋のおばちゃんの人情味溢れる対応に、思わず目頭がウルウルと熱くなってしまいます。 感動とお笑い。この2つがあってこそ、バラエティは深みを増すことになるんですよね。 で、藤本くんの下宿に戻って実験再開となるわけですが…、いや、やっぱりこの作品の面白さを説明するのは至難の業でありますなぁ。 ということで、おしまい。

爆発卵、炸裂♪

  「 母乳でケーキ作り

 これまたネットでダウンロードした中にあった作品なんですが、以来の内容を見た限りでは、それほど面白そうな感じはしないんですけどね。  「母乳が出すぎて、いくら赤ちゃんに飲ませても余ってしまう。もったいないので母乳でケーキなどお菓子を作ることが出来ないか」 という神戸市の長谷川さんからの依頼 なんですけどね。 ちなみに僕は乳というのがあまり好きではありません。例えば牛乳なんてのはミルメークの助けを借りないと飲めないほどなんですが、ま、最近ではいちいちミルメークを溶かして飲むのも面倒なので、生で飲むようにはしているんですけど。 で、一方、母乳というのはですね、未だに飲んだことがありません。 いや、もしかしたら赤ちゃんの頃には飲んだことがあるのかも知れませんが、物心が付いてからは未体験ゾーンでありまして。 飲んでみたいかと言われると、それほどでもないんですが、未体験だけに、見たいけぇ?…と言われると、ちょっと見てみたいような気はするんですけどね。授乳シーンって、ちょっぴりソソられるものがありますからね。

ちょっとタイプの人妻♪

 ということで登場するのがこの依頼者のギャルなんですが、ちょっぴり吉本新喜劇の森内紀世に似た感じの、さば好みの人妻ではありませんかー。 いやが上にも授乳シーンへの期待が高まるわけでありますが、今回の趣旨は赤ちゃんに母乳を飲ませるのではなく、あくまでも余った母乳でお菓子を作ることでありますので、どちらかというと搾乳機を用いた搾乳シーンのほうがたくさん登場しておりました。 ま、それはそれで十分に楽しめるものだと言う気はするんですけどね。 …と、その前にこの人を紹介しておかなければなりませんな。

職人肌の林シェフ♪

 林繁和 - 辻学園日本調理師専門学校主任教授(製菓・製パン主任)。1989年 全国菓子博覧会にて三笠宮寛仁親王名誉総裁賞受賞、1993年 ドイツ洋菓子職人世界選手権日本代表。 いや、日本を代表するトルシエと言えるわけでありますが、あ、トルシエというのはサッカーの監督ですか。お菓子職人のほうはパティシエでしたかね? いずれにせよ、その鋭い眼光と、むさ苦しいヒゲ面からは職人肌の雰囲気がふんぷんと漂っておりまして、乳方面にはやや疎いのではないか?…という事態が懸念されるところであります。 実際、母乳は 「神聖なもの」 と考えているので、胸にひっかかるものがある。…というテロップが出されたりして、このふざけた企画にはかなり否定的であるようです。 が、その実、 「お好きです 」 というキャラだったりするのだから、人を見た目だけで判断してはいけません。 とまあそんなことで、けっこう真剣に母乳お菓子作りにチャレンジする林シェフでありましたが、いや、なかなか得難いキャラであると思います。

  「 四十八茶を飲んだ犯人


 大阪のなんばグランド花月へ行った時に、お土産に買った“四十八茶”。冷蔵庫の中に大切にとっておいたのに、 中学のキャンプから帰ってきたら誰かに飲まれていた。みんなに聞いてみたのだが 「知らん」 と言われた。犯人を見つけて欲しい。 ま、簡単に言ってしまうと、こういう依頼でありますな。 捨てられていた空き缶から指紋を採取しようとしたり、家族を尋問したりして、前半の展開はちょっとありがちやな。…といった感じなんですが、嘘発見器が出てくるあたりはなかなか悪くないと思います。僕も小学生の頃に持っていたんですよね、嘘発見器。 学研のマイキットの実験回路で作ってみたんですが、 “夜は静かになる電子小鳥” というのと同じくらい、心をソソられるものがありました。 二本を電極を指でつまんで、人間、嘘をつくと無意識のうちに手に汗をかく。 → 抵抗値が下がる。 → ブザーの音程が変化する。 …という原理を応用した、かなり本格的なものでありました。 もしかするとこの機械で、僕が “平和の鐘” という鉛筆の代金を徴収する係だったのに、集めたお金を無くしてしまって、それをちょっぴりボケている年寄りの先生のせいにしてしまった悪事がばれてしまうのでは?…と、考えただけでも冷や汗が出る思いでありましたが、ま、結果的には精度が今ひとつで、最後まで何とかごまかし通すのことが出来たんですけどね。

 が、刑事ドラマ 『部長刑事』 で使われた小道具であるという “うそ発見器400FX” の実力は確かなものでありました。 依頼者の中学生から、 「悪どいし腹黒い」 という理由で最も疑われている○○○ちゃん (←ネタバレ防止の為、伏字) の審問にこの機械を駆使したところ、その反応が半端ではありません。 ま、最初からほとんど犯人は分かっていたようなものなんですが、続いて友達による説得工作と来て、最後は定番の “泣き落とし作戦” でありますかー。 これにはさすがの犯人もほだされて、ついに自供に至るというわけなんですが、ラストの連行シーンが何とも壮絶でありますな。バックに流れる中島みゆきの歌声が深く心に染み入るという、ま、そんな作品なのでありました。 おしまい。

スペクタクルな連行シーン♪

  「 ネコザメよし子


 この番組にはお笑いだけでなく、時には感動モノの作品もあったりするんですが、えー、続いては “ネコザメよし子” でありますな。 局長が上岡龍太郎ではなく、2代目の西田敏行になってからの番組というのは僕はあまり好きではないんですが、ほら、僕って 「昔はよかった。」 という極めて保守的な思考の持ち主ですからね。 2004年オンエアーであるこの作品に、あまり多くのものは期待出来ないかも知れませんが、とにかくまあ、働いている寿司屋には従業員みんなで可愛がっているペットがいる。10年以上も水槽で育ててきたネコザメで名前はよし子。店の看板娘としてお客さんにも人気だが、よし子は本当に幸せなのだろうか。狭い水槽にいるよりも広い海に帰してやったほうがいいのでは? しかし、今さら海で生きていけるものかどうか。 そういう、頭のハゲたおっさんの悩みに応えるというわけでありますな。 しかし、なかなかキュートな名前ですよね、ネコザメよし子。 どんな可愛い看板娘が登場するのか?…と、胸に期待を膨らませていたところ、何のことはない、不細工な顔の変なおサカナだったりするんですけど。 ああん、 「ど根性ガエル」 の “よしこ先生” みたいのを想像してたのにぃ。。。

看板娘@よし子♪

 で、依頼者のオッサンはすっかり感情移入してしまっているんですが、他の人はそうでもなくて、 「いっぺん食ってみたい。」 という意見が大勢だったりするんですが、えーと、ネコザメ。 脊索動物門・軟骨魚綱・ネコザメ目・ネコザメ科・ネコザメ属…と、後半はとにかくネコザメであるようですが、猫のオメメと同じように、昼間は細くなっているんだけど、暗くなるとパッチリまん丸のオメメになるんだそうで。 そういう話を聞くと、何だかとっても可愛いニャ〜♪ と、猫好きの僕としては思ってしまうんですが、お味のほうは淡白で刺身に向いているんだそうで。 で、依頼者は思い悩んだあげく、結局は刺身にして食う…のではなくて、海に帰してやるという決断を下すことになるんですが、さすがにお別れともなると涙を流すオッサンもいたりして、見ているこっちとしても思わずウルウルしちゃいますよね。 最近、トシを取って涙腺が緩くなって、おまけに膀胱の力も弱くなって、すぐに尿漏れしちゃうというのに、こういうシーンを見せられたら、もういけません。 ちなみに、よし子の故郷は三重県の阿曽浦って、昔の南島町だったんですな。 今では南伊勢町というつまらない名前になってしまったんですが、風光明媚なとってもよいところであります。いや、行ったことはないんですが、ここなら恐らく、よし子も幸せに暮らせるのではないでしょうか? いや、いったことはないので、よく分からんのですけど。

よし子ちゃん助命歎願ポスター♪

 漁協に持参した手作りポスターに依頼者の熱い思いが感じられ、僕はまたしてもウルウルしてしまうんですが、かくして、よし子ちゃんは海へと帰っていったのでありました。

  「 栗饅頭を食べたい


 いや、これは名作であります。 探偵が石田靖というので、ちょっとどうか?…という気がしないでもなかったんですが、何ともリリカルで叙情的な作品に仕上がっておりました。えーと、依頼の内容はこうです。 福島県の田舎町でお土産に買った栗饅頭が、それはもう美味しくて、家族のために買ったのに帰りの電車の中で全部食べてしまった。32歳にもなってなぜ我慢できないのかと妻に叱られ、もう一度買いに行きたいのだが、また我慢できずに途中で食べてしまうかもしれない。自信がないので一緒に来て欲しい。 いや、非常にくだらない依頼でありますが、その気持ちはよくわかりますよね。 僕の場合、栗饅頭ならたぶん我慢出来ると思うんですが、 “キシリトールのど飴” だったら、どうなるか分かりません。キシリトールって独特の冷え冷え感と食感があって美味しいので、ついついボリボリと噛み砕くのをヤメられなくなってしまうんですよね。 ところがですね、キシリトールを使った製品には必ず 「一度に大量に摂取すると、おなかが緩くなることがあります。」 という注意書きがありますよね。 おなかが緩くなるというのは、どういうことなのか?…と思ったら、どうやらそれは下痢をするという意味であるようで、僕の場合、キシリトールを多量にバリバリを噛み砕くと、必ずといっていいほど下痢をします。 そうと分かっているにも関わらず、どうしてもキシリトールの一気食いをヤメることが出来ないんですよね。 たとえ38歳になろうとも、我慢できないものは我慢出来ません。

 この作品は旅番組としても秀逸ですな。懸念されていた石田靖クンも意味もなく暴れるようなこともなく、淡々とストーリーは進行して行きます。 ちなみにこの依頼者の32歳の兄ちゃんは最初、6個入りの栗饅頭を買って全部食べてしまって、2回目は用心して10個入りに増やしやそうなんですが、やっぱり駄目だったんだそうで。 饅頭を10個も食ったら気持ち悪くならんけ?…という気がしないでもないんですが、下痢するのが分かっていてもキシリトールを噛み砕くアホもいるくらいですからね。 そして今回、購入する栗饅頭はたったの1個。 奥さんに持って帰るものだけで、自分の食べる分はありません。 いわば、極限状況と言える状況に直面することになるんですが、まさしくこれは依頼者にとって “試練” でありましょう。 1時間、2時間…と時が過ぎて、ついに我慢しきれなくなって栗饅頭に手を伸ばそうとした時・・・。 その結末は自分の目で確かめて下さい。

ついに我慢出来なくなって…


  「 膳所の恐怖の食堂


 これは個人的には、もうちょっとかな。…という作品でした。 探偵が松村邦洋という時点でもう駄目で、私ってデブは苦手なの。…って、僕もあまり人のことを言えた義理ではない体型であったりするんですけどね。 で、これ、いかにも松村邦洋らしい大食いネタなんですが、とにかくまあ、出てくる量が半端ではない食堂があると。 僕の知っている限りでは、高富町 (現・山県市) にある 「みのや食堂」 というところが、かなりの大盛系だったんですが、ま、詳しいことは ここ を見て貰うとして。 で、 “膳所の恐怖の食堂” のほうは、ま、店を経営している老夫婦のボケた味わいが見所ということになるのではなかろかと。 でもやっぱり、男のデブはちょっと苦手でありますなぁ。ぽっちゃり系のギャルというのは、かなり好きなんですけどねー。 とまあ、そんなところです。

カツ丼大盛り一丁♪

  「 (オマケ) 北野誠の小ネタ


 最後にオマケの小ネタ、2題です。 後半の “ツチヤ工務店” は、ま、そこそこのネタなんですが、 “岸和田の信号” は絶品でありますな。 岸和田駅前にある信号機の “とうりゃんせ” のメロディが変。…というので、審査委員長にキダ・タロー先生を迎えて調査に赴くわけでありますが・・・。

キダ・タロー先生、キレる♪

 とまあそんなことで、次回は “Vol.2” を紹介したいと思います。 んじゃ、また。

( つづく♪ )


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