『 水曜スペシャル 川口浩 探検シリーズ 未確認生物編 (予告編) 』



 このコーナーも随分と更新が滞ってしまったので、そろそろ何とかしなければいけないな。…と思って手持ちのDVDソフトをチェックしたところ、 “すけべ物” 以外に適当なものがないという現実に直面しました。いけません。 “すけべ物” というのはそれなりに楽しいし、時にはコーフンしたりもするんですが、それ故に、冷静にレビューする対象としてはやや不適切であるような気がするんですよね。そこでまあ、ネタ用にと思って数ヶ月前にネット通販でヤコペッティの 『世界残酷物語』 というのを買ったんですが、未だに開封すらしていない状況でありまして。主題歌の 「モア」 につられて買ってしまったんですが、よく考えたら僕って、残酷なのは苦手なんですよね。残酷ではなくて、鯉こく。…というのであれば食べてみるにヤブサカではないんですが、牛の頭を生きたまま刀で切り落とす!…なんてキャプションを見て、かなり引いてしまいました。そんな残酷な映像を目にしてしまっては、今後、 “牛肩ロース切り落とし” というのを食べられなくなってしまいます。いけません。

 そこでまあ、違うネタを手に入れてみることにしたんですが、 Amazon で色々とチェックした結果、凄ぉ〜くソソられる作品を発見してしまいました。 『水曜スペシャル 川口浩 探検シリーズ』 …って、いや、懐かしいですね。僕の青春は 『水曜スペシャル』 と供にあったといっても過言ではなく、川口浩と、戸塚宏と、 「ど根性ガエル」 のヒロシが僕の心の中の “3大ヒロシ” であった程でありまして。いやあ、カッコよかったですよね、戸塚ヒロシ。登校拒否や家庭内暴力などの問題を抱える若者をヨットの上から情け容赦なく海に突き落とす姿は、まさに “スパルタカス 〜 愛のテーマ” といった感じでありまして、ま、それはそうと、好きだったんですよね、 『水曜スペシャル』 。 『木曜スペシャル』 よりも断然贔屓にしておりました。 “木曜” のほうはユリ・ゲラーの超能力と、UFOネタくらいでしたからね、面白かったのは。 一方、 “水曜” のほうの華といえば、これはもう間違いなく “川口浩 探検シリーズ” であるわけでして、というか、他に何かやってたっけ?…と思ってしまうほど、コレの印象しか頭には残っておりません。その不朽の名作がDVDになったとなると、これはもう中学生をカツアゲしてでも手に入れるしかないわけなんですが、えーと、どれどれ。 “未確認生物編” と “地底探検・洞穴編” の2種類があるんですな。どちらもDVD3枚のセットなんですが、君はどちらにより魅力を感じるかな?

 …と言われると僕の場合、断然、 “未確認生物編” でありますな。川口浩と言えば洞窟やろ!?…という意見は根強くて、嘉門達夫の 「行け行け川口浩」 の歌い出しも確か、川口浩が〜、洞窟に入る〜♪…ではなかったかと思うんですが、個人的に “地底探検・洞穴編” というのはどうもあまり好きではありませんでした。あんなのただ地底を探検したり、洞穴に入ったりするだけですもんね。それに比べて “未確認生物編” のほうは未確認の生物を発見するというスリルとサスペンスに満ち溢れておりまして、いや、実際には未確認の生物など発見されずに終わっちゃうことがほとんどだったんですが、ま、それはそれで、発見されないからこそ、未確認生物なんだよね。…と、子供心にも納得のいく展開でありまして、いや、人間というのは成功ばかりでなく挫折を味わってこそ、BIGになるわけですからね。

 で、このDVDセットには “初回限定版” と “通常版” の2種類があるようです。 あ、 “地底探検・洞穴編” のほうはあまり興味がなかったので詳しく見てなかったんですが、発売予定日が 2005年07月21日 なんですね。これを書いているのは5月の下旬でありますので、手元に届くまで2ヶ月ほど我慢しなければなりません。ま、人間、たまには我慢することも覚えないとワガママな子供になってしまうので、2ヶ月くらいの辛抱は教育的な見地からも大切だと思うんですが、やだ、やだぁ!そんなにも待てない〜!今すぐ欲ちぃ〜!…とゴネてみたところ、幸いにも “未確認生物編” のほうは 2005年01月26日 に発売されているようです。いや、ゴネてみるものですなぁ。世の中に “ゴネ得” というのはよくありますからね。ま、僕がゴネなくても1月には発売されていたと思うんですけどね。で、 “初回限定版” と “通常版” ではどこがどう違うのか?…というのがよく分からんのですが、えーと、どれどれ。あ、要は特典が付くか、付かないかという差であるわけですな。で、その特典というのが何なのかというと、青いシャツ” バージョンの探検隊ユニフォーム(復刻版)…って、おおっ! 実に魅力的ではありませんかぁ♪…と思うかどうか、人によってかなり微妙なところではありますな。ま、タダなら貰ってもいいかなという気がしないでもないんですが、 “初回限定版” のほうは余計なものが付いている分だけ値段のほうも高くなっておりまして、いや、果たしてそれだけの価値があるものなのかどうか。ちなみに僕としては、いらねーよ、んなもん!…と思ってしまいましたけどね。んなもの、恥ずかしくてとても外には着ていけないし、かといって家の中で着てみたところで空しいだけに違いないしぃ。

 が、結局のところ、僕は “初回限定版” のほうを注文してしまいました。よくよく見ると案外カッコいいかも?…という気がしたので、心を入れ替えた。…とかそういうことではなくて、限定版が投げ売りされていたからなんですけどね。5000個限定とのことなんですが、発売から4ヶ月ほど経過した現在でも売れ残っているところからして、どうも限定版の売れ行きはあまり芳しくないようでありまして。おかげで “Amazon” では通常版が定価販売の ¥10,710 (税込) であるのに対し、初回限定版は定価 ¥13,650 (税込) のところ、20%オフの ¥10,920 (税込) となっておりました。その差、わずか 210えん。 工具屋でウエス (←ボロ布みたいなもの) を買っても 10kg で 3000円くらいは取られるので、探検隊ユニフォームが 210円なら、実に安いものですよね。ちなみに今回のオマケは上着だけのようなんですが、 “地底探検・洞穴編” には、赤いツナギのユニフォームが付いてくるんだそうで、これだとズボンを買わなくてもいい分、さらにお買い得であると言えましょう。…と思ったら、定価 ¥17,325 (税込) って、下半身の分だけしっかり上乗せされているみたいですけどね、20%オフでも ¥13,860 (税込) で、こちらのほうは間違いなく、いらん!…と言い切ってもいいと思います。おまけにこちらは予約販売だからなのか通常版も20%引きになっていて、 ¥8,568 (税込) だから、その差は実に 5292えん。ま、ツナギの作業服というのは1万円くらいはするものなので、デザインさえ気にしなければかなりお得ではあるんですけど。

 で、その実物がですね、今、手元に…ありません。まだ届いてないんですよね。そんなことでまあ、今日の時点では “予告編” なわけですが、3枚のDVDの中身に関してはすでに判明しております。

 《Disc:1》 川口浩探検隊 『巨大怪蛇ゴーグ』 『原始猿人バーゴン』
 《Disc:2》 川口浩探検隊 『魔獣バラナーゴ』 『怪鳥ギャロン』
 《Disc:3》 川口浩探検隊 『古代恐竜魚ガーギラス (前・後編)』

 いや、このラインアップを見て、涙が出るほど嬉しかったですね。川口浩探検隊と言えば、 “巨大蛇ナーク” と “猿人バーゴン” やろ?…と思っていたんですが、その2つがいきなり 《Disc:1》 に名前を連ねているわけですもんね。逆に魔獣バラナーゴやら、古代恐竜魚ガーギラスやら、古代恐竜魚ガーギラスなんてのはまったく記憶にないので、バラ売り (税込 ¥3,570 )の単品買いでもいいかな?…という気もしたんですが、ま、セットで買えば “未確認生物トレーディング・カード” が封入特典で付いてくるそうだしぃ。…と、ここまで書いたところでお家に帰ったら、ブツが届いておりました。おおっっっっ!…と感激するほどのものでもなかったんですが、ま、最初から何が付いてくるのか分かってましたからね。初回限定版の特典オマケは、ひ・み・つ♪…と勿体をつけておいて、届いたものが探検隊ユニフォームだったりすればかなり感動的だったと思うんですが、ま、もしかして生け捕りにしたゴーグのホルマリン漬けが付いてくるのかも?…などと、過度の期待を持った人がいたりすると、ただの作業服かい!…と思われる恐れもあって、最初からネタばらしするのもやむを得ないところではあるんですけど。

探検隊ゆにふぉーむ(表)♪ 探検隊ゆにふぉーむ(裏)♪
未確認生物トレーディング・カード♪

 DVDのパッケージと同じ大きさに綺麗に折り畳まれたユニフォームを取り出してみると、おお、モノ自体はなかなかしっかりした作りですね。無論、チャイナ製ではありましたが、オンワード樫山というネームが入っておりましたので、それなりに力を入れて製作にあたったものと思われます。色が“青”というのは、何だかジャングルで原住民とか動物に思い切り警戒心を持たれそうなんですが、テレビ映りという点では目だっていいかも知れません。デザイン的には前から見た限り、左の胸ポケットの上に “水曜スペシャル” という文字があるだけで、わりとシンプルでいいと思います。後ろを向くと背中部分に “水曜スペシャル TV Asahi” と大きく書かれていて、こちらのほうはかなり目立ちます。プリントではなくて、きちんと縫い付けになっておりますので、洗濯したら字がハゲたやんけ!…という心配もなく、いや、これでたったの210えんなら、非常にお買い得でありますな。初回限定版のほうにしておいて、本当によかったと思います。で、一方の未確認生物トレーディング・カードでありますが、これはまあ、論じるに足りるようなものではありませんな。ただのボール紙製のチープな仕上がりでありまして、評価価格は、ま、1枚5えんといったところでしょう。トレーディングカードといったところで全部で6種類しかなくて、誰と交換するねん?…という気がしないでもありません。せめて500枚に1枚くらいの割合で金ピカのレアカードを入れて欲しかったところですが、ま、ちょっと金ピカにしてみたところで、どうなるもんでもねーな。…という気がしないでもないんですけど。それにしても何ですな。猿人バーゴンだけは、かろうじて写真なのか?…という気がしないでもないんですが、それ以外のゴーグ、バラナーゴ、ギャロン、ガーギラスは、まるっきり想像図でありますな。果たしてこれらの未確認生物は、番組の中で本当に発見されたのか?…という一抹の不安を抱かせつつ、いよいよ次回から本編に入ります。乞う、ご期待!

( つづく♪ )


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